「メンヘラ」と聞くと、女性をイメージしませんか?
でも、実はそんなことはないんです。
最近では「メンヘラ男子」という言葉も登場していますよ。
承認欲求が強く、繊細で傷つきやすい。
定期的にSNSに「ポエム」を投稿したり、長文のLINEを送ってきたりする。
そんなメンヘラ男子は、取り扱いの難しい存在です。
身近にメンヘラ男子がいる、あるいは彼氏がメンヘラっぽい方は、日々悩むでしょう。
そこで今回は、メンヘラ男子の特徴、上手な付き合い方、メンヘラの治し方を紹介します。
本記事を参考に、ぜひ良好な関係を築いてくださいね!
メンヘラとは?
メンヘラとは、心の病(精神疾患)を持っていそうに見える人を指すネットスラングのこと。
もともとはメンタルヘルスが「メンヘル」と略され、それがer形になり、「メンヘラ」という言葉になりました。
本来はあまりいい言葉ではありませんが、今ではカジュアルに使われるようになっています。
人に対して安易にそう言わないほうがいい
「メンヘラ」という表現を使うときは、くれぐれも注意してください!
たとえば友達同士で「◯◯さんってメンヘラっぽいよね〜」と言うのは大丈夫ですが、本人に直接言うのはやめましょう。
なぜなら、その人が本当に精神疾患で苦しんでいる可能性があるからです。
メンタルの病で苦しんでいる人は、精神面を指摘されることに最も苦痛を感じるもの。
実際、ぼくのまわりにも「メンヘラって言葉が大嫌い」という人は結構いますよ。
メンヘラ男子の16の特徴
それでは、メンヘラ男子の特徴を見ていきましょう。
ちょっと面倒くさいところがあるかも…!?
承認欲求が強い
メンヘラ男子は、強い承認欲求を持っています。
人間は誰しも承認欲求を備えていますが、それが人一倍強いということですね。
「人から良く見られたい」
「人に認められたい」
「特別視されたい」
そんな気持ちが強いため、人前での立ち振舞に気を遣ったり、SNSで充実ぶりをアピールすることに熱中したりします。
もはや自意識過剰と言えるほどに…。
繊細で傷つきやすい
メンヘラ男子は、繊細で傷つきやすいところもあります。
しかも、本人もそのことを自覚しているから余計に厄介。
SNSに茶化すようなコメントが付いただけで「もう生きていけない…」と言ったり、上司に注意されただけで「もう立ち直れない…」などと言ったりします。
とにかく防御力が弱いので、声のかけ方に悩むでしょう。
嫉妬心・猜疑心・束縛が強い
メンヘラと呼ばれる男性は、嫉妬心・猜疑心・束縛が強いです。
友達、同僚、彼女への嫉妬は日常茶飯事。
猜疑心も強いので、すぐに「浮気してるの?」「俺のこと嫌いになったの?」「もう友達じゃないの?」などと疑ったりするでしょう。
それに付随して束縛もひどい。
「俺だけを見てほしい!」という気持ちが、そのまま言動に表れます。
嫉妬が強い人と付き合うのは、ちょっと疲れますよね…。
定期的にSNSやブログに「ポエム」を投稿する
メンヘラ男子は、定期的にSNSやブログに「ポエム」を投稿します。
「俺はこのままでいいのか? 命を燃やしきれているのか?」
「ぼくの心に羽が生えて、気がついたらここまで飛んできてた(海の写真付き)」
そんな読んでいて恥ずかしい文章を、恥ずかしげもなく投稿するでしょう。
それだけ自分の世界に入り込めるのは1つの能力ですが、どうリアクションしていいか悩みますよね。
プロフィールを頻繁に変える(内容、写真など)
メンヘラ男子は、プロフィールを頻繁に変える傾向もあります。
しかも職場や肩書を整理するのではなく、「この世界に舞い降りた堕天使です」のようなアッチの世界の内容を、そのときの気分で書き換えます。
写真もよく変えるので、「○○さんがプロフィール写真を変更しました」の通知が頻繁にくるでしょう。
そして、そのたびに「もうええって…」という気持ちになるかも。
それもこれも自意識過剰であるがゆえなのでしょうか。
アイコン画像がナルシストっぽい
メンヘラ男子は、アイコンをナルシストっぽい画像にします。
たとえば以下のようなもの。
- とことん加工したセルフィー
- 遠くを眺めている画像
- 斜め下目線
- 夕日
- 広大な海や空
ナルシストで、ロマンチスト。
ともすれば「アッチの世界」の住民かも…。
そんな匂いがあるので、どう触れていいかわからないでしょう。
「自分は人一倍感受性が豊か」という自負を感じます。
ネットやブログを「やめる」と宣言し、すぐに復活する
メンヘラ男子は、定期的にネットやブログを「やめる」と宣言し、すぐに復活します。
心ないコメントに対するストレス、一日中スマホを眺めていることへの自己嫌悪、「ネットなんかダサい」という考え方など。
いろんな思いが交錯して一旦やめるのですが、すぐに強い承認欲求が作動してしまうのです。
もちろん、単なる「かまってちゃん」の場合もあるでしょう…。
女性への連絡がまめで、しつこい
メンヘラ男子は、女性にしつこく連絡します。
友達であっても、一方的に好きな女性であっても、彼女であっても、それは変わりません。
LINEが既読になろうと、ならなかろうと、既読スルーだろうと、どんどん連絡してきます。
電話に出られないことが続くと、メールで「何で電話に出てくれないの?」と連絡してくるでしょう。
そこで「しつこい」などと言おうものなら、もう大変。
奈落の底まで落ちていくので、要注意です。
メール(LINE)の文章が長い
メンヘラと呼ばれる男性は、メール(LINE)の文章が長い傾向もあります。
自分の想いを正確に伝えようとするあまり、どうしても長文になってしまうのです。
ただ、それは受け手には関係のない話。
上司からは「ムダが多い」と言われるでしょうし、女性からは「ちょっと怖い」と思われるでしょう。
個人的には、「やたら改行が多い」のもちょっと気になっています…。
気分の浮き沈みが激しい
メンヘラ男子は、気分の浮き沈みがとにかく激しいです。
誰かに褒められたら喜んで、その後すぐに自分の世界に入り込んで。
かと思えば、いきなりつらい過去を思い出してガーーン!と落ち込んだりします。
出来事に気分が左右される場合もあれば、心の中が勝手にアップダウンする場合もある。
本当に難しい存在です。
「〜をしてあげている自分」に酔う傾向がある
メンヘラ男子は、「〜をしてあげている自分」に酔う傾向もあります。
女性に優しいのは、そんな自分が好きだから。
彼女の誕生日にサプライズをするのは、そうしている自分が好きだから。
これは決して悪いことではありませんが、ナルシスト臭がするのは否めませんよね。
場合によっては、自分の心を満たすための道具にされている感じもするでしょう。
過去の恋愛を過剰に美化している
メンヘラ男子は、過去の恋愛を過剰に美化します。
「男は『名前を付けて保存』で、女は『上書き保存』」と言いますが、それを地で行っているようなところがあるのです。
過去の思い出、元カノのことなどを今と結びつけ、「あれがあったから今が…」という解釈をします。
これも決して悪いことではないのですが、それを聞かされる人はたまらないでしょう。
彼氏からいちいち元カノのことを聞かされると、比べられているような気もしますしね。
(↓この記事は参考まで…。)
トラウマやコンプレックスを必要以上に大きく見せたがる
メンヘラ男子は、トラウマやコンプレックスを必要以上に大きく見せたがります。
いわく、「学生時代はいじめられっ子だった…」とか、「スクールカーストの最下層にいた…」とか。
「親の愛情を知らない…」とか、「学歴差別でズタズタにされた…」とか。
「考えすぎだよ」というような話がポンポンでてくるでしょう。
誰にでもトラウマやコンプレックスの1つや2つはあるものですが、何でもそこに結びつける人と一緒にいるのはちょっとしんどいですよね。
一人でいるのは苦手だが、大人数にも耐えられない
メンヘラ男子は、一人でいるのは苦手なくせに、大人数にも耐えられない。
そんな複雑なところがあります。
孤独は嫌いなので、できれば一人でいたくはないのですが、「飲み会」のようなものには参加したくない。
やむを得ず参加したとしても、一人の世界にはいるでしょう。
その時々を素直に楽しめばいいのですが、やはり自意識過剰がジャマをするのです。
考え方がネガティブ
メンヘラ男子の基本的な考え方は、ネガティブです。
彼らには以下のような口癖があるでしょう。
- 俺なんて…
- でも…
- だって…
- 結局お前も…
- そういうもんだよ…
- 死にたい…
これらは自分を卑下したり、言い訳するときの常套句ですね。
また、「かまってちゃん」がよく使う言葉でもあります。
考え方が後ろ向きだから、言葉も後ろ向きになる。
その負のスパイラルから抜け出させるのは、並大抵のことではありません。
*頼む、少しでいいからポジティブになってくれ…。
それでも自分を特別視している
メンヘラ男子は、いろいろと面倒なところがありながら、それでも自分を特別視しています。
「自分は人とは違う。」
「ぼくのことを理解できる女性は少ない。」
「俺にはきっと何か特別な能力があるはずだ。」
そんな願望にも似た考えを持っているでしょう。
常に自分探しをしている状態なので、付き合うのが難しいですね。
女性必見!メンヘラ男子 or メンヘラ彼氏との上手な付き合い方
身近にメンヘラ男子がいる、もしくは今まさにメンヘラ彼氏と恋愛している方は、付き合い方が気になりますよね。
こちらの考え方を押し付けたり、悪いところを指摘したりすると、関係を壊しかねませんから。
メンヘラ男子との付き合い方のポイントは、以下のとおりです。
- 包容力で包み込む
- 気分のアップダウンを理解してあげる
- まめな連絡には、まめな連絡で返す
- 良いところを褒め、自信を持たせてあげる
- 「上から目線」にならないよう注意する
ポイントは、寛容な心で包み込むこと。
「面倒くさい」とか、「男らしくない」などと思わず、メンヘラな面を認めてあげることです。
男として成長するまで、気長に接していきましょう!
メンヘラな性格を治す方法
さて、自分自身がメンヘラだと思っている方は、その治し方も気になりますよね。
どうすれば男らしい人間になれるのでしょうか?
ここでは、そのポイントを紹介します。
自分を褒め、自己肯定感を育む
1つめのポイントは、自己肯定感を育むことです。
「自尊心」と言い換えてもいいかもしれませんね。
そのためには、自分の良いところを理解し、日々その部分を褒めてあげること。
人に優しくできた、新たな発見があったなど、褒めるところはたくさんあるはずです。
自己肯定感を育むことができれば、「かまってちゃん」になることはなくなりますよ。
依存対象から離れる
次に、依存対象から離れましょう。
人間は基本的に弱いものですから、依存すると精神的に甘えてしまうからです。
身近な依存対象は、以下のとおり。
- たばこ
- 酒
- SNS
- 女性
- 親友
これらに溺れていませんか?
嗜好品から離れ、ネットから距離を起き、フラットな人間関係を心がけること。
そうすれば自然と精神的に自立していきますよ。
ネガティブワードを禁止する
次に、無意識に口に出しているネガティブワードを禁止しましょう。
具体例は以下のとおりです。
- 俺なんて…
- でも…
- だって…
- 結局お前も…
- そういうもんだよ…
- 死にたい…
前述しましたが、これらは自分を卑下したり、言い訳するときの常套句です。
以下の言葉を聞いたことはありませんか?
思考を変えれば、言葉が変わる。
言葉が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、性格が変わる。
性格が変われば、運命が変わる。
これはぼくの経験からも真実だと思います。
とくに「言葉」を変えるのは重要なので、できるだけポジティブな言葉を使いましょう。
健康的な生活を心がける
次に大切なのは、健康的な生活を心がけること。
これは精神的に強くなり、ストレス耐性を高めるために重要なことです。
とくに以下を大切にしましょう。
- 十分な睡眠
- バランスの取れた食生活
- 適度な運動
- 楽しいと思える仕事
- 熱中できる趣味
- フラットな人間関係
つまりは、人間らしい生活を送るということですね。
生活リズムを整えれば健康になり、精神的にも強くなりますよ。
*睡眠については、以下の記事で詳しく解説しています。
メンヘラ男子の取り扱いは慎重に!
メンヘラ男子は、ちょっと厄介な存在です。
繊細で傷つきやすく、どこか夢見がち。
「かまってちゃん」であるうえに、それを指摘されると急激に落ち込んでしまいます。
まさに取扱注意の存在ですが、世の中にはそういう人もいるんです。
また、そのような人から勇気をもらう人も少なからずいます。
ですから、安易に「メンヘラはダメ!」と決めつけず、寛容な心で接してくださいね!
*メンヘラ女子の特徴も気になりませんか?
ミラクリから一言
あそこまで自分の世界に入り込めるのは、ある意味すごいですよね。