人間関係

仕事にやる気がない人の11の特徴。心理や対処法も解説

仕事にやる気がない人が近くにいませんか?

どんな職場にもやる気のない人は必ずいるものです。

実はぼくも、やる気のない人に困ったことが何度もあります。

「自分のほうが意識が高い」というつもりはさらさらありませんが、その方々はあまりにも覇気がなく、時間や期日を守ることもできなかったので、対応に四苦八苦しました。

でも、その方々のおかげで「やる気のない人の特徴や付き合い方」がわかりました。

今回はぼくの経験をまじえて、仕事にやる気のない人の特徴・心理・対処法を解説します。

この記事の要点

  • 仕事にやる気がない人は、元気がなく、目標や向上心もない
  • やる気がない人の心理がわかれば、対処法もわかる
  • 担当業務を変える、新たな目標を立てる、などで対処しよう

仕事にやる気がない人の11の特徴

その人にやる気があるのか、ないのか、どこを見ればわかると思いますか?

一目瞭然のパターンも多い(笑)ですが、あらためて仕事にやる気がない人の特徴を見ていきましょう。

元気がない

仕事にやる気がない人は、元気がありません。

自分に置き換えても、やりたくないときは元気がでないですからね。

無口で、リアクションに乏しくて、そっけない。

やる気がない人は職場にいること自体が苦痛なのです。

覇気がない(無気力)

仕事にやる気がない人は、覇気もありません。

野心を持って仕事に取り組む、あるいは積極的に人付き合いする、といった意気込みがないのです。

はたから見れば、やる気のない人は無気力に見えるでしょう。

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指示された以上の仕事はしない

仕事にやる気がない人は、指示された以上の仕事はしません。

ある意味では立派ですが、仕事は言われた以上をやってはじめて評価されるので、上司や同僚からすると物足りなく感じるでしょう。

できるだけ早く仕事を終わらせて、家に帰りたい

やる気のない人はそう考えているので、必要以上の仕事は作りませんし、引き受けようともしないのです。

時間や期限を守れない

仕事にやる気がない人は、時間や期限を守るのが苦手です。

そもそも「約束は守らなければいけない」という意識が希薄なのでしょう。

会議に遅刻するのはざらで、仕事の期限は何度もリスケジュールします。

じゃあ頼んだ仕事はさぞいい出来になるだろうと思っても、そうはいきません(笑)

他力本願で、無責任

仕事にやる気がない人は、他力本願で、無責任なところがあります。

会社の業績は、仕事がデキる人に任せればいい。

責任は上司が取るもので、部下は関係ない。

極端に言うと、そう考えています。

言うまでもなく会社はチームプレーで、ひとりひとりが歯車となって成立しているのですが、「自分は歯車ですらないし、なりたくもない」と考えているのです。

向上心がない

仕事にやる気がない人は、向上心がありません。

新しいスキルを習得したいとか、積極的に経験を積みたいという気持ちは希薄です。

ですから、今の仕事を、今までのようにやるので精一杯。

新しいやり方を提案しても、興味は示しません。

目標がない

仕事にやる気がない人は、目標がありません。

絶対に達成したい目標があるときって、自然に行動したくなりませんか?

「やりたくて仕方がない状態」になると思います。

残念ながら、やる気がない人はその真逆です。

成績・出世・昇給などへの欲がない

仕事にやる気がない人は、仕事にまつわる欲もありません。

つまりは、成績、出世、昇給などですね。

営業成績を達成して、評価されたいから頑張る。

出世して、給料を上げてほしいから頑張る。

そういった欲求は希薄で、常に「今まで通り」を望んでいます。

不平・不満・批判には精力的

仕事にやる気がない人が、唯一やる気を出すときがあります。

それは、不平、不満、批判を言うとき

居酒屋にいくと、急に元気になって会社批判を繰り広げます。

上司への不満をならべたり、同僚たちへの思いをぶちまけたりします。

逆に言うと、オフィス内では本音を閉じ込めているのです。

プライベートに問題を抱えている

仕事にやる気がない人は、プライベートに問題を抱えている場合が多いです。

かつてのぼくの同僚に、こんな男性がいました。

ある時期から彼は急激にやる気をなくし、別人のようになったので、しばらく経ってから飲みに行くと、プライベートで離婚問題を抱えていたことがわかりました。

離婚の話し合いで失望し、それが仕事にも影響したそうです。

借金、ギャンブル、介護、家族との不和…。

プライベートの重い問題は、ときに仕事に影響を与えます。

やる気がない人同士で群れる

仕事にやる気がない人は、厄介なことに、やる気がない人同士で集まります。

「類は友を呼ぶ」というように、仕事を頑張らない理由に共感し、仲間意識が芽生えるからです。

やる気のない仲間たちとダラダラ休憩したり、飲みに行ったりするでしょう。

人付き合い自体はいいことですが、やる気のない者同士の付き合いは、やる気をさらに低下させる側面があります。

仕事にやる気がない人の8つの心理

仕事にやる気がない人の特徴はだいたい把握できたでしょうか?

では、重要なアレを見ていきましょう。

仕事にやる気がない人は、なぜやる気がないの?

心の中はどうなっているの?

ここからは、仕事にやる気がない人の心理を紹介します。

仕事が楽しくない

仕事が楽しくないから、やる気が出ないというケースは多いです。

会社に合わないのか、担当業務が楽しいと思えないのか、人間関係の問題か。

理由は様々ですが、仕事が楽しくなければ、やる気がでないのは当然と言えるでしょう。

やりたい仕事じゃない

やりたい仕事じゃないから、やる気がないというケースもあります。

これは身勝手で、子供じみた考えでもあるのですが、こういう人って結構いませんか?

希望したプロジェクトではないから、一生懸命がんばることができない。

望む職種に就かせてもらえないから、モチベーションが上がらない。

そんな心理です。

どれだけ頑張っても、大した結果は出せない

どれだけ頑張っても大した結果は出せないという心理もあります。

自分の実力を見限っていて、もはや諦めている状態ですね。

結末のわかっているドラマや映画を見て、ドキドキしますか?

たぶん、しませんよね。

「先は見えている」という心理が、モチベーションを低下させるのです。

慢性的に疲れていて、働きたくない

疲れすぎて働く気力がないというケースもあります。

真面目に働く人に多いです。

出張、残業、休日出勤、上司の無茶振り…に耐え、疲れが爆発したのでしょう。

燃え尽き症候群のような状態になると、やる気は一気に低下します。

過去の大失敗で意気消沈した

過去の失敗を引きずっていて、やる気が出ないケースもあります。

いわゆるトラウマですね。

たとえば取引先との交渉に失敗し、大きな損失を出したら、次から交渉するのが怖くなるでしょう。

不安な仕事を避けるうちに、いつしかモチベーションが低下します。

会社に失望している

会社に失望しているから、やる気が出ないというケースもあります。

たとえば社長に約束を破られたら、会社自体に失望しませんか?

頑張って結果を出したのに、思うような評価を得られなかったらがっかりしませんか?

会社に不信感があるときは、心底仕事を頑張れないものです。

正当に評価してもらっていない

評価されている実感がないから、やる気が出ないというケースは、よくあるのではないでしょうか。

たとえば頑張って成果を出したのに上司から一言もないと、不安になりませんか?

結果を出していない人の査定が自分より上だったら、正直落胆しないでしょうか。

不当な評価を受けているという思いは、何よりもモチベーションに影響します。

社歴や業界歴が長くなり、マンネリしている

仕事にマンネリしているから、やる気が出ないというケースもあります。

これはどれだけ仕事に熱心でも、ポジティブでも、必ずあることです。

会社や業界の風土に慣れると、刺激はなくなりますからね。

仕事にやる気がない人への10の対処法

それでは最も重要な「やる気がない人への対処法」を見ていきましょう。

冒頭で書いたように、ぼくは会社員時代、やる気がない人にとても困った経験があります。

その方々は指示されたことができればいいほうで、中にはやる気があるのか、ないのかさえわからない方もいました。

試行錯誤の末、自分なりの付き合い方を見つけました。

ここからはぼくの経験をまじえて、仕事にやる気がない人への対処法を紹介します。

やる気がない人をよく観察し、原因を推察する

まずはやる気がな人をよく観察し、原因を推察しましょう。

やる気がない奴がおかしい」「”やれ”の一言でいい」という意識高い考えもありますが、やる気がない人にも事情はあります。

ですから正面から向き合ってみてください。

思いがけない事情や、意外とシンプルな理由が見つかるかもしれませんよ。

頭ごなしに否定せず、根気強く見守る

仕事のやる気がない人を頭ごなしに否定するのは、得策ではありません。

理由はおわかりかと思いますが、やる気をさらに低下させるからです。

やる気がない人が立ち直るには、それなりの時間が必要です。

長い目で見る必要があるので、根気強く付き合いましょう。

「あなたは重要な存在だ」と何度も伝える

仕事のやる気がない人の心は、少なくとも会社にいる間は殺伐としています。

楽しくないことをやっているのですから当然ですね。

ですから、「あなたは重要な存在だ」と伝えましょう。

トップ営業マンも、内勤で雑務をこなす人も、会社を動かすという意味では同等の存在です。

今の担当業務が何であれ、「あなたは重要なんだ」と何度も伝えてください。

やる気がある人の部下にする

やる気がある人の部下にする方法もあります。

ぼくはこの方法でやる気を回復させた人を何人も知っています。

人間は身近な人に強く影響されるので、あえてやる気に満ちた人の近くにいてもらうのです。

ぼ〜〜っとしていた人が、別人になるかもしれませんよ。

活気が溢れる部署に異動してもらう

やる気がある人の部下にするのと似ていますが、活気が溢れる部署に異動してもらうのも手です。

会社内に、「元気がいい」「勢いがある」「業績がいい」といわれる部署はありませんか?

そういった部署の一員になってもらうのです。

人は環境に強い影響を受けるので、別人になるかもしれませんよ。

担当業務を変え、刺激を与える

担当業務が変わっただけで、気分がリフレッシュされた

そんな経験はありませんか?

仕事内容が変わると、やり方が変わり、関わる人が変わり、発注先なども変わります。

このちょっとした変化が、やる気がない人の活力になるかもしれませんよ。

比較的容易な仕事を一緒にやり、達成感を味わってもらう

やる気のない人に、仕事の楽しさを知ってもらいましょう。

仕事で人の役に立つ実感、と言い換えてもいいかもしれません。

たとえば書類のやり取りだけで売上が上がるような仕事を一緒にやり、達成感を味わってもらってください。

モチベーションを上げるには大きな目標や成果が必要と思いがちですが、実はそうではありません。

小さな成功体験の積み重ねが、やがて自信になります。

あえてノルマを課してみる

あえてノルマを課す方法もあります。

「やらなければならない状況」に追い込むことで、潜在的な力を発揮させるのです。

ぼくが過去に見たなかでは、製造現場で窓際族だった人が、営業に異動した途端、トップに上り詰めたケースがありました。

逆に潰れる可能性もあるため見極めは必要ですが、うまくいけば別人になりますよ。

新たな目標を一緒に考えてみる

新たな目標を一緒に考えてみましょう。

ここでポイントになるのが、「営業成績でトップになる」とか、「大ヒット商品を生み出す」というような結果目標にしないことです。

あくまでもプロセスにフォーカスした目標にしてください。

以下のように、「短期目標」と「中長期目標」にわけると効果的ですよ。

目標設定の例

  • (短期目標)毎日、A業務をひとつ以上終わらせる
  • (中長期目標)1ヶ月後までに、A業務を40件終わらせる

短期目標は「毎日達成感を味わえるもの」にフォーカスし、中長期目標は「ちょっとだけ頑張ったら達成できるもの」にフォーカスしてください。

ハードルを超える楽しさに気づいたら、そのうち自分から目標を高くしますよ。

ストレスになるなら適度な距離を保つ

仕事にやる気のない人の存在がストレスになるなら、適度な距離を保ちましょう。

自分が上司でなければ、そっと離れることはできるはずです。

怠ける姿が見えない距離感。

頑張る人を尻目に最低限しか働かないのが気にならない距離感。

自分にとって最適な距離感を見つけてくださいね。

やる気がない人は必ずいる!焦らず、怒らず、付き合おう

やる気のない人は、どんな会社にも、どんな環境にも必ずいます。

ですから、いちいち腹を立てていては大変ですよ。

あなたがやる気のない人を指導する立場にいるなら、この記事で紹介した対処法を参考に。

積極的に付き合わなくていい間柄なら、ストレスにならない距離感まで離れてください。

焦らず、怒らず、やる気のない人と付き合っていきましょう!

*やる気のない人の「仕事が嫌だ」という気持ちを、もう少し深く理解してみませんか?

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ミラクリから一言

長い目で見ることが大事。

トシノリ
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