メンタル

何もしたくない、逃げたい。心が疲れて無気力になったぼくが抜け出した方法

2013年の冬、ぼくは「何もしたくない、逃げたい」と思うようになりました。

トラブルから目をそらしたい、ストレスから逃れたい、という一時的な感情ではなく、無気力になったのです。

後日、うつ病であることが判明するのですが、最初は戸惑いました。

やる気がない自分はだめだと、自己嫌悪もしました。

あの時期は思い出したくないほど辛かったです。

心が疲れて無気力になったぼくが、どうやって回復したのか。

このページでは、「何もしたくない」という状態のリアル、無気力になる原因、抜け出す方法などを、体験談をもとに語っていきます。

この記事の要点

  • 本当の無気力は、起き上がる気力すらない
  • 寝不足・運動不足・疲れなどが原因
  • 「しっかり休む」はまじで大切

「何もしたくない、逃げたい」ぼくが無気力状態になった時期のこと

ぼくは2013年に、無気力状態になりました。

「何もしたくない、逃げたい」という、本当に何もしたくない状態です。

後にうつ病だと診断されるまで、なぜ自分にやる気が無いのかわからず、混乱しました。

のらりくらりしている自分を嫌悪しました。

いま思えば、「何もしたくない、逃げたい」は心の風邪のサインなのですが、当時は知るよしもなかったのです。

心当たりのある方、今まさに同じような状態の方には、ぜひ気をつけていただきたいです。

「何もしたくない、逃げたい」ってどんな状態?

「何もしたくない、逃げたい」って、具体的にどんな状態なのか、気になりませんか?

「何もしたくない」というのは、「あ〜〜面倒くさいなぁ」とは違います。

「逃げたい」は、「あ〜〜嫌だなぁ」とは違いますよ。

ここからは、無気力状態の症状を紹介しますね。

起き上がる気力すらない

「何もしたくない、逃げたい」というのは、起き上がる気力すらない状態です。

朝起きても、布団から出る気力がない。

このまま一日中寝ていたい、と思う状態です。

「布団から出たくない…」と思うことは誰でもあるでしょうが、それがより重度で、毎日続くのが特徴です。

食べる、寝る、動く、すべてが億劫

「何もしたくない、逃げたい」になると、食事、睡眠、運動(行動)の全てが億劫になります。

先ほど「布団から出たくない」と言いましたが、かといって睡眠を取りたいわけでもありません。

「何もしたくないから、このまま布団に入っていたい」が正解です。

日常生活すら面倒になったら注意したほうがいいでしょう。

何かを考えるのが面倒

「何もしたくない、逃げたい」という状態になると、日常生活がままならなくなります。

もっというと、思考することすら面倒になります。

起きて、朝ごはんを食べて、会社に行く準備をする。

そんな段取りは面倒ですし、仕事や人間関係の問題について考えるのはもってのほか。

大好きな趣味ついて考えることすら面倒になるのです。

仕事に対する意欲はゼロ

「何もしたくない、逃げたい」という状態になると、仕事に対する意欲はゼロになります。

これは仕事が大好きだろうが、楽しかろうが、関係ありません。

布団から出ることすらできないのに、やる気を出して働くのは難しいですよね。

最低限の仕事をこなす意欲さえもない状態です。

周りに攻撃的

「何もしたくない、逃げたい」という状態になると、周りに攻撃的になります。

これは簡単に言うと、八つ当たりですね。

何もしたくない自分が疎まれている気がして、身近な人に当たってしまう。

厄介者だと思われている気がして、棘のある態度をとってしまうのです。

本来の自分と無気力な自分が心の中でぶつかり、その反動を周囲が受けてしまうのです。

無気力になったのはなぜ?思い当たる原因

さて、何が原因で無気力状態になるのでしょうか?

予防と対策のためにも知っておきたいですよね。

ここからはぼくの体験から、無気力の原因を紹介します。

寝不足だった

無気力状態になったとき、ぼくは慢性的な寝不足でした。

通常6〜7時間/日は寝ていたのですが、その時期は毎日4時間程度。

それが2ヶ月ほど続いたため、寝不足は蓄積されていたと思います。

運動不足だった

無気力状態になったとき、ぼくは運動不足でもありました。

仕事などの都合で運動の時間が確保できなかったのもありますが、寝不足からくる疲れで、帰宅したらクタクタ・・・。

自宅で筋トレしたり、ランニングに行ける状態ではありませんでした。

それ以前は定期的な運動を心がけていたのに、通勤以外の運動は怠っていたのです。

肉体的に疲れていた

無気力状態になったとき、ぼくは完全に疲れていました。

寝不足、仕事の疲れ、慢性疲労など。

当時は残業や出張が続くことも多く、さらに生活習慣も乱れていたので、体が疲れ切っていました。

週末になんとか回復を試みるのですが、どれだけ寝ても、バランスよく食べても、月曜日は「どよ〜〜ん」とした状態でした。

悩みすぎて、精神的に参っていた

無気力状態になったとき、ぼくは悩みすぎて精神的に参っていました。

当時は仕事の大失敗が続き、心労がたえませんでした。

また、人間関係の問題も抱えており、人生始まって以来のストレスを抱えていました。(*自分の責任です。)

あらゆるトラブルや悩みや不安が一気に押し寄せ、数ヶ月はパニック状態だったと思います。

(*ちなみに、この期間の記憶はほとんどありません。)

生活リズムがバラバラだった

無気力状態になったとき、ぼくの生活リズムはバラバラでした。

早めに帰宅して19:00に食事をすることもあれば、摂らないときもある。

日の出前に仕事に出かけることもあれば、明るくなってから出かけることもありました。

睡眠、食事、時間帯、ルーティーンの全てがバラバラだったので、知らぬ間に心身がストレスを受けていたと思います。

今までに受けたことのないストレスがあった

先ほども触れたように、ぼくはこの時期、人生はじまって以来のストレスを感じていました。

仕事でありえない大失敗を何度もし、関係者を失望させ、人間関係のトラブルを抱えていました。

孤独感、疎外感、自己否定、自己嫌悪…あらゆる感情を味わった時期です。

人生ではじめての経験ですから、対処もうまくなかったのでしょう。

あまりにも生真面目に考えすぎて、自分を追い詰めたのだと思います。

心が疲れて無気力になったぼくが抜け出した方法

さて、無力状態になったぼくは病院に行き、うつ病だと診断されます。

当時は本当に辛かったですが、家族や周りの人のおかげで順調に回復しました。

ここでは、ぼくが無気力状態から抜け出した方法を紹介します。

徹底的に何もしなかった

無気力状態になったぼくは、徹底的に何もしませんでした。

布団から出たくないときは、そのまま寝る。

ぼ〜〜っとしたいときは、ぼ〜〜っとする。

それを続けたのです。

一時的に生活リズムは乱れますが、「何かしなきゃ」と思ってさらに自分を追い詰めるよりマシだと思ったからです。

そしたら不思議なことに、何もしないを続けると、次第に「何かしたい!」という感情が芽生えてきました。

人間、完全な暇には耐えられないのだと、このとき思いました(笑)

一時的に人間関係を遮断した

無気力状態になったぼくは、一時的に人間関係を遮断しました。

会う、LINE、電話、SNSの全てをです。

当時は人間関係に嫌気が差していたのもありますが、人に気を遣うのは回復の邪魔をすると思ったからです。

社会人になってはじめて、誰にも気を遣わず、誰にも合わせない日々を過ごしました。

日常面では完全にストレスフリーだったと思います。

仕事・お金・将来などを連想させるものから離れた

「何もしない」は忙しい方の理想だと思いますが、何もしなければ、当然ながら様々な不安に襲われます。

具体的には、仕事、お金、将来などです。

仕事しなければ、社会から取り残され、良いキャリアを送れなくなる。

何もしなければ、いつか貯金が底をつき、生活できなくなる。(*ちなみに無気力になった当時、貯金は満足にありませんでした…。)

仕事もお金もなければ、将来はどうなるのか、家族を食べさせていけるのか。

そんな不安が毎秒のように襲ってきます。

しかしながら妻は、「今は何も考えずに休んで」と言ってくれました。

無理して働いて、逆にうつ病がひどくなって、長期的に働けなくなる方が大変だよと。

だからぼくはSNSを含むメディアから距離をおき、仕事・お金・将来を考えないようにしました。

いま思えば妻のアドバイスは、胆力と優しさといい意味の楽観性の全てが詰まった金言だったと思います。

少しだけ気力が湧いたら散歩をした

無気力状態でも、日によって調子がいいときもあります。

そんなときは散歩をしました。

ウォーキングとか、運動とか、そんな意気込んだスタンスではありません。

ほぼ部屋着のまま、フラッと外を散歩するのです。

人間にとって日の光を浴びることは、体内時計を調整し、良い脳内ホルモンを分泌するために重要だと言います。

それまで散歩はほとんどしなかったのですが、療養期はよくしました。

仕事を辞めた

最後は万人におすすめできる対策ではないのですが、ぼくは仕事を辞めました。

これも妻が「無理して働く必要はない。まずは休もう」と言ってくれたおかげです。

ぼくにとって、仕事を辞めたのは最大のファインプレーだったと思います。

約半年で無気力状態は回復し、一度も再発していないからです。

ただ、仕事を辞めるのは、人それぞれの考え方、キャリア、お金、家族構成などが絡むため、全員ができる対策ではないでしょう。

ぼくは家族のおかげで恩恵を授かりました。

*この時期の体験談は、以下の記事にまとめています。

心が疲れて無気力になったときにやらないほうがいいこと

さて、ここまでは無気力から抜け出す方法を紹介してきました。

当然ながら、無気力の対策にいきつくまでには、いろんな試行錯誤がありました。

失敗もありました。

家族や身近な人にひどい仕打ちをしたりもしました。

記事を読んでくださった方が同じ経験をしないよう、最後に無気力のときにやらないほうがいいことを紹介しますね。

無理やりやる気を出そうとする

無気力になったら、無理やりやる気を出そうとしないでください。

心の綱引きは、ストレスにしかならないからです。

お世話になった心療内科の先生が、面白い言い方をしていました。

「無気力のときに無理するのは、アクセルとブレーキを一緒に踏むようなものだ」と。

前に進めないし、止まれもしない…。

なるほどなぁと思わされました。

思い切って「元気が出るまで休む」と決めたほうが、長い目でメリットが大きいですよ。

やる気のない自分を嫌悪する

やる気のない自分を嫌悪するのもやめましょう。

ここまで頑張ってきたから、無気力になったんです。

体と心を極限まで追い込んだから、弾けてしまったんです。

だから自己嫌悪しなくていいですよ。

今は休養のときだと思って、休むことに集中してください。

「目標」「稼ぐ」「成功」などを目指して、自分にムチを打つ

無気力状態になっているにも関わらず、いつも以上に自分にムチを打つのもやめましょう。

目標、成功、稼ぐ…。

これらの言葉には魔力があります。

実態のないものに向かわせるだけのエネルギーがあります。

それはよくわかるのですが、無気力状態のときに思い出す言葉ではありません。

あくまでも休むことに集中してくださいね。

ネットやSNSを見続ける(ネットサーフィン)

ネットやSNSを見続けるのもやめましょう。

いわゆるネットサーフィンです。

無気力状態のときは、考え方がネガティブになっています。

よって視点もネガティブになっているため、どうしても自分と他人を比べてしまうからです。

「あの人は仕事を頑張っていて、家族とも幸せそうにやっている。

あの人は○○業界で成功していて、華やかだ。

それに比べて自分は…。」

という具合ですね。

これは心身を回復させるのに百害あって一利なしなので、やめたほうがいいですよ。

スマホはどこかにしまって、休むことに集中してください。

周りの人につらく当たる

無気力状態で休養していると、自己嫌悪や自己否定など、いろんな感情が湧いてきます。

「こんなはずじゃなかった…」というような憤りや葛藤も生まれます。

心がどろどろしているときに当たってしまいがちなのが身近な人。

つまり、両親や家族や親友ですね。

心配してくれたのに、まるでその人の責任かのように言う。

育て方が悪い、あなたが私を追い詰めたなど、極限にネガティブなときは意地悪な言葉が次々に浮かぶものです。

言うまでもなく、八つ当たりは人を傷つけるだけでなく、自分自身も傷つけます。

言いたくなる気持ちは痛いほど理解できますが、なんとか理性を働かせてくださいね。

(*ぼくはここに書けないような仕打ちを家族にして、今でも後悔しています。)

「何もしたくない、逃げたい」は心の風邪のサイン

「何もしたくない、逃げたい」は、心の風邪のサインです。

ちょっと熱がでて、休みたいと思っているのです。

無気力状態やうつ病は、「一部の人がなる病」と認識されますが、決してそうではありません。

誰しも一歩間違えれば、なる可能性があるのです。

ですから、「ちょっとおかしいな…」「いつもと違うな…」と思ったタイミングで休んでください。

早め早めの対策が、心身の健康につながりますよ!

*「何もしたくない」の原因と対策は、以下の記事でも詳しく紹介しています。

ミラクリから一言

無気力には二度となりたくないです。

トシノリ
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