「働きたくない」と思ったことはありませんか?
お恥ずかしいですが、ぼくは何度もあります。
そして実際、働かなかった時期が何度かあります。
仕事をしないと、どうなるのか?
気になるところではないでしょうか。
というわけで今回は、働かないメリット、デメリット、働きたくないときの対処法を紹介しますね。
この記事の要点
- 働かないメリットは、ストレスフリーなど
- デメリットは、金銭面が心配になるなど
- 働きたくないときは、思い切って休もう
「働きたくない」はありなの?
一度は考えたことがないですか?
ぼくは「働きたくないから、働かない」を本当にやった時期があります。
ぼくが「働きたくない」になった時期
ぼくが「働きたくない」になった時期は、正直数え切れません(恥)
代表的なのは、鬱になって会社を辞めたときです。
しんどくなって会社を辞めたとき
2013年、ぼくは鬱になりました。
仕事の失敗や人間関係の問題を抱え、あるとき爆発してしまったのです。
半年間働かず、のんびりした
鬱になったあと、ぼくは会社を辞めて、半年間のんびり過ごしました。
当時すでに妻子がいた、にも関わらずです(恥)
いま振り返ったらゾッとしますが、鬱の療養という意味では、とても有用な時間でした。
*この時期の体験談は、以下の記事にまとめています。
働かないニートになってわかったメリット・デメリット
楽だろうけど、お金に困ったり、心が荒んだりするのかな。
正直、一度は考えたことがありませんか?
ただ、本当に働かないとなると、あらゆる不安が湧いてきて尻込みしますよね。
ここではぼくの体験から、働かないメリット・デメリットを紹介します。
精神的に解放された
働かない時期は、精神的に解放されました。
これはもう予想以上に。
仕事の心配事、予算のプレッシャー、上司や部下との関係、キャリア…。
今まであたりまえだった悩み事が消えて失くなりました。
「気持ちが楽になった」「心が軽くなった」という感覚を、あのとき以上に実感したことはありません。
生活面ではストレスフリーだった
働かない時期は、ストレスフリーでした。
仕事にまつわる悩みがなく、何でも自分の思い通りにできるのですから、当然といえば当然かもしれません。
あとで紹介しますが、金銭面の不安や孤立感はでてきますが、少なくとも日常生活におけるストレスは一切ありませんでした。
好きなことに、好きなだけ時間を使えた
仕事をしていない時期は、好きなことに、好きなだけ時間を使えました。
仕事がないとマジで暇です。
本当に暇です。
そこではじめたのが、ブログを書くことです。
PV(アクセス数)とか、広告収益はまったく気にせず、好きなことを好きなように書きました。
文章を書くのは頭の整理になりますし、それなりの時間を要するので、ある意味、社会復帰に向けていいトレーニングになったと思います。
常識や固定概念が一旦リセットされた
これは後で気づいたことですが、働かない間に常識や固定概念がリセットされました。
それまでは10年以上、朝出勤して、夜帰ってくるサラリーマン生活でした。
営業をしていた時期は、スーツを着て、夏の暑い中、営業先に向かったこともあります。
そういった「サラリーマンとしてのあたりまえ」に疑問を抱いたのです。
金銭面が心配だった
さて、ここからはデメリットになります。
ぼくは高収入でも、潤沢な貯蓄があったわけでも、資産家の出でもありません。
ですから仕事をしないと、当然ながら金銭面が心配になりました。
失業保険は一定期間いただきましたが、生活するのに十分とは言えませんでした。
もともと潤沢でない貯蓄が、どんどん目減りしていきます。
仕事を辞めた翌月はこれまで通り給料が振り込まれるため、実感は薄いのですが、2ヶ月後からは本当にキツかったです。
社会から孤立した気がした
仕事をしないと、社会から孤立した気がしました。
ぼくはこれ以前にも無職の時期があり、そのときにも感じたので予想はしていましたが、30代になってからの無職は結構キツかったです。
家族を養わなければならないのに、社会保障で生きていて、日中はのんびりしている。
これを自分の中で割り切るまでは、罪悪感を持ちながら生活していました。
働いている人に引け目を感じた
仕事をしないと、働いている人に引け目を感じました。
ぼくは鬱を改善するため、朝ウォーキングをしていたのですが、駅に向かう人とすれ違うときは目を伏せてしまいました。
もちろん、完全な自意識過剰ですよ(笑)
でもやっぱり働いている人のおかげで自分は生かされている、という感覚があったのです。
SNSで知人の仕事の投稿を読もうものなら、なんとも言えない敗北感に見舞われました。
家族・友人・知人の目が気になった
働いていない時期は、周りの目が気になりました。
ぼくは鬱を公表していたため、みんな優しい声をかけてくれたのですが、「本当はどう思ってる?」を勘ぐるんです。
友人や知人だって、本当は哀れみの目で見ているんじゃないか…?
もちろん、完全な自意識過剰ですよ(笑)
自己肯定感が著しく下がっていたのでしょうね。
「働きたくない」けど、仕事を辞めるわけにはいかない場合の対処法
ここまではぼくの体験談を紹介してきました。
「本当に働かない」という極端な例ですから、参考にならない場合もあるでしょう。
働きたくないけど、仕事を辞めるわけにはいかない場合は、どうすればいいのでしょうか?
思い切ってサボる
働きたくないけど、仕事を辞めるわけにはいかない場合は、思い切ってサボりましょう。
有給休暇がある場合は急遽取らせてもらい、なければ病欠にするのです。
あえて「サボる」と言う理由は、「みんなが働いているときに休む」というのは特別な心地だからです。
気がひける方もいるでしょう。
でも、働きたくないという感情は「疲れている」「限界が近い」のサインですから、積極的に休むことをオススメします。
無理をすると、ぼくのように長期で仕事を休むことになるかもしれませんよ。
気分転換に好きなことをやる
働きたくないけど、仕事を辞めるわけにはいかない場合は、気分転換に好きなことをやりましょう。
この時ばかりは、いい意味で無理をしてください。
大好きなお店で食事をする、本を読む、ゲームをする、ただただボーッとするなど、何でも構いません。
日常から離れられることなら何でもOKです。
まめな気分転換で解決できることは、意外と多いですよ。
なぜ働きたくないのか、原因を考えてみる
働きたくない原因を考えることも大事ですよ。
以下のどれが自分に当てはまりますか?
- そもそも働くのが嫌い
- 仕事がつまらない
- 肉体的・精神的に疲れている
- 人間関係がしんどい
- 上司や部下とあわない
- ミスが続いている
- 職場環境が悪い
- 収入や待遇が見合っていない
- 束縛感がある
- 理由のない衝動
原因が明確になれば、何をすべきかはっきりします。
たとえば、
- 仕事が嫌い = 生産性を上げ、労働時間を短縮する
- 労働環境に不満がある = 環境を変える
という具合です。
環境を変える(異動、担当替え)
今の会社にいても、環境を変えるのは可能ですよ。
たとえば異動の希望を出したり、担当替えを申し出ることです。
部署が変われば仕事が変わり、一緒に働くメンバーも変わります。
担当替えだけでも、見える景色はガラッと変わります。
ちょっとした変化で、仕事に対する意識が激変するかもしれませんよ。
転職する
今の職場にいること自体がモチベーションに影響するなら、転職するのもひとつです。
会社が変われば全てが変わります。
オフィス、通勤、担当業務、同僚、評価の何もかもが変わるのです。
ぼくは3回転職しましたが、その都度、新鮮な気持ちになったのを覚えています。
転職は誰にとってもチャレンジですから、心機一転になるでしょう。
*求人を見ることからはじめたい場合は、業界トップの求人数を誇るリクナビNEXTがおすすめ。
*自分の市場価値を知ることからはじめたい場合は、無料自己診断ができるMIIDAS(ミイダス)がおすすめです。
独立・起業を検討してみる
そもそも会社員生活に限界を感じているなら、独立・起業を検討してみましょう。
今は突然フリーランスになっても仕事を獲得できる時代です。
クラウドソーシングサイトやSNSを有効利用すれば可能になりますよ。
*クラウドソーシングサービスを使って「WEBライター」にチャレンジしたときの体験談は、以下の記事にまとめています。
生活できるだけの余裕があるなら、仕事を辞めてニートになるのもあり
仕事を辞めても生活していけるなら、ニートを経験するのもありです。
ぼくがそうだったように、ニート生活は人生を考え直すきっかけになるからです。
ほとんどの人はニート経験がないので、後々話のネタになったりもしますしね(笑)
「働きたくない」になっても気にしないで!普通だから!
「働きたくない」という気持ちになっても、心配しないでください。
普通ですから!
口や表情に出すか、出さないかの違いで、誰だって働きたくない時はあるんです。
怠け者なわけでも、人間として終わってるわけでもありません。
どうか気を楽にして、気持ちが上向くまで休むか、仕事を楽しむ方法を考えましょう。
大丈夫ですから(^^)
*無気力から抜け出す方法も、ついでにどうぞ!
ミラクリから一言
働きたくなくなってからが本当の大人(笑)