うつ病から回復したら、「ストレスを溜めない働き方」を考えたいですよね。
まだ体調に不安がある場合もあるでしょうし、ハードワークや人間関係のストレスによって鬱が再発する心配もあるでしょうから、しばらくはマイペースに仕事をしたいものです。
そんなときは「在宅勤務」がおすすめ。
ぼくはうつ病が回復してから在宅勤務ができるフリーランスになり、再発防止をしていますよ。
今回は在宅勤務のメリットとデメリットを紹介します。
在宅勤務はうつ病の再発防止に役立ちます
自宅で仕事ができる在宅勤務は、うつ病の再発防止に役立ちます。
ぼくはうつ病が回復してからフリーランスになりましたが、仕事量や勤務時間を自由に調整でき、そもそも仕事をするか・しないか?についても自分で決定できる在宅勤務に本当に救われました。
まだ体調に不安があるなら、在宅勤務を検討するのもアリだと思いますよ。
会社が在宅勤務に対応していないか確認を
勤務先の会社が在宅勤務に対応しているか、いないかについては、事前に確認しておいたほうが良いですよ。
もしかすると利用者がいないだけで、制度自体は存在する可能性があるからです。
もし在宅勤務の制度があれば、人事や総務の担当者に相談してみましょう。
同じタイミングで労災や傷病手当金についても知っておくと役に立ちますよ。
鬱をすぐに克服して転職する意欲があるなら、失業保険をもらう選択肢もあります。
在宅ワークができるフリーランスになる道も
うつ病で会社を退職した場合は、再就職を第一の選択肢にするかもしれませんが、実はフリーランスとして在宅ワークする道もあるんです。
会社員のような福利厚生や社会保障はありませんが、働いたぶんだけ報酬につながるメリットも。
何よりもストレスをうまく回避しながらマイペースに働ける環境は、うつ病経験者にとって魅力的だと思います。
まずは在宅勤務のメリットを解説していきますね。
在宅勤務のメリット
「通勤時間を削減できる」だけでも在宅勤務のメリットは大きいですが、うつ病経験者にとっては他の良い点もあるんです。
1つずつ確認していきましょう。
マイペースに働ける
マイペースに働けるのは大きいですよね。
在宅勤務は成果さえ出していれば、個人の裁量で勤務時間を決定できますので、体調と相談しながら働くことも可能です。
会社の規定にもよりますが、極端な話「今日はガッツリ働いて明日は軽めに」といった判断もできるでしょう。
勤務時間が決まっていることをプレッシャーに感じる場合もあるでしょうから、上司や同僚の目を気にすることなく、マイペースに働ける安心感はかなり大きいと思います。
体調管理・再発防止をしやすい
勤務時間や仕事量を調整でき、通勤時間を削減できるなら、体調管理もしやすいですよね。
体調管理を徹底することは、鬱の再発防止にもつながります。
働き方を自在にコントロールできる環境は、うつ病の再発防止にぴったりだと思いますよ。
栄養バランスが取れた食事ができる
自宅で仕事をするなら、自宅で食事をすることが増えますよね。
外食やコンビニ飯によって栄養が偏ることもうつ病の原因になりますので、栄養バランスが取れた食事をすることが大切。
自炊なら、栄養と食事の量を調整しやすいですからね。
在宅勤務にはメリットばかりですが、実はデメリットもあるんです。
ぼくが実際に感じたデメリットを紹介しますね。
在宅勤務のデメリット
在宅勤務のデメリットは、主に精神面が大きいと思います。
テレビ、ゲームなど、色んな誘惑がある自宅で仕事をするなら、かなりの自己管理能力が必要になるでしょう。
人に会う機会が少なく、孤独を感じやすい
オフィスへの通勤が無くなると、人に会う機会が一気に減ります。
同僚や上司と顔を合わせることが無くなり、会議や来客もほぼ皆無になるでしょう。
そんな環境で仕事を続けていると、常に孤独感と闘うようになります。
今までは鬱陶しく感じていたオフィスも、いざ1人になると寂しくなり、懐かしく感じるように。
孤独感がストレスにならないように、精神的なケアも必要です。
仕事量によってはオーバーペースになる
「勤務時間を自分で決められる」ということは、裏を返せば「何時まででも働ける」ということでもあります。
オフィスであれば、過剰な残業が上司の目につき、仕事量を調整してもらえるケースもありますが、在宅勤務には誰の目も届きません。
依頼された仕事を断れず、徹夜で仕上げるような日が続くとうつ病再発につながる可能性があるでしょう。
在宅勤務をしている人は「みんなよりも楽をしている」という罪悪感を持ちやすく、仕事を断りにくくなるケースが多いようです。
職種によっては満足な報酬が得られない可能性も
会社員としての在宅勤務なら給料は保証されていますが、フリーランスの在宅ワークならそうはいきません。
来月の生活費を自分の力で稼ぐ必要がありますので、頑張って働かなきゃいけないときもあるでしょう。
もし特殊なスキルがない場合は、単価の安い仕事をたくさんこなす必要があり、その割には満足な収入が得られない可能性も。
独立するなら、経済的に自立していく決意も必要だと思います。
自宅で執筆する「WEBライター」という職種もある
最後に在宅ワークの具体例として、WEBライターという職業を紹介しますね。
実はぼくはWEBライターをメインで生計を立てていた時期がありました。
今は「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトがありますので、自宅で仕事を受けることが可能です。
クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事を受発注できるサービスのこと。
特別なコネクションがなくても、営業に行かなくても、デザイン、ライティング、資料作成等の仕事を受けられるんです。
WEBライターは、インターネットメディアで文章を執筆する職業ですが、単価や執筆ジャンルは多岐にわたっていますよ。
文章を書くのが好きな方におすすめの職業です。
在宅勤務はうまく活用・在宅ワークは慎重に
まずは会社が在宅勤務に対応しているか?をチェックし、うまく活用すること。
そして、もし独立を検討するなら仕事や生活費はどうするのか?を考えておくことが大切です。
仕事探しについては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ミラクリから一言
体の調子と相談しながら仕事をしていきましょう。