「社内恋愛は嫌」という人は、意外に多いもの。
それどころか、「絶対に嫌!!」という人も少なくはありません。
では、なぜ社内恋愛は嫌がられるのでしょうか?
「別れたときに気まずい…」とか、「周囲に気を使わせそうで…」というのは、よく聞きますよね。
「毎日顔を合わせるのはしんどい…」という意見もあります。
また、会社によっては社内恋愛が原因で異動になったり、評価に影響することもあるため、それを気にしている方もいるでしょう。
というわけで今回は、社内恋愛が嫌な理由についてまとめてみますね。
社内恋愛(職場恋愛)とは?
社内恋愛(職場恋愛)とは、同じ会社にいる者同士で恋愛をすること。
先輩(上司)と後輩(部下)、あるいは同僚同士が恋人になることです。
筆者も社内恋愛で結婚しています
実はぼくも社内恋愛で結婚しています。
妻と付き合っているときは、いろいろ言われましたよ。
「恋人と同じ職場なんて羨ましい!」という方もいれば、「私なら絶対にイヤ」という方も。
社内恋愛に関する考え方は、まさに人それぞれですね!
「社内恋愛は嫌」と言われる理由13選
では、なぜ社内恋愛は嫌がられるのでしょうか?
「自分はOKなのに相手が躊躇している…」という場合もあるでしょうから、その理由を一通り知っておきたいですよね。
ここでは、「社内恋愛は嫌」と言われる理由を紹介します。
ちゃんと隠し通せるか心配
「社内恋愛=バレちゃいけないもの」と考えている人は多いですよ。
ドラマなどで「禁断の愛(秘密の恋愛)」をよく見ているからでしょうか。
恋愛関係であることを隠し続けるのはしんどいし、隠し通せる自信もない。
それゆえに、社内恋愛には積極的でない。
そんなことをよく耳にします。
別れたときに気まずい
社内恋愛が嫌がられる最大の理由は、「別れたときに気まずい」というもの。
これはとにかくよく聞きます。
付き合う前から別れた後のことを考えるのはおかしいですが、気持ちはわかりますよね。
たしかに変な別れ方をしたら気まずいですし、自分に問題があって別れた場合は社内に悪評がまわりそうですから。
そういったことを気にする方にとって、社内恋愛はリスクなのでしょう。
「結婚前提の空気」になりそうで気が重い
「結婚前提の空気になりそうで気が重い」というのも、よく聞く理由です。
社内恋愛は、どうしてもみんなの注目を集めますからね。
噂が広まり、社長の耳に届くようなこともあるでしょう。
そうなると、もはや「公認カップル」の空気になり、結婚の二文字が重くのしかかることも。
これは本人たちにしかわからない、独特な空気感です。
毎日顔を合わせるのはしんどい
さっぱりした関係が好きな人にとって、「恋人と毎日顔を合わせる」というのはしんどいもの。
相手のことは好きだけれど、毎日会うのはちょっと…。
一挙手一投足が見えてしまうし、こちらの行動も筒抜け…。
そんな状況はストレスフルでしょう。
毎日一緒にいられることが嬉しい人もいれば、それが重荷になる人もいるのです。
毎日一緒にいる分、喧嘩が激しくなる
「恋人と毎日一緒にいるせいで喧嘩が激しくなる」というのも、社内恋愛は嫌だとされる理由です。
一緒にいる時間が長くなるほど、精神的に甘えてしまうもの。
「言わなくても分かってよ!」とか、「どうして気づいてくれないの!?」というような一方的な怒りが増えてしまいます。
程よい距離感なら尊重しあえるはずなのに、近すぎるせいで衝突してしまう。
恋人との距離が近すぎるのも考えものですね。
仕事とプライベートの境目がなくなる
仕事とプライベートの境目がなくなる、というのも社内恋愛は嫌だとされる理由です。
たとえば、あなたが同僚と付き合ったとします。
家に帰っても仕事の話ばかりで、彼氏(彼女)が仕事でミスをしたときは、空気を読んで慰めなければならない。
そんな状況なら、どう思いますか?
幸せを感じられる人もいれば、「気が休まるときがない」と思う人もいるはずです。
仕事とプライベートをきっちり分けたい人にとって、その境目が曖昧になるのは耐えられないでしょう。
かっこ悪いところを見られるかもしれない
「かっこ悪いところを見られるかもしれない」というのは、男性に多い理由です。
以下のようなところを恋人に見られたくないというのは、自然な考えでしょう。
- 仕事で大失敗をする
- 上司に怒られる
- 同僚からイジられる
- 部下にバカにされる
- ミスをしたときに保身に走る
- 出世のために汚いことをする
やはり恋人の前ではいいところを見せたいですからね。
長所も、短所も、成功も、保身も、全て露わになるのが仕事の舞台。
「できれば仕事について事細かに話したくないし、見せたくもない」と考える気持ちは理解できます。
異動・転勤・解雇(クビ)になる可能性がある
会社によっては、社内恋愛をしていることで何らかの悪影響が出ることもあるでしょう。
たとえば、異動・転勤・解雇(クビ)などです。
「異動」や「転勤」は、意外によく聞きますよ。
何でも「同じ部署のメンバーが気を使うから」というのがその理由なのだとか。
ひどい場合は、いろいろと難癖をつけられて解雇(クビ)になることも。
もしくは自主退職をするまで窓際に追いやるようなこともあるそうです。
査定・昇進に響くかもしれない
社内恋愛が査定や昇進に響く可能性もゼロではありません。
嫉妬深い上司によく思われない可能性もありますし、社内恋愛をしているだけで「たるんでいる」と言われるかも。
会社内で目立ったことをしている人には、どうしても厳しい目が向けられますからね。
そうなったら、思い描いていたキャリアから外れてしまうかも…?
上昇志向の強い人にとって、それは耐えられないことでしょう。
仕事上で気を使う
「仕事上で気を使う」というのは、ごく当たり前の懸念です。
仕事の相手が彼氏(彼女)だと、言うべきときに言えない。
イチャイチャしてると思われそうで、仕事を頼みづらい。
また、浮気だと勘違いされたくないから、同僚に話しかけるのは最低限にしよう、というような変な気遣いも生まれるでしょう。
会社内に恋人がいるというだけで、それまでスムーズだったことが困難になる可能性があります。
周囲から目の敵にされる可能性がある
「周囲から目の敵にされる可能性がある」というのも、社内恋愛が嫌がられる理由です。
社内恋愛を祝福してくれる人もいますが、そうでない人も一部います。
「社内でイチャイチャされたらたまったもんじゃない」とか、「こっちが気を使うからやめてほしい」というような意見もあるのです。
嫉妬心の強い人に目をつけられ、何かとイチャモンをつけられる場合もあるでしょう。
自分たちのことをよく思っていない人が一定数いると、居心地は悪くなるものです。
恋人の動向がよく見えるため、嫉妬してしまう
嫉妬しやすい自覚のある人は、それを理由に社内恋愛を敬遠しているようです。
社内恋愛だと、恋人の一挙手一投足が見えますからね。
「あ… 営業部の○○さんと仲良さそうに話してる…。」
「俺が参加しない飲み会に行くなんて…。」
嫉妬心が強いと、そんなことでいちいちヤキモキするでしょう。
仕事と恋愛を切り分けられない人には、社内恋愛は向いていません。
「社内恋愛はご法度」という暗黙のルールがある
会社によっては、「社内恋愛はご法度」というルールが存在する場合も。
社内規程で禁止されているわけではないのに、伝統的にみんなが守っている。
会社には、そんな暗黙のルールが1つや2つあるものです。
このような環境において、社内恋愛はリスクでしかありません。
それがバレたら、「ルールを破った奴ら」というレッテルを貼られるからです。
*社内恋愛がバレるきっかけは、以下の記事で紹介していますよ。
社内恋愛をうまく続けるコツ
では、どうすれば社内恋愛をうまく続けられるのでしょうか?
今まさに社内恋愛をしている方、もしくはそれに憧れている方は、関係を長続きさせる秘訣も知りたいですよね。
社内恋愛で結婚したぼくが、そのことについて解説します。
恋愛関係であることを隠さない
まず大切なのは、恋愛関係であることを隠さないこと。
これがめちゃくちゃ重要です!
「別れたときのために、できれば隠しておきたい…」とか、「気を使わせたくないから…」という気持ちはわかりますし、ぼくも最初はそうしていました。
でも、いくらひた隠しにしたところで、同僚たちにはちゃんとバレるものですよ。
そして、周りからすればバレバレなのに、本人たちはコソコソしている、それこそが周りに気を使わせる状況なのです。
ですから、恋愛関係はオープンにしましょう。
リスクばかり考えずに。
みんなの前では絶対にイチャイチャしない
2つめのコツは、みんなの前では絶対にイチャイチャしないこと。
仕事の場に甘〜い空気を持ち込んでしまうと、周囲の目が厳しくなるからです。
会社はデートの場ではありません。
2人の関係を深める場所でもありません。
「イチャイチャしやがって〜〜!」といじられることは多々あるでしょうが、本当にするのはやめましょう。
仕事を人一倍がんばる
最後のコツは、仕事を人一倍がんばることです。
社内恋愛をしている人に対する目は、他の人へのそれより厳しくなるものだからです。
ちょっと間違えただけで、「恋愛なんかしてるからたるんでるんだよ」と言われたり。
ときには見た目の雰囲気だけで「あいつは覇気がなくなった」と言われたり。
それくらい人の目は厳しくなるものですよ。
「人一倍やって人並み」だと思って頑張れば、応援してくれる人が増えるでしょう。
会社もひとつの出会いの場?既婚者たちへのアンケートで明らかに!
この記事をご覧になっているのは、社内恋愛を敬遠している方か、それについて真剣に悩んでいる方だと思います。
でも、あまり考えすぎないほうがいいかもしれませんよ。
「ゼクシィ」の調査によると、恋人もしくは夫のいる女性の26%は、職場でパートナーを見つけたみたいですから。
そのアンケート結果は以下のとおりです。
彼(恋人・夫)とはどこで知り合いましたか?(回答者数:526)
- 1位:職場(26%)
- 2位:学生時代からの知り合い(23%)
- 3位:友達の紹介(17%)
- 4位:その他
- 5位:合コン
- 6位:インターネットのサイトで
- 7位:仕事上の付き合い
- 8位:幼なじみ
- 9位:お見合い
引用元:@type
職場(26%)でパートナーを見つけた人が最も多いんです!
これは「社内恋愛否定派」にとって意外な数字ではないでしょうか。
また、パートナーになった相手はというと、「職場の先輩(29%)」が最も多く、「同期(19%)」と「同僚(19%)」が同率でした。
先輩と後輩の恋愛なんて、なんだかドラマみたいですね!
好き同士なら、障害があっても乗り越えられる!
社内恋愛には、たしかにリスクもあります。
仕事上で変な気遣いが生まれるかもしれないし、もしかすると同僚たちに祝福してもらえないかもしれない。
会社によっては評価に影響したり、異動になる可能性もあるでしょう。
でも、好き同士なら、どんな障害があっても必ず乗り越えられますよ。
逆に言うと、そこで終わってしまう関係なら本物でないのかもしれません。
恋愛感情って、理性ではどうしようもないじゃないですか!?
ですから、もっと楽に考えてください!
*職場恋愛のきっかけは、いたるところにありますよ。
ミラクリから一言
恋人が職場にいるのは、楽しいですよ〜。