一日一食は、いろんな効果のある健康法です。
免疫力や集中力が向上し、内臓機能が適正化され、ダイエットにもなる。
つい満腹になるまで食べてしまいがちですが、適度な空腹状態でいることは人間にとって大切なようです。
ただ、一日一食健康法はいわゆる「プチ断食状態」であるため、無理は禁物。
やり方を間違えると体調不良になったり、痩せるつもりが逆に太ってしまう可能性もありますので、食べるものや水分補給に気を配ることが大切です。
そこで今回は、一日一食生活のやり方を紹介します。
食事のポイントや間食の取り入れ方、その他の注意点についてまとめました。
一日一食健康法のやり方
それでは、さっそく一日一食健康法のやり方を紹介しますね。
まずは基本的な食事のポイントをまとめていきます。
食事を1日1回だけにする
一日一食生活は、食事を1日1回だけにする、シンプルな健康法です。
多くの人は1日2〜3食に慣れているでしょうから、一日一食は極端に思えるかもしれませんが、実はメリットがたくさんあるのです。
主な健康効果については、次の記事で解説していますよ。
おすすめは「昼飯のみ」
では、食事のタイミングをいつにするのか?
ぼくのおすすめは「昼飯(ランチ)のみ」です。
なぜなら仕事をしている人は朝食をゆっくり食べるのが難しいでしょうし、夕食にどか食いすると就寝中に内臓脂肪がつく可能性があるからです。
でもランチなら、しっかり食べても午後からの活動で消費されますよね。
ランチ後に眠くなる可能性は否めませんが、昼寝を取り入れれば問題はありません。
ご自身のライフスタイルに合わせて、食事のタイミングを決めてください。
食事以外に「間食」を取り入れる
一日一食健康法は、「食事以外は何も口にしてはいけない」と勘違いされがちですが、実はそうではありません。
1日1回の食事で必要なカロリーや栄養素を摂取するのは困難ですし、空腹に耐えられない可能性もあります。
ですから、間食を上手に取り入れてください。
ぼくのおすすめは、次のような体づくりに必要な栄養素を多く含む食材です。
- ナッツ類
- ビーフジャーキー
- ハム
- 豆類
- 干し物(さきイカ、煮干しなど)
- チーズ
また、明らかにエネルギー不足のときはバナナ、おにぎり、カステラなど、すぐにエネルギーに換わるものを摂取してください。
とくに筋トレしている人は、プロテインドリンクをうまく取り入れ、エネルギー不足にならないように注意しましょう。
ちなみに一日一食生活を提唱しているナグモクリニック総院長の南雲吉則先生も、適時間食を取り入れているそうです。
一日一食にシフトする際に注意したいこと
次に、一日一食にシフトする際に注意したいことを紹介しますね。
ちなみに一日三食は江戸時代に生まれたものであり、300年たらずの食習慣だと言われています。
また、江戸時代以前の人間は1日1〜2食が基本だったらしく、一日三食は「食べ過ぎ」という見方もあるそうです。
とはいえ、現代人にとって一日一食は極端な食生活であることは間違いありませんので、体が慣れるまでは無理をしないでくださいね。
無理のないように、少しずつ減食すること
一日一食生活にシフトするときは、少しずつ減食してください。
たとえば一日三食の人は二食から、一日二食の人は一食+間食からスタートしましょう。
それまで三食だった人は、3回食事をする前提の新陳代謝になっていますので、いきなり食事の頻度が減ると体が慌ててしまいます。
体が新陳代謝のサイクルをつくるまでには時間がかかりますので、体調と相談しつつ、少しずつ食事を減らしてください。
1回の食事で炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミンをバランス良く摂ること
1日1回の食事で、体に必要な栄養素をバランス良く摂取しましょう。
具体的には、炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質、ビタミンなどですね。
1回の食事がラーメンや丼ものだと栄養が偏りますので、和定食を基本にしてください。
もちろん体が慣れてきたら、ときには好きなものを食べても構いません。
食事の「量」が減ったとしても、「質」を落とさなければ健康でいられます。
水分補給に気を配ること
一日一食生活をスタートしたら、意識的に水分を補給しましょう。
人間は食事からも水分を補給していますので、食事の頻度が減ったら水分量も減ってしまうからです。
実際、ぼくが一日一食生活を始めてから最も実感したのが「体の乾き」でした。
肌が乾燥したり、のどが渇いて力がでないことが頻繁にありましたが、水分を補給するようになってからは元気になりました。
水分不足が熱中症や貧血につながる可能性もありますので、くれぐれも注意してください。
お菓子、ジュース、スイーツの間食には要注意
一日一食生活を健康的に続けるためには、間食が大切であることを前述しました。
ですが、間食といってもお菓子、ジュース、スイーツなどはできるだけ避けてください。
その理由は血糖値にあります。
食事の頻度を減らすと、血糖値が下がります。
そこにお菓子やスイーツなどを摂取すると、血糖値が急激に上昇し、肥満や生活習慣病の原因になってしまうのです。
「一日一食にしたら太ってしまった…」とか、「間食を摂りはじめたらリバウンドしてしまった…」という体験談を耳にするのは、このあたりが原因でしょう。
間食には「おやつ」ではなく、体づくりに必要な栄養素を含むものを食べるようにしてください。
飢餓状態・体調不良になる前に何かを食べてください
一日一食生活に慣れるまでは、いろいろと大変だと思います。
空腹に耐えきれなかったり、体が乾いたり、エネルギー不足で元気がでなかったり。
ぼくは1週間ほどで慣れましたが、人によってはもっと時間がかかるでしょう。
一日一食健康法は、自分の体を向き合うことが何よりも大切です。
不健康になっては意味がありませんので、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
また、飢餓状態や体調不良になりそうなときは、迷わず何かを食べましょう。
一日一食に関する記事はまだまだあります
一日一食を健康的に継続するためには、知識が必要です。
ぜひ次の記事もチェックしてくださいね。
ミラクリから一言
一日一食生活のおかげで、いつも頭がスッキリしています。