生活術

【一日一食生活は健康に悪いのか?】賛成派と反対派の意見をまとめてみた

有名芸能人も実践する「一日一食生活」は、集中力と免疫力を高め、アンチエイジングにも効果的だと言われています。

実践者のなかには、ダイエットや体型維持を目的とする人もいるでしょう。

一日一食の健康効果という記事でも紹介していますが、ぼく自身も一日一食生活を実践しています。

必要最小限の食事にすることで、いつも頭がスッキリし、体調も万全。

ぼく自身はメリットしか感じていませんが、「食事を減らすのは健康に悪いのでは?」という声もあるようです。

今回は「一日一食は健康に悪いのか?」を検証するために、賛成派と反対派の声をまとめていきます。

これから実践する人は、体調不良になったら無理せず食べてくださいね。

一日一食の健康効果には諸説ある

タモリさん、福山雅治さん、中田英寿さんなど。

有名人も実践する一日一食生活が、メディアでも取り上げられるようになりました。

ただ、多くの人は1日2〜3食でしょうから、食事が1日に1回だけというのは違和感があると思います。

実際、一日一食の健康効果には諸説あります。

賛成派は健康効果を主張

「一日一食賛成派」は、次のような健康効果を主張しています。

  • 集中力の向上
  • 免疫力の向上
  • 内臓機能の適正化
  • がん、脳卒中、心臓病の予防
  • 寿命がのびる
  • アンチエイジング
  • 体型維持(ダイエット)

ぼくも一日一食を実践してみて、集中力の向上、内臓機能の適正化、体型維持(ダイエット)あたりはかなり実感しました。

良いことばかりのように思えますが、反対派には心配事がいくつかあるようです。

反対派は健康リスクを心配

「一日一食反対派」が心配しているのは、健康リスクです。

つまり食事を減らすことで栄養が偏り、かえって体に悪いのではないかと。

実際、一日一食の健康効果は体験談をベースにしたものが多く、科学的根拠のないものがほとんどですからね。

たとえば医師や学者のような「根拠」にうるさい人が、安易に認められないのも理解できます。

一日一食が「健康に悪い」とされる理由

それではまず、一日一食が「健康に悪い」とされる理由を紹介します。

ここで紹介する危険性は、事前に認識しておいたほうが良いでしょうね。

摂取カロリーを一食で摂るのは不可能

一日一食が「健康に悪い」とされる大きな理由は、カロリー不足になりやすいところです。

一日一食だけで必要カロリーを摂取するのは、かなり大変ですからね。

ちなみに成人が1日あたりに必要なカロリーの目安は、次のとおりです。

  • 男性:2,300〜2,600kcal
  • 女性:1,700〜2,000kcal

*必要カロリーは、年齢と活動レベルによって異なります。

これを一食で摂取するのは、なかなか難しいですよね。

でも、一日一食を継続し、「省エネ」のサイクルを作ってしまえば、必ずしも上記カロリーを必要としないのも事実です。

食べたものをうまく消化吸収できない

一日一食でドカンと食べた場合、食べたものをうまく消化吸収できないのでは?という不安もあるでしょう。

たしかに、胃腸が一日一食に慣れるまでには時間がかかります。

それまで一日三食だった人は、胃腸が三度の食事を想定して新陳代謝を行っているからです。

一度の食事にすべてを詰め込みすぎると、消化不良を起こしたり、便秘になる場合もあるでしょう。

栄養が偏る

「一日一食では栄養が偏るのでは?」というのも、もっともな批判です。

たしかに一回の食事で好きなものだけを食べていては、栄養が偏りますからね。

一日一食を実践する上では、次の栄養素にとくに注意してください。

  • 糖質
  • 脂質
  • たんぱく質
  • ビタミン
  • ミネラル
  • カルシウム

カロリー制限よりも、栄養不足のほうが体調不良につながりやすいですよね。

なぜなら糖質、脂質、たんぱく質はエネルギー源になり、ビタミン、ミネラル、カルシウムは体づくりに必要な栄養素だからです。

空腹に耐えきれず、結局間食してしまう

ダイエット目的で一日一食をしている人は、空腹に耐えきれず、結局間食してしまう人も多いようです。

一日一食生活で体を絞るつもりが、逆に太ってしまった。

またはせっかく痩せたのに、三食に戻した瞬間にリバウンドした、という事例もあります。

食事制限ダイエットを問題視している人にとっては、一日一食は「危険」に映るのでしょう。

一日一食のやり方は、次の記事でも解説していますよ。

一日一食が「健康に良い」とされる理由

それでは次に、一日一食が「健康に良い」とされる理由を紹介しますね。

一日一食の健康効果は今のところ科学的に実証されていませんので、実践者の声を頼るしかありません。

ここで一日一食健康法を提唱する、ナグモクリニック総院長の南雲吉則先生のお話を引用しますね。

ちなみに南雲吉則先生は、「50歳を超えても30代に見える生き方」という著書を出版されたとき、その若々しい風貌が話題になりました。

私はあらゆる若返りの医学的効果を検証してきましたが、満腹の時に活性化される因子は何一つありません。

逆にお腹がグーと鳴る時こそ、若返りホルモンである成長ホルモンが肌や消化管を若返らせるのです。

また、「サーチュイン遺伝子」と呼ばれる遺伝子は、空腹によって活性化し、人間の体内に存在している傷ついた細胞を修復してくれる。

これにより、がんや脳卒中、心臓病の予防にもなります。

実際、あらゆる動物実験で食事の量を4割減らしたほうが、1.5倍長生きすると証明されました。

引用元:現代ビジネス

医学的な論理と動物実験では、ある程度の根拠を見出だせているようですね。

これがそのまま人間にも当てはまるかは不明ですが、少なくとも南雲吉則先生の風貌を見れば、一日一食健康法には多大なメリットがありそうです。

体調不良になったら、無理せず食べること

一日一食の健康効果については、諸説あります。

これはどんな食事法でも同じですが、宗教的に信じる人と批判する人に分かれ、どちらの意見にも一理あると思います。

ですから、論理を盲信せずに、無理もしないこと。

一日一食が極端な食生活であることは間違いありませんので、苦しくなったらすぐに何かを食べてください。

とくに次のような症状が出たときは、まず食べ物を摂取し、必要に応じて医師の診察を受けましょう。

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 貧血
  • 低血糖
  • 不安、イライラ、気分の落ち込み

近年は過剰なダイエットに取り組む人も多いようですが、言うまでもなく、いちばん大切なのは健康です。

一日一食生活には「合う、合わない」がありますので、実践しながら体の状態を見極めてくださいね。

一日一食に関する記事はまだまだあります

一日一食を健康的に継続するためには、知識が必要です。

ぜひ次の記事もチェックしてくださいね。

ミラクリから一言

ちなみにぼくは1年以上継続していますが、この上なく快調です。

トシノリ
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