自己分析

【社会不適合者の特徴】一般常識になじめない人にも適職がある

「社会不適合者」とは、どのような人を指すのでしょうか?

SNS上でそう自称する人も増えましたが、本当の社会不適合者には決定的な特徴があります。

彼らにとって社会に適合できないという事実は、誇れるものではなく、むしろ悩みでしかありません。

今回は、そんな社会不適合者の特徴をまとめてみました。

また、一般常識になじめない人にも適職があるのか?についても考えてみます。

社会不適合者とは?

あちらこちらで「社会不適合者」という言葉を見かけるようになりましたね。

ぼくの周りでも「私は社会不適合者だから」という人が増えたように思います。

まずは社会不適合者の定義について確認しておきましょう。

一般社会の常識やマナーに適合できない人のこと

社会不適合者とは、一般社会の常識やマナーに適合できない人のことです。

また、人間関係を作るための資質。

たとえば人と協力すること、空気を読むこと、コミュニケーションを取ることが困難な人でもあります。

コミュニケーションが取れなければ、正社員になることはおろか、パートやアルバイトで働くことも難しいでしょう。

「個性的な人」と言えるのかもしれません。

自称・社会不適合者も増えた

最近では、社会不適合者という言葉がファッション化したというか、自称する人も増えましたよね。

インターネット上には、次のような言葉を使い、自身が一般常識からかけ離れた存在であると主張する人もいます。

  • こじらせ◯◯
  • 非リア充
  • ひきこもりニート
  • オタク
  • スクールカーストの最下層にいた

彼らは社会不適合者を自称していますが、実際は会社員として普通に働いている場合が多いです。

対人恐怖症(社会不安障害)などの場合もある

病気の影響で社会に適合できない場合もあります。

たとえば次のようなものですね。

  • あがり症
  • 対人恐怖症(社会不安障害)
  • コミュニケーション障害(コミュ障)

精神疾患が原因で社会に適合できない場合は、自力でどうにかしようとせず、専門医の力を借りてください。

信頼できる先生の見つけ方については、以下の記事をご覧ください。

社会不適合者の特徴

それでは次に、社会不適合者の特徴をまとめていきます。

ぼくの周囲にいる社会不適合者をよく観察してみました。

人間不信

社会不適合者は、えてして人間不信です。

人を信用していない場合もありますし、他人には全く期待していないというケースも。

他者と共存できないというコンプレックスを抱えているため、基本的に独りで物事を進めます。

なかには、信頼する人に裏切られた過去がトラウマになっている人もいます。

劣等感が強い

社会不適合者は、とにかく劣等感が強いです。

自分は人に比べて◯◯ができていない、◯◯の能力が足らないなどと比較する状態ですね。

劣っているところがあれば、必ず優れているところもあるわけですが、基本的に欠点ばかりに意識が向きます。

自己否定を繰り返すうちに、自分の殻に閉じこもってしまうのです。

仕事が続かない

社会不適合者は、仕事が続きません。

仕事はみんなで協力して進めるものですから、社会不適合者にとっては苦痛でしかないからです。

ですから、社会不適合者は誰とも会話しなくていい作業員になったり、日雇いバイトをするケースがほとんどでしょう。

正社員や派遣社員、アルバイトとして継続的に働くのは困難です。

仕事が続かないことにお悩みなら、以下の記事をご覧ください。

時間にルーズ(遅刻魔)

社会不適合者は、「時間は守らなくちゃいけない」「人を待たせるのは失礼だ」という概念が欠如しています。

ですから、1時間くらいは平気で遅刻してきます。

しかも「30分ほど遅刻します」と相手に連絡せず、ただ遅れて来るのです。

どれだけ注意しても遅刻癖が治らない人は、社会不適合者と思って間違いないでしょう。

自信過剰で、自意識も過剰

社会不適合者は、とにかく自信過剰で、プライドも高い。

さらに自意識も過剰というトリプルパンチです。

自分は優れた存在だ、みんなのほうが間違っているんだという考え方が根底にあるため、上から目線になりがちです。

今まで集団になじめなかった鬱憤が、心のなかに溜まっている状態ですね。

虚言癖がある

社会不適合者には、虚言癖があります。

「正直であること」という最低限の資質が欠如しているのです。

ですから、ミスが発覚したときは「自分は悪くない」と言い、ひどいときは「あの人のミスだ」と主張します。

頭のなかで責任転嫁のストーリーが形成され、虚言を吐く。

そうしているうちに事実とウソの区別がつかなくなるのです。

今すぐ診断!あなたの「社会不適合度」をチェック

それでは次に、自身の「社会不適合度」をチェックしてみましょう。

全部で15項目ありますが、いくつ当てはまりますでしょうか?

  • ルールを守る意味がわからない
  • 毎日決まった時間に仕事をする意味がわからない
  • そもそも働く意義を見出だせない
  • 休憩時間、ランチタイムは1人でいたい
  • 飲み会や慰安旅行には絶対に参加したくない
  • 大人数の空間が苦手
  • アイディアが非現実的すぎる
  • 同僚たちと仲良くできない
  • 先輩や上司を尊敬できない
  • テンションの高い人が苦手
  • 反対意見ばかり言いたくなる
  • 「会社に尽くす」という感覚を理解できない
  • 2〜3日、お風呂に入らなくても平気

8個以上当てはまる場合は、社会不適合者予備軍です。

ぼくの同級生の社会不適合者は、見事にすべて当てはまりました…。

彼は実家ぐらしの独身ですが、社会不適合者なりに人生を謳歌しています。

社会不適合者は「常識にとらわれない人」という見方もできる

社会不適合者は、ネガティブな意味合いで使われる言葉です。

たしかに「一般常識に適合できない」という意味では、ネガティブかもしれません。

しかしながら、実は「常識にとらわれない人」というポジティブな見方もできるのです。

ですから社会不適合者の自覚があっても、落ち込むことはありませんよ。

適職が必ずありますから。

社会不適合者の適職

社会不適合者の適職とは、どんな仕事でしょうか?

ぼくが考える適職は、次のようなものです。

*ちなみにこれらの仕事をしている方々が社会不適合者というわけではありませんので、あしからず。

  • フリーランサー(自営業)
  • ライター
  • プログラマー
  • デザイナー
  • エンジニア
  • イラストレーター
  • ブロガー

一般の会社員は、仕事の能力に加えて、対人スキルなど、幅広い能力を求められます。

ですから、「一撃必殺」のようなスキルを生かせる仕事のほうが、社会不適合者には向いていると思います。

実際、ライターやエンジニアのなかには、期限を守れなかったり、コミュニケーションが苦手な人がたくさんいますよ。

でも、彼らには発注者のニーズを満たすスキルがあるからこそ、多少の性格難は受け入れてもらえるのです。

若年層の「労働不適合者」が増えている

総務省が発表する「完全失業率」を見ると、若年層の労働不適合者が増えているようです。

総務省は、各年代ごとの完全失業率を調査しています。

ここで、15~24歳の完全失業率を紹介しますね。

  • 2012年12月:6.3%
  • 2013年12月:5.3%
  • 2014年12月:5.5%
  • 2015年12月:4.5%
  • 2016年12月:4.2%

引用元:総務省

この数値だけを見れば、失業率が高いのか低いのか判断できないと思いますが、実は「2015年12月」を除き、失業率は若年層(15~24歳)がトップなのです。

完全失業率は労働人口から算出していますので、学生は含まれていません。

どうやら今までの社会と、新しい世代の間に溝があるようですね。

今までは「学校を卒業したら就職するのがあたり前」とされていましたが、今後は自分に合ったスタイルで、自分に合った仕事をすることが必要になりそうです。

社会不適合者なりの生き方がある

本当の社会不適合者は、社会に適合できないことに悩んでいます。

SNSのブランディングに使うようなことも、誰かに誇らしげに語ったりするようなことはありません。

おそらく幼少期から周囲とのズレを認識し、ずっと苦しんできたことでしょう。

でも、社会不適合者には、社会不適合者なりの生き方がありますよ。

今は在宅ワークでも働ける時代ですし、フリーランスになってもクラウドソーシングサービスで仕事を得ることができます。

仕事の選択肢は1つではありません。

ぼくもフリーランスとして、何とか生きています。

クラウドソーシングサービスを利用したときの体験談は、以下の記事をご覧ください。

ミラクリから一言

適合できる社会が、必ずどこかにある。

トシノリ
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