自己分析

【人たらしの12の特徴】人の心を掴む人間になる方法とは?

「人付き合いが苦手すぎる…」

「人の心をグッと惹きつける人間になりたいなぁ…」

この記事をお読みになっているのは、そう考えている方でしょう。

社交的で、人の心を掴んで離さない人のことを「人たらし」と言います。

あの豊臣秀吉が成功した要因も、そんな性格にあったのだとか。

良好な人間関係を築く、あるいは広い人脈を手に入れるためにも、人たらしについて学びたいですよね。

人たらしと呼ばれる人は、どんなことに気をつけ、どう行動しているのでしょうか。

というわけで今回は、人たらしの特徴を解説します。

人たらしとは?

人たらしとは、人の心を掴むのがうまい人のこと。

社交的で、言葉が巧みで、相手の気持ちを考えて行動できる。

そんな人を見たときに、「あの人ってほんと人たらしだよね〜」というふうに表現するのです。

基本的には褒め言葉だが、辞書に載っているのは悪い意味

「人たらし」は基本的に褒め言葉ですが、辞書に載っているのは悪い意味なんです。

両者の違いを以下にまとめてみました。

  • 一般的に使われる場合の意味:人の心を掴むのがうまい人
  • 大辞林に載っている意味:人をだますこと。また、その人

意味が違うというより、もはや真逆ですね。

そもそも「誑す(たらす)」というのは、「女誑し(おんなたらし)」という言葉もあるように、巧みな言葉で人を騙したり、誘惑することです。

ですから、本来は褒め言葉として使われるものではありません。

どこかの時点で解釈が変わり、そのまま普及した「現代語」と言えるでしょう。

意味が変わったのは、司馬遼太郎の作品の影響?

では、人たらしという言葉の解釈は、なぜ変わったのでしょうか?

その背景には、司馬遼太郎氏の作品の影響があるようです。

司馬遼太郎氏は、著書の「新史太閤記」のなかで、「豊臣秀吉が成功した要因は「人たらし」の天才であったから」と表現しています。

おそらくこれを読んだ人が、「人たらし=人の心を掴むのがうまい人」と解釈し、そのまま普及したのではないでしょうか。

みんなに好かれる人たらしの12の特徴

では、人たらしとは、具体的にどんな人なのでしょうか?

なぜみんなから好かれるのでしょうか?

ここでは、人たらしの特徴を解説します。

可愛げがある

人たらしには、抜群の可愛げがあります。

その具体例は、以下のとおり。

  • 笑顔が可愛い
  • どこか憎めない
  • 甘え上手
  • 人を頼るのがうまい
  • 天真爛漫

上記のような武器を持っているので、大きな失敗しても、生意気なことを言っても怒られない。

「しょうがないな〜お前は」と言われるタイプです。

可愛げのない人からすれば、ズルい存在に映るでしょう。

根が真面目

人たらしと呼ばれる人は、根が真面目です。

表面的にはだらしなくても、派手でも、チャラくても、根っこの部分は勤勉で真面目。

仕事に限らず、あらゆる場面で誠実さを忘れません。

失敗をごまかしたり、なあなあな関係に甘えるようなことがないので、人からとことん信頼されます。

礼儀正しい

人たらしに共通しているのは、その礼儀正しさです。

以下のようなところをきちんとおさえているでしょう。

  • 挨拶をちゃんとする
  • マナーを心得ている
  • 誕生日・記念日を忘れない
  • 目上の人を立てる
  • 身なりが整っている
  • 何かをしてもらったら何かを返す

第一印象はイマイチでも、気持ちのいい挨拶をされたり、自然な気遣いをされるだけで評価は上がりますよね。

また、何かをしてもらったら何かを返す、「ギブ・アンド・テイク」を徹底している人も好印象だと思います。

人たらしは、人の何倍も人のことを考えています。

笑顔が多い

人たらしは、常に笑顔です。

にこやかな人と険しい顔の人、あなたならどちらに声を掛けるでしょうか?

言うまでもありませんよね。

笑顔はそれだけで強力な武器になる。

「あなたを受け入れる準備があります」という無言のメッセージになるからです。

人のことを絶対に否定しない

人たらしは、人のことを絶対に否定しません。

考え方が自分と違っても、「なるほど」「そういう考え方もあるんですね」というような返しをします。

ですから、人たらしと話していると気分が良くなるでしょう。

「さすがです!」みたいな社交辞令を言われることがなく、会話を止められたり、否定されることもない。

自分という存在を受け入れてくれているのが、空気感で伝わってくるからです。

言動が自然で、押し付けがましさがない

人たらしの言動は、とても自然。

押し付けがましさが全くありません。

バーベキューなどの行事ごとを開催するときも、「もしよければ」というスタンスでいてくれます。

飲み会を開くときも、相手の好みをしっかり考えた上でお店を選定してくれます。

ものすごく自然なので、相手は気遣いを受けたことすら気づかないでしょう。

人の誘いを断らず、断った場合は埋め合わせを忘れない

人たらしは、基本的に人の誘いを断りません。

やむを得ず断った場合は、必ず埋め合わせをします。

ぼくの知り合いの社長は、高熱があっても、台風が来ていても、知り合いの飲みの誘いを断りませんでした。

「なぜ、そこまでするんですか?」と聞いたところ、「誘うって勇気のいることだから」と。

この社長が人から信頼され、仕事が集まる理由がわかった気がしました。

とにかくマメ

人たらしは、とにかくマメです。

以下のようなことには手間ひまを惜しまないでしょう。

  • 定期的に連絡をとり、関係を切らさないようにする
  • 食事や飲み会には、いろんな知り合いを誘う
  • なじみの店に顔を出しに行く
  • 人の誕生日にプレゼントをする
  • プチサプライズをよくする

とにかく人間関係を切らさないよう心がけています。

たまに変なメール(LINE)が届くのは、様子を知りたいから。

飲み会にいろんな人を誘うのは、騒ぎたいからではなく、人と人をつなげたいから。

人に対しては徹底的にマメです。

聞き上手・褒め上手・気配り上手

人たらしは、相手を気持ちよくさせるのが上手です。

人の話をよく聞き、よく褒める。

気配りもしっかりしているので、一緒にいると気持ちよくなるでしょう。

聞き上手、褒め上手、気配り上手。

この3つが備わっているのが、彼らの強みです。

自分自身を笑いのネタにする

人たらしは、自分自身を笑いのネタにします。

以下のようなことを積極的に人に話すでしょう。

  • 性格的な欠点
  • 仕事の大失敗
  • 幼少期のすべらない話
  • 自虐ネタ

本来は隠したいところを、人に開示してしまう。

そのオープンな姿勢が人を魅了するのです。

先に弱みを見せられたら、つい警戒心を解いてしまいますからね。

声をかけやすい空気を作っている

人たらしは、声をかけやすい空気を作っています。

絶対に「忙しい」とは言わず、「いっつも暇ですよ〜」とおどける。

それが嘘だとわかっていても、飲み会のたびに誘いたくなるでしょう。

そして、声をかけたらかけたで、ものすごく喜んでくれる。

それが「声をかけやすい空気」というものです。

すぐに謝れる

人たらしは、すぐに謝ることができます。

人の気分を害してしまったら、言い訳せず、すぐに謝る。

たとえ自分に責任のないことであっても、率先して頭を下げます。

社会人ならおわかりだと思いますが、「謝れない人」というのは意外に多いもの。

そして、謝ろうかどうか悩んでいる間に、相手の怒りは倍増していくものです。

その点、人たらしはすぐに謝るので、事が大きくなることはありませんし、誰かを怒らせて絶縁になるようなこともない。

不要なプライドを持ち合わせていないところも、彼らの強みです。

才能なんて関係ない!人の心を掴む人間になる方法

では、人たらしになるには、どうすればいいのでしょうか?

人の心をグッと掴めるようになれば、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいきそうですよね。

ここでは、人たらしになる方法を紹介します。

「人たらし=社交経験の多い人」だと理解する

まずは、「人たらし=社交経験の多い人」であると理解しましょう。

そうなんです。

あの人が人たらしなのは、それだけ多くの経験を積み、以下のようなことを体で覚えてきたからなのです。

  • 人の顔と名前を覚えることの大切さ
  • 人を喜ばせるツボ
  • 人との距離感を縮めるコツ
  • 人から信頼される秘訣
  • オーバーリアクションの効果
  • 目上の人に可愛がってもらうために必要なこと

上記のようなスキルは、お金で買えるものではなく、多くの社交経験を積んだ人だけが得られるもの。

つまり、努力で獲得できるものですから、「才能」だと決めつけて諦めないようにしてください。

常にポジティブでいることを心がける

人たらしになるためには、常にポジティブでいることも大切ですよ。

ネガティブで、批判的で、険しい顔をしている人には誰も近づきませんからね。

朗らかな笑顔で、ポジティブな言葉を発しているだけで、人がどんどん集まってくるでしょう。

初対面の人のことは徹底的にリサーチする

人の心を掴む人間になりたければ、初対面のときこそ全精力を注ぎましょう。

相手のことを徹底的にリサーチし、仕事の実績や好きなものを知ること。

そして、それらの情報を会話の中にさりげなく散りばめるのです。

SNSやブログを読むのもよし、知人に聞くのもよし。

相手のことを知り、会話の方向性を決めておきましょう。

自分の全てをオープンにする

人の心を掴む人間になりたければ、自分の全てをオープンにすることも大切。

長所、短所、成功体験、失敗談、コンプレックス、トラウマなど。

本当は隠したいことも人に開示しましょう。

そういった裏表のない態度が人の心を掴むのは間違いありません。

「共感」を心がける

人たらしと呼ばれる人の態度は、共通しています。

それは「共感」が多いということ。

身近な人たらしは、以下のようなセリフをよく使っていませんか?

  • なるほど
  • よくわかります
  • 同じ経験があります
  • たしかにそうですね

上記のようなセリフを多用されると、それだけで肯定されたような気分になりますよね。

逆に「は?」「そうですか?」「ちょっと意味がわかりません」などと言われると、否定された気分になるでしょう。

共感は人と人の距離を縮める最強の武器ですよ。

*以下の記事で紹介している「オウム返し」も効果的なテクニックですよ。

プライドを捨て、人を頼る

最後のポイントは、プライドを捨て、人を頼ること。

どんな関係であっても、どんな状況であっても、頼りにされて悪い気がする人はいないからです。

人に頼らない「デキる人」でありたいと思っている方もいるでしょうが、何でも独力でできる人なんて近寄りがたいですよね。

逆に困ったときほど素直に頼ってくる人は、「かわいいやつだ」と思うでしょう。

人たらしは、進んで人を巻き込んでいくものですよ。

意外と簡単!「誰からも好かれるビジネスパーソン」に必要なスキルとは?

人たらしになりたいのは、人脈を広げたいから? モテたいから? 人生を豊かにしたいから? 

その思いは人それぞれでしょうが、「仕事に生かせそう」というのは誰もが思うことではないでしょうか。

では、仕事における人たらしとは、どんな人なのか。

ちょっと気になったので調べていると、「VSN」の調査にたどり着きました。

20代~30代のビジネスパーソン男女・600名にアンケートを取ったところ、「誰からも好かれるビジネスパーソン」に必要なものは以下のスキルだそうです。

Q.「誰からも好かれるビジネスパーソン」になるために必要だと思えるスキルをお選びください。

  • 元気なあいさつ
  • 時間・期日を守る
  • 気配りができる
  • 人付き合いが良い
  • 仕事への積極性
  • 誰とでも平等に接する
  • 協調性がある
  • ネガティブな発言をしない
  • ルールを守る
  • 明るい性格
  • 陰口や悪口を言わない
  • 清潔感がある
  • 豊かな表現力
  • 人がやりたがらない仕事を率先して引き受ける
  • 容姿のよさ

引用元:20代・30代ビジネスパーソンの意識調査

「こんなの当たり前のことじゃん!」と思われた方もいるでしょう。

ただ、上記のようなものが挙がるということは、それだけ基本がなっていない人が多いということだと思います。

そう考えると、人たらしになるために特別なことをする必要はないのかも。

当たり前のことを、当たり前にするだけで、人は集まってくるはずです!

人間関係の酸いも甘いも経験した人だけが人たらしになれる!

最後に、ひとつの真実を。

「みんなから好かれてる」ように見える人にもアンチはいるものですよ。

前述したように、人たらしとは、「社交経験の多い人」のこと。

人から好かれ、嫌われ、人を救い、ときに傷つけ、そんな人間関係の酸いも甘いも知っている人なんです。

ですから、「みんなから好かれてる」ように見えたとしても、実はそんなことはありませんよ。

「好きな人もいれば、嫌いな人もいる」という点はみんなと同じです。

さぁ、恐れずにいろんな経験をしていきましょう。

人たらしになるための一番の近道は、人間のことをよく知ることなのですから!

*秋元康さんいわく、「本当に人望のある人というのは、 けっこう人に嫌われている」らしいですよ。

ミラクリから一言

人たらしって、実はいろんな失敗をしています。

トシノリ
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