働きたくない人に向いてる仕事ってあるのかな?
そう考えたことはありませんか?
「働きたくない」という気持ちがいくら強くても、親のすねをかじるわけにはいかないし、生活だってある。
となると、働きたくない人にも向いている仕事を探したくなるでしょう。
実はぼくもできるだけ働きたくない人間です。
今はフリーランスで、手がける仕事や労働時間を全部自分で決めているため、なんとか働くことができています。
そんなぼくが、働きたくない人におすすめの「在宅フリーランス」を紹介しますね。
というわけで今回は、フリーランスのメリット・デメリット、おすすめの仕事などを一気に解説します。
この記事の要点
- フリーランスのメリットは、場所や時間にとらわれず仕事ができる、など
- デメリットは、収入が安定しないときもある、など
- フリーランスのなり方は、開業届+1点を出すだけでOK
働きたくない人に向いている在宅フリーランス
ぼくは、働きたくない人は在宅フリーランスに向いていると思っています。
なぜなら、フリーランスなら仕事に関することは全部自分で決められるからです。
「やる気があるときだけ働く」が可能だから
働きたくないときは働かず、やる気があるときに働く。
サラリーマンでは絶対にできないことが在宅フリーランスなら可能です。
(*収入や納期のために頑張らなくてはいけない時期はあります。)
農林漁業従事者を除くフリーランス人口は最大341万人(2019年)
フリーランスが身近にいなければ、フリーランスってどこか得体の知れない存在ですよね。
日本にフリーランスはどれくらいいるのでしょうか?
2019年の内閣府の調査によると、農林漁業従事者を除くフリーランス人口は最大341万人だそうです。
雇人なし・実店舗なしの「自営業」「内職」「一人社長」の合計です。
兼業・副業を含めたフリーランス人口は1,119万人(2018年)
2018年のランサーズの調査によると、兼業・副業を含めたフリーランス人口は1,119万人にのぼるそうです。
これは労働人口の17%に当たり、今後も増える見込みとのこと。
フリーランスはもはや珍しい存在ではないということですね。
参考:フリーランス実態調査 2018年版を発表(ランサーズ)
【経験者が語る】フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスになるといっても、実態がわからなければ不安ですよね。
そこで2014年からフリーランスとして活動するぼくが、リアルなメリット・デメリットを紹介します。
いろいろと書いていますが、結論としてはメリットのほうが大きいですよ。
メリット:場所や時間にとらわれず仕事ができる
フリーランスのメリットは、働く場所や時間を自由に決められること。
これは非常に大きいです。
会社員だと、毎日決まったオフィスに通勤して、定時も決まっていますよね。
フリーランスの場合は、家で仕事をしても、カフェでしても、午前中しか働かなくても自由です。
メリット:がんばった分だけ収入が増える
フリーランスのメリットは、がんばったらがんばった分だけ見返りがあること。
これも大きいですね。
会社員だと、基本給が決まっているため、どれだけ成果を出してもボーナスで上乗せがあるくらいですよね。
がんばった分だけ収入が増えたり、仕事の幅が広がるのはやりがいになります。
メリット:人間関係を自分で選べる
フリーランスのメリットは、付き合う人を自分で選べること。
これも会社員だと難しいですよね。
入社した頃には同僚や上司がいて、嫌な人がいてもつきあわなけならない。
意地悪で偉そうな取引先がいても、取引をやめることはできません。
その点フリーランスは、価値観の合う人を選んで取引することができますし、合わないなら一回限りで終わらせることもできます。
メリット:好きな仕事を選べる
フリーランスのメリットは、好きな仕事を選べること。
これも会社員だと難しいですよね。
希望する職種はあっても、そこに配属されるとは限りませんし、苦手な雑務がまわってくることもあります。
その点フリーランスは、得意な仕事だけ受けることも可能です。
デメリット:収入が安定しないときもある
ここからはデメリットになります。
フリーランスのデメリットは、収入が安定しないときがあること。
会社員は固定給であるため、極端な話、何も成果を出さなくても、喫茶店でサボっても給料はでますが、フリーランスはサボったら収入ゼロです。
フリーランスになりたての頃は仕事がないので、しばらくは切り詰めて生活することになるでしょう。
ただ、今はクラウドソーシングサービスが充実しているので、そこまで心配しなくていいですよ。
デメリット:オンとオフの切替が難しい
フリーランスのデメリットは、オンとオフの切替が難しいこと。
基本的に家で仕事をする場合が多いですから、会社員のときのように、「オフィス=オン」「自宅=オフ」という区分けはなくなります。
慣れるまでは際限なく働いてしまったり、ずっと仕事のことを考えてしまったりするでしょう。
自分なりのオン・オフを確立するまでには時間がかかります。
デメリット:社会的信用が低い
フリーランスのデメリットは、社会的信用が低いこと。
これはもう如実です。
初年度は収入を証明できないため、ローン審査に通らなかったり、クレジットカード審査に落ちたりするでしょう。
また、企業から見ればフリーランスは「便利屋」なので、無理な要求をしてきたかと思えば、ぱったり仕事がなくなったりします。
いろんな意味でフリーランスの信用は低いです。
デメリット:売上・経費・支払い・回収・納税などの経理業務が増える
最後のデメリットは、経理業務が増えること。
会社員のときに経理部門がやっていたことを自分でやならなければなりません。
具体的には、売上・経費・支払い・回収・納税の管理です。
このあたりは税理士さんに委託することもできますが、最初の方は委託費用を捻出できず、自分でやることになるでしょう。
やりたい仕事のために面倒な仕事もする必要があります。
働きたくない人に向いている在宅フリーランス・おすすめの仕事
「働きたくない」という気持ちはあっても、本当に働かないわけにはいかないですよね。
生活費だってあるし、遊ぶお金も最低限ほしい。
となると「働きたくない人に合った仕事を探すこと」が大切になってきます。
ぼくのおすすめは、在宅フリーランスです。
自宅でできる仕事なら通勤しなくていいですし、労働時間も、仕事量も自分で決められます。
ここからは、働きたくない人におすすめの仕事を紹介しますね。
WEBライター
WEBライターはおすすめです。
WEBライターとは、ネットメディアに記事を投稿する執筆者のこと。
企業のオウンドメディアや個人サイト、アフィリエイトサイトなどに記事を納品する仕事です。
今はあらゆる人がメディアを立ち上げる時代ですから、案件数は年々増えていますよ。
リピーターからの仕事だけで食べている人をぼくは何人も知っています。
(*ちなみにぼくもWEBライターをしています。)
*ぼくがWEBライターを全力で頑張ったときの体験談は以下で紹介しています。
プログラマー
プログラマーも、おすすめの在宅ワークです。
プログラムの知識と経験があれば、企業から依頼を受け、自宅でコーディングできます。
打ち合わせは基本的にオンラインでできますし、連絡もチャットで十分。
必要に応じて会えばいいだけで、ほとんどのことはオンラインで完結しますよ。
イラストレーター
イラストレーターもおすすめの在宅ワークです。
「イラスト案件ってそんなにあるの?」と思うかもしれませんが、実はあります。
先ほどのWEBライター同様、ネットメディアでイラストを使うところは増えていますし、商品のPRや広告にもイラストは使われます。
最初は数をこなす必要がありますが、広告代理店やメディア運営者とのパイプができれば、割の良い仕事が舞い込んでくるでしょう。
クラウドワーカー
これといったスキルが無い場合は、クラウドワーカーがおすすめです。
クラウドワーカーとは、ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスで働く人のこと。
ときには事務、ときにはライター、ときにはアンケート…。
様々な案件に応募し、仕事をこなす人です。
クラウドソーシングサービスのいいところは、営業に行く必要がなく、人脈やコネも必要ないところです。
先方の条件にマッチさえすれば、未経験でも仕事ができます。
サービスが仲介してくれるため、報酬が確実に支払われるのも魅力です。
(*ぼくは仕事のない頃、クラウドソーシングサービスで手当り次第仕事をしていました。)
ブロガー(アフィリエイター)
ブロガー(アフィリエイター)もおすすめの在宅ワークです。
昔は「プロブロガー」「アフィリエイター」と言うと”得体のしれない存在”でしたが、今はそうではありません。
サイト運営で生活している人は珍しくなくなりました。
ぼくの知り合いでいうと、年収数百万〜数億円を稼いでいる人が普通にいます。
甘い世界では決してありませんが、マイペースにできるという意味ではいい仕事です。
(*ぼくもこのブログを運営しています。)
YouTuber
在宅ワークで言うと、YouTuberもおすすめです。
自分の強みを動画にして配信し、広告費を得る仕事ですね。
有名なところでは「ヒカキンさん」や「はじめしゃちょー」さん。
他にも有名な方はたくさんいます。
ゲーム、スポーツ、書評、教育、料理、ペット、子供…など。
自分の好きなことを、人の役に立つようにアレンジして配信すれば、人気が出るかもしれませんよ。
せどり
元手はかかりますが、せどりもおすすめの在宅ワークです。
せどりとは、仕入れたものを売って利ざやを得る仕事のこと。
たとえば限定もののCDやフィギュアを売って、利益を得る仕事です。
今はAmazon、ヤフオク、メルカリなど、販売チャンネルは無数にあります。
それだけに競争も激しいですが、売れるものを見つけるセンスと仕入れの目さえあれば、十分な稼ぎが得られるでしょう。
(*ぼくは独立したての頃、せどりで生活費を稼いでいました。)
在宅フリーランスになる方法
さて、在宅フリーランスがおすすめといっても、どうやってなればいいかわかりませんよね。
在宅フリーランスになる方法は簡単ですよ。
税務署に「開業届+1点」を提出するだけでOK
在宅フリーランスになる方法は、税務署に以下の2点を提出するだけです。
- 個人事業の開業届出書
- 個人事業主の青色or白色申告承認申請書
▼「個人事業の開業届出書」はこんな感じです。
「個人事業主の青色or白色申告承認申請書」もあわせて提出しましょう。
ちなみに青色申告は最大65万円の特別控除を受けられるのでおすすめですよ。
在宅フリーランスになる前に必ずやっておきたいこと
さて、在宅フリーランスはおすすめの働き方ですが、自分の食い扶持は自分で稼がなければならない厳しい立場でもあります。
そんなわけで最後に、フリーランスになる前の注意事項を紹介しますね。
ぼくが実際に困ったことなので、フリーランスを検討している方は注意してください。
ローン申請やクレジットカード作成は会社員のうちに
フリーランスになるつもりなら、会社員のうちにローン申請やクレジットカード作成をしておきましょう。
金融機関の審査では、フリーランスに厳しい目が向けられるからです。
たとえばローンの申請で「収入証明書」を要求されても、提出できるのは会社員時代のものだけ。
フリーランスになってまっさらの状態では収入はありませんし、当然証明もできません。
2年めになってやっと収入証明書は提出できますが、1年めの実績が不安定だと、審査に落とされてしまいます。
ぼくはマンションの契約でめちゃくちゃ苦労しました!(実話)
ですからフリーランスになって2〜3年は、ローンやクレジットカードとは無縁だと思っておきましょう。
生活コスト(とくに固定費)はできるだけ抑えること
フリーランスになる前に、生活コストをできるだけ抑えておきましょう。
まず見直すべきは、固定費、つまり住宅や光熱費などの毎月かかる経費です。
固定費をいかに抑えるかで、いつまで生き延びられるかが決まるといっても過言ではありません。
会社員時代のように毎月決まった給料が振り込まれるわけではありませんから、ミニマムな生活を心がけましょう。
【結論】今は会社員じゃなくても生きていける時代です
結論として、今は会社員じゃなくても生きていける時代です。
ちょっと前までは厳しい時代でしたが、今はクラウドソーシングサービスもありますから、いきなり仕事をゲットすることも可能です。
働きたくない人は、働きたくないなりのワークスタイルを。
自分で何もかも決められる在宅フリーランスがおすすめですよ!
ミラクリから一言
フリーランスになって、ずいぶん生きやすくなりました。