あなたの周りに「威圧感のある人」はいませんか?
いつもどこか上から目線で、態度が偉そう。
何事においても主導権を握りたがり、人のことを「お前」呼ばわりする。
そんな人とは距離を置くのが一番ですが、会社の上司やママ友がそうだったりすると厄介ですよね。
嫌でも付き合わなければならない人が偉そうだと、ストレスが溜まると思います。
威圧感のある人は、「なめられたくない」という気持ちが強いため、あえて威圧的に見せていますが、実は反撃には弱いもの。
勇気を出して懐に飛び込んでみれば、意外な親交が生まれるかもしれませんよ。
今回は、威圧感のある人の特徴と上手な付き合い方を紹介します。
威圧感とは?
威圧感とは、圧倒されるような感覚のこと。
その場の空気を凍りつかせるような、高圧的な雰囲気のことです。
威圧感のある人とは、怖いオーラで皆を圧倒する人
つまり威圧感のある人とは、怖いオーラで皆を圧倒する人のこと。
態度が横柄だったり、大きな声で暴言を吐いたり、人を上から見下ろしたり。
あるいは有利な条件で契約するために、相手の弱みをつついて笑みを浮かべる。
「俺とお前は決して対等じゃない」と態度で示すのです。
威圧感のある人は、大なり小なり、人間関係に問題を抱えるでしょう。
威圧感のある人の10の特徴
では、威圧感のある人には、どのような特徴があるのでしょうか?
主なポイントをまとめてみました。
近寄りがたいオーラがある
威圧感のある人には、近寄りがたいオーラがあります。
会議に参加しているだけで、いつもとは違うピリピリとした空気感が漂う。
会話しているだけなのに、精神的に追い詰められているような気がする。
話しかけることすらはばかられるような怖いオーラです。
あまりにも影響力があるので、近くにいるだけで弱気になったり、劣等感を持ってしまうかもしれません。
眼光が鋭い
威圧感のある人は、眼光が鋭いもの。
相手を睨みつけるような目をしているため、対峙しただけで緊張してしまいます。
昔、こんな社長さんがいました。
声が大きくて、態度が極端に横柄で、社外の人でも呼び捨てにする。
機嫌がいいときは社長室で長時間話してくださるのですが、良くないときは受付のところで立ち話。
その方は、良いことがあったときも大変なときも、鋭い目をしていました。
付き合いが長くなるに連れて、緊張感が増していったのは言うまでもありません。
態度が横柄
威圧感のある人は、態度が横柄です。
部下を呼び捨てにしたり、取引先の人を顎で使ったり。
飲食店の店員さんに偉そうだったり、タクシーの運転手さんにタメ口だったり。
そのような態度を見た人は、圧倒されてしまうでしょう。
社会人としての基本的な礼節を欠いているというだけで、面食らうものですからね。
さらに「せっかち」だったりすると、もう手がつけられません。
声が大きい
威圧感のある人は、大きな声で話します。
落ち着いた声で「こんにちは。田中さん」と言われるよりも、「やぁ、田中くん!!」と言われたほうが、圧倒されますよね。
声が大きいというだけで、存在感は増すもの。
威圧感のある人はそれをよく分かっていて、まずは声で圧倒します。
主導権を握りたがる
威圧感のある人は、何事においても主導権を握りたがります。
会議でも、商談でも、デートでも、家族内のパワーバランスでも、それは変わりません。
全て自分で決めるのが基本で、人に意見を聞くとすれば、「俺の意見に賛同するか?」というときだけ。
他の誰かがその場を取り仕切ろうとすると、露骨に不快感を示します。
対等な人間関係を築きたい人にとっては、居心地が悪いでしょう。
「お前」「あなた」「君」という呼称を多用する
威圧感のある人は、やや乱暴な呼称を多用します。
具体的には、「お前」「あなた」「君」など。
「あなた」や「君」は、本来そこまで乱暴な呼称ではありませんが、「あなたはね!」とか、「君はな!」というトーンで使われたら話は違いますよね。
自分のほうが上の立場であることを相手にわからせるために、あえて名前で呼ばないのです。
大な声と横柄な態度。
そこに不器用な物言いが加わると、もはや暴君です。
断定的な物言いをする
威圧感のある人は、断定的な物言いをします。
たとえば「お前は◯◯なタイプだ」とか、「失敗の原因は間違いなく◯◯だ」のような言い方ですね。
自分自身の主観でしかないことを、絶対的な真実であるかのように言う。
本来なら反論したいところですが、うまいこと「痛いところ」を突いているので、その余地がありません。
「お前は◯◯な性格だ」という決めつけに反論しようものなら、他の弱点を探し出してまくし立てるでしょう。
自分の地位や実績をひけらかす(見栄っ張り)
威圧感のある人は、自分の地位や実績をひけらかすところも。
本来、オーラというものは相手が感じ取るものですが、威圧感のある人は自ら作り出します。
つまり実績や人脈、業界での影響力を誇示することで、相手に自分の凄さをわからせ、怖気づかせようとしているのです。
基本的に見栄っ張りなので、自慢話をよく聞かされるでしょう。
誰かが自慢をしようものなら、その上をいく自慢でマウンティングします。
「なめられたくない」という気持ちが強い(臆病)
威圧感のある人は、「なめられたくない」という臆病な気持ちを人一倍強く持っています。
強いコンプレックス(劣等感)があるのか、育った家庭環境のせいなのか。
人から見れば「何と戦っているの?」という場面が多々あるでしょう。
自分が一番でありたいという気持ちが、威圧的な態度につながっているのです。
新人だからと言ってなめられないように、全てを理解しているかのような顔をする。
男性に営業成績で負けないように、男勝りの態度を取る。
そんな負けず嫌いな性格です。
実は反撃(反論)されると弱い
威圧感のある人は、実は反撃(反論)されると弱い傾向があります。
ここらへんが、威圧感のある人とうまく付き合う鍵になりそうですね。
たとえば過去にこんなことがありました。
威圧的で知られる男性の間違いを新卒の女性が指摘したとき、男性は「1年目のくせに細かいことをグダグダ言うな!」と激しく怒りました。
そんな状況でも女性は一切物怖じせず、「新卒だから意見するなとおっしゃるのでしたら、私は何のために会議に参加しているのでしょうか?」と言ったのです。
すると、男性は分かりやすくだじろぎ、後でその女性に謝罪していました。
威圧感のある人は、誰かに反撃される経験が少ないもの。
それゆえに、オフェンスには優れていても、ディフェンスに関しては人並み以下なのです。
威圧感のある人との付き合い方
では、威圧感のある人とは、どう付き合えば良いのでしょうか?
ちゃんと人間関係を築くことは、可能なのでしょうか?
付き合い方のポイントをまとめてみました。
決して対抗せず、冷静でいる
威圧感のある人と上手に付き合うためには、決して対抗しないこと。
どれだけ上から目線になられても、失礼な態度を取られても、威圧されても、冷静でいることです。
威圧感のある人は、人のリアクションをよく見ているので、すぐに熱くなったり、逆に弱気になるようなら、手玉に取られてしまうでしょう。
「あなたの術中にははまらない」と態度で示すことが、対等な人間関係につながります。
相手の話をよく聞き、本心を理解する
威圧感のある人と上手に付き合うためには、相手の話をよく聞くことも大切。
そして、表面的な言動に惑わされず、本心を理解することです。
前述しましたが、威圧的な態度の裏には「なめられたくない」という気持ちや、主導権を握りたがる特性が隠れているもの。
なぜ威圧的でいるのか、その本心が理解できれば、うまく付き合えるでしょう。
適度に距離を取る
威圧感のある人と一緒にいるのが苦しくなったら、適度な距離を取ってください。
本質的な解決にはなりませんが、少なくともストレスは軽減されるはずです。
人間関係のストレスほどしんどいものはありませんからね。
思い切って懐に飛び込んでみる
威圧感のある人と上手に付き合うためには、意外な方法も試してみてください。
その方法とは、思い切って懐に飛び込んでみること。
「そんなの無理だよ!」と思うかもしれませんが、意外にそんなことはありませんよ。
威圧感のある人は、人から敬遠されることに慣れていたり、友達が少ないものですから、本当は人との絆に飢えています。
それゆえに、「威圧的」というハードルを飛び越えて距離を縮めたら、純粋に喜んでくれるでしょう。
前述したように、オフェンス(攻め)は得意でも、ディフェンス(守り)は苦手なのですから。
友達が少ない人の特徴を理解したうえで、実践してくださいね。
異性ウケが良くない!高圧的な態度は恋愛にも悪影響
威圧感のある人は、世間でどのような評価を受けているのでしょうか?
高圧的な態度を取ることを「男らしさ」だと思っている人もいるようですが、実際のところが気になりますよね。
ここでは、「女性ウケ」を見ていきましょう。
「Peachy」というサイトが252名の女性にアンケートを取ったところ、横柄な男性は評判が悪かったそうです。
女性に質問! デートで幻滅する男性の特徴は?
- 1位:店員などに横柄な態度をとる:39%
- 2位:ケチ:19%
- 3位:食べ方が汚い:13%
- 同率4位:自分以外の女性を目で追う:7%
- 同率4位:オドオドしている:7%
引用元:Peachy
「店員などに横柄な態度をとる:39%」が断トツの1位。
このような行動は同性から見ても気持ちのいいものではありませんので、よくわかります。
店員さんにタメ口をきいたり、タクシーの運転手さんに偉そうにしていると、それまではいい感じだった女性が急に冷めてしまうかもしれませんよ。
威圧的な態度の裏に「本音」がある
威圧的な態度の裏には、必ず「本音」があります。
なぜ威圧的なのかを考えれば、相手が本当はどうしたいのかが見えてきます。
「なぜ偉そうな人にそこまでしなきゃならないの?」という疑問もあるでしょう。
そうお思いなら、スパッを縁を切るか、距離を取っても構いません。
ですが、何とかしてうまく付き合いたいとお考えなら、本音を理解した上で、思い切って懐に飛び込んでみてください。
時間をかければ、人前では決して見せない表情を見せてくれるようになるはずです。
ミラクリから一言
威圧的な態度は、本心の裏返し。