自分に自信がありますか?
そんなことを考えるまでもなく、「あって当然だ」と答える人もいるでしょうし、「なくて困っている」という人もいるでしょう。
もちろん後者だからこそ、この記事にたどり着いたのだと思います。
自分に自信がなければ、仕事や恋愛に支障をきたしますよね。
やはり自信がない人に仕事を頼むのは不安ですし、オドオドしている人とは付き合いたくないですから。
では、なぜ自信を失ってしまうのでしょうか?
どうすれば自信のなさを克服できるのでしょうか?
今回は、自分に自信がない人の特徴を紹介します。
今すぐ診断!「自信がない」はこんな状態
まずは、ご自身について診断してみてください。
次のような項目がいくつか当てはまるなら、自信がなくて悩んでいることでしょう。
- なぜか弱気になる
- 覇気がない
- 小心者
- 意気地がない
- オドオドしている
- 腰が引けている
- 心配性
- 不安に満ちている
- 堂々とできない
言動がオドオドしていて、態度からも自信のなさが伺える。
そのような状態で恋愛を成就させたり、仕事で結果を残すのは難しいですよね。
自信のなさは仕事・恋愛面でマイナスポイントに
自信のなさは仕事・恋愛面でマイナスポイントになります。
なぜなら、次のような特性が人に疎まれるからです。
- 積極的になれない
- 嫉妬ばかりしている
- 気に入られたくて、媚を売ってしまう
- 気を遣いすぎて、こまめに連絡できない
- 人と目を合わせられない
- 「どうせ幸せになれない」と思い込んでいる
- 「絶対に失敗する」と決めつけている
大事なところで逃げ腰になってしまったり、嫉妬心が強すぎて束縛がきつかったり。
相手に不安ばかり感じさせていると、仕事も恋愛もうまくいきません。
逆に人から信頼され、期待される人は、どことなく自信が伺えるものです。
自信を失ってしまう原因
では、なぜ自信を失ってしまうのでしょうか?
その原因は次のとおり。
- 家庭環境
- 失敗経験
- 恥をかいた経験
- いじめ
- コンプレックス(劣等感)
- トラウマ
- 他人と比較する癖がある
育った環境の影響で自己肯定感が下がるケースもありますし、中にはある出来事をきっかけに自信を喪失したケースも。
コンプレックスやトラウマのせいで、常に他人と自分を比較してしまうのも1つの原因です。
他人との比較をやめる方法は、次の記事で紹介していますよ。
自分に自信がない人の10の特徴
では、自分に自信がない人には、どのような特徴があるのでしょうか?
主なポイントをまとめてみました。
長所よりも、短所に目がいく
自分に自信がない人は、長所よりも、短所に目がいく傾向があります。
たとえば「髪が綺麗ですね」と褒められても、「でも肌が汚いから…」と卑下してしまう。
それゆえに、長所を伸ばすことよりも、短所を改善することばかりに囚われてしまいます。
前者はとても前向きですが、後者は非常にストイックではあるものの、ストレスフルなのは間違いありません。
自分嫌いの人にも、同じ傾向があります。
できたことを喜ぶより、できなかったことを反省する
自分に自信がない人は、できたことを喜ぶより、できなかったことを反省する傾向もあります。
おそらく理想と現実にギャップがあるのか、プライドが高いのでしょう。
難しい仕事を4つ完遂しても、1つ失敗すれば全否定してしまうような性格なので、布団に入るときはどうしても反省のほうが多くなります。
自分を責め続けているうちに、どんどん自信を失ってしまいます。
完璧主義すぎて、時間を無駄にする
自分に自信がない人は、完璧主義すぎる傾向もあります。
何事にも完ぺきを求めるあまり、スタートするまでに時間がかかってしまう。
たとえば転職について大量に情報収集しておきながら、何年も行動できないようなことですね。
逆に自信のある人は、「とりあえずやってみよう」と考えるため、どんどん成功体験が蓄積されることに。
この差は思いのほか大きいものです。
完璧主義の人の原因と対策は、次の記事で。
人の目を気にしすぎている
自分に自信がない人は、人の目を気にしすぎています。
人にどう思われているのか心配するあまり、人が望む自分であろうとする。
たとえば「盛り上げ役」などのキャラクターに縛られてしまうのも、自信がないからです。
逆に自信がある人は、自分で自分を評価できるため、他者評価にはそこまで関心がありません。
意味もなく、引け目を感じている
自分に自信がない人は、意味もなく引け目を感じています。
たとえば「私がここにいて良いんだろうか?」とか、「俺なんかがこのプロジェクトに参加して大丈夫なのだろうか?」と考えるようなことですね。
人から煙たがられたわけでもないのに、常に存在理由を探してしまう。
存在理由がなければ、そこにいてはいけないと考えているのです。
人間関係のスタートは、誰だって「なんとなく好き」なのに。
批判(非難)に過剰反応する
自分に自信がない人は、批判(非難)に過剰反応します。
たとえば会議で反対意見を言われただけで、「批判された」と思ってしまう。
SNSで友達同士のじゃれ合いのようなコメントをもらっただけで、「非難された」と思ってしまいます。
端的に言うと自意識過剰なのですが、「被害者意識が強い」と言えるかもしれませんね。
人前で本音を言えない
自分に自信がない人は、人前で本音を言えません。
「意見」くらいならまだ大丈夫ですが、本音となると極端に人を選びます。
なぜなら意見には社交辞令や損得勘定が含まれますが、本音は赤裸々な考えであるため、それを表明するのが怖いからです。
ストレートな意見には、同意もあれば、批判もありますからね。
本音が言えないから、人に流されてしまうのです。
ネガティブな口癖がある
自分に自信がない人には、ネガティブな口癖があります。
具体例は次のとおり。
- どうせ私なんて
- 俺ができるわけない
- 期待してない
- はなから諦めてる
- 大したことじゃない
- どうでもいい
「どうせ…」とか、「〜なわけがない」という言い回しからは、諦めが感じ取れますよね。
最初から逃げ腰の人に何かを頼むのは不安だと思います。
自分では気づいていなくても、人はちゃんと見ていますよ。
ぜひ一度、ご自身のネガティブ度を診断してみてください。
人間関係を構築するのが苦手
自分に自信がない人は、人間関係を作るのが苦手です。
常にオドオドしていて、本音を言えず、目も合わせられないのですから、当然といえば当然かもしれませんね。
お付き合いできるのは、根気強い人か、どこかに興味を持ってくれた人に限定されるでしょう。
人脈は多いほうが良いとは限りませんが、最低限の対人スキルはあったほうが良いですよね。
人間関係がうまくいく秘訣は、次の記事で。
まず最悪をイメージする
自分に自信がない人は、何事もまず「最悪」をイメージします。
新しい仕事を受けたときは、大失敗して奈落の底に落ちたときのことを想像し、怖くなる。
彼女(彼氏)と付き合い始めたそばから別れたときのことをイメージし、不安になる。
本来は期待で胸がふくらむ時期に、1人だけ不安な表情をしています。
そのようなイメージから出てくる言葉がネガティブになるのも、無理はないでしょう。
自信のなさを克服する方法
では、どうすれば自信をつけられるのでしょうか?
ここでは、自信のなさを克服する方法を紹介しますね。
好きなことをやる
まずは好きなことをやること。
人間誰しも好きなことをやっているときは、他人の評価なんてどうでも良くなりますし、「自信がある・ない」もどうでも良くなりますよね。
今がただ楽しいのですから。
「自信をつけるためには成功体験を積んで…」などと、難しく考える必要はありません。
ただ好きなことをやって、心を満たせばいいのです。
心が満たされている人はキラキラしていて、それゆえに周りに人が集まってくる。
それを忘れないでください。
好きな人と付き合い、そこから世界を広げる
人間関係に関しても、「好き」を重要視しましょう。
どれだけ人間関係が苦手でも、家族や親友の前ではありのまま(自然体)でいられるはず。
無理やり人付き合いを広げようとせず、まずは好きな人を大切に。
そして、そこから世界を広げてください。
親友や好きな人の周りには同じような価値観の人が必ずいるので、意気投合する可能性が高いからです。
無理せず、身近なところから。
今すぐ実践したい!姿勢がメンタルに影響を与えることが判明
「姿勢が内面を作る」と言われますよね。
たしかに自分に自信を持つためには、姿勢を改善することも大切です。
姿勢とメンタルは無関係のようにも思えますが、実はアメリカの社会心理学者、エイミー・カディ氏の研究によって、科学的に実証されています。
まず被験者を2つのグループに分け、片方には仁王立ちのような「力強いポーズ」を、もう一方には体を丸めた「力の弱いポーズ」を2分間させます。
その後、両者にギャンブルをさせたところ、賭け方に大きな違いが見られたそうです。
力強いポーズをした人は86%が賭に出ます。
力の弱いポーズでは60%の人しかやらず、大きな違いが出ます。
テストステロンについては、実験前の値を基準として、力強いポーズの人たちは20%増加し、力の弱いポーズの人は10%減少しました。
「力強いポーズ」のグループは賭けに出た人が多かったのに対し、「力の弱いポーズ」をした人たちには保守的な傾向が見られたとのこと。
さらに、競争心に影響を与える「テストステロン(男性ホルモンの一種)」の数値にも差異が見られたそうです。
ということは、無理やりにでも自信ありげな姿勢をしていたら、本当にそうなれるということですね。
「姿勢が内面を作る」は、どうやら本当のようです。
「自信がある」と思いこみ、それを口に出そう
ぼくは、知り合いにこんなことを言われました。
「自信があると思いこみ、それを口に出せ」
言われた当時は「それができたら苦労しないわ」と思いましたが、今になって考えてみると、これは正しいですね。
だって姿勢を良くしただけで内面が変わるということは、人間はそれくらい曖昧な生き物ということですから。
「もっと結果を出したら」とか、「成功体験があれば」と考えていませんか?
それらが蓄積されるまでには時間がかかりますし、蓄積されるまで自信のない自分でいるのは嫌だと思います。
だから、今すぐ思い込んでみましょう。
そして、それを口にも出してみてください。
不要なプライドは捨てて。
ミラクリから一言
自信なんて、単なる思いこみ。