嫉妬心に苦しんでいませんか?
たとえば彼氏が女性と遊んでいたり、彼女がSNSで他の男性とやり取りしているのを見かけたとき。
あるいは仕事で成功している友人を見たときに、落ち着いていられるでしょうか?
それとも嫉妬の感情が芽生え、相手に対して怒りをぶつけたり、不機嫌な態度を取るでしょうか?
もし後者なら、自分自身もしんどくなりますし、相手との関係もうまくいかなくなると思います。
とはいえ、SNSの影響でこれだけ人の人生がオープンになっている時代ですから、ときには「羨ましい…」という気持ちになるでしょう。
嫉妬心をなくすのは難しくても、せめてコントロールしたいですよね。
今回は、嫉妬心をコントロールする方法を紹介します。
嫉妬心とは?
嫉妬心とは、嫉妬してしまう気持ちのことを言います。
つまり誰かに対して妬ましい、羨ましいといった感情を抱くことですね。
人間が生きている限り、嫉妬心がゼロになることはおそらくないでしょう。
でも、それを抑えたり、芽生えないようにコントロールすることは必ずできます。
嫉妬する原因は「自信のなさ」にある
では、なぜ人は嫉妬してしまうのでしょうか?
その原因は、自信のなさにあります。
つまり自分に自信がないからこそ、人のことが羨ましくなったり、妬ましくなるということですね。
言い換えると、「自尊心が低い」ということです。
嫉妬は、独占欲・不安・恐怖などの表れ
では、自信のなさがどういった感情と結びつき、嫉妬が生まれるのでしょうか?
主な感情をまとめてみました。
- 独占欲
- 自分のものを失うことへの恐れ
- 自分よりも大切にされている人への怒り
- 本当はやりたいのに、できない憤り
- どうにもできない無力感
- 人に対する嫌悪感
嫉妬する背景には、独占欲や恐れ、怒りや憤りといったネガティブな感情があるようですね。
これらも全て、自信のなさからくるものです。
嫉妬は、自己嫌悪につながる
たとえ嫉妬深くても、それをやる気やモチベーションに換えられる人は、その性格に悩まないでしょう。
なぜなら嫉妬心がガソリンになることを経験的に理解しているからです。
でも、嫉妬が行動に結びつかいない人は、人を妬んでばかりの自分に嫌気が差し、自己嫌悪に陥るでしょう。
嫉妬のコントロールは、情報が渦巻く現代社会を生き抜くための必須スキルと言えるかもしれません。
自己嫌悪を解消する方法は、次の記事で紹介しています。
嫉妬心を抑え、コントロールする10の方法
では、嫉妬心を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか?
嫉妬をコントロールし、より豊かな人生を歩むことはできるのでしょうか?
主な方法をまとめてみました。
嫉妬の原因を見極める
嫉妬心を抑えるためには、まず嫉妬の原因を見極めましょう。
つまり「何が羨ましかったのか?」や、「なぜ妬ましかったのか?」をちゃんと分析するということですね。
具体例は次のとおり。
- 彼氏(夫)の何に怒っているのか?
- 彼女(嫁)のことが心配なのか?
- 仕事で成功した友人のことが羨ましいのか?
- 尊重されず気落ちしているのか?
- 不安や心配があるのか?
- 先を越されて悔しいのか?
嫉妬を紐解いていくと、そこには必ず具体的な要因があります。
「また嫉妬した」という一言で終わらせず、その原因を突き止めましょう。
自信を持っている人の真似をする
嫉妬心を抑えるためには、自信を持っている人の真似をするのも効果的です。
いつも凛としていて、背筋が伸びていて、自信にあふれている人が周りにいませんか?
男性でも、女性でも構いません。
誰もが憧れるような人の真似をして、そのスタイルを取り入れてしまうのです。
自信を持っている人が「赤」のファッションを好むなら、それを真似すること。
いつもサングラスをかけているなら、自分もそうしてみることです。
最初は真似をすることに抵抗があるかもしれませんが、続けていると自分にも自信があふれてきます。
嫉妬した人の真似をする
嫉妬心を抑えるためには、嫉妬した人の真似をするのも効果的です。
なぜなら嫉妬するということは、「本当は自分もそうしたい」という願望の現れだからです。
容姿のいい人に嫉妬するなら、自分もそうなれるようにトレーニングや美容に力を入れましょう。
プロジェクトを成功させた同僚に嫉妬したときは、自分も仕事に没頭しましょう。
「嫉妬=願望の裏返し」だと前向きに考えてください。
嫉妬したときと真逆の行動をする
嫉妬心をコントロールするためには、嫉妬しにくい心をつくることも大切です。
そのためには、嫉妬したときに、通常の真逆の行動をすること。
妬ましい気持ちから不機嫌になってしまいがちなら、相手を手放しで褒めてみましょう。
独占欲が強すぎてすぐに何かを禁止してしまうなら、相手に自由を与えてみましょう。
最初は無理矢理だったとしても、徐々に人に対して寛容になっていきます。
「あえて見ない、聞かない」という習慣を身につける
嫉妬心を抑えるためには、「あえて見ない、聞かない」という習慣を身につけることも大切です。
一流のアスリートや経営者、芸能人のような人が嫉妬と無縁かというと、実はそうではありません。
むしろ一般人よりも巨大で、強い嫉妬と向き合っていますが、彼らは嫉妬が渦巻いていそうなところから物理的な距離を取り、それを見聞きしないようにしているのです。
心ない批判を目にしないために、SNSやブログをやらない人もたくさんいます。
一般人の我々も、SNSの距離感を考えることが大切だと思います。
人のことを信用し、自分を尊重する
嫉妬心をコントロールするためには、まず人を信用すること。
人のことを疑ってばかりだと、些細な行動を許せなくなるからです。
たとえば相手に対して疑心暗鬼になっているときは、「食事に行く」と言っただけで、「誰と? どこのお店に?」などと問い詰めてしまいますよね。
そんな人生は窮屈です。
また、人のことを信用するためには、自分を尊重することも大切。
自分にOKを出せているからこそ、人に優しくなれるのですから。
自分でコントロールできないことに対して楽観的になる
嫉妬心を抑えるためには、自分でコントロールできないことに対して楽観的になることも大切です。
「寛容になる」とも言えるかもしれませんね。
たとえば次のようなもの。
- 他者の気持ち
- 人の行動
- 好き、嫌い
- 周囲からの評価
自分ではどうしようもないことは、考えないこと。
自分の努力では変えられないものは、人に委ねることです。
変えられるものと変えられないものの区別がつけば、ずっと楽に生きられるようになります。
頭で考えすぎるのをやめ、ときには直感を大切にしてください。
執着・他者との比較を手放す
嫉妬心をコントロールするためにも、執着や他者との比較は手放しましょう。
たとえば次のようなもの。
- 彼氏(彼女)
- 結婚相手
- 配偶者(夫、妻)
- 収入の多寡
- 社会的地位
- 幸せな家庭
- 豊かな人生
- 仕事の成功
はっきり言って、執着を手放すのは容易ではありません。
他者と比較する癖を治すのも、容易ではありません。
それでも執着や比較から自由にならない限り、いつまでも嫉妬に身を焦がすことになるでしょう。
先ほども述べましたが、人のことを信用し、自分だけに集中してください。
好きなこと、やりたいことを究める
嫉妬心をコントロールするためには、好きなことややりたいことに集中するのも効果的です。
つまりは「自分のことだけに集中する」ということですね。
たとえばこんな経験はないでしょうか?
大好きなゲームに集中していたら、寝るのを忘れていた。
やりたい仕事に没頭していたら、ランチに行くのを忘れていた。
周囲の雑音や時間の流れさえも忘れてしまう状態ですね。
大好きなことややりたいことに没頭していると、周りのことはどうでも良くなるものですから、嫉妬している暇がなくなります。
自分自身を褒める
嫉妬心をコントロールするためには、自分自身を褒める習慣を身につけることも大切です。
嫉妬深い人は、きっと高い理想を掲げ、目標を持ち、ストイックに生きていることでしょう。
それゆえに長所よりも短所に、強みよりも弱点に目が行くと思います。
ですが、欠点ばかりを見つめているうちは、周囲に対する「羨ましい」という気持ちを抑えることはできません。
自分に自信を持つためにも、1日1度は自分を褒めてください。
仕事に疲れたときも、自分の心に栄養を与えてあげましょう。
おまけ:嫉妬されたときの対処法
では、逆に嫉妬されたときは、どのように対処すれば良いのでしょうか?
主なポイントは次のとおりです。
- 嫉妬深い人とは距離をとる
- 必要以上にプライベートを公開しない
- 嫉妬に気づかない仕組みをつくる
- 嫉妬に慣れる
- 嫉妬されていることを成功のバロメーターにする
嫉妬の芽を潰すか、嫉妬に触れないようにするか。
あるいは嫉妬に慣れるか、成功のバロメーターとして前向きに捉えることが大切です。
いちいち嫉妬に取り合っていては心身が持ちませんので、うまくスルーする術を身につけましょう。
何事も前向きに考えることが大切です。
いい意味で自分中心の人生を!
嫉妬してしまうのは、それだけ他人のことを気にしている証拠ですよね。
もちろん嫉妬深さに悩んでいるような人は、それを自覚していると思います。
ですから、いい意味で自分中心(自己中)の人生を生きましょう。
あなたが羨ましく感じる人たちは、もっと言いたいことを言い、やりたいことをやっているはず。
ときには無我夢中で何かに打ち込んだり、こちらの気持ちなんかそっちのけで邁進しているはずです。
だから同じようにやりましょうよ、自分も。
その権利があるのですから。
ミラクリから一言
嫉妬心は、ハイオクガソリンです。