「私はなんてダメ人間なんだ…」
「自分のダメさに嫌気が差すよ…」
そんなことを思っていませんか?
ダメな自分を許せないときは、意味もなく気分が落ち込みますよね。
欠点、コンプレックス、仕事の失敗、辛い過去など。
いろんなことがあるでしょうが、そのせいで自分のことをダメ認定してしまうと、人生は暗いものになります。
自分のことをダメだと思う原因を理解し、少しずつ自分を変えていきましょう。
というわけで今回は、ダメな自分を変える方法を紹介します。
ダメな自分とは?具体例を紹介
「ダメな自分」とは、一体どんな自分なのでしょうか?
具体例を以下にまとめてみました。
物事が思うように進まなかったり、そもそも無気力だったり、理想からかけ離れた現実を生きているような状態ですね。
また、人から「お前はダメな奴だ」と否定されたときも、自分のことをダメ認定しやすい時です。
ダメな自分を許せないときは、意味もなく気分が落ち込む
自分にダメなところがあったとしても、それを許容できていれば前向きに生きられますよね。
人を楽しませる「自虐ネタ」として披露することもできるでしょう。
その一方で、ダメな自分を許せないときは、意味もなく気分が落ち込みます。
そんな状態を脱出するためには、どうすればいいのでしょうか?
自分のことをダメだと思う原因
では、なぜ自分のことをダメだと思ってしまうのでしょうか?
そこにはどんな性格や心理があるのでしょうか?
ここでは、自分のことをダメだと思う原因を紹介します。
完璧主義
まず考えられるのは、完璧主義です。
自分に欠点があるだけで許せない、失敗を認められない、そんな性格ですね。
完璧主義の人は、仕事で90点の成果を出しても、10点のほうを気にします。
同僚たちが喜んでいても、上司が褒めてくれても、100点じゃないと納得できないのです。
「90点を取れたこと」を褒めるよりも、「10点を失った自分」のほうを責める。
この積み重ねによって自分のことをダメ認定してしまいます。
頑張り屋さんで、自分を責める癖がある
次に考えられるのは、頑張り屋さんという性格です。
責任感が強くて、熱心で、真面目。
そんな頑張り屋さんは、自分を責めるのが得意ですよ。
ストイックな人ほど自分に厳しいからです。
自己評価が低い
自己評価が低いのも、自分のことをダメだと思う原因です。
つまり、自分のことを過小評価しているということですね。
「私の実力なんてたかが知れている」 「俺にできるわけがない」
そう思いながら手がけたことの結果は、良くて「そこそこ」です。
「そこそこ」を積み重ね、さらに自分のことをダメ認定してしまうという悪循環です。
育った環境の影響
自分のことをダメだと思う原因として、育った環境も考えられます。
具体例は以下のとおりです。
- 親に長所よりも短所を意識させられた
- 家族に「ありのままの自分」を認めてもらえなかった
- 先生に欠点を指摘されてばかりいた
- 周りの人から褒められた経験があまりない
- 友人から「がっかりした」「失望した」と言われた
- 成果を出すことでしか人の興味を引けなかった
つまり、親、家族、友達、先生などから受けた影響ですね。
まとめると、良いところを褒められるより、悪いところを叱責されたことが多かったのでしょう。
こういう人は常に「欠点」に目が向くので、どれほど成果を出しても、誰もが羨む状態になっても、満足できない傾向にあります。
自分に期待していない(諦め)
自分に期待していないのも大きな原因です。
「どうせ」「だって」「自分なんか」
そんなことをよく口にしていませんか?
自分のことを信じていない人に運は向いてきませんし、人も付いてきません。
諦めは必ず人に伝わるからです。
自分のことを「そこそこ」だと思っている人には、そこそこの物事がやってきます。
自己肯定感は大切ですよ。
過去の失敗を引きずっている
過去の失敗を引きずっていませんか?
たとえば過去に大失敗をしたことで、完全に自信を失っている。
大失恋をしたことで、自分の価値を信じられないでいるような状態ですね。
失敗、トラブル、仲違い、失恋…など。
人生には辛いこともありますが、それをいつまでも引きずっていると、自分はダメなんだと思い込んでしまいます。
コンプレックスがある
コンプレックスがあるのも自分のことをダメだと思う原因ですよ。
容姿、性格、育った家庭環境、学歴、不得手など。
コンプレックスの種類は様々ですが、心に大きなキズを残すという意味では同じです。
その心の傷があることによって、自信を持つことができないのです。
ダメな自分を変える8つの方法
では、ダメな自分を変えるには、どうすればいいのでしょうか?
少しずつでも自信を持ちたいですよね。
ここでは、ダメな自分を変える方法を紹介します。
ありのままの自分を許し、受け入れる
まずは「ありのままの自分」を許し、受け入れること。
これは決して「ポジティブになろう」ということではありませんし、「長所だけを見よう」ということでもありません。
以下のように考えることです。
- 長所もあれば、短所もある
- できることもあれば、できないこともある
- 成功したこともあり、失敗したこともある
- 誇れることもあり、隠したいこともある
- プライドもあり、弱みもある
- 自信もあり、傷もある
つまり、良いところも悪いところも、誇れることも隠したいことも、全てを認めるということですね。
「グレイテスト・ショーマン」という映画の主題歌になった「This Is Me」に、こんな歌詞があります。
勇気がある
傷もある
ありのままでいる
これが私
引用元:This Is Me
これがまさに、ありのままの自分を受け入れるということです。
他者比較の原因になるものを遮断する
他者比較の原因になるものを遮断するのも重要ですよ。
どういうことかと言うと、それを見たことで、自分と他人を比べて「私なんか…」となるくらいなら、いっそのことシャットアウトしようということです。
具体例は以下のとおりです。
- SNS
- マウンティング好きな人たちとの関係
- 自己肯定感が低い人たちとの関係
- 飲み会
- 同窓会
友達のFacebookを見て、「私より幸せそうだなぁ…」と嫉妬するのはよくあることですよね。
人は人、自分は自分。
それを徹底するためにも、自分と他人を比べるきっかけになるものを排除しましょう。
他者比較をやめるためのアプローチは、以下の記事でも解説していますよ。
マウンティングについては、以下の記事で解説しています。
反省を行動につなげる
ダメな自分を変えるためには、反省を行動につなげることも重要ですよ。
とにかく行動! 悩む時間があるなら行動です!
「ダメな自分を救う本」という本に、こんな一文があります。
自分を好きになれないなら、好きな自分になればいい。
なぜ今の嫌いな自分のままでいるの?
引用元:ダメな自分を救う本(石井 裕之)
これもつまりは行動が大切ということですね。
容姿に自信がないなら、自分磨きをすること。
仕事の大失敗を引きずっているなら、二度と同じ失敗をしないように対策しつつ、イメージを覆すような成果を出すことです。
行動すれば、改善点が見えてきて、新たな知識や方法にも出会えますよ。
「一発逆転」ではなく、コツコツ積み重ねる
ダメな自分を変えるためには、一発逆転ではなく、コツコツ積み重ねること。
とくに男性に多いですが、「この一回で全てを変えてやる」とは考えないようにしましょう。
たとえばお肌を綺麗にしたいなら、食事を改善して、運動を習慣にして、美容にも取り組み、それを長期にわたって継続しなければなりませんよね。
自分磨きも、仕事も、恋愛も、全て同じです。
焦る気持ちを抑えて、できることをコツコツやりましょう。
「まぁいっか」を口癖にする
ダメな自分を変えるためには、「まぁいっか」を口癖にするのも大切ですよ。
つまり、できるだけ楽観的に考えるということですね。
自分のことをダメだと思う人は、完璧主義で、頑張り屋さんで、自分を責める癖があります。
だからこそ、ゆるく考えることが重要なのです。
仕事の失敗も、恥ずかしい経験も、「まぁいっか」と笑い飛ばすこと。
その積み重ねが自信につながります。
人に優しくする
人に優しくするのは超重要ですよ!
誰かに優しく接したときのことを思い出してみてください。
同僚の仕事を自ら手伝ったとき、「私ってこういうこともできるんだ」と思いませんでしたか?
重たそうな荷物を運んでいる人を咄嗟に助けたとき、ちょっと誇らしくなりませんでしたか?
人のために何かをするのは、それくらい凄いことなんです。
ぼくの知り合いは、「人に優しくすることで、本当に救われるのは自分自身」といつも言っています。
本当にそのとおりだと思います。
生活習慣を整える
ダメな自分を変えるためにも、生活習慣を見直しましょう。
規則正しい生活をすることによって、頭の中(脳)から変えていくのです。
とくに以下を心がけてください。
- 食事:バランスの良い食事を心がける
- 運動:定期的に運動をする
- 生活リズム:できるだけ固定する
不摂生が続いたとき、ものすごくネガティブになった経験は誰にでもあるでしょう。
生活習慣は心身にそれほど大きな影響を与えるのです。
健康的な生活を続けるにつれて、考え方が前向きになってきますよ。
睡眠をしっかり取る
最後は、睡眠をしっかり取ること。
これも生活習慣の見直しとリンクします。
睡眠不足のときにイライラしたり、気持ちが不安定になった経験は誰にでもあるでしょう。
睡眠は心身にそれほど大きな影響を与えるのです。
「睡眠を削って◯◯をしよう」なんて考えないほうがいいですよ。
以下の記事を参考に、毎日ぐっすりと眠ってくださいね。
「ダメな自分」は思い込み!頭の中から変えていこう
「ダメな自分」は単なる思い込みです。
性格、過去の失敗、コンプレックスなどが作り上げた産物に過ぎません。
ということは、その思い込みを変えれば自信のある自分になれるということですね。
そのためにも、ありのままの自分を受け入れ、環境を整え、行動すること。
生活習慣を見直し、脳から変えていくことも重要です。
決して焦らず、コツコツ積み重ねてください!
*人付き合いの面も改善したいと思いませんか?
ミラクリから一言
失敗した自分を責めるな、努力した自分を褒めろ。