ミラクリ

鬱から成功するブログ

「頭の良い、行動力のあるリーダー」ではなく、「楽しいバカ」に人はついていく。

 

「リーダー論」がよく話題になる。

景気もよく、ある程度予測が可能な世界であれば、少し先の未来を予測し、根拠に基づいて行動できるリーダーが必要だったが、現代のように不確実性が高い世界では、自分の確信だけを根拠に行動していけるリーダーこそ必要だ。

 

根拠にとらわれることは行動を阻害し、ときに害悪になる。

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人はどんなリーダーについていくのか?

面白い記事があったので、下記に一部引用する。

 

もちろん両方兼ね備えているのが理想である。しかし、往々にして「頭で考えるタイプ」と、「まずやってみるタイプ」は両立しない。果たして、どちらのリーダーに皆が、「自発的について行きたくなるか」という話だ。

〜中略〜

結果は明白だった。

成果が同じくらいなら、圧倒的多数が「行動力のあるリーダー」についていきたいと言ったのだ。

引用元: Books&Apps.

 

内容については同意だ。自分もこの二択であれば秒速で「行動力のあるリーダー」を選ぶ。組織の中では弁が立つ人がそれなりの力を持つ場合もあるが、業績が窮地、致命的なトラブルなど、決定的な場面になればなるほど行動力がモノを言う。組織のなかで生き抜くことも重要なスキルではあるが、そればかりを磨き続けた人ほど、長い目で見れば生き残ってはいけない。ぼくも組織における悲惨な事例はたくさん見てきた。

 

人に説明する力が欠損していたとしても、最終的に重要なのは行動力だ。

 

 

「頭の良い人」はトップに向かない

世の中には「頭のいい人」なんて沢山いる。学力だけで考えても東大卒の肩書を持った人は毎年量産されるわけだし、世界的に有名な大学に留学し、その後は大学院に通いながら研究所で働く、またはMBAを保持している、そんなエリートは山ほどいるのだ。

 

例えばぼくが半年ほどヘビーユーザーとして利用した「NewsPicks」という経済ニュースに特化したソーシャルキュレーションサービスには、所属している会社名と役職、そして実名を晒して利用するユーザーが多い。その空間の中では個人がニュースに対して専門性の高いコメントをし、アナリストの仕事をする人のコメントなどほとんど理解できないほどレベルが高い。

 

そんな空間に一介の人間が気付いたことを綴ったブログ記事がアップされれば、「根拠は?」「ソースは?」といった容赦無いコメントが浴びせられる。優秀な人からすれば根拠のない個人の言説など、何の価値も持たないのだ。(これは批判ではなく、そんな特性を持った人が集まっているという傾向にすぎない。そして今では利用をやめてしまったが、NewsPicksは有用性の高いサービスなので陰ながら応援している。)

 

しかし、根拠に縛られすぎる人が「リーダー(トップ)」になれるか?と言えば疑問だ。

 

ギャップ

 

リーダーは自分の確信を根拠にできる人

まず個人的には、いちいち「根拠は?」などと聞く人とはネットでもリアルでも距離を置くようにしている。なぜなら根拠に囚われすぎる人はつまらないからだ。そしてぼく自身の無意識にも「根拠の無いことは言ってはいけないし、やってはいけない」という意識が刷り込まれるような気がするので徹底的に避ける。根拠に縛られていては、どのみち大したことはできない。

 

言うまでもなく、新しいビジネスに根拠はない。

既に走りだしたビシネスの中で「次の一手を打つ」ようなケースでは、前回の損益を強引に根拠にして試算する場合はあるが、それでも「やってみなきゃ分からない」のは事実だ。つまり「根拠」なんて同僚や銀行や投資家を説得するための強引な材料でしかなく、リーダーは自分の確信だけを根拠にして走るしかないのだ。

 

 

優秀なリーダーが、行動で示すしかなくなる理由

「行動力のあるリーダーがいい!」と言うよりは優秀なリーダーほど行動で示すしかなくなる、という方が正しい。これには理由がある。

 

「理想的な未来へのビジョン」を明確に描けるような人は、悲しいかな人に説明する能力が欠損している。

他に類似の事例があったり、参考にできるものがある場合を除き、自分のイメージ(妄想)だけを根拠に人を説得することには無理が生じるのだ。ぼくも会社員だったときには、説明能力が乏しく、朝令暮改を繰り返す経営者には辟易したものだが、今ではそのまんまを地で行っている。ここに経営者と社員の深い溝があるように思う。

 

 

「楽しいバカ」に人はついていく

優れたリーダーはみんな「楽しいバカ」だ。

この場合の楽しいバカとは「陽気」「話がうまい」「面白い」などの単純なくくりではなく、「理想的な未来へのビジョン」を見せ、それに向かって熱狂的に行動する人、ということだ。上手に説明できる能力が欠損していたとしても、発言が朝令暮改だったとしても、明るいビジョンに向かって行動するリーダーに人はついていく。

 

実際問題としては、そんな人についていくのは大変だろう。よくスティーブ・ジョブズが崇拝されるが、じゃあ彼のもとで働いてみるか?と言われれば尻込みしてしまうと思う。まず、彼を崇拝しているマインドのような人は雇ってもらえないだろうし、もしくはすぐに解雇される可能性だってある。

 

それでも彼が人を魅了するのは、明るい未来に向かって熱狂的に走りだす「楽しいバカ」だからだ。脳科学者の中野信子氏が「「人間は実力のある人よりも、確信のある人のほうにひかれるのです」.」という発言をされているが頷ける。頭が良くて、根拠に基づいて行動する人よりも、「いや、俺が思うに未来はこうなるんじゃね?」という自分だけの確信を持って動く人に結局は惹かれてしまうのだ。

 

「成功する」よりも「失敗しない」ことが一番の人には根拠は必要だろう。

しかし何かを生み出して人を引っ張るリーダーになりたい人は、自分が理想とするビジョンを描き、それに対して熱狂的に行動する「楽しいバカ」になることが必要だ。

 


 

ミラクリから一言

ビジョンを描き、説明能力にも長け、行動力もある人が最強なのは事実だが、欠損に人間的な魅力があるのも事実だ。

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