「器が大きい人」になりたいと思いませんか?
いつも落ち着いていて、余裕があって、人の成功を素直に喜べる。
人の失敗をとがめたりはせず、むしろ積極的に褒める。
そんな心の広い人です。
器が大きい人になれたら、良好な人間関係を築くことができ、気持ちも楽になりそうですよね。
では、どうすれば器の大きい人になれるのでしょうか?
今回は、器が大きいの意味、器が大きい人の特徴、心の広い人間になる方法を紹介します。
「器が大きい」の意味とは?
「器が大きい」とは、一体どういう意味なのでしょうか?
なんとなくイメージではわかりますが、具体的に知りたいですよね。
器が大きいとは、小さなことをいちいち気にしない様。
イライラしない、とがめない、怒らない。
落ち着きがあって、どっしり構えている状態です。
では、器が大きい人とは?
つまり器が大きい人とは、どんなことでも受け止められる度量を持った人のこと。
「包容力」とも言い換えられるでしょう。
具体的な人物像は、この後の「器が大きい人の特徴」をご覧ください!
ちなみに他の言い方もある(類義語)
ちなみに「器が大きい」は、別の言い方をされる場合もあります。
参考までに紹介しておきますね。
- 度量が大きい(度量がある)
- 人間的に大きい
- 心が広い
- 人格が優れている(人格者)
- 許容範囲(キャパ)が広い
- 寛大
なんとなく人間的な大きさが伝わる言葉ですよね。
英語もいろんな言い方がある
ちなみに英語にも、様々な表現があります。
参考までに紹介します。
- Tolerant:寛大、寛容、懐が深い
- Accepting:許容範囲が広い
- big heart:心が広い
- forgiving:許すことができる
- understanding:共感できる
日本語と同様、人間的な大きさが伝わる表現ですね。
器が大きい人の12の特徴
それでは、器が大きい人の特徴を見ていきましょう。
人物像をまとめてみました。
余裕がある
器が大きい人は、心に余裕があります。
ですから、ちょっとしたことでは動じませんし、イライラしたり、不安になったり、あたふたはしません。
常にどっしり構えるその姿勢は、大人そのもの。
男性なら安心感があるでしょうし、女性なら魅力的に映るでしょう。
常に冷静で、客観的
器が大きい人は、常に冷静で客観的です。
たとえば仕事のプロジェクトでトラブルがあったとしましょう。
みんなが頭を抱え、不安を口にする中で、器が大きい人は冷静に事実関係を整理します。
それからトラブル解決の鍵を探し、みんなに提示するのです。
「共感能力はあるけど、共感しすぎない」
それが器が大きい人の真骨頂です。
精神的に安定している
器が大きい人は、精神的に安定しています。
機嫌がいいとか、落ち込んでいるとか、そういった浮き沈みがないのです。
たとえば器が大きい人を動画で撮影したら、いつも同じに見えるでしょう。
それくらいメンタルが整っています。
そもそもの視点が前向きで謙虚
器が大きい人は、そもそもの視点が前向きで謙虚です。
たとえば仕事で絶望的な状況になっても、「ってことは、○○するチャンスじゃない?」と考えます。
そして理不尽な目にあわされても、「こうなったのは、あの人を信じた自分の責任」と考えるのです。
ネガティブさがなく、人のせいにもしない。
そのスタンスは見習いたいですね。
「人は人、自分は自分」を徹底している
器が大きい人は、「人は人、自分は自分」を徹底しています。
ですから、いい意味で人に期待はしませんし、自分と他者を比べたりもしません。
あくまでも自分ができることだけにフォーカスするのです。
たとえば横柄な上司がいても、「自分にできるのは仕事で成果を出すことだけ」と割り切り、仕事に集中します。
自分にできることと、できないことを、よくわかっています。
許容範囲が広く、決して感情的に怒らない
器が大きい人は、許容範囲が広く、決して感情的には怒りません。
誰かから多少乱暴にいじられても笑い飛ばしますし、心ない言葉もしなやかに受け止めます。
もちろん怒ることはありますよ。
でも感情的にはならず、あくまでも冷静。
「事実関係をもとに、話し合いをする」のスタンスですね。
褒め上手
器が大きい人は、抜群の褒め上手です。
そもそもの視点が前向きで謙虚なので、人の良いところに人一倍気づくからです。
そして何よりも凄いのは、人を褒めるのに躊躇しないこと。
思ったらすぐ言葉にして褒めます。
器が大きい人の近くにいると、自然に気分があがるでしょう。
常に全体を見渡しているため、細かいことにはこだわらない
器が大きい人は、常に全体を見渡しているため、細かいことにはこだわりません。
たとえば仕事でいうと、「期限と質、どちらを優先する?」という状況になっても、器が大きい人は動じません。
顧客や上司の求めることが明確にわかっているからです。
期日を優先する人には期日を、質を優先する人には質を、両方なら両方を。
全体が見えているから、落ち着いて対処できるのです。
自ら頭を下げることをいとわない
器が大きい人は、自ら頭を下げます。
本当は自分に責任のないことでも、部下が頭を下げるべき場面でも、積極的に頭を下げる。
この姿勢こそが「器が大きい」と周りに言われる所以です。
他人の失敗に寛容
器が大きい人は、他人の失敗に寛容です。
「人間は失敗するもの」と人一倍思っていて、「失敗はチャンス」と考えているからです。
ですから部下がミスをしても、怒るどころか「私の指示が悪かった」といって送り出すでしょう。
決して怒らず、とがめたりもせず、ねちっこく文句を言ったりもしない。
だからこそ自然と人が付いてくるのです。
納得・共感できない考え方であっても受け止める
器が大きい人は、納得・共感できない考え方であっても受け止めます。
上司から無理難題を言われても、友達からモラルに反することを聞かされても、まずは受け止める。
そのうえで求められれば自分の考えを伝えます。
一般常識を押し付けたりはしないので、器が大きい人には本音を話したくなるでしょう。
*つまり「聞き上手」です。
ストレスを発散するのが上手
器が大きい人は、ストレスを発散するのが上手です。
勘違いしないでください。
器が大きい人にもストレスはあります。
イライラすることも、腹立たしいこともあります。
でも心が揺れたときに、ちゃんと発散するのです。
飲みに行く、運動をする、たっぷり寝る、好きなことをする、大好物を食べる…など。
精神的に安定しているのは、自分の逃げ道を知っているからです。
今すぐチェック!あなたの懐の深さを診断
さて、ここまで読んで、「私の懐の深さはどれくらいだろう…」と思いませんでしたか?
器の大きさを自分で測るのは難しいですが、なんとなくのレベルを知りたいですよね。
以下10項目で、いくつ「YES」と言えるでしょうか?
- 常に精神的に安定している?
- 自分の間違いを素直に認められる?
- 他者に原因のあることでも頭を下げられる?
- 誰かに反論されたとき、素直に耳を傾けられる?
- トラブルに巻き込まれても、怒らず助けられる?
- 心ない批判やいじりを受け流せる?
- 予期せぬことがあっても冷静でいられる?
- 誰とでも平等に接している?
- 心底腹が立っても、許せる?
- 周りの成功に嫉妬せず、喜べる?
5つ以上「YES」と言えたら、懐の深い人だと思っていいですよ。(*個人の感想です。)
逆に4つ以下なら、次に紹介する方法で心の広い人間になりましょう!
心の広い人間になる5つの方法
ここからは、心の広い人間になる方法を紹介しますね。
具体的な方法をまとめてみました。
常に余裕を持って行動する
心の広い人間になるには、常に余裕を持って行動すること。
つまり、余裕が持てるように生活するということですね。
想像してみてください。
焦っている人って、何から何まで焦っていませんか?
出勤のときは駅まで走っていますし、仕事の期限ギリギリになって汗だくで手を付けはじめる。
それをやめるのです。
時間が決まっているなら前もって到着し、仕事もプライベートも前倒しを心がける。
それだけで心にゆとりが生まれますよ。
不満・愚痴・悪口を言わない訓練をする(まずは3週間)
心の広い人間になるために、不満・愚痴・悪口を言わない訓練をしましょう。
人間の習慣を変えるには、3週間(21日)必要だと言われています。
ですからまずは3週間、ドロドロした言葉を言わないよう気をつけてください。
最初は自分がいかに不満を言っていたかに驚きますが、そのうち不満を言わない自分に気づきます。
そして3週間経ったら、不満や悪口と無縁になったことに気づくでしょう。
*詳しくは、この本に書いてあります。
参考:もう、不満は言わない
過去を振り返り、許せない人や出来事を許す
心の広い人間になるために、あえて過去を振り返り、許せない人や出来事を許しましょう。
許す対象は以下のとおりです。
- 許せない人
- 今でも腹が立つ人
- 隠したい失敗
- 受け入れがたい出来事
- 心の傷と、その関係者
嫌な思い出は誰にでもあります。
許せない人は誰にでもいます。
その事実を受け入れ、本当の意味で前に進むのです。
ずっと心に引っかかっていたものを清算できれば、心に広大なスペースができますよ。
人の話を聞く
心の広い人間になるには、人の話を聞くことも大切です。
人の話を聞くって難しくないですか?
どうしても途中で何か言いたくなりますよね。
でも、じっと話を聞くのです。
相手が納得するまで話を聞くのは、心の広い人にしかできませんよ。
これも訓練だと思って、人の話をしっかり聞きましょう。
人の成功を喜ぶ
心の広い人間になるには、人の成功を喜ぶこと。
これ、めちゃくちゃ重要です!
最初は無理矢理でもいいです。
歯ぎしりを押し殺してでも構いません。
人の成功を喜べる人間になれたら、そんな自分を好きになれますよ。
そして人の成功を素直に讃えられる人には、自然と人が集まってきます。
器の大きい人は、同性からも異性からもモテる
器の大きい人は、同性からも異性からもモテます。
これはもう間違いありません!
上司ならめちゃくちゃ尊敬されますし、友達なら心強いでしょう。
彼氏(夫)や彼女(妻)の器が大きければ、これほど頼りになる存在はいないと思います。
器が大きいというのは、それほど凄いことなのです。
一朝一夕とはいきませんが、少しずつでも器を広げ、良好な人間関係を築いてくださいね!
*好かれる人の特徴も知りたくないですか?
ミラクリから一言
器が大きい人になりたい(切実)