今まではどうあれ、これからは「好かれる人」になりたい。
無理はしたくないけれど、嫌われるよりは好かれたほうがいい。
それが本音ではないでしょうか。
長い人生において、ときには嫌われることもあるでしょう。
第一印象の悪さを指摘されたり、それで面接に落ちたりして、どよ〜んとした気持ちになることもあるでしょう。
そんなとき、いつも人に囲まれている「愛されキャラ」の人を見たら、羨望と嫉妬が入り交じった気持ちになりますよね。
好かれる人は、どんなことに気をつけているのでしょうか?
また、好かれる人になることは可能なのでしょうか?
今回は、好かれる人の特徴と、好かれる人になる方法を解説します。
人に好かれる・嫌われるとは?
人に好かれる、嫌われるとは、具体的にどんな意味なのでしょうか?
あらためて説明するまでもないかもしれませんが、念のため。
それぞれの意味をまとめてみました。
- 好かれる:好感を持たれること
- 嫌われる:嫌悪され、避けられること
意味合いが両極端なので、とくに難しくはないでしょう。
好かれやすい性格の人は何かと有利
好かれやすい性格の人は、何かと有利です。
たとえば、以下のような場面で。
- 第一印象がいい
- 短所よりも長所に注目してもらえる
- 自然と友達ができる
- 先輩や上司に可愛がられる
- 仕事で出世しやすい
- 恋愛・結婚が成就しやすい
良好な人間関係を築けたり、仕事や恋愛がうまくいく可能性が高い、ということですね。
これは決して数値化できるものではありませんが、人に好かれる方が人生がより豊かになるのは、誰もが知っている真理でしょう。
好かれる人の11の特徴
では、好かれる人とは、具体的にどんな人なのでしょうか?
人間は千差万別ですが、共通点はいくつかあります。
好かれる人の特徴をまとめてみました。
見た目に清潔感がある
好かれる人は、見た目に清潔感があります。
逆に言うと、不潔な人はいくら性格が良くても嫌われる可能性が高い、ということですね。
服装や髪型をきちんと整え、言葉遣いも丁寧。
お肌や爪などもきちんと手入れされているので、自然と人から好感を持たれます。
「人は見た目が9割」と言いますからね。
性格的に大らかでさっぱりしている
好かれる人は、性格的に大らかでさっぱりしています。
そのおっとりしたマイペースさが、人に心地よさを与えるのでしょう。
些細なことでイライラしたり、焦ったり、人を急かしたりは絶対にしない。
過去にこだわったり、失敗をいつまでも引きずるようなこともないので、一緒にいるだけで前向きな気持ちになれます。
とても明るくて、笑顔が多い
とても明るくて、笑顔が多いのも、好かれる人の特徴です。
想像に難くないと思いますが、「しかめっ面」の人に声をかけようなんて誰も思いませんからね。
いつも朗らかで、前向きで、優しい空気が漂っている。
初対面でも旧知の仲のような気持ちにさせてくれるので、一緒にいるだけで癒されるでしょう。
明るいというのは、1つの才能ですね。
根が誠実で真面目
好かれる人は、根が誠実で真面目です。
いくら第一印象が良くても、その後どんどんルーズなところが露わになり、嫌われる人もいますが、好かれる人はその逆。
ちょっとだらしないところがあっても、根が真面目だから許される。
失敗するようなことがあっても、誠実だから「人間らしさ」として捉えてもらえるのです。
表面的には見えづらい本性の部分ですが、見ている人は見ていますよ。
誰とでも平等に接する(表裏がない)
好かれる人は、誰とでも分け隔てなく接します。
権力者には媚びるのに、同僚や部下には偉そうにする。
好みの男性の前ではぶりっ子なのに、友だちの前では悪態をつく。
そんな表裏がありません。
目上にも、後輩にも、優秀な社員にも、目立たない人にも、同じように接する姿が、信頼につながっているのでしょう。
人に対して寛容
好かれる人は、人に対して寛容です。
考え方の違いを非難したり、人の好みを否定するようなことがないので、一緒にいるだけで肯定されたような気持ちになるでしょう。
ちょっと奇抜な意見を言っても、「なるほど、そういう考え方もあるんだね」と返し、本音をぶつけても全て受け止めてくれる。
人一倍、包容力があります。
よく気が利く
好かれる人は、例外なく気が利きます。
常に相手の欲求を先回りするからこそ、人から信頼されるのです。
たとえばあなたが落ち込んでいるとき、「そっとしておいてほしい」という空気を出していたら、それを察知して遠くから見守ってくれるでしょう。
飲み会の席なんかでは、店員さながらのさばきを見せるはず。
仕事で営業をさせたら、天下一品ですね。
見返りを求めない優しさがある
好かれる人は、見返りを求めない優しさがあります。
純粋に人の力になりたいと思っている人は、「目」でわかりますよね。
逆に、打算的な考え方をしている人や、貸し借りに厳しい人も「目」でわかります。
困っている人のために多大な労力を払ったのに、事が終わればさっさと忘れてしまう。
本人から感謝されても、「そんなことありましたっけ?」という態度。
人に好かれるのも当然ですね。
人のせいにしたり、悪口を言ったりしない
好かれる人は、失敗を人のせいにしたり、悪口を言ったりはしません。
そのような態度が、回りまわってブーメランのように自分に返ってくることを知っているからです。
自分の失敗は自己責任で、人の失敗はみんなの責任。
自分の成功はみんなのおかげで、人の成功はその人の手柄。
このような考え方が基本にあるので、人のせいにしたり、誰かを悪く言う必要がないのです。
とても謙虚で、感謝を忘れない
好かれる人は、とても謙虚で、感謝を忘れません。
恥ずかしがらずに「ありがとう」と言い、ときにはプレゼントでお返しをしたり、別の仕事で協力したりもするので、感謝の気持ちがより伝わります。
また、部下や後輩の意見にも熱心に耳を傾けるような、学ぶ姿勢も忘れません。
常に「自分がまだまだ」と思っているからこそ、このような態度を貫けるのでしょう。
謙虚であることは、日本人の素晴らしい美徳です。
気分が安定している
好かれる人は、気分が安定しています。
連休明けでも、失敗したときでも、社内全体がどんよりしているときでも、朗らかな態度で人に接するでしょう。
やはり気分の浮き沈みの激しい人や、喜怒哀楽がハッキリしている人は、どこか「危うさ」がありますからね。
ストレス社会と言われる現代において、メンタルが安定していることは、1つの長所です。
さて、好かれる人の特徴は、いかがでしたか?
周りにいる「愛されキャラ」との共通点が見つかったでしょうか?
好かれる人になる方法
ここまでお読みになった方が気になるのは、「好かれる人になるにはどうすればいいの?」ではないでしょうか。
ぼくもそうでしたが、いじめられた経験があったり、誰かに嫌われたことがトラウマになっている人は、人付き合いについて人一倍悩むと思います。
ここからは、好かれる人になるための方法論を紹介しますね。
まず人に与える癖をつける
好かれる人になる方法として最も大切なのは、まず人に与える癖をつけること。
「見返り」とか、「貸し借り」とか、「損得」なんて考え方は一切捨てて、人のために尽くすのです。
以下のような簡単なことからで構いません。
- プレゼントをする
- 食事を奢る
- 自分から挨拶をする
- 先にお礼を言う
- 見返りを求めずに手伝う
挨拶ひとつでも、自分からするのと、返すだけなのとでは、相手からの印象は雲泥の差ですからね。
人間は、何かをもらったらお返しをしたくなるもの(返報性の法則)なので、人に何かを与えるほどあなたの周りに人が集まってきますよ。
「尊重する」「褒める」を人付き合いのベースにする
次に大切なのは、「尊重する」「褒める」を人付き合いのベースにすること。
これはよく考えればわかりますが、「否定する」「けなす」がベースにある人と一緒にいるのは、ストレスフルですからね。
人の考え方・生き方を尊重し、どんどん褒めること。
仕事で結果を出したときは「素晴らしい!」と褒め、失敗したときも「珍しいね!」と暗に褒める。
そうすることによって、あなたと一緒にいたがる人が増えていくでしょう。
「声をかけやすい人」になる
最後のポイントは、「声をかけやすい人」になること。
これを自分ひとりで改善するのはなかなか難しいので、仲のいい人に以下のような項目をチェックしてもらいましょう。
- 服装
- 髪型
- 表情
- 雰囲気
- 言葉遣い
服装や髪型に清潔感はあるか。
表情や雰囲気から優しさを感じるか。
不快な言葉遣いをしていないか。
このような項目を定期的にチェックし、印象を変えていきましょう。
アンケートで判明!職場で好かれる人になる方法は意外に簡単だった
社会人になったら、ほとんどの人が毎日会社に行くでしょう。
となると、職場の人間関係も悩みのタネですよね。
職場で好かれる人になるためには、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
エンジニア派遣業を行っている「VSN」が行った調査で、必要なものが見えてきました。
20代~30代のビジネスパーソン男女600名にアンケートを取ったところ、人に好かれるためのスキルは意外に簡単なものだったようです。
Q.「誰からも好かれるビジネスパーソン」になるために必要だと思えるスキルをお選びください。
- 元気なあいさつ
- 時間・期日を守る
- 気配りができる
- 人付き合いが良い
- 仕事への積極性
- 誰とでも平等に接する
- 協調性がある
- ネガティブな発言をしない
- ルールを守る
- 明るい性格
- 陰口や悪口を言わない
- 清潔感がある
- 豊かな表現力
- 人がやりたがらない仕事を率先して引き受ける
- 容姿のよさ
きちんと挨拶ができたり、期日を守ったりするだけで、好感度は上がるということですね。
なんだ… めちゃくちゃ簡単なことじゃないか…。
しかしながら、逆にこれだけの項目が挙がるということは、基本的なことをできない人が意外に多いのでしょうね。
人に好かれるためのポイントは、ぼくたちが思っているよりシンプルなのかもしれません。
無理して好かれようとしなくても大丈夫!
この記事をお読みの方は、少なからず人間関係に悩んでいることでしょう。
好かれる人になるには? 人に好かれる顔は? 性格が悪いのに好かれる人がいるのはなぜ?
そんなことを調べては、自分に足りないところに気づき、落ち込んでいるかもしれませんが、無理をしてまで人に好かれようとする必要はありませんよ。
人には、そもそもの「合う、合わない」がありますし、「好き、嫌い」も必ずある。
努力ではどうしようもできない複雑な部分が、人間には必ずあるからです。
ですから、多くの人に好かれようとしなくても大丈夫。
まずは目の前にいる人をとことん大切にしてください!
ミラクリから一言
好かれる人だって、誰かには嫌われている。