自己分析

【気が利く人に共通する9つの特徴】気遣いができる人になる方法も紹介

「気が利くね」と言われたら、うれしいですよね。

ただ、おそらくこの記事をお読みの方は、周りの人から「あんたって、ほんと気が利かないね…」と言われ、それを改善するための情報をお探しなのでしょう。

その気持ちはよくわかります。

ぼくも「気が利くね」などと褒められた経験は皆無で、むしろ配慮のなさを指摘されてばかり。

数年に一度くらい褒められたとしても、「お前にしては」という条件付きです。

あぁ、気が利く人になりたい…。

では、周囲に対する配慮を欠かさない人は、何が違うのでしょうか?

気遣いができるようになるためには、何が必要なのでしょうか?

今回は、気が利く人に共通する特徴と、気遣いができる人になる方法を紹介しますね。

「気が利く」とは?

そもそも「気が利く」とは、どういうことなのでしょうか?

気が利くとは、「細かいところまで気がつく」という意味。

絶妙なタイミングで先輩に次のお酒を勧めたり、友達が行きたがっていたお店を予約したり。

そのような痒いところに手が届く対応を続けていると、そのうち「気が利く人」の称号が与えられます。

*ちなみに気が利くには「しゃれている」「粋である」という意味合いもありますが、本記事では除外します。

男性でも女性でも、気が利く人はモテる

男性でも女性でも、気が利く人はモテます。

これは異性にモテるとか、恋人ができやすいという意味でもありますが、「人にモテる」という意味合いも。

気が利く人は相手に親近感を持ってもらいやすいので、人間関係がうまくいきます。

過剰な気遣いは「お節介」になる

気が利く人はたしかにモテますが、それが行き過ぎて「お節介」になることも。

つまり相手が欲していないことをやるのは、単なる押し付けだということですね。

「気が利くタイプ」を自称する人もいますが、それを決めるのは他者なので、過信しないようにしましょう。

気が利く人に共通する9つの特徴

では、気が利く人にはどのような特徴があるのでしょうか?

気が利かない人との違いは何なのでしょうか?

主なポイントをまとめてみました。

常に相手目線で考える

気が利く人は、常に相手目線で考えます。

プレゼントをするときは、「何をあげたいか?」よりも、「あの人は何が欲しいだろうか?」を考える。

飲食店を選ぶときは、「何を食べたいか?」よりも、「あの人の好みに合うだろうか?」を徹底的に考えています。

自分の思いを優先するのは、単なる独りよがりです。

*余談ですが、出産祝いに赤ちゃん用の「着ぐるみ」をプレゼントし、「写真送ってね〜」などと言う人は、相手目線が欠けているかも…。

挨拶やお礼(感謝など)を大切にする

気が利く人は、挨拶やお礼を大切にしています。

気が利くと評判の人は特別なことをやっているのかと思いきや、実はあたり前のことを欠かさずやっているだけなんですよね。

その積み重ねが人からの信頼につながり、良い評判につながっているのです。

朝の挨拶はもちろんのこと、仕事をやってくれた人に対するお礼や、その後の経過報告。

お世話になった人たちに感謝を伝えることも忘れません。

これは「人望が厚い人」にも共通しています。

「ただ見守ること」もできる

気が利く人は、そのときの状況によっては「ただ見守る」という選択もできます。

自分が行動することによって、相手に迷惑がかかる場合。

つまり「何もしないこと」が相手にとって有益だと判断した場合は、躊躇なくそのようにするのです。

たとえば同じように思い悩んでいる人でも、相談に乗って欲しいタイプと、そっとしといて欲しいタイプがいますよね。

何かをしてあげることだけではなく、そのときの状況や空気を察して、適切な選択ができるのも気が利く人の特徴です。

全体を見渡す習慣がある

気が利く人は、全体を見渡す習慣があります。

たとえばぼくの知人は、総勢20人の食事会を開いたときに、最も遠いところに座っている人のワイングラスまでチェックしていました。

ワインが無くなるや否やすぐさま店員さんを呼び、オーダーを聞くようにお願いしていました。

また、別の知人は会議で発言していない人をチェックし、満遍なく意見を聞くようにしています。

気が利く人は、サッカーでいう司令塔のような広い視野を持っています。

人の嫌がることを率先してやる

気が利く人は、人の嫌がることを率先してやります。

会社の飲み会の幹事などもそうですし、掃除などにも積極的。

子供会の役員といった面倒な役回りにも、精力的に関わっていきます。

人の嫌がることを率先してやるのですから、自然と評判は良くなりますよね。

周囲から感謝され、高い評価を受けるのは当然です。

積極的に人に譲る

気が利く人は、積極的に人に譲ります。

たとえば仕事のプロジェクトが成功したときは、その手柄を参加者に譲る。

メリットの多い役回りを人に譲り、自分はデメリットのほうが多い仕事を担当します。

これは消極的すぎて損をしているのではなく、むしろ人に譲ることに積極的だということです。

得な役回りを譲ってもらった人は、譲ってくれた人に対して「借り」や「恩」を感じるでしょう。

部下の手柄を横取りするような上司の真逆ですね。

誕生日や記念日などを記憶している

気が利く人は、人の誕生日や記念日を記憶しています。

自分の家族の誕生日や恋人との記念日はもちろんのこと、友人の誕生日なども忘れません。

その当日には「おめでとう」というメッセージを送り、場合によってはプレゼントも。

ぼくの友人は、仕事で関わった人が不意に口にした家族の誕生日まで記憶しています。

もちろんプレゼントを送ることまではしませんが、かるくお祝いを伝える配慮は忘れません。

すると、相手は家族の誕生日まで覚えてくれていたことに感謝し、次第に彼のファンになっていきます。

仕事ができる

気が利く人は、ほぼ例外なく仕事ができます。

気が利くことの本質が「相手の欲求を先回りすること」にあるならば、仕事ができても不思議ではありませんよね。

仕事とは、顧客を喜ばせることで対価(お金)をもらことだからです。

仕事やお金がたくさん集まるのは、それだけ人を喜ばせてきた証です。

人の話をよく聞く

気が利く人は、人の話をよく聞きます。

「話し上手」の人は結構いますが、「話させ上手」の人はなかなかいませんよね。

相手の要望や悩みをすべて聞きだしたうえで解決策を考え、それを行動に反映する。

だからこそ人が驚くような気遣い力が生まれるのです。

相手を喜ばせるための第一歩は、全ての要望を聞き出すことから。

気が利かない人の特徴

では、逆に気が利かない人にはどのような特徴があるのでしょうか?

主なポイントをまとめてみました。

  • 自分の気持ちが優先
  • 自己中心的
  • 相手のことを理解する気がない
  • 挨拶やお礼がおろそか
  • これ見よがしに人助けをする
  • 気配りを褒められなければいじける
  • 人に譲れない
  • 仕事ができない
  • 臨機応変な対応ができない
  • 一般常識はビジネスマナーを知らない

これらをまとめて表現すると、「自分本位」と言えそうですね。

自分本位な人が気遣いをするのは、あくまでも自分が評価されるため。

つまり「気が利くね〜!」と褒められるためであることが多いようです。

また、単純に一般常識やビジネスマナーに対して無知な場合もあるでしょう。

このような特性を有していると、「可愛げがない」と言われてしまいます。

気遣いができる人になる方法

では、どうすればまめな配慮ができる人になれるのでしょうか?

主な方法をまとめてみました。

気が利く人を徹底的に真似る

気が利く人になるためには、気が利く人を徹底的に真似るのが一番です。

気が利く人がどのような点に着目し、何を考え、どう行動しているのか?

お土産1つにしても、選ぶ基準は何なのか?

それを徹底的に研究してください。

「あんたって、ほんと気が利かないね…」と言われるような人とは、真逆の基準を持っているはずです。

気遣いのポイントが合ってきたら、次第に人を喜ばせられるようになるでしょう。

自分よりも、相手の気持ちを優先する

気遣いができる人になるためには、自分よりも相手の気持ちを優先することも重要です。

最近は生き方を追求する人が増えているせいか、「人生一度きり」という大義名分のもと、「俺が、俺が(私が、私が)」という風潮が強まっているように思います。

また、人に対して配慮することを「自分を殺す」と表現するような人もいますよね。

しかしながら、社会というコミュニティーに属している以上、人と共存することは必要不可欠。

どんな時代であっても、人の願望を叶えられる人が重宝されるのは間違いありません。

場数を踏む

配慮ができる人になるためには、とにかく場数を踏むこと。

人を助けること、人に優しくすることなど、とにかくたくさんの経験を積むことです。

「気が利くね」と言われる人たちだって、最初からそうだったわけではありません。

ときには的はずれな物をプレゼントしたり、名前を間違えたり、誕生日を忘れたりしながら、「気遣い」というスキルを身につけたのです。

気遣いが足りない原因が経験不足にあるなら、その解決策ははっきりしていますよね。

頭で考えすぎず、まずは行動してください。

人の話をよく聞き、それを記憶する

気が利く人になるためには、人の話をよく聞き、それを記憶すること。

よく言われることですが、優秀な営業マンほど些細な要望をちゃんと記憶していますからね。

現時点で気遣いが足りない人は、大切なポイントがズレているはず。

まずは相手の要望を全てメモして、そこから重要な部分を解析していきましょう。

そうすれば、今までの間違いに気がつくはずです。

気が利く人の特徴は、男性・女性ともに「場を読み、全体を見渡す」が1位

世間一般では、どのような人のことを「気が利く」というのでしょうか?

ちょっと気になりますよね。

ここでは「みんなの声」というサイトが行ったアンケートを紹介します。

4,508名のアンケートを集計したところ、気が利く人の特徴は次のようになったそうです。

この人気が利くなと思う人の特徴は?

*男性の意見

  • 場を読み、全体を見渡す:26%
  • 「気配り」を相手に気付かせない:22%
  • 一歩先を読んでいる:17%
  • 挨拶・感謝・お礼を大切にする:14%
  • 人が嫌がりそうなことを率先してやる:8%
  • 聞き上手:5%
  • 思い込みで行動しない:2%
  • 人の話してる最中に割り込まない:2%

*女性の意見

  • 場を読み、全体を見渡す:30%
  • 「気配り」を相手に気付かせない:22%
  • 一歩先を読んでいる:13%
  • 挨拶・感謝・お礼を大切にする:12%
  • 人が嫌がりそうなことを率先してやる:7%
  • 聞き上手:5%
  • 人の話してる最中に割り込まない:1%
  • 思い込みで行動しない:1%

引用元:みんなの声

男女ともに、「場を読み、全体を見渡す」が1位ですね。

やはり視野が広く、いろんなことに気がつく人を「気が利く」というようです。

他には、気配りを相手に悟らせないことや、お礼を大切にすることなど。

やはり人に好かれる要素しかありませんね。

良好な人間関係を築くコツは「気遣い力」にあり

良好な人間関係を築くコツは、気遣い力にあります。

コミュニケーションの分野では、どうしても「キャラ」とか、「会話力」とか、「見た目」ばかり注目されますが、ぼくはそうではないと思います。

容姿や能力が普通だって、気遣いができれば人とうまくやっていける。

まめな気配りができれば、中心人物(リーダー)になることだってできるのです。

今からでも遅くはありません。

少しずつでも気遣い力を身につけていきましょう。

人間関係が面倒になったときは、次の記事を参考にしてくださいね。

ミラクリから一言

この記事に書いたことは、すべて自戒です。笑

トシノリ
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