「女子力」という言葉には、いろんな意味合いがあります。
家庭的なスキルや気遣いにはじまり、センスや美意識、見た目の雰囲気まで。
使う人によって定義が異なるので、「女子力が高い」と言われても、どういう意味なのかイマイチ分かりませんよね。
でも、雑誌やネットメディアを見る限り、女子力はあったほうが良さそう。
そう考えると、余計に混乱するでしょう。
そんなわけでこの記事では、女子力が高い女性の特徴について解説していきます。
また、女子力という言葉の意味や、女子力を高める方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
女子力とは?
女子力とは、女性が自らの生き方を向上させる力のこと。
女性の生き方、哲学、センス、美意識、女性らしい態度など、様々なものを指す言葉です。
ちなみに女子力という言葉は、2009年に流行語大賞にノミネートされ、その後少しずつ普及したようです。
意味合いは多種多様!ニュアンスの強い言葉である
では、女子力はどんな場面で使われるのかと言うと、これがちょっと難しい。
次のように意味合いが多種多様だからです。
- フェミニンな魅力
- 炊事・家事の腕前
- ファッション・美容のセンス
- 美意識
- 気配り力
- 男性を落とす能力
- モテ度
- 性的な魅力
つまり、人によってイメージするものが異なるということですね。
それだけニュアンスの強い言葉だと言えるでしょう。
女子力という言葉を快く思っていない女性もいる
女子力というワードを使うときに、1つだけ注意したいことがあります。
それは、この言葉を快く思っていない人もいるということ。
「女性はこうあるべき」という考え方を押し付けられているように感じたり、女性に序列をつける差別的な言葉だと捉える人もいます。
場合によっては、この言葉を使っただけで、セクハラ・モラハラ・パワハラと取られる可能性も。
とくに男性は「女子力と言えば女性は喜ぶだろう」と考えがちですが、そうとは限りませんのでご注意ください。
女子力と聞いただけで引いてしまう男性もいる
逆に男性の中にも、女子力という言葉を快く思っていない人はいます。
「女子力を上げたい(磨きたい)」というようなことを女性から聞くと、「ガツガツしている…」と思うのだとか。
身も蓋もない言い方かもしれませんが、何でもほどほどが一番ですね。
肉食系女子の特徴は、次の記事をご覧ください。
女子力が高い女性の10の特徴
それでは次に、女子力が高い女性の特徴を解説していきます。
主なポイントをまとめてみました。
いつも身だしなみに気を配っている
女子力が高い女性は、いつも身だしなみに気を配っています。
ファッションやメイクには妥協をせず、それでいて「頑張ってます感」がない。
自分に似合うものをよく知っていて、常にスタイルを崩しません。
中には彼氏にでさえも「絶対にすっぴんは見せない」という女性も。
あまりにもキメキメだと男性は引いてしまいますが、とても自然なので好印象です。
自分に合った香りをまとっている
女子力が高い女性は、自分に合った香りをまとっています。
香水をつけている場合もありますが、髪の毛や衣服からいい匂いがする場合も。
それもどぎついものではなく、人が心地よくなるような自然な匂いです。
男性の場合もそうですが、いくら高い香水をつけていても、あまりにも匂いがきつすぎたり、何となく似合っていなかったりすると、「臭い…」と思われるもの。
スタイリング剤や柔軟剤などをうまく使いこなせるのも、1つの女子力です。
メイクはTPOに合わせて自由自在
女子力が高い女性は、柔軟なメイク技術を持っています。
仕事の場面では、主張をしすぎないように。
逆に遊びに行くときは、自分の魅力が際立つようなメイクをします。
このようなメイクの使い分けを、女友達や男性はよく見ていますよ。
その場の空気に合わせて柔軟にスタイルを変えるのも、1つの能力ですね。
料理・掃除・洗濯が得意
女子力が高い女性は、料理・掃除・洗濯が得意。
家事や炊事が得意というのは、男性から見ればそれだけで魅力的です。
たとえば「彼女が肉じゃがを作ってくれた」と嬉しそうに語る男性を、一度は見たことがあるでしょう。
とくに上手ではなくても、進んでやっている姿を見るだけで、母性を感じるものです。
笑顔が多く、人との距離感が近い
笑顔が多く、人との距離感が近いのも、女子力が高い女性の特徴です。
常に笑顔でいるだけで、人と人の間にある「壁」はなくなるもの。
オープンな姿勢でいる女性は、いつだって魅力的です。
明るくて、前向きで、自分のことも隠さず話す。
一緒にいるだけでファンになってしまうでしょう。
これは、「ロールキャベツ系女子」の特徴と似たところがあります。
褒め上手で、甘え上手
女子力が高い女性は、褒め上手です。
人の話をよく聞き、相手が褒めて欲しいところでちゃんと褒める。
それゆえに、男性の同僚からも、上司からも、女友達からも「話を聞いて」と言われることが多いでしょう。
そして、人を褒めて心の距離を縮めたところで、ちゃんと自分も甘えます。
この使い分けが絶妙なところはやや「小悪魔」ですが、いやらしい感じは全くしません。
甘え上手な女性の特徴は、次の記事で。
「あったら便利」なものをいつも持ち歩いている
女子力が高い女性は、「あったら便利」なものをいつも持ち歩いています。
たとえば次のようなもの。
- ハンカチ
- ティッシュ
- 絆創膏
- 目薬
- リップクリーム
- 生理用品
男性が水をこぼしたときに、さっとハンカチを差し出す。
女性の唇が乾燥しているのを見たら、「私ので良ければ」とリップクリームを渡します。
この母親のような用意の良さが、女子力が高いと言われる所以でしょう。
気が利く
女子力が高い女性は、よく気が利きます。
飲み会で上司のグラスが空いたら、さりげなく店員さんを呼びます。
誰に言われるでもなく、料理を取り分けたりもします。
そして、そのことを鼻にかけたり、アピールしたりはしません。
あくまでも「元から備わっている習慣」のように振る舞うので、何かをするたびに評価が上がってしまうでしょう。
気が利く人の特徴は、次の記事で。
人の悪口を言わない
女子力が高い女性は、人の悪口を言いません。
人の不平不満を聞くことはあっても、自分はあまり言わない。
場の空気を壊さないように不平不満に加勢することはあっても、最後はちゃんと前向きな話に持っていきます。
これは打算的にそうしているのではなく、平和主義者だから。
協調性やバランスを重視するところに母性を感じるでしょう。
マイペースで天然なところがある
女子力が高い女性は、マイペースで天然なところがあります。
たとえば「女子力が高いよね?」と言われたら、キョトンした顔で「女子力って何?」というところ。
女性同士の嫉妬や、男性のドロドロとした競争があっても、それには気づいていないでしょう。
自分のペースを大切にしていて、ちょっと抜けている。
だからこそ、いつも安定した女子力を発揮できるのでしょう。
女子力を磨き、高める方法
では、どうすれば女子力を磨き、高めることができるのでしょうか?
人によって定義の違う言葉であるため、その方法論も様々ですが、ここでは男性目線でまとめてみたいと思います。
背筋を伸ばす
女子力アップの近道は、背筋を伸ばすこと。
たったこれだけで印象はガラッと変わります。
背筋をピンと伸ばすと、顔が自然に前を向きますよね。
すると、あなたと向き合った相手は、「ちゃんと自分の事を見てくれている」と感じ、安心します。
いつも凛としている女性は、それだけで美しいですよ、本当に。
髪の毛・爪・歯・ムダ毛のケアを徹底する
次に大切なのは、やはり身だしなみです。
髪の毛をきちんとケアし、日々のセットも徹底すること。
爪を整え、美しい歯を保ち、ムダ毛のケアもまめに行いましょう。
特別なことをする必要はありませんし、エステに行く必要もありません。
最低限のことをするだけで、「手入れが行き届いている」という清潔な印象になりますので、コツコツやっていきましょう。
言葉遣いに気をつける
最後のポイントは、言葉遣いに気をつけること。
やはり乱暴な言葉を使ったり、ネット用語を多用したりすると、魅力は半減してしまいますよ。
人は、意外と人の口癖や口調をよく観察しているものですから、言葉にも気を配っていきましょう。
女子力という言葉にネガティブなイメージのある人が50%以上も!
さて、最後に世間一般の考え方を。
女子力というワードは、一部には浸透していますが、やはり快く思っていない人もいるみたいですよ。
毎日新聞が1,621名から回収したアンケートによると、約50%の人が「女子力」にネガティブなイメージを持っているようです。
「女子力」という言葉にどんなイメージを抱きますか?
- いいイメージ:8.0%
- どちらかというといいイメージ:19.6%
- どちらでもない:21.4%
- どちらかというとよくないイメージ:25.5%
- よくないイメージ:25.5%
引用元:朝日新聞
なんと、よくないイメージを持っている人が50%以上も。
その理由は、「他人にとって都合の良い存在になれと言われている気がする」とか、「ステレオタイプの女らしさに違和感がある」とか、「セクシャルハラスメントでは?」など、多種多様でした。
女子力を追い求めるのはいいですが、それを人にも強要したり、安易に人の女子力を論じてしまうと、不快に感じる人もいる。
この事実を念頭に置き、使い方に注意しましょう。
女子力が低くてもいいじゃないか!
女子力が高い女性の特徴を紹介しておきながらナンですが、女子力が低くたっていいんですよ。
人から「女子力低いね」と言われたら傷つくでしょうが、そんなあなたを好きになってくれる人もいるはずですから。
人が求める自分になる必要はない。
男性の頭の中にある「女性らしさ」を体現しようとする必要もないのです。
ちなみにぼくは、「男前だね」と言われてしまうような女性が好きですよ。
何の癒やしにもならないと思いますが、ご参考まで。笑
ミラクリから一言
「女子力さえあればモテる」というのは、雑誌が作った概念だと思う。