うつ病になったときは、いろんな不安を抱えてしまいます。
うつ症状がひどいときは、いつもなら平気なことを重く捉えてしまったり、ネガティブなことを考えてしまうもの。
家族や友人が近くにいれば話を聞いてもらえますが、1人なら誰に相談すれば良いのかわからないですよね。
しかし、悩みをそのまま放置してしまうと、最悪の場合「自殺」の文字が頭に浮かんでしまうかも。
今回は誰にも言えないうつ病の悩みを相談できる無料相談窓口を紹介しますね。
うつ病の悩みは人に相談しづらい
うつ病になるとネガティブになりやすいですよね。
ぼくがうつ病を患ったときも、仕事を辞めて「自分の人生は終わった」「負け犬だ」などと真剣に考えていました。
そして、そんなドロドロした内容を誰かに相談するのは難しいことです。
ぼくは家族がいてくれたお陰で、自暴自棄になったときに歯止めが効きましたが、1人ならそうはいかないはずです。
まずは家族や友人に協力してもらうことが大切ですよ。
誰にも言えないうつ病の悩みを無料で相談できる窓口があります
うつ病の悩みを抱えたとき、無料で相談できる窓口があるんです。
しかも窓口を訪ねる必要はなく、電話かメールでOK。
うつ症状で無気力状態になっているときでも、自宅から相談できます。
あまり1人で悩み過ぎると、ストレスが溜まり、うつ病克服を阻害しますので、無料相談窓口に連絡してみましょう。
プロの聞き手の方が相談にのってくれますので、辛いうつ症状、人間関係の悩み、自殺願望などを正直に打ち明けてみてください。
それでは「電話相談」と「メール相談」に分けて、窓口を紹介していきます。
電話相談
まずは電話相談の窓口から紹介します。
内閣府やNPO法人が運営している窓口なので、安心して利用できますよ。
こころの健康相談統一ダイヤル(内閣府)
URL:公式サイト
電話番号:0570-064-556
営業時間:地域によって異なる
料金:無料
内閣府が、国民の「心の健康」を目的に設立した窓口です。
上記の番号に電話をすれば、最寄りの福祉センターや健康センターに電話がつながりますので、今の悩みを正直に打ち明けてください。
よりそいホットライン
URL:公式サイト
電話番号:0120-279-338
営業時間:24時間
料金:無料(通話料も無料)
一般社団法人 社会的包摂サポートセンターが運営する窓口です。
被災の悩み、うつ病の悩み、死にたいくらいの辛さなど、幅広く相談にのってもらえます。
NPO法人 国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター
URL:公式サイト
電話番号:03-5286-9090
営業時間:20:00〜翌6:00(火曜日は17:00〜翌6:00)
料金:無料
孤独を感じたときや、身近な人には言えない悩みを打ち明けるための窓口です。
他にも大阪、宮崎、岩手、愛知などに営業所がありますので、上記の公式サイトで電話番号をチェックしてくださいね。
いのちの電話 一般社団法人日本いのちの電話連盟
URL:公式サイト
電話番号:0120-738-556、0570-783-556
営業時間:24時間
料金:無料
自殺予防を目的として、全国で活動している団体です。
公式サイトから最寄りの電話窓口を探すこともできますが、上記の電話番号にかけても大丈夫ですよ。
いきる・ささえる相談窓 自殺予防総合対策センター
URL:公式サイト
電話番号:地域によって異なる
営業時間:地域によって異なる
料金:無料
自殺予防を推進する団体の窓口です。
こちらも日本全国に窓口がありますので、公式サイトから電話番号を調べてくださいね。
NPO法人 自立生活サポートセンター もやい
URL:公式サイト
電話番号:03-3266-5744
営業時間:火曜日12:00〜18:00、金曜日11:00〜17:00(祝日は休み)
料金:無料
主に経済面の自立を支援している団体です。
「うつ病で会社を辞めて、これからの生活費をどうすれば良いのかわからない」といった悩みがあるなら、ぜひ相談してみてください。
電話相談も可能ですが、スタッフの方に会って相談したほうが良いようです。
生活費の心配があるなら、労災の休業補償や傷病手当金も検討してみましょう。
働く意欲があるなら、失業保険をもらう選択肢もあります。
メール(インターネット)相談
次にメール相談窓口を紹介します。
誰とも話したくない人、会話よりも文章のほうが気持ちを表現できる人は、ぜひメールで相談してみてください。
働く人の「こころの耳メール相談」
URL:公式サイト
料金:無料
営業時間:24時間
会員登録:不要
厚生労働省が運営している無料相談窓口です。
主に心身の不調や不安などを受け付けていますが、医療的な判断はできません。
今の悩み事をメールしてみましょう。
お悩みクラウド「Moyatter」
URL:公式サイト
料金:無料
営業時間:24時間
会員登録:要
電話相談のところでも紹介した「よりそいホットライン」の団体が運営する窓口です。
「寂しい」「辛い」などの些細なことから、うつ病に関することまで、プロの相談員とメールのやり取りができますよ。
いのちの電話 インターネット相談
URL:公式サイト
料金:無料
営業時間:24時間
会員登録:不要
精神的に追い詰められているにも関わらず、誰にも相談できない人たちのための窓口です。
相談内容は1,000文字程度まで記入できますので、今の状況をできるだけ正確に綴ってみてください。
悩み辞典 無料悩み相談
URL:公式サイト
料金:無料
営業時間:毎月1日、15日9:00~21:00(1月1日、8月15日は休み)
会員登録:要
育児、浮気、夫婦関係などをはじめ、メンタル系のお悩みも受け付けている窓口です。
心理カウンセラーや専門家が質問に回答してくれるのが魅力ですが、基本的に1回完結です。
あと、営業時間外に相談フォームに入力することはできませんので、その点には注意してくださいね。
エキサイトお悩み相談室 無料カウンセリング
URL:公式サイト
料金:無料
営業時間:24時間
会員登録:要
専門家による無料カウンセリングが受けられる相談サイトです。
相談内容に対して必ず返信をもらえるわけではありませんが、運良く対応してもらえた場合は、かなり専門的な返信がもらえます。
うつ病についてはもちろん、育児や人間関係なども取り扱っていますので、時間があるときに投稿してみると良いでしょう。
愚痴投稿
URL:公式サイト
料金:無料
営業時間:24時間
会員登録:不要
先に紹介した「悩み辞典 無料悩み相談」が運営する愚痴投稿フォームです。
こちらはネット上に公開されたり、返信がもらえるものではなく、ただ一方的に愚痴を綴るもの。
文字数制限もとくにありませんので、今の気持ちを正直に吐き出したら、意外とすっきりするかもしれません。
鬱にまつわる悩み事はじっくり解決すること
うつ病で休養しているとき、または回復してから復職するときは、いろんな悩みを抱えますよね。
とくに生活費の問題は切実ですし、社会復帰についても不安がつきまといます。
ぼくもそうでした。
家族がありながら仕事を辞めてしまいましたので、お金のことはもちろん、転職や独立についても本当に悩みましたが、1つずつ解決していきましたよ。
誰にも言えない悩みがあるときは、まずは家族か友人に。その次に無料相談窓口を活用してくださいね。
うつ病になった人の仕事探しについては以下の記事で。
うつ病対策は、時期によってやるべきことが異なります。
もし家族がうつ病になったら、じっくりサポートしていきましょう。
ミラクリから一言
誰にも言えない悩みを、勇気を出して発信してください。