自己分析

【自分に自信を持てない原因と対策】日本人は自己肯定感が低いって本当?

自分に自信を持てなくて、悩んでいませんか?

わけもなく人前でオドオドしてしまったり、会議で意見できなかったり。

あるいは人と目を合わすことすらできなかったり、コンプレックス(劣等感)に苛まれたり。

自信がなければ、仕事や恋愛をはじめ、あらゆる物事が思い通りにいきませんよね。

では、自信を持てない原因は何なのでしょうか?

自信をつけるためには、どうすれば良いのでしょうか?

今回は、自分に自信を持てない原因と対策を紹介します。

文部科学省が行った調査によると、日本人は外国人に比べて自己肯定感が低いようなので、きちんと対策していきましょう。

「自信がない」とは?

自信がないとは、具体的にどういう状態なのでしょうか?

まずはその意味を知っておきましょう。

自信がないとは、自分自身のことを信じられない状態

自信とは、自分自身の価値を信じること、あるいは自分の考え方や意見が正しいと信じて疑わないことを言います。

つまり自信がないとは、自分自身のことを信じられない状態のことですね。

「自己評価が低い」とも言えるでしょう。

自信の有無は、仕事や恋愛にも影響する

自信があるかどうかは、仕事や恋愛、ひいては人生全体に影響します。

やはりオドオドした人に仕事を頼むのは不安ですし、自信なさげな人とお付き合いするのは嫌ですからね。

常に後ろ向きで、他人のことばかり気にして、背筋を丸めて歩くような人とは、一緒にいるだけでもしんどいと思います。

自信過剰にはなりたくありませんが、最低限の自信は持っていたほうが良いでしょう。

自信がない人の特徴は、弱気・小心者など

自分に自信がない人には、いくつかの特徴があります。

隠しているつもりでも、生き方や態度に自信のなさが現れているかもしれませんよ。

参考まで、自信がない人の特徴をまとめてみました。

  • なぜか弱気になる
  • 覇気がない
  • 小心者
  • 意気地がない
  • オドオドしている
  • 腰が引けている
  • 心配性
  • 不安に満ちている
  • 堂々とできない

これらに当てはまるなら、それが原因で仕事がうまくいっていないのかもしれません。

好きな人に振り向いてもらえない原因も、自信なさげな態度にあるのかもしれませんよ。

自信がない人の特徴は、次の記事でもっと詳しく解説しています。

自分に自信がない原因

では、なぜ自分に自信を持てないのでしょうか?

主な原因をまとめてみました。

完璧主義すぎて、自己評価が低い

自分に自信がない原因は、完璧主義な性格にあります。

つまり、あまりにも理想が高すぎるせいで、自己評価が低いということですね。

全くそんなことはないのに、「性格に難がある」とか、「顔がブサイク」だとか、「太っている」という。

これは決して嫌味ではなく、理想と照らし合わせて本当にそう思い込んでいるのです。

謙虚をとおり越して、卑下するところまでいってしまうのは、しんどいですよね。

「自尊心が低い」とも言えるでしょう。

他人と比較してしまう

自分に自信がないのは、何でも他人と比較してしまうのも原因の1つです。

せっかく上司から高評価されたのに、「同期の田中さんのほうが上だった」と落ち込んでしまう。

性格のいい彼氏(彼女)と巡り会えたのに、「佐藤さんの旦那さん(奥さん)には劣る」などと考えてしまう。

本来は喜ぶべきところで、自分自身を痛めつけてしまいます。

他人との比較に意味はないとわかっていても、やめられない。

そうしているうちに、劣等感が深く刻まれてしまいます。

常識やルールに縛られすぎている

自分に自信がないのは、常識やルールに縛られすぎているのも原因です。

次のようなことを思い込んでいませんか?

  • 失敗してはいけない
  • 成功できるのは一握りだ
  • 嫌われてはいけない
  • 一般人ができるわけがない
  • 仕事を楽しむなんてもってのほかだ
  • 現実的に生きるべきだ
  • 才能(センス)がない

他にも、なぜかそう信じ込んでいる「通念」のようなものが思い当たるかもしれません。

本当は楽しいのに、「楽しんではいけない」と思い込んでいるせいで、苦しい顔をしてしまう。

自分自身の本心に蓋をして、常識やルールを優先させていると、いつの間にか自分の感覚を信じられなくなってしまいます。

自信を回復するためにはトレーニングが必要

ここまでは、自信を持てない原因をまとめてきました。

ちゃんと自己分析ができましたでしょうか?

次に、自信を持つ方法について考えていきたいところですが、その前に1つだけ注意点があります。

それは、自信を回復するためにはトレーニングが必要だということ。

自己啓発書の類には、「自信がある人間を演じろ」とか、「成功体験を積み上げろ」のようなことが書かれていますが、なかなか難しいですよね。

強固な自信を培うためには、時間をかけてトレーニングすることが大切です。

そのメカニズムは筋トレと全く同じなので、焦らないでください。

トレーニングをやりすぎたら怪我をしますし、怠惰に過ごしたり、栄養が不足すると筋肉は衰えていきますよね。

それと同じです!

自信のない状態を克服する方法

では、自分に自信を持つためには、どうすれば良いのでしょうか?

主な方法をまとめてみました。

自信のある人たちと付き合う

自分に自信を持つためには、自信のある人たちと付き合うのが一番の近道です。

自信満々ではなく、自信過剰でもなく、自然とそう感じさせる人がいませんか?

ごく自然に自信を持っている人が何を考え、人前でどう振る舞っているのか。

もしかすると、人知れず行っているトレーニングがあるかもしれません。

自信のある人たちと付き合うことで、自分自身の目標(ありたい姿)も明確になるでしょう。

目標がハッキリしたら、あとは自信のある人たちと同じことをするだけです。

完璧じゃなくても、ちゃんと評価する(ゼロ百にしない)

自分に自信を持つためには、自分のことをちゃんと評価することも大切。

自分に自信のない人は、「ゼロ百」で考えがちですからね。

たとえば1つ失敗したからといって、4つの成功を無かったことにしないでください。

1つのクレームを抱えていたとしても、営業成績はちゃんと評価できるはずです。

0点か100点だけでなく、「90点」や「85点」や「70点」といった評価基準も加えてみましょう。

完璧主義をやめて。

ネガティブな情報や人間関係は遮断する

自分に自信を持つためには、ネガティブな情報や人間関係を遮断することも大切です。

SNSで炎上したニュースを見すぎると、「失敗したら叩かれるんだ」という意識がインプットされてしまいます。

積極性のある人を非難する人たちに囲まれていると、「チャレンジしてはいけないんだ」と強くすり込まれてしまいます。

人の常識や価値観に侵されないためには、まず環境から整備すること。

ポジティブで、積極的で、自由で、自分に自信のある人たちに囲まれていれば、自分も同じ人間になれます。

適度な運動を心がける

自分に自信を持つためには、適度な運動を心がけることも大切。

これは何もホノルルマラソンを完走しろとか、厳しいウェイトトレーニングをやって自信をつけろということではありません。

運動が前向きな脳を作ってくれるからです。

筋トレをすれば、「テストステロン」という前向きな気持ちにさせてくれるホルモンが分泌されます。

日光を浴びながらランニングをすれば、「セロトニン」という多幸感をもたらす神経伝達物質が分泌されます。

運動によって脳が変われば、生き方そのものも変わっていくでしょう。

寝る前に良いことを思い出す

自信を培うために、寝る前に良いことを思い出してください。

今までさんざん考えてきた悪いこと・不安なことを、次のように置き換えてみましょう。

  • 短所→長所
  • できなかったこと→できたこと
  • 失敗したこと→成功したこと
  • 衰えたところ→成長できたところ
  • 苦しかったこと→楽しかったこと
  • 嫌だったこと→嬉しかったこと

最初のうちはできたことよりも、できなかったことを思い出すかも。

新しい企画を思いついたことよりも、上司に怒られたことを思い出すかもしれません。

でも、前述したように、自信を持つためにはトレーニングが必要なので、決して焦らないでください。

寝る前に良いイメージを持てるようになったら、人生に対するイメージも向上しますよ。

ポジティブなイメージがあれば、いつも前向きに生きられます。

日本人は外国人に比べて自己肯定感が低い傾向にある

この記事をお読みの方は、きっと自分に自信がなくて悩んでいることでしょう。

では、世間一般の人はどうなのでしょうか?

それについて調べてみたところ、面白いデータが見つかりました。

なんでも日本人は、諸外国の人に比べて自己肯定感が低いとのこと。

文部科学省が調査したところ、日本の高校生は外国の高校生に比べて自己肯定感が低いことがわかったそうです。

ちなみにこの調査は、日本の高校生(2,458人)、アメリカの高校生(1,032人)、中国の高校生(2,235人)、韓国の高校生(2,292人)に対して行われました。

日本の高校生は、「自分を価値ある人間だ」という自尊心を持っている割合が米中韓の半分以下

引用元:教育再生の実現に向けて(文部科学省)

自分のことを「価値ある人間」と思っている人の割合は4カ国中で最低なのに、「自分はダメな人間」と思っている人は断トツトップ。

自分に厳しいと言えばそれまでですが、さすがにこれは考えものですね。

日本では、謙虚で、控えめで、常に自分を律することが美徳とされますが、それが自己肯定感の欠如につながっている面も。

警察庁の統計によると、2016年の自殺者数は21,897人だったそうです。

この悲しい数字と自己肯定感が関係しているように思えてなりません。

自信を持つには、まず自信があると思い込むことから

ぼくは知り合いから言われた次のような言葉を強く意識しています。

「自信なんて、今までの経験から培われた幻想でしかない」

最初は「え?」と思いましたが、今ではこの言葉の意味がよくわかります。

たまたま成功してきたから自信があるとか、よく失敗するから自信がないとか。

人よりも優れているところが多いから自信があるとか、劣等感ばかりで自信がないとか。

そんなのは全て思いこみでしかないと言うことです。

自信が単なる思い込みであるなら、自信があると思い込んだほうが良いじゃないですか。

今までがどうだったかなんて、さておき。

自信の芽は、すでに自分の中にあるのですから。

ミラクリから一言

自信を持って臨んだほうが、物事はうまくいく。

トシノリ
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