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うつ病の人が「障害者求人」で仕事を探すメリット・デメリット

うつ病が回復したあと、課題になるのは仕事探しですよね。

かなり体調が良くなったとしても、再発のリスクを考えればできるだけマイペースに働きたいでしょう。

そんなときは「障害者求人」で仕事を探すのもありですよ。

精神障害の経験がある人は、障害者手帳を持っていなくても障害者枠で仕事を探すことが可能だからです。

今回は障害者求人で仕事を探すメリットとデメリットについて解説します。

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障害者求人とは?

障害者求人とは、身体・精神障害によって職業生活に制限がある人のための求人制度のこと。

ハローワークでは、障害者求人について以下のように定義されています。

障害があるため(身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、高次脳機能障害、難病など)長期にわたり、職業生活に相当の制限を受け、または職業生活を営むことが著しく困難な方が支援の対象です。

手帳の有無は問いません。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方はご持参ください。

なお、相談の内容によっては、主治医の診断書、意見書(ハローワークの書式)の提出をお願いする場合があります。

引用元:ハローワーク

あまりにもプレッシャーがかかりすぎると動悸が激しくなるとか、うつ病を再発させた経験があるとか、仕事をする上でのハンディキャップを抱えている場合は、就職・転職に困ってしまいますよね。

でも、障害者求人を活用すれば、精神疾患の経験者であることを踏まえて採用してもらえるのです。

次に障害者求人には、どのような人が該当するのかを解説しますね。

障害者枠(精神障害)の対象者

うつ病を経験した人も「精神障害」に該当します。

うつ病は一度なってしまうと「完全に克服した」「再発の心配はない」とは言いづらい病気ですから、回復したとしても仕事をする上での不安は常につきまといます。

ちなみに、うつ病と症状が似ていると言われる発達障害双極性障害も精神障害に含まれます。

でも、障害者求人で就職するって、なんだかハードルが高そうですよね。

精神障害者の就職件数は年々増加傾向にある

実は精神障害者の就職件数は、年々増加傾向にあるんです。

厚生労働省が発表した精神障害者の就職件数と、申し込みに対する就職率は以下の通り。

平成23年度:18,845件(就職率:38.6%)

平成24年度:23,861件(就職率:41.6%)

平成25年度:29,404件(就職率:45.3%)

平成26年度:34,538件(就職率:47.0%)

平成27年度:38,396件(就職率:47.7%)

引用元:厚生労働省

実は申込者の約半数が入社できる水準になっているんですよね。

就職件数も増加していますので、精神障害の人が仕事を探すための土壌は整いつつあると言って良いでしょう。

派閥争いを避けたほうが、仕事が充実する4つの理由

障害者求人のメリット

それでは障害者求人のメリットを解説しますね。

最も大きなメリットは特別な手間がかからないことです。

ハローワーク・地域障害者職業センターで探せる

障害者枠で就職・転職先を探すなら、どこか特別な機関に行かなきゃいけないような気がしますが、実はそうではないんですよね。

ハローワークや地域障害者職業センターで求人を検索できますので、基本的には一般の職探しと変わりません。

ハローワークなら、通常と同じ求人登録をするだけで障害者求人も検索できるようになります。

障害者手帳がいらない

障害者手帳がなくても障害者求人を利用できるのも大きなメリットです。

ハローワーク等への提出は不要ですが、障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持っている場合は持参したほうが良いでしょう。

主治医の診断書や意見書を要求されるケースもあるようです。

病歴・うつ病経験を踏まえて採用してもらえる

うつ病を患った人にとって、「社会復帰後にちゃんと働けるのか?」については、かなり不安ですよね。

療養中に「もう大丈夫」と思ったとしても、仕事を始めてからの心身の反応については、実際に働くまで分からないからです。

通常のルートで転職したり、元の会社に復職した場合、体調が悪くなって迷惑をかけることだけは避けたいでしょう。

でも、障害者枠なら、病歴やうつ病経験を踏まえて就職できるので安心です。

もちろん会社に甘えてはいけませんが、体調不良になる可能性をお互いに想定できているのは、精神的に大きいことだと思います。

次に障害者求人のデメリットを解説しますね。

障害者求人のデメリット

障害者求人は手間をかけずに利用できることと、病歴を踏まえて採用してもらえるメリットがありました。

就職にまつわるメリットがある一方で、働き出してからはデメリットもあるようです。

給料が安い傾向にある

給料が一般入社枠よりも安い傾向にあるようです。

会社側としては、ノルマや責任を全うしている社員にたくさんの報酬を与えようと考えるのは当然かも知れませんね。

うつ病再発のリスクを考慮して、体調と相談しながら軽めの仕事をしているなら、給料アップはそれほど見込めないでしょう。

また、いつまでも「時短勤務」などを続けることが、かえってうつ病の回復を遅らせるケースもありますので、注意してくださいね。

うつ病に理解がある職場とは限らない

障害者枠で人員募集をしているからといって、うつ病に理解がある職場だとは限りません。

組織として障害者求人の制度を利用しているだけで、社員が進んでやっているわけではないのです。

うつ病経験を踏まえて入社したのに、体調が悪くなったらいやな顔をされたり、戦力として計算してもらえない可能性は十分にあるでしょう。

人事とは密にコミュニケーションを取り、実情を伝えていくことが大切です。

責任ある仕事ができない・出世のチャンスが少ない可能性も

障害者枠で入社した場合は、責任ある仕事をする機会や出世のチャンスがない可能性もあります。

ただし、厚生労働省では、障害者求人について以下のようなことを禁止しています。

<障害者に対する差別の禁止>
事業主は、募集・採用において、障害者に対して障害者でない者と均等な機会を与えなければなりません。

また、賃金・教育訓練・福利厚生その他の待遇について、障害者であることを理由に障害者でない者と不当な差別的取扱いをしてはなりません。

<障害者に対する合理的配慮>
事業主は、障害者と障害者でない者との均等な機会の確保の支障となっている事情を改善するため、募集・採用に当たり障害者からの申出により障害の特性に配慮した必要な措置を講じなければなりません。

引用元:引用元:厚生労働省

要するに、障害者求人で入社した人を差別してはならないといった内容ですが、最後に「事業主に対して「過重な負担」を及ぼすこととなる場合は、この限りではありません」と付け加えられており、違反した場合の罰則については規定されていません。

もし何らかの不満がある場合は人事に相談してみましょう。

それでも解決されない場合は、ハローワークや弁護士に相談してみるのも選択肢の1つです。

フリーランス・独立の選択肢もあります

うつ病が回復したら、復職するか、転職するかで仕事を始めると思います。

いきなり正社員か、アルバイトでリハビリするかは人によって考えが分かれると思いますが、基本的にはどこかに就職する道を選ぶ人が多いでしょう。

しかし、実はフリーランスとして独立する選択肢もあるんです。

ぼくはうつ病が回復した後、個人事業主として新しい人生をスタートさせました。

うつ病が回復してから2年が経った今では、企画の仕事をしたり、インターネット上で文章を執筆するWEBライターの仕事をして、家族を養っています。

特別なコネクションやスキルがなくても、今はインターネットで仕事を受発注できるサービスも進化していますからね。

詳しくは以下の記事で解説しています。

ミラクリから一言

仕事の選択肢はできるだけ広い視野で検討していきましょう。

 - キャリアの不安

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