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「仕事が続かない人」が変わるための8つの対処法

職場環境になじめず、すぐに会社を辞めてしまう…。

そもそも会社で働くことに向いていない…。

そんな状況に陥り、退職と転職をくり返す時期があるでしょう。

ぼく自身もそうでした。

ちょっと前までは新しい環境にワクワクしていたのに、1ヶ月も経てば嫌になってしまう。

それはバイトでも、会社でも同じでした。

ですが、仕事が続かないことには特定の原因がありますので、ちゃんと対処すれば改善できますよ。

今回は「仕事が続かない人」が変わるための8つの対処法を紹介します。

仕事が続かない原因とは?

誰かに「仕事が続かない」と相談したら、「甘えるな!」と一喝されるでしょう。

でも、甘えているという自覚はなく、なぜすぐに仕事が嫌になるのか、なぜ会社に行きたくなくなるのかがわからない。

「そもそも働きたくない」という本音を抱えている人は多いと思いますが、実際には多くの人が働いているのですから、原因はそれだけではなさそうです。

まずは原因を確認していきましょう。

お金(生活費)に困っていない

お金に困っていない人は、働く必要性を感じていなかったりしますよね。

ぼくの知人にもお金持ちの息子がいました。いわゆる「ボンボン」ですね。

その人は、バイトもせずにお金を使い放題。

食事はすべて外食。ときにはお金が無い友人の食事代も払っていました。

おせっかいながら「本当にバイトしなくて大丈夫なの?」と質問したところ、「大丈夫! 口座残高が100万円を切ったら自動的に入金してもらえるから」という驚愕の返事が。

世の中にはすごい家庭があるのだなぁ、と感じた次第です。

この手の人は、お金以外の目的がなければ働かないでしょう。

根気・忍耐力がない

仕事を続ける根気と忍耐力がないのも問題ですよね。

たとえば受験勉強をがんばってきた人には根気があり、スポーツに打ち込んできた人には忍耐力があります。

でも、親から甘やかされ、何かに熱中した経験がない人は、両方の要素が欠けていたりしますよね。

仕事を始めたら理不尽な目にもあいますから、根気と忍耐力がなければやっていけません。

理想と現実にギャップがある

ものすごく高い理想がある人は、実際に働き出したときにギャップを感じるかもしれません。

実際の社会はテレビドラマで見るような華やかな世界ではないし、ビジネス書で読むようなエグゼクティブな面だけでもない。

そういった「勝ち組」の世界があるのも事実ですが、何事もない日常を淡々と生きる世界もあるんです。

いわゆる「成功」を夢見て入社した人が、「こんなハズじゃない」「おれはもっとレベルの高い人たちと働きたい」と言い出すのは、よくあることですよね。

プライドが高く、指示に従うのが苦手

プライドは、社会生活のあらゆる面で邪魔をします。

今までは後輩がいたかもしれませんが、会社で働きだしたら下っ端。

中途で転職する場合でも、転職先ではそれまでの社歴がリセットされ、またイチからです。

ときには年下の上司に頭を下げたり、「◯◯君」と呼ばれることもあるでしょう。

また、そもそも上司の指示に従ったり、集団と歩調を合わせることが苦手な人もいます。

指示に従うのが苦手な人が仕事を続けるのは難しいですよね。

良好な人間関係を作るのが苦手(非社交的)

非社交的で、良好な人間関係を作るのが苦手な人も、すぐに仕事を辞めてしまうでしょう。

すぐに誰かと衝突してしまう、または孤立しがちで誰とも話さない。

そんな人は「トラブルメーカー」と見なされ、みんなから敬遠されてしまいます。

営業マンであるかどうかに関係なく、事務職であっても社交スキルは大切なもの。

最低限のコミュニケーションはもちろん、ときには社交辞令やお世辞だってうまく使えるに越したことはありません。

うつ病を抱えている

うつ病を抱え、気分の浮き沈みが激しい場合も仕事を続けるのが困難です。

ときには鬱症状がひどくて会社を休むこともあるでしょうが、精神疾患は周囲になかなか理解されにくいものです。

あまりにも休みが多くなると、同僚たちから迷惑がられ、上司から「やる気がない人」と見なされることも。

そうして人間関係が悪化すると、うつ症状がひどくなると同時に、対人恐怖症を併発するかもしれません。

うつ病を患っているなら、絶対に無理は禁物です。

ぼくもうつ病と対人恐怖症を併発しました。

さて、これで仕事が続かない原因が明確になしました。

当てはまるものはありましたか?

次は、仕事を続けるための対処法を紹介しますね。

「仕事が続かない人」が変わる8つの対処法

仕事が続かない人にとって、「ちょっとくらい苦しくても仕事を辞めるな」という精神論は耳が痛いものですよね。

そもそもなぜみんなは仕事を続けられるのか? 毎日出社できているのか?を理解できないからです。

仕事が続かない人はビハインドを背負っているような気がするかもしれませんが、安心してください。

ちゃんと変われますよ。

1.今の職場環境でベストを尽くすと決意する

なんだかんだで「決意すること」はいちばんの特効薬です。

「仕事が続けばいいなー」ではなく、「仕事を続ける」と言い切ること。

どこかに甘えがあるかぎりは、いつまでものらりくらりを続けてしまうからです。

放浪しながら遊んで暮らせれば良いですが、生きていくためにはお金が必要ですし、スキルも大切。

過去の自堕落な自分を捨て去り、新しい人生を歩む決意をしましょう。

2.気が済むまで転職する

思い切って、気が済むまで転職するのも良いでしょう。

ぼくの友人に10年間で18回転職した人がいますが、「もう転職自体に飽きた」と言っていました。

また、転職を続けると、年収などの労働条件は間違いなく悪くなっていきます。

短期間で転職をくり返している人は、「仕事が続かない人」と見なされ、面接に合格しないことも多いでしょう。

そんな現実にぶち当たったとき、やっとやる気とモチベーションに火がつくはずです。

3.上司に職種の変更を相談する

仕事が退屈なら、上司に異動を申し出るのも手です。

会社によって異動の時期は決まっているかもしれませんが、交渉次第ですぐに動いてもらえる場合も。

仕事にやりがいがないことを正直に伝えれば、見かねた上司が手を回してくれるかもしれません。

経営幹部からすれば、覇気のない社員がいることで全体の士気が下がるほうが心配ですからね。

営業が辛いなら事務職へ、開発部門が合わないなら企画部へ行くなど、希望を伝えてみましょう。

「仕事休みたい病」にならないようにご注意を。

4.あえてお金を使い果たし、稼がなきゃならない状況をつくる

ちょっと荒療治ですが、あえてお金を使い果たすのも良いですよ。

ぼくは実際にやったことがあります。

貯金残高も、財布の中身もなくなると「お金を稼がなきゃ!」という強いモチベーションが生まれますから。

「お金を目的に働くべきではない」とよく言われますが、取っかかりのエンジンとしてはめちゃくちゃ強力です。

自分を追い込めば、今まで我慢できなかったことにも楽に取り組めますよ。

5.今の仕事の好きなところを見つける

今の仕事の退屈なところ、嫌なところ、不平不満はいくらでも挙げられるでしょうが、好きなところを見つけるのはなかなか難しいですよね。

でも、たとえば営業の仕事に対して「人に頭を下げるのが嫌だ」と思っていたとしても、「色んな人に知り合える」という良い面が必ずあるはず。

不満にはキリがありませんので、ここらでひとつ、強引にポジティブな発想をしてみましょう。

「もう仕事したくない」と思ったときほど、仕事のポジティブな面を見つめて。

6.自身のキャリアをリアルに想像してみる

「このまま退職と転職をくり返したらどうなる…?」

自身のキャリアをリアルに想像してみましょう。

短期間で転職をくり返していると、スキルと経験はいつまでも中途半端。

特定の業界の知り合いもほとんど増えません。

そんな状態で年をとっていくとしたら、待っているのはどんな未来でしょうか。

低い年収、出世と無縁、いろんな部署をたらいまわし…。

せっかく働くなら、良い結果をだし、より良い未来を築きたいですよね。

そのためにはまずキャリアプランの設計から。

7.外出・出張の多い仕事に就く

もしかすると「オフィスワークが苦手」なのも仕事が続かない原因かもしれませんよ?

人間関係のしがらみや力関係を気にしすぎて、精神的にがんじがらめになっているのかも。

ならば外出・出張の多い仕事に就いてはどうでしょうか?

営業や企画の仕事がそれにあたります。

オフィスにいる時間が少なくなれば、見なくていいものを見ることも、知らなくていいことを知ることもなくなります。

ちなみにぼくは事務職から営業に配置転換されたとき、精神的にめちゃくちゃ楽になりました。

8.心療内科、メンタルクリニックで診察を受ける

うつ病や躁鬱病を患っているなら、調子がわるいときは心療内科かメンタルクリニックで診察を受けましょう。

うつ症状は、放置したり、自力で治そうとすればするほど悪化するものですから、体調が悪いときほど専門医を頼ってください。

有給休暇もあるのですから。適切な治療を受けつつ、必要に応じて会社を休みましょう。

自分に合った病院を探してくださいね。

最後に、転職のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

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転職のメリット・デメリット

仕事が続かない人は転職をくり返していると思います。

転職にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットも。

メリット・デメリットを把握すれば、「今の環境でベストを尽くす決意」が固まるかもしれません。

環境が変わればストレスから解放され、モチベーションが上がる

人間ですから、考え方だけを変えるのは難しいものです。

いくら前向きに考えようとしても、不平不満をやめようとしても、嫌いな人を好きになろうとしても。

同じ環境にいるかぎり、考え方が変わることはなく、余計にストレスが溜まるでしょう。

転職によって環境を変えれば、考え方が変わり、今まで抱えていたストレスからも解消されます。

人間関係も、キャリアも、仕事も、すべて「イチから」になりますからね。

いろんな業界と職種を経験できる

転職することで、はからずもいろんな業界と職種を経験することになります。

一見、バラバラのスキルと経験に思えるかもしれませんが、将来的にどこかでつながる可能性も。

たとえばぼくは化粧品会社で働いていた頃のものづくりの知識と、企画のスキルが今に生きていますし、こうして文章を書くことも会社員時代に培ったものです。

不安定な時代だからこそ、多種多様な経験に助けられることが必ずあります。

人脈が増える

いろんな会社で働くことで、はからずも人脈が増えますよね。

もしかすると、あらたな仕入先や顧客を転職先に紹介できるかもしれません。

会社に新しい風を吹き込む存在は重宝されますので、人脈だって立派なスキルと言えるでしょう。

決して懇意にしている必要はなく、「知っている」「名刺交換をしたことがある」だけでも全然ちがいますよ。

さて、次からの2つはデメリットです。

転職をくり返すほど市場価値が下がる

転職をくり返すほど、どうしても市場価値が下がってしまいます。

つまり面接に合格する確率が下がり、合格したとしても提示される年収が低いということです。

やはり1つの業界で知識を突き詰めたり、1つの職種で経験を積み上げた人のほうが市場価値は高い。

それはまぎれもない事実です。

中途半端なスキルと経験では、いつまで経っても理想的な職場にたどり着けないでしょう。

スキル・知識・経験が中途半端にしか身につかない

転職市場においてもっとも重視されるのは、スキル、知識、経験です。

もちろん実績や人間性も大事ですが、履歴書で判断できるのは上記3つだけですから。

履歴書でアピールすべき3つの要素が中途半端だと、面接にたどり着くことすらできないかもしれません。

せめて同じ業界にするか、同じ職種にするなど、転職にもそれなりの戦略が必要です。

社内評価を無視するくらいの攻めの姿勢で働くこと

社内評価(人事評価)はサラリーマンにとって大切なもの。

だってボーナスや出世、昇給にも影響しますからね。

しかしながら、評価を気にしすぎると「守り」に入ってしまいます。

上司の顔色を気にしたり、会議で意見を言わなくなったり、チャレンジよりも保身を優先したり。

それでは仕事は楽しめません。

もっと自分を解放したほうが楽しく働けると思いますよ。

「ダメなら、いつでも転職してやる!」くらいの心づもりができれば、自ずと結果と評価がついてくるはずです。

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