「何もしたくない」という状態になったのは、何が原因だと思いますか?
具体的な原因をあげるなら「疲れ」や「ストレス」などですが、スピリチュアルなメッセージも隠されていそうですよね。
魂が何らかのサインをだしているのか。
それとも波動が下がっているのか。
いま、怪しいと思いましたか?
スピリチュアルには常に「怪しい」というイメージがありますが、そうとも言い切れません。
WHOが健康の定義に「spiritual」を追加しようとするほど、世界的には重要な位置づけになっています。
というわけで今回は、何もしたくない原因をスピリチュアルな視点から見ていきましょう。
この記事の要点
- WHOは健康の定義に「霊的」を入れようとした
- 何もしたくないスピリチュアルな原因は、「魂が嫌がっている」など
- 何もしたくないを解消する方法は、「日光を浴びる」など
「何もしたくない」のスピリチュアルな原因と解消法
「何もしたくない」という状況を、スピリチュアルの視点から分析したことはありますか?
「もしかして、心は嫌がっているのかな…?」
「邪気に飲まれて疲れたのかな…?」
そんな分析です。
「怪しい」と断定しないでください。
たしかにスピリチュアルに科学的根拠はありませんが、「言葉で説明するのは難しいけど、そう感じること」もあるのですから。
スピリチュアルは決して怪しいものではない
スピリチュアルには常に「怪しい」というイメージがありますが、決してそうとも言い切れません。
世界的には、健康に関わるもののひとつ、という認識です。
WHOは健康の定義に「spiritual(霊的)」を入れようとした
WHO(世界保健機関)は、健康をこのように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
実はこの定義に、「spiritual(霊的)」が加わる可能性がありました。
日本WHO協会のサイトから引用します。
1998年の第101回WHO執行理事会において、「spiritual(霊的)とdynamic(動的)」を加えた新しい健康の定義が検討されました。賛否両論があったのですが、第52回世界保健総会(WHO総会)の議案とすることが決定されました。そして、WHO総会で審議した結果、採択が見送られました。
引用元:健康の定義(WHO)
結果的にspiritual(霊的)の採用は見送られましたが、議論のテーブルにあがること自体がすごいと思いませんか?
日本ではまだまだ「怪しい」「カルト」というイメージのある単語ですが、世界的には健康に関わるもののひとつ、という認識です。
「何もしたくない」のスピリチュアルな原因
それでは、「何もしたくない」の原因を見ていきましょう。
スピリチュアル的には、どんなメッセージが隠されているのでしょうか?
やりたいことを我慢しすぎて、魂が嫌がっている
本当はやりたいことがあるのに、我慢していませんか?
全てを後回しにしてでもやっていたい趣味。
何を置いてでも優先したい大切な人。
そういった想いを強引に閉じ込めると、心の中で綱引きが行われます。
あるときその綱がちぎれて、体が動かなくなるのです。
魂が、「進むべき道はそっちじゃない」と叫んでいる
本当に進みたい道の逆をいこうとしていませんか?
たとえば本当はAがやりたいのに、人間関係やお金の問題でBを選ぼうとしているようなケースですね。
そんなときに魂は「進むべき道はそっちじゃない」と教えてくれるのです。
嫌なことや苦手なことをするとき、やる気はでるでしょうか?
体にむち打って、なんとか気持ちを奮い立たせるのではないでしょうか。
突然無気力に襲われたとしたら、方向性を見直す時期かもしれませんよ。
「休んだほうがいい」のサイン
精神的・肉体的に疲れていませんか?
「何もしたくない」は、「休んだほうがいい」のサインかもしれませんよ。
がんばり屋さんほど、疲れから目をそらします。
生真面目さんほど、ストレスに打ち勝とうとします。
ときにはそういった頑張りも大切ですが、疲れやストレスが溜まると休みたくなるのは自然ですよね。
心身からのサインだと思って、休んだほうがいいかもしれません。
変化を拒んで、ホメオスタシスが働いている
いま、大きな変化が起こっていませんか?
たとえば転職しようとしていたり、生活習慣を大きく変えようとしていたりですね。
人間には「コンフォートゾーン」といって、心地よく暮らせる環境や習慣があります。
簡単にいうと、肥満の人には肥満になる環境や習慣があり、スリムな人も同様です。
人間にとっては「今」が安心して暮らせる状態で、何かを変えようとすると「ホメオスタシス」が強く作用します。
大きな変化によってストレスを受けないように、なんとか「現状維持」をしようとするのです。
ダイエットを決意した数時間後にポテトチップスに手が伸びてしまうのは、ホメオスタシスが作用しているからです。
突然無気力に襲われたのなら、大きな変化を拒んでいるのかもしれませんよ。
潜在意識が「やる気が出ない」を引き寄せている
「やる気が出ない」を口癖にしていませんか?
あるいは「やる気が出ない」と日々思い込んでいないでしょうか。
人間は、1日に6万回思考すると言われています。
その大半を「やる気が出ない」に費やしたら、潜在意識にしっかりと刷り込まれてしまいます。
つまり、やる気が出ないと思いすぎると、本当にやる気のない人間になってしまうのです。
物質主義・競争社会への疲れ
物質主義・競争社会に疲れていませんか?
たとえばブランド物や家や車を持っているのが「勝ち組」だという思想に、疲れてしまった。
1位でなくてはならない、成功者にならなくてはならない、と考えていたけど、ある時むなしくなった。
そんな状態です。
物質主義や競争社会はまだ世にはびこっていて、うまく付き合うことも大切ですが、それらが自分の幸せとマッチするかは別問題ですよね。
「何もしたくない」は、「もういいんじゃない?そういうのは」のサインかもしれませんよ。
社会評価を欲することへの疲れ・虚無感
世間体を気にしすぎていませんか?
多くの人は「そんなことない」と言うでしょうが、SNSではどうでしょうか?
ちょっとでも多く「いいね」をもらうために、SNS映えするお店に行ったり、物を買ったりしていないでしょうか。
あるいは仕事やプライベートの状況を、盛っていないでしょうか。
それが楽しければ問題ないですが、少しでも自己嫌悪があるなら、やり方を見直したほうがいいかもしれませんよ。
必要以上に社会評価を欲するのは、終わりのないマラソンを走るのと同じですからね。
無気力な人から、無気力をもらってしまった
無気力な人が近くにいませんか?
「あ〜〜やる気ね〜〜」
「何もする気が起きね〜」
そんなことばかり言う人です。
人間は身近な人に強く影響されます。
前向きな人と一緒にいれば前向きになり、元気な人の近くにいれば元気になりますが、逆もしかりですよ。
やる気がわかないのは、身近な人から無気力をもらったのが原因かもしれません。
不幸な話を聞きすぎて、気力を奪われた
「不幸は伝染する」と聞いたことはありませんか?
先ほども言いましたが、人間は身近な人に強く影響されます。
不幸な人からツイてない話を聞くと、気力を奪われてしまいますよ。
もちろん知人の相談に乗ってあげることは大切ですが、「傷のなめあい」「愚痴会」のようなことは、お互いにとってよくありません。
たとえばドロドロした夫婦関係の話を聞いて、結婚に希望が持てるでしょうか?
それと同じで、辛く悲しい話を聞きすぎると、絶望してやる気を失ってしまいます。
波動が低い人と付き合っている
「不幸は伝染する」と同じように、波動も伝染すると言われています。
波動とは、人が持つエネルギーのこと。
目には見えない波動は「怪しい」とされがちですが、近年では「波動医学」といって、波動を調整して難病を治すアプローチも生まれています。
高い波動を持つ人と一緒にいれば波動は高くなり、低い人といれば低くなると言われています。
突然無気力に襲われたのだとしたら、周りの人の影響で、波動が下がっているのかもしれません。
霊障・呪い
霊感は強いですか?
スピリチュアル力の強い人は、人には見えない存在が見えたり、その存在によって苦しめられることがあります。
ぼくも含めて霊感の弱い人には信じがたい話ですが、霊障や呪いで苦しむ人は実際に存在します。
やる気を奪うような何かが憑いているか。
もしくは怨念のようなものが取り憑いているのか。
心当たりはないでしょうか。
「何もしたくない」を解消する方法
では、どうすれば「何もしたくない」を解消できるのでしょうか。
ここでは無気力から脱出し、やる気を出す方法について解説します。
「何もしたくないときもある」と楽に考える
まずは楽に考えましょう。
何もしたくない時は誰にでもあるのですから。
「そっか。疲れているんだな〜」
「最近忙しかったし、頭つかうことも多かったしな〜」
そんなふうに考えて、休むことに集中してください。
素直な気持ちに従う
何もしたくなくなったら、素直な気持ちに従いましょう。
寝ていたければそれでもいいですし、予定をキャンセルしたければそれでもいいです。
無理やり体にむち打つと、どこかでさらにガタがきますよ。
可能であれば仕事は休んでください。
可能であれば家事も誰かに任せてください。
その時の気持ちに忠実に。
無気力になるほど頑張った自分を褒める
何もしたくない時に大切なのは、自分を褒めること。
誰かに褒めてもらうのはなかなか難しいですから、自分で自分にエネルギーを注入するのです。
真面目な人がやりがちなのが「無気力な自分を責める」ですが、それは絶対にやめてください。
ここまで頑張ってきたからこそ無気力になっているのですから、頑張りを褒めましょう。
日光を浴びる
体を動かす気力がちょっとでもあるなら、日光を浴びにいってください。
日光を浴びると、「セロトニン」という脳内ホルモンが分泌されるからです。
セロトニンとは、通称「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質です。
その通称からもわかるとおり、セロトニンが分泌されると多幸感が生まれますよ。
ウォーキングをしたり、走ったりする必要はありません。
公園のベンチで日光浴をするだけでも効果的です。
自然に触れる
日光を浴びるついでに、自然にも触れましょう。
自然公園で日光浴をしただけで、気分が良くなったことはありませんか?
観光地の大自然に触れただけで、リフレッシュされた経験はないでしょうか?
人間だって動物ですから、大地や自然からエネルギーをもらうと元気になりますよ。
波動の高い人に会う
気力がかろうじてあるなら、波動の高い人に会いましょう。
「波動の高い人」を難しく考える必要はありません。
一緒にいるだけで元気になる人です。
何でも笑い飛ばし、失敗談すらネタにするポジティブな人。
あるいは話をするだけで背中を押された気分になる人。
いつか恩返しするつもりで、今回は元気をわけていただきましょう。
感謝できることをくり返しイメージする
体を動かす元気がないなら、せめて脳を動かしましょう。
感謝できることをくり返しイメージするのです。
誰しも元気がないときは、ネガティブな考えになります。
才能がない、運がない、お金がない、時間がないなど、「足りない(十分でない)」をベースに考えるでしょう。
しかし、そもそも論で言えば、生きているだけでありがたいのです。
農作業や漁はしていないのに、ご飯を食べられるのもありがたいことです。
自分が恵まれていることに気づけば、他のこともありがたく思えるでしょう。
背筋を伸ばし、やる気のある自分になってみる
「何をしたくないけど、やらなきゃならないことがある」
そんな状況なら、背筋を伸ばし、やる気のある自分になってみましょう。
アメリカの社会心理学者、エイミー・カディ氏によると、姿勢と内面は深い関係にあるそうです。
被験者を2つのグループに分け、片方には仁王立ちのような「力強いポーズ」を2分間させます。
もう一方のグループには、縮こまって体を小さくする「力の弱いポーズ」を2分間させました。
その後に全員でギャンブルをさせたところ、両者に以下のような違いが見られたそうです。
(ギャンブルにおいて)力強いポーズをした人は86%が賭に出ます。
力の弱いポーズでは60%の人しかやらず、大きな違いが出ます。
テストステロンについては、実験前の値を基準として、力強いポーズの人たちは20%増加し、力の弱いポーズの人は10%減少しました。
つまり力強いポーズをした人は積極的になり、力の弱いポーズをした人は消極的になったということです。
そう考えると、ゴロゴロ寝ているからやる気が無いのかもしれませんね。
ネガティブな感情を書き出し、邪気を払う
動く気力が少しでもあるなら、ネガティブな感情を書き出してみましょう。
悩み事はなんですか?
悩みに関係する人に対して、どう思っていますか?
世間体は抜きにして、本音はどうですか?
それをノートに書き出すのです。
誰かに見せるものではないので、辛辣な言葉や、目を覆いたくなるワードを使っても構いません。
ネガティブな感情をとことん吐き出して、邪気を払えば、気持ちの整理がつきますよ。
人を頼る
自分ではどうしようもないときは、人を頼りましょう。
家族がいれば家族に、いなければ友人や同僚でも構いません。
何もする気がないことを伝え、どうするべきか聞いてみましょう。
頼る人を選ぶときに注意したいのは、「説教する人」はできるだけ避けることです。
「無気力なんて甘え」 「ストレスなんか言い訳」
そんな説教は、傷口に塩を塗り込むようなものだからです。
自分を思ってアドバイスしてくれる人はいませんか?
何もしたくないときは素直な気持ちに従って!
何もしたくないときは、素直な気持ちに従いましょう。
人は、日常から思っている以上にストレスを受けています。
仕事、人間関係、お金、悩み事、気候など。
あらゆるところにストレスの種はありますから、ある日突然ストレスが爆発しても不思議ではありません。
今は休むときだと思って、できるだけ体と頭と心を休めてくださいね!
*より具体的な対策が知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
ミラクリから一言
スピリチュアルな視点は、意外と役立ちます。