仕事は楽しいのが一番ですよね。
1日24時間のうち、10時間程度を仕事に費やすならば、約半日くらいは働いている計算です。
しかも仕事は週5日、多い人だと6日は働くでしょうから、1週間の労働時間は50〜60時間に。
人によっては、もっと労働時間が多いかもしれません。
人生の半分を仕事に費やすことを思えば、できるだけ楽しみたいところですが、なかなかそうはいかない場合もあるでしょう。
上司との関係、窮屈な人間関係、退屈な業務、なかなか評価してもらえない…など。
仕事の悩みは尽きないと思います。
そこで今回は、仕事を楽しむ人と楽しめない人の特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
仕事を楽しむ人の特徴
まずは仕事を楽しむ人の特徴から確認していきましょう。
ぼくの周りにいる外資系企業の女性、起業家の男性、勤続15年のベテランサラリーマン男性を参考にしました。
同僚や上司、取引先とうまく協力している
仕事を楽しむ人は、周囲との信頼関係を大切にしています。
ときには強引に行動することもありますが、基本的にはチームの連携を大切にし、仕事の流れを守ります。
何でもかんでも「俺がやる」というスタイルですと、同僚は信頼を感じられませんが、仕事を任せてもらえるとやる気がわくでしょう。
取引先を含め、みんなで協力してやるからこそ、仕事には達成感があるのです。
好きなこと、得意なことを仕事にしている
仕事を楽しむ人は、好きなことや、得意なことを仕事にしています。
誰しも得意なことをやるのは楽しいですよね。
まず自分自身が楽しめますし、周囲から褒められるとモチベーションはさらに上がるでしょう。
嫌いな仕事を好きになれたら理想ですが、なかなかそうはいかないと思います。
仕事を楽しむ人は、まずはやりたかった仕事に就くこと。
その次に得意な職種に就くことを考え、行動しています。
ノルマや売上予算を目標に変えている
ノルマや売上予算を課せられるのは、プレッシャーですよね。
ノルマが未達だった場合は上司に怒られるかもしれませんし、ボーナスが減るかもしれません。
通常であればノルマは苦痛でしかありませんが、仕事を楽しむ人はノルマとも上手に付き合っています。
ノルマを「目標」と捉え、ポジティブに転換していくのです。
ぼくの知人の外資系企業の女性は、ノルマの1.5倍を目標に、どこまで達成できるかにチャレンジしています。
「仕事はお金のため」と割り切っている
意外かもしれませんが、仕事を楽しむ人のなかには、「仕事はお金のため」と割り切っている人もいます。
彼らは、いい意味で仕事に対してクールです。
熱くなって周囲が見えなくなるようなことはありませんし、出世競争に必死になるようなこともありません。
かと言って無責任な仕事をするのかというと、そうではなく、むしろいつも冷静に業務を完遂するのです。
いつも上司の評価を気にする人は肩に力が入りがちですが、割り切って働く人はいつもリラックスしています。
仕事を楽しめない人の特徴
次に、仕事を楽しめない人の特徴を見ていきましょう。
協調性がない(一匹狼)
仕事を楽しめないのは、協調性のなさが原因かもしれません。
いわゆる一匹狼の人は周囲から敬遠されますし、自分も周囲に近づこうとはしないと思います。
すると、いつまでも信頼関係を築くことができず、ちょっとしたことでトラブルに発展します。
仕事は基本的にチームで進めるものですから、協調性は必須ですよね。
「俺がすべてだ」という傲慢なタイプもいますが、そのような人は長い目で見れば結果を残せないでしょう。
理想だけが高く、今の仕事をおろそかにしている
理想だけが高く、今の仕事をおろそかにしている人も仕事を楽しめません。
実力が伴っていないのに、もっと華やかな仕事がしたい、自分はこんな雑務をする人間じゃないと考えるような人ですね。
いわゆる「意識高い系」とも言えるかもしれません。
華々しい結果を残すためには基礎が必要ですし、仕事に抜擢してもらうためには実績も必要です。
理想と現実のギャップに不満を抱えているようでは、仕事はどんどん退屈になるでしょう。
イマドキの新入社員にも、そのようなタイプが多いようです。
評価や年収を他人と比べたがる
評価や年収を他人と比べたがるのも、仕事を楽しめない人の特徴です。
たとえば同期よりも出世していないとか、大学の同級生よりも年収が低いといったことですね。
人間ですから、他人と自分を比較することもあるでしょう。
格差から生まれる悔しさをバネにするなら仕事にも好影響ですが、多くの人は落ち込んでしまうと思います。
そして、落ち込んでいる間にも、仕事を楽しむ人たちはさらに結果を残していくのです。
他人との比較を続けていると、会社に行きたくなくなります。
苦手な仕事も好きになる!楽しく働く秘訣
苦手な仕事や、どうしても好きになれない仕事もありますよね。
苦手な仕事に出会ったときは、異動になるまで我慢しなければならないのでしょうか?
ここでは楽しく働く秘訣を紹介しますね。
ぼくは今から紹介する方法で、最初は大嫌いだった営業の仕事を好きになれました。
小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねる
仕事を楽しむためには、目標設定が大切です。
ただ仕事を楽しもうとしても、どこに向かえば良いのかが分かりませんからね。
目標設定は、1億円を売り上げるとか、大ヒット商品を生み出すとか、そういった壮大なものになりがちですが、むしろクリアしやすいもので構いません。
たとえば1週間で3件の新規顧客に訪問するとか、1日1回は取引先にメールをするといったことでOKです。
たとえそれが会社の評価に反映されなくても、達成できたら1人でニヤニヤしていれば良いのです。
ぼくが苦手な営業の仕事を始めた頃も、「新規顧客獲得件数」だけに目標を絞りました。
目標を達成できたものの、会社からは評価されませんでしたが、自分の満足感は格別でしたよ。
仕事の流れをイチから把握しなおして、楽しみを見つける
仕事を楽しむために、業務の流れをイチから把握しなおしましょう。
細分化された業務のなかから、楽しみを見つけるのです。
たとえばぼくは営業という仕事には「売る」というイメージしかありませんでしたが、仕事の流れを分解すると、実は社内の企画部と密接に連携していることがわかりました。
そこでぼくは、営業先で得た情報を企画部にフィードバックすることにしたのです。
そうしているうちに企画部の会議に出席するように頼まれ、最後は新製品の情報をいち早くもらえるようになりました。
「売る」ことには抵抗がありましたが、良い商品が手元にあることでストレスをグッと軽減できたのです。
読書をして視野を広げる
仕事が退屈でしょうがない、または些細なことで不平不満を感じてしまうときは、視野が狭くなっています。
ところが視野の狭さを自覚することは難しいため、広げようとはしませんよね。
そんなときは読書を習慣化してください。
読書はたった1,000円〜2,000円程度で、歴史的な偉人や著名人の頭のなかをのぞける行為です。
結果を残している人はどんなことを考え、トラブルにどう対処したのか。
本から大切なことを学んでいるうちに、視野が少しずつ広がっていきます。
プライベートの時間を確保する
仕事が楽しめないことが、プライベートに悪影響を及ぼす人もいますよね。
ぼくがまさにそうでした。
会社に対する不平不満が溜まっているときは、プライベートでも落ち込みがちになり、ときには家族に八つ当たりしていたのです。
人間には、オフ(休み)の時間も必要です。
仕事ばかりに意識が向くと心が疲弊し、最後に壊れてしまいます。
たっぷり寝て、たっぷり食べて、好きなことをして、好きな人と過ごすこと。
仕事を楽しむためには、プライベートの充実も欠かせません。
もし過剰な残業に苦しんでいるなら、以下の記事を参考にしてくださいね。
仕事が退屈になる人の習慣
どうやら仕事を楽しむ人は、ポジティブな習慣を身につけているようですね。
では、仕事が退屈になる人には、どのような習慣があるのでしょうか?
具体例をまとめてみました。
- 働いているフリをする
- お付き合いで残業する
- 指示待ち人間
- イエスマン
- 成果を残すよりも、保身のほうが大切
- 周囲を頼らず、自分だけで何とかしようとする
- 仕事を整理する習慣がない
- 目標がない
- ミスやトラブルをいつまでも引きずる
会社組織で働く人なら、誰もが体験することでしょう。
自分自身はそうではなくても、周囲の人が該当するかもしれません。
やはり仕事で成果を出すよりも保身を優先したり、働いているフリをしたり、お付き合いで残業するのはしんどいですよね。
本来やるべきこととはかけ離れたものに神経を使っているうちに、仕事はどんどんつまらなくなってしまいます。
結果を気にしすぎず、プロセスを楽しむこと
仕事を楽しむ人は、結果を気にしすぎず、プロセスを楽しんでいます。
もちろん給料やボーナスに直結するわけですから、結果を無視することはできません。
ですが、結果だけに囚われすぎず、良いときも、そうではないときも一喜一憂しないことが大切です。
ぼくの周りのにいる仕事を楽しむ人たちは、みんな一様にプロセスを楽しんでいます。
人に会って話すのが楽しいとか、いろんな人と協力して物づくりするのがたまらないとか、そういう視点で働いているのです。
逆にいうと、仕事が楽しくなくなったときは、売上や利益を意識しすぎているのかもしれません。
仕事を楽しむための要素はそこらじゅうにあるはずです!
ミラクリから一言
退屈な仕事ほど、楽しめるチャンスがある。