メンタル

【コンプレックスを克服する8つの方法】自分嫌いを脱出する方法とは?

コンプレックスに悩まされていませんか?

自分の顔がどうしても好きになれない…。

性格も良くないし、学歴だって劣っているし、仕事もできない…。

そんなことを思っていたら、人前に出るのが怖くなるでしょう。

ちょっとしたコンプレックスなら頑張る原動力になりますが、あまりにも重いものだと対人関係に支障をきたしますよね。

そんな状態から脱出するためには、ありのままの自分を受け入れること。

努力で弱点を改善したり、開き直ってネタにするのも効果的ですよ。

今回は、コンプレックスを克服する方法と、自分嫌いを脱出する方法について解説しますね。

コンプレックスとは?

コンプレックス(complex)とは、無意識の中に抑圧された観念のこと。

心理学や精神分析で用いられる概念です。

具体的には、劣等感、優越感、性的指向などがそれにあたります。

コンプレックスの種類は「容姿」など

コンプレックスの種類は様々です。

以下に具体例をまとめてみました。

  • 容姿コンプレックス
  • 学歴コンプレックス
  • 劣等(インフェリオリティーコンプレックス)
  • マザーコンプレックス(マザコン)
  • ファーザーコンプレックス(ファザコン)
  • シンデレラコンプレックス(自立できない女性)
  • 白雪姫コンプレックス(母親から子供への虐待)
  • ロリータコンプレックス(ロリコン)

容姿や学歴のコンプレックスは、劣等感から来ています。

その他のコンプレックスは、性的指向や優越感と関係しています。

劣等感との違いは?

コンプレックスと劣等感は混同されがちですが、実は微妙に違います。

両者の違いを簡潔にまとめてみました。

  • 劣等感=他者との比較:自分は劣っている、無価値だなど
  • コンプレックス=自分自身の思い込み:この顔が嫌だ、性格が嫌いなど

劣等感は他者との比較によって生まれますが、コンプレックスは自分自身の思い込みによるものです。

つまり、仕事で著しい結果を出すような人でも、コンプレックスを持っている可能性があるということですね。

芸能人が「自分の顔が嫌いで…」と言うと、つい「うそだろ。笑」と思ってしまいますが、実は本当なのです。(商売として言っているのでないかぎり…。)

コンプレックスは対人関係の障害になる

コンプレックスは、対人関係の障害になります。

やはり「自信がない」というだけで付き合いづらいものですし、いつも自分を卑下していたり、嫉妬を燃やしてばかりの人もそう。

コンプレックスは早めに解消するのがいちばんです。

コンプレックスを克服する8つの方法

では、どうすればコンプレックスを克服できるのでしょうか?

主な方法をまとめてみました。

ありのままの自分を受け入れる

まずは、ありのままの自分を受け入れること。

顔も、体型も、性格も、長所も、短所も、全てを愛するということです。

もちろん時間はかかりますが、これができればコンプレックスがなくなり、自信を持てるようになりますよ。

「私は素晴らしい」と言い続けてみましょう。

他者に自分を評価してもらう

コンプレックスを克服するためには、他者に自分を評価してもらうのも効果的です。

自分が認識している自分と、他者から見た自分が一致しないことは往々にしてあるからです。

たとえばこんな経験はありませんか?

親しい人にコンプレックスを打ち明けたら、「そんなこと今はじめて気づいたよ」と言われたことが。

自分のコンプレックスや欠点なんて、誰も気にしていないのかもしれませんよ。

他者の目で冷静に分析してもらい、その結果を信じましょう。

コンプレックスを克服した人と付き合う

コンプレックスを克服するためには、その経験を持つ人と付き合うことも大切です。

以下のようなことを積極的に聞いてみてください。

  • どんなコンプレックスがあったのか?
  • どんな苦悩があったのか?
  • どうやってコンプレックスを克服したのか?
  • どれくらいでコンプレックスが消えたのか?
  • 克服前・克服後で見える世界は違うのか?

上記がわかれば、彼らの今の振る舞いにも意味を見いだせるでしょう。

底抜けの明るさは、絶望した経験があるからこそ。

人に優しいのは、人の苦しみを理解できるからなのです。

努力して弱点を改善する

コンプレックスを克服するためには、努力して弱点を改善することも大切です。

以下に参考例をまとめてみました。

  • 美容に取り組む
  • ダイエットをする
  • 勉強する
  • スキルを磨く
  • 仕事で結果を出す
  • 恋愛をする

自分がどうしても好きになれないところを、集中的に改善しましょう。

「ダイエットをしたら人生が変わった」というように、努力で人生が大きく開けた実例はいくらでもありますよ。

開き直ってネタにする

コンプレックスに悩まされているなら、開き直ってそれをネタにしてしまいましょう。

自分の欠点をオープンにし、自ら進んで笑い飛ばすのです。

たとえばぼくの友人は、お世辞にもイケメンとは言えません(失礼!)が、ものすごくモテます。

女性の前で「こんな顔面してるからさ〜」などと言うので、その場にいる人が思わず笑ってしまい、親近感を抱くのでしょう。

本当は隠したいところを笑いにできれば、大きな武器になりますよ。

自己肯定感を育む

コンプレックスを克服するためには、自己肯定感を育むことも重要です。

自己肯定感とは、自分のことを肯定する感覚のこと。

これといった根拠がなくても、「自分には価値がある」と信じられることです。

以下のようなことをすれば、自己肯定感が強くなりますよ。

  • 自分で自分を褒める
  • 他者に褒めてもらう
  • 長所に目を向ける
  • できたことを記録する
  • 成功体験を積み上げる
  • 恋愛をする

後ほど紹介しますが、日本人は諸外国の人に比べて自己肯定感が低いそうです。

謙虚であることを心がけたり、自分に厳しいのは素晴らしいですが、自分を褒めることも覚えましょう。

弱みを強みに書き換える

コンプレックスを克服するためには、弱みを強みに書き換えることも効果的ですよ。

以下のように、自分の弱みをポジティブに変換してください。

  • コンプレックスがあるから、人の気持ちがわかる
  • 声が高いから、注目してもらえる
  • 中肉中背だから、健康的に見える
  • 高卒だから、思考が柔軟
  • マザコンだから、家族を大切にできる

ポイントは、「〜があるから」「〜だから」の先を書くことです。

コンプレックスから受けた恩恵を実感できれば、弱みは弱みでなくなりますよ。

カウンセリング(セラピー)を受ける

自力ではどうしようもないほど根が深いコンプレックスを持っているなら、カウンセリング(セラピー)を受けてください。

心の悩みを抱えたときは、スペシャリストに相談するのがいちばん。

心療内科やメンタルクリニックに行けば、専門医が相談にのってくれますよ。

まずはカウンセリングからはじまり、必要に応じて認知療法(思い込みを改善する治療法)なども行われるでしょう。

メンタル系の病院にかかるのが怖い方もいるでしょうが、ご安心ください。

他の病院と何ら変わりませんから。

自分嫌いを脱出する方法

根深いコンプレックスを持っていると、自分を好きになるのが難しいと思います。

では、どうすれば自分嫌いを脱出できるのでしょうか?

ここでは、その方法論を紹介しますね。

ナルシストになっていることを自覚する

1つめは、ちょっと厳しいお話。

自分嫌いの自覚のある方は、ナルシストになっていることも自覚してください。

その理由は、以下のとおりです。

  • 自分嫌いなのは、自分のことばかり考えているから(実は自分好き)
  • 自己評価が低いのは、失敗したくないから
  • 失敗したくないのは、プライドが高いから
  • 自分を卑下するのは、人に否定されたくないから

自分嫌いなのは、自分のことばかり考えていて、プライドが高いから。

つまり、実は「自分のことが大好き」なのです。

まずはそのことを認め、自意識過剰状態から脱出しましょう。

他者に自分の良いところを教えてもらう

自分嫌いを脱出するためには、他者に自分の良いところを教えてもらうのも効果的ですよ。

コンプレックス克服のところでも述べましたが、自分が認識している自分と、他者から見た自分は全く違うからです。

自分では欠点だと思っているところが、実は評価されているかも?

もしくは自分の知らない強みに気づけるかもしれませんよ?

他者に言われたことは、そのまま素直に信じましょう。

内閣府の調査で判明!日本人は外国人に比べて自己肯定感が低い

コンプレックスを克服するためには、自己肯定感を育むことが大切だと言いました。

でも、日本人は相対的に自己肯定感が低いみたいですよ。

内閣府の調査でそれが明らかになりました。

7ヵ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査において、「自分自身に満足している?」と質問したところ、その結果は以下のようになったそうです。

(自己肯定感)自分自身に満足している?

  • アメリカ:86.0%
  • イギリス:83.1%
  • フランス:82.7%
  • ドイツ:80.9%
  • スウェーデン:74.4%
  • 韓国:71.5%
  • 日本:45.8%

諸外国と比べて、自己を肯定的に捉えている者の割合が低い。

引用元:今を生きる若者の意識(内閣府)

なんと、日本はダントツ最下位…。

トップのアメリカ(86.0%)のほぼ半分(45.8%)という結果でした。

これには日本人特有の「謙遜・謙虚」も関係しているでしょうが、自分に満足できない人が多いのも事実だと思います。

とくにコンプレックスのある方は、より意識的に自己肯定感を育んでいきましょう。

コンプレックスは時間をかけて改善しよう

コンプレックスの解消は、一筋縄ではいきません。

何かをきっかけに改善されることもありますが、基本的には一夜にして変わるものではありません。

ですから、心の傷とはじっくり向き合うことが大切ですよ。

コンプレックスを強みに書き換えたり、笑い話にできれば、いつの間にか心から消えてなくなります。

決して焦らず、時間をかけて改善してください!

*感情をコントロールする方法は、以下の記事をご覧ください。

ミラクリから一言

コンプレックスが重荷でなくなったとき、人生は変わる。

トシノリ
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