「めちゃくちゃ怒りっぽい性格で、ムカついたら感情のコントロールができません。妻や同僚からも”短気”だと言われてしまいます。」
こんなメッセージをいただきました。ありがとうございます。
わかりますよ、ぼくも短気ですから。
人から見ればどうでも良いことでムカついて、いつまでも鎮火できずにいるんですよね。
そんなドロドロした感情とは、サクッとお別れしたいものです。
今回は仕事や人間関係でめちゃくちゃムカついたときの対処法をお教えします。
もしかすると抵抗を感じるかもしれませんが、まぁ聞いてください。
有効な対策は「思いっきり上から目線になること」
自分でもどうしようもないくらい腹が立ったときは、思いっきり、これ以上ないくらい上から目線になってみてください。
ムカつくということは、相手がいるはず。
その相手が同等か、”ちょっと下”だと思っているときに、人は腹を立ててしまうみたいです。
だから思い切ってグ〜〜〜〜〜ンと上に行くんです。
「2歳年上の先輩」ぐらいでは全然足りません。
「天界から外界を見下ろす」くらいの状態になってください。
「上から目線」という言葉に抵抗を感じるかもしれませんが、あくまで心の中ですよ。しかも怒ったとき限定です。
ちょっとイメージしづらいかもしれませんので、具体例を紹介しますね。
具体例:理不尽な怒られ方をしたとき
理不尽な怒られ方をするときってありますよね?
たとえば自分はまったく関知していない仕事のことで怒られるとか、失敗の責任を押し付けられるとか、大人って大変ですよね。
たとえば会社のB部長(48)に対して、猛烈にムカついたとします。
では、上から目線をここで発動!!
天上から見るB部長はどうですか? かわいくないですか?
「そうか、君はまだそこにいるのか。じゃあ人に責任を押し付けたくなるのもしょうがないよな」
「社長にミスを報告できなかったんだな。理不尽だけど、君が成長してくれるなら甘んじて受け入れるよ」
ちょっと気持ちが楽になりませんか?
具体例:「お前が言うなよ…」的な指摘をされたとき
「お前が言うなよ…」的な指摘をされるとムカつきますよね。
今回はまったく空気を読めない同期のDさん(28)に、「いい加減、空気読んだら?」と言われてムカついたとします。
では、上から目線をここで発動!!
天使たちを小脇に抱えながら見るDさんはどうですか? かわいくないですか?
「そうか、そうだよね。友達がいないんだもんね。孤独なんだね」
「人にキツイことを言ってかまってほしいんだね。わかったよ。付き合ってあげる」
ちょっと優しい気持ちになりませんか?
怒りは人間の視野を極端に狭める
こうして文章で書いてみると、めちゃくちゃイヤな奴みたいですね…。
でも、困っている質問者さんのためになるなら、まぁいっか。
ここまでは「上から目線」という言葉を使いましたが、要は広い視点で見ようということです。
怒るときって、極端に視野が狭くなりますよね。
ぼくが3日前にムカついたときなんか、目の前に落ちていたチョコフレークしか見えていませんでしたよ。
決して大げさじゃなく。
広い視点を持つと優しい気持ちになれる
どうやら怒ると人間の視野は狭くなるみたいです。
猛烈にムカついたら、まずはトイレか給湯室に駆け込んで、深呼吸をするか、おいしいコーヒーを飲みましょう。
ちょっと気持ちが落ち着いてきたら、意図的に上から目線になって、怒りのターゲットを微笑ましい表情で眺めてください。
怒った状態での判断、または行動なんかロクなもんじゃないですよ。
ぼくが言うまでもないかもしれませんが、チョコフレークしか見えていない状態で下した判断なんか、間違って当然ですから。
心の中で実践してください・いつも上から目線だと嫌われます
善良な大人の方はおわかりかと思いますが、今回紹介した方法はあくまでも心の中で実践してください。
普段から上から目線だと、人間関係のトラブルになるどころか、嫌われる原因になりますからね。
そうそう、急に思い出した。
10年ぶりに再会した先輩から「お前、えらい上から目線の文章書いてるな」と言われて、めちゃくちゃムカついたときも、心の上から目線で優しく対処しましたよ。
ぜひ実践してください。
ミラクリから一言
今日も優しい気持ちで。