自己分析

【好きなものがわからない】悩める人がやりたいことを見つける方法

自分が本当に好きなものを知っていますか?

好きなものとは、そのことを考えるだけで心が踊り、いつまでもやり続けられるようなことです。

以前までは「仕事は辛くて当たり前だ」という考え方が主流でしたが、現代は「好きなことを仕事にしよう」に移行しつつありますよね。

そんなとき、本当に好きなことを知らなければ、何に打ち込めば良いのかわからないと思います。

今回は、好きなことがわからないと悩む人のために、やりたいことを見つける方法を紹介します。

現時点でやりたいことがなくても、焦る必要はありません!

本当に好きなものとは?

本当に好きなものとは、どのようなものなのでしょうか?

ぼくが考えるのは、次のようなものです。

  • お金にならなくても続けられること
  • 成果がでなくても継続できること
  • 朝起きたら、すぐにでもやりたいこと
  • 目標をどんどん設定し、どんどんクリアしてしまうようなこと
  • 三度の飯よりも好きなこと
  • 寝食を忘れるくらい熱中できること

食事も、睡眠も、飲み会も、すべて忘れて熱中できるようなことですね。

たとえば仕事に夢中になる人もいるでしょうし、ゲームなら四六時中やり続けられるような人もいるでしょう。

とにかく他のすべてを捨ててでも、それだけに集中したくなるようなことが本当に好きなものだと思います。

好きなもの、好きなことがわからない理由

「好きなものがわからない…」

こういった悩みは、日々好きなことをやっている人には理解できないでしょう。

え? どんどん好きなことをやればいいし、とにかく楽しいことをすればいいのでは?と。

しかしながら、本当に好きなことを把握できていない人は意外に多いようです。

その理由を考えていきましょう。

楽しいことを否定された経験があるから

自分が「楽しい!」と感じたことを誰かに否定された経験のある人は、好きなものを見失いがちです。

誰かに否定されて傷ついた経験は、ちょっとしたトラウマになりますよね。

わかりやすいところでいうと、お気に入りのカフェに知人を連れて行ったとき、「このコーヒーまっず…!」と言われたらどう感じるでしょうか?

おそらく「私は味覚に問題があるのでは?」と思い、人前で好きなお店を公言することを止めるでしょう。

それと同じで、自分にとっての楽しいものに蓋をしているうちに、好きなものを見失ったのかもしれません。

「役に立つことか、お金になることをしなさい」と教えられたから

両親や学校の先生から、将来の役に立つことか、お金になることをしなさいと怒られた人も好きなものを見失っているでしょう。

たとえば「ゲームなんかしてないで勉強しなさい」とか、「どうせプロにはなれないのだからスポーツをやめなさい」などと教育されることです。

親心からのアドバイスだとは思いますが、子供の可能性が限定されてしまいますよね。

「将来の役に立つことしかやってはいけない」という常識がすり込まれると、好きなものよりも、仕事になるものを優先するようになります。

失敗を恐れているから

本当は好きなものがわかっているのに、失敗を恐れるあまり、その気持ちを無視している可能性もあります。

好きな仕事をする人生は理想的ですが、好きな仕事で失敗したときのことを想像して、手足がすくむような状態です。

本当に好きで、得意で、やりたいことで失敗したときのショックの大きさは計り知れません。

であれば、嫌いなことや苦手なことを我慢してやっているほうが、言い訳になりますよね。

「俺はまだ本気出してないだけ」だと。

ハードルを上げすぎたことで、諦めているから

せっかく好きなものに打ち込むなら、成果も出したいですよね。

たとえばプロ野球選手になるならイチロー選手のように、YouTuberになるならヒカキンさんのようになりたいと思います。

ですが、1〜2ヶ月で彼らのようになることは難しいでしょう。

たとえ才能があっても、1〜2年で彼らに追いつくことも難しいと思います。

高い理想を掲げるのは良いことですが、あまりにも理想が高すぎると、いまの平凡な現状を受け入れることができなくなってしまいます。

他者承認を優先しすぎて、自己承認ができていないから

好きなものがわからないのは、他者承認を優先しすぎているのが原因かもしれません。

他者承認とは、他者から認められることです。

他者から認められるためには、他者にとってわかりやすい人間であることが重要ですよね。

たとえば「サラリーマンです!」と言えばすんなり認めてもらえますが、「職業はゲーマーです」と言えば怪訝な顔をされるでしょう。

好きなものに打ち込む人生は、他者との間にギャップを生みます。

そのギャップに嫌気がさすと、次第に「褒めてもらえること」をするようになるのです。

すると、いつの間にか自己承認よりも他者承認を優先するようになり、本心を見失ってしまう。

余談ですが、好きな人よりも見栄えのいい人を選び、いつまでも幸せになれない人のことを「恋愛迷子」と呼ぶそうです。

本当にやりたいことを見つける方法

それでは次に、本当にやりたいことを見つける方法を紹介しますね。

いくつかの方法で自分自身と向き合っていきましょう。

「絶対にやりたくないこと」を明確にする

本当にやりたいことを見つけるためには、まず絶対にやりたいくないことを明確にしましょう。

これは一種の消去法です。

やりたいことがわからなくても、やりたくないことだけは明確にわかるはず。

具体例として、ぼくが「やりたい仕事」について考えたときにまとめた、絶対にやりたくないことを紹介します。

  • スーツを着ること
  • 決まった時間に仕事をすること
  • 通勤の満員電車に乗ること
  • 月給で働くこと
  • 取引先の言いなりになること
  • 不要なしがらみや派閥争いに時間を使うこと
  • 休めない環境で働くこと
  • お金のためだけに働くこと

これだけハッキリすれば、少なくとも「サラリーマン」「会社員」という職業の選択肢はなくなりますよね。

こうしてぼくはフリーランサーになりました。

楽しかったことを思い出す

その次に、楽しかったことを思い出してみましょう。

子供の頃や学生時代を振り返るのも良いと思います。

バスケをしているときだけは嫌なことを忘れられたとか、ブログを書くときが一番幸せだとか、どんなことでもOKです。

まさに童心に帰って、心の底からウキウキするようなことをまとめていきましょう。

ちなみにぼくは、次のようなことをピックアップしました。

  • 人と一緒に何かを創ること
  • 企画すること
  • 文章を書くこと
  • 日本や世界を旅しながら、刺激を受けること

お金になるか、仕事になるかは除外する

楽しかったことを思い出すとき、お金になるか、仕事になるかは除外してください。

「心の底から好き」という気持ちは、本来、お金や仕事とは無関係ですよね。

本当に好きなものが浮き彫りになってきたのに、どうせ仕事にはならないから…と除外していては、今までと同じです。

常識というフィルターを外してみてください。

才能やセンスについても除外する

楽しかったことを思い出すときは、才能やセンスについても除外してください。

「心の底から好き」という気持ちは、本来、才能やセンスとも無関係ですからね。

たとえ下手でも、誰かにセンスがないと言われても、好きな気持ちは止められないはず。

その点を間違えて、好きなことよりも「できること」を選択しないように気をつけてください。

好きなことの見つけ方については、以下の記事でもまとめています。

憧れの人がやっていることを参考にする

自分自身と向き合ってもやりたいことがわからないなら、憧れの人がやっていることを参考にするのもおすすめです。

誰かに憧れるということは、つまりそんな人生を生きたいということですからね。

スポーツ選手、タレント、著名な経営者、身近な人…など、誰でも構いません。

その人が何をしていて、どんなところが羨ましいのかを分析してみましょう。

「理想的な人生」を徹底的にイメージしてみる

「やりたいことはわからないけど、とにかく現状を打破したい」と考える人もいるでしょう。

現状に不平不満があるけれど、どうしたら良いのかわからない状態ですね。

そんなときは、まず理想的な人生を徹底的にイメージしてみましょう。

次のような項目について、理想的な状態を考えてみてください。

  • 仕事
  • ファッション
  • 立ちふるまい
  • ライフスタイル
  • 家族
  • 健康
  • 趣味
  • お金(資産)

ただ単純に「お金持ちになりたい」「成功したい」と考えるだけでは、自己啓発書を読み漁っているだけの人と変わりませんよね。

ですから、どんな仕事をして、服装はどんな感じで、家族や資産の状況はどうなのか?を想像してください。

現実離れしていても構いません。

まずは自分にとっての理想形を見出し、そこから徐々にやりたいことをあぶり出していきましょう。

ノートに書いてまとめる場合は、次の記事で紹介している「モーニングノート」がおすすめですよ。

自分自身にブロックをかけている人の考え方

好きなものがわからない人は、自分自身にブロックをかけている可能性が高いと言えます。

自分自身にブロックをかけている人の考え方には、次のような特徴があります。

  • 「◯◯するべき」「◯◯しなければならない」
  • 人生は思い通りにいかない
  • 仕事は辛く、苦しいもの
  • 苦しいことやイヤなことも我慢するべきだ
  • お金のためには嫌いな仕事もやるべきだ
  • 良好な人間関係をつくるためには自分が我慢するべきだ
  • 好きなものをやり続けるなんて、子供のすることだ
  • 好きな仕事なんかできるわけがない

好きなものがわからない人は、考え方が凝り固まっているのかもしれません。

頭の中が常識で固定化されている

頭の中が常識で固定化されると、好きなものを見失います。

たとえばお金にならないから、仕事にならないから、才能がないから、センスが皆無だからという考え方ですね。

自分自身が過去に失敗したとしても、知人が挫折したとしても、同じことがこれからの自分にも当てはまるとは限りません。

たしかに常識に沿って生きれば傷つくことは減りますが、そのぶん我慢とストレスは増えるでしょう。

常識は「過去の経験の蓄積」にすぎません。

一般常識とされるものをよく分析してみると、実は「私の場合はそうだった」というものがほとんどです。

不安もあるとは思いますが、好きなものについて考えるときは、一般常識を思考の外に放り投げてしまいましょう。

楽しいことの追求を諦めなくていい

「好きなことで、生きていく」という人生に憧れを持つ人が増えたように思います。

その反面、保守的な考え方もまだまだ根強いですよね。

多少の我慢をしてでも堅実に生きていきたいなら、一般常識に沿うのが得策だと思います。

でも、一度きりの人生ですから、やはり好きなことや楽しいことを追求したいですよね。

好きなことをやっていれば、多少のプレッシャーやトラブルがあっても、前向きに乗り越えられるからです。

本当に好きなものが見つかるまでには、時間がかかるかもしれません。

でも、時間をかけて自己分析をすれば、必ずそのタネが見つかるはずですよ。

ミラクリから一言

「趣味なのか、仕事なのかわからない」と言えたら最高ですね。

トシノリ
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