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【経験者が語る】うつ病になったとき、休職よりも退職をおすすめする理由

うつ病になったら、「会社を休むのか? それとも辞めるのか?」で悩みますよね。

仕事が原因でうつ病になったとしたら、会社に行くだけでもストレスが溜まるかもしれません。

まずはじっくり休養すること。

そして、60%を超えるうつ病の再発率を考慮して、労働環境を整えることも大切ですよ。

今回はうつ病になったとき、休職と退職のどちらがベストなのか?について、経験者の視点でまとめていきます。

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うつ病の原因になる仕事のストレス

どのようなことが原因でうつ病になるのでしょうか?

仕事のトラブルやストレスをまとめていきますね。

環境が変わるストレス

環境が変わると、精神的にストレスが溜まりますよね。

たとえば以下のようなときです。

  • 仕事内容が変わった
  • 勤務時間が変わった
  • 左遷、出向、異動、単身赴任
  • 転職
  • 昇進、栄転、降格

働く場所が変わるだけでも大きなことですが、そこに担当業務の変化が加わると、かなり大きなストレスを受けることになります。

過労働の疲れとストレス

過労のときは、主に身体的ストレスが溜まりますよね。

  • 長時間労働
  • 残業が増えた
  • 徹夜が続いた
  • リストラのあおりを受けて、仕事量が増えた

身体が疲れてくると、ネガティブなことを考えやすくなり、うつ状態に陥ってしまいます。

人間関係のトラブル

会社組織に人間関係のトラブルはつきものですよね。

  • 上司、部下、同僚との人間関係
  • 社内恋愛、不倫
  • パワハラ、セクハラ、モラハラ
  • いじめ、無視
  • 派閥争い

できればトラブルに関わりたくはありませんが、1つ屋根の下にたくさんの人が集まると、何かしらの問題がおきます。

精神的に落ち込む

長く仕事をしていると、思わず落ち込んでしまうときもありますよね。

  • 評価(査定)の低さ
  • 仕事の失敗、ミス
  • トラブル、クレーム
  • プロジェクトの打ち切り

どれもできれば避けたいことです。

ときには自分の意志とは関係なく、会社の方針でプロジェクトが打ち切られることもあるでしょう。

また、上司からの評価が自己評価よりも低くて、落ち込むようなことも。

そんなとき、生真面目な人ほど自分を追い込んでしまい、人一倍のストレスを溜めてしまうのです。

次に、うつ病初期にあらわれやすい「症候群」を紹介しますね。

うつ病初期にあらわれやすい「症候群」

初期のうつ症状には、いくつかの「症候群」があります。

気づかぬうちに、以下のような症状があらわれていないでしょうか?

  • ブルーマンデー症候群:日曜日の夕方以降に不調になる
  • いじめられ症候群:職場のいじめに悩む
  • 新型うつ病:仕事のときだけ鬱症状があらわれる
  • 燃えつき症候群:がんばりすぎて、無気力になる
  • リストラうつ病:リストラの不安に怯えている
  • 微笑みうつ病:つくり笑いに疲れる
  • 錆びつき症候群:思うように実力を発揮できない
  • 帰宅拒否症:自宅に居場所がない、家族とうまくいかない
  • 休日恐怖症:休日も仕事のことばかり考えている

ブルーマンデー症候群とは、別名「サザエさん症候群」とも呼ばれますよね。

日曜日の夕方から憂鬱な気分になり、会社に行きたくなくなる状態です。

若年層に多いと言われる「新型うつ病」は、プライベートでは元気なのに、仕事のときにうつ症状が現れる珍しい病。

つまり「ストレスの原因」に近づいたときだけうつ病になる状態です。

心身の不調があるなら早めの対策を

ここまで紹介した「症候群」は、うつ症状としては軽いものです。

この時点で対策ができれば、うつ病まで進行せず、回復する可能性がありますよ。

ぼくが2013年にうつ病になったときも、まさに初期のサインを見逃し、症状を悪化させてしまいました。

メンタル系の病院に行くことのハードルは高いかもしれませんが、早いに越したことはありません。

さて、次に「うつ病になっても仕事を続けられるのか?」について考えていきましょう。

うつ病になったときに起こりやすい仕事のミス・トラブル

次は、うつ病になったときに起こりやすいミスやトラブルについて。

以下のような健康状態になったとしたら、仕事は続けられるのでしょうか?

ぼくの経験談をもとにまとめていきますね。

集中力が低下し、ミスが増える

鬱症状が悪化すると、頭はネガティブな考え方に支配され、心は不安で満たされます。

すると集中力が低下し、ミスが増えることに。

今まではありえなかったミスやトラブルを引き起こすようになり、ネガティブになるという負のスパイラル。

何でもうつ病のせいにはできませんが、ひどく辛い状況になると思います。

ストレス耐性がなくなる

不安で心が満たされると、ストレス耐性が無くなります。

以前までは平気だった上司の言葉を重く受け止めすぎたり、同僚から言われたセリフについて深く考えこんだり。

とにかく疑心暗鬼になってしまうのです。

目に映るものすべてをネガティブに捉え、「みんなが自分を嫌っている」という自意識過剰状態にもなるでしょう。

人間関係が悪化する

いつもネガティブで、自意識過剰で、ビクビクしながら仕事を続けていたら、人間関係が悪化します。

体調不良をいつまでも差し引いて考えてくれるほど、甘い会社はないと思います。

最初は気を遣ってくれたとしても、次第に「おいおい、いい加減にしろよ…」になるのは当然ですよね。

うつ病と対人恐怖症を併発した場合、症状はさらに深刻です。

うつ病になった状態で仕事を続けるのは、どうやら難しそうですよね。

では、どんな選択をすれば良いのでしょうか?

子供

会社員がうつ病になったときの2つの選択肢

会社員がうつ病になったら、大きく2つの選択肢があります。

傷病手当金をもらって休職する

傷病手当金をもらいながら休職する。

これが多くの人が選択する手段ですよね。

給与の約67%をもらいながら休養できるなら、それがベストだと思います。

「休職してうつ病を治したい」と思っても、やはりお金(生活費)が心配ですからね。

傷病手当金については、以下の記事を参考にしてください。

退職して、傷病手当金、失業保険のいずれかをもらう

思い切って退職するのも選択肢の1つです。

退職金制度がある会社なら、臨時収入も得られますしね。

退職した場合は、傷病手当金をもらうか、失業保険をもらうかのいずれかになります。

もし失業保険をもらうなら、ハローワークに「診断書」を提出してください。

すると、3ヶ月の給付制限期間が免除されますよ。

診断書のもらい方はこちら。

休職するときの5つの不安

会社を退職すると、肩の荷がスッとおりるのは間違いありません。

しかしながら、生活費の不安を解消するために、まずは「休職」を検討する人がほとんどだと思います。

ここで、休職する場合の不安について確認していきましょう。

1.完治しなければ復職できない

「完治しなければ復職できないの?」は気になるところですよね。

自分としては回復したつもりなのに、医者から「もう少し休養してください」と言われるケースもあるでしょう。

自身の手応えと診断結果に誤差が生じ、気持ちばかり焦ってしまいます。

  • あのプロジェクトは大丈夫なのか?
  • 同期に差をつけられやしないか?
  • 同僚たちに忘れられてしまわないだろうか?

生真面目な人ほど、不安と闘うことになると思います。

2.会社内の立場が不安

休職している間に、会社組織も変化していきます。

  • 担当業務を他の人が引き継ぐ
  • 自分がいたポストに同期が昇格する
  • 部署の編成が変わる
  • 新しいプロジェクトが始まる

そんな状況を知ると「自分の居場所がなくなる…」という恐怖を感じて、職場復帰を焦ってしまうでしょう。

3.金銭的な不安

休職中に傷病手当金がもらえるとしても、その額は給与の約67%。

以前よりも収入が減るのは間違いありません。

家族がいるなら、生活費が足りないのでは? 養育費はどうだろうか?といった不安に襲われるでしょう。

そうした金銭的不安によるストレスは、うつ病克服に悪影響を及ぼします。

4.会社側の待遇が不安

仕事を休んだあと、復職するときの待遇も不安ですよね。

以下のようなネガティブなことを考えると思います。

  • 給料を減らされるのでは?
  • 役職を降格させられるのでは?
  • もう出世は無理かも?
  • 腫れ物のように扱われるかもしれない
  • どこかに出向させられるのでは?

復帰してからのことは復帰後にしかわかりませんが、それでもやはり不安。

真面目な性格の人ほど、休職中に会社のことをあれこれイメージするかもしれません。

5.うつ病再発の不安

「すぐにうつ病が再発するのでは?」という不安もあるでしょう。

うつ病の再発率は60%と言われていますが、これはぼくの周囲のうつ病経験者を見ても頷ける数字です。

とくに会社のストレスが原因でうつ病になった場合は、同じ環境に戻ることで再発するケースも。

うつ病を克服してからは、再発予防が大切です。

ぼくが「退職」を選んだ理由

2013年にうつ病になったぼくは、休職ではなく、退職を選択をしました。

その理由は、大きく3つあります。

ストレスの原因から離れたかった

ぼくの場合、うつ病の原因は仕事のストレスでした。

当時は人間関係がうまくいかない上に、ミスが続くという辛い状況。

会社の方々に迷惑をかけることは重々承知していましたが、それでも辞めるしかなかったんです。

会社に籍を置きながら、うつ病を克服できる自信がなかったからです。

まずはストレスの原因から距離を置こうと考えました。

休養だけに集中したかった

退職してからの不安はあったものの、まずは環境を整えることが先決。

会社を辞めることで、休養だけに完全集中できる環境を作ろうと思いました。

これで会社の方々に迷惑をかける心配も、復帰してからの不安もありません。

退職後の生活費については不安でしたが、それは自分自身でなんとかできることですからね。

休養者のほとんどが鬱を再発させていた

ぼくの周りにいるうつ病経験者の中にも、休職を選択した人たちがいました。

休職か? 退職か?で悩んでいるとき、彼らに相談にのってもらったんです。

すると多くの人が、休職、職場復帰、再発、また休職といったサイクルにハマっていることがわかりました。

ここまで紹介した3つの理由から、退職することにしたのです。

迷ったし、苦しんだけど、ぼくにとって退職は正解だった

退職するかどうかに悩んだ当時のリアルな心情は、以下のような感じです。

休職を申し出るべきか…。それとも…

いや、やはり「ソレ」を選択肢として考えるべきではない。

「ソレ」を選んでしまったら、2ヶ月後からは無収入になり、家族を路頭に迷わせてしまう。

仮に1ヶ月後に完治したとして、再就職先がすぐに見つかったとしても、3〜6ヶ月は無収入だ。

もしこのまま働き続けてうつ病がもっと悪化したら、それこそ1ヶ月の休職どころではない。

いま少しだけ休むか? 思いっきり壊れてから長期治療か?

整理して考えると、答えは単純だった。

引用元:ミラクリ

思いっきり悩みましたが、ぼくにとって「退職」は正解でした。

ストレスの原因を断ち切り、休養だけに集中したことで、比較的早く社会復帰できたのだと思います。

そして、結局は会社員には戻らず、フリーランスになりました。

転職市場を知ると、気持ちが楽になる

うつ病と仕事は、切っても切り離せない関係ですよね。

本記事では、休職と退職の2つについてまとめてきましたが、「転職」も1つの選択肢です。

転職市場を知ることで視野が広がり、気持ちが楽になるかもしれません。

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ミラクリから一言

元気になれば、また働けます!

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