お金が貯まらない。
給料はそれなりにあるはずなのに、なぜか貯金ができない。
そんな悩みを抱えていませんか?
収入よりも支出のほうが多ければ、当然ながらお金は貯まりませんよね。
それがわかっていても、浪費癖はなかなか直らないものです。
そこで今回は、お金が貯まらない人の特徴をまとめてみました。
貯金するために必要な考え方もあわせて紹介します。
お金が貯まらない人の特徴
まずはお金が貯まらない人の特徴を紹介します。
貯金ができない人には、お金が貯まらない習慣があるもの。
日々のお金の使い方から見直していきましょう。
節約しらずの浪費家
お金が貯まらない人は、ほぼ例外なく浪費家です。
節約せずに好きなようにお金を使っていては、銀行の預金残高は増えるどころか、減る一方ですよね。
給料が右肩上がりの時代はすでに終わっていますので、まず考えるべきは、収入アップよりも節約だと思います。
次のようなことにお金を使う、浪費家ではありませんか?
- 分割払いで買い物をしまくる
- スマホゲームに課金
- ギャンブル(パチンコ、スロット、競馬など)
- 夜遊び(クラブ、キャバクラなど)
- お酒、たばこ
- 無計画な投資(株式、FXなど)
- コンビニで買い物をする
何も生み出さないことや、本来はなくても平気なものにお金を使っていませんでしょうか?
スーパーよりも値段が高いコンビニを多用するのも、浪費家の特徴です。
収入が少ない
収入が少ないせいで、生活費を捻出するだけでいっぱいいっぱいの人もいるでしょう。
そのような状態では、いくら節約をしようとも貯金は増えませんよね。
まずは仕事で著しい成果をだして、月収とボーナスを増やすこと。
それが無理なら、他の会社に転職するのも手段の1つだと思います。
「セール・特売・値下げ・限定」に目がない
お金が貯まらない人は、「セール・特売・値下げ・限定」に目がありません。
「セール」「特売」と聞けば、本当は必要ないのに欲しいような気がしてくる。
「値下げ」「限定」の文字を目にしただけで、何としてでも買いたくなる。
これではお金が貯まらないのも致し方ないでしょう。
必要なものと、欲しいものの区別ができない
貯金ができない人は、必要なものと欲しいものの区別ができていません。
必要なものとは、たとえば生活必需品や仕事道具のようなもの。
一方で欲しいものとは、おしゃれや遊びに使うもののことです。
冷静に考えれば、無くて困るのは「必要なもの」だけですよね。
両者の区別ができず、「欲しいもの」にもガンガンお金を使っていれば、お金は貯まらないでしょう。
衝動買いを抑えられない
無駄遣いの癖があることを自覚しているのに、どうしても衝動買いが抑えられない人も、なかなかお金が貯まりません。
街中でかっこいいジャケットを見かけた次の瞬間、もう手に取っている。
そんな衝動買いは、ストレスや何らかのコンプレックスに起因すると言われます。
ですが、どうしても貯金したいのであれば、まず衝動買いを抑えなければ。
分割払い・ボーナス払いを多用している
分割払いやボーナス払いを多用しているのも、お金が貯まらない人の特徴です。
クレジットカードは支払いを先送りにできる便利なツールですが、分割払いには注意が必要。
年利が10%を超えることも珍しくないからです。
たとえば年利10%で、20万円のジャケットを12回払いにしたら、利息だけでも2万円になりますよね。
つまり本来は20万円のものを、22万円で買ったということです。
無駄遣いをしている意識がないのも、分割払いの恐いところです。
「生き金」よりも「死に金」を使う
貯金ができない人のお金の使い方には、「生き金」よりも「死に金」のほうが多い特徴があります。
死に金とは、たとえばスマホゲーム課金、ギャンブル、夜遊びのような自分1人で完結する出費のことです。
生き金とは、次のようなものです。
- 友人たちの食事に行く
- 家族にプレゼントする
- お世話になっている人にお土産を買う
- 仲の良い同僚に奢る
- 社員を集めた飲み会を企画する
- 取引先を接待する
- 行きつけのお店に贈り物をする
つまりは人のために使うお金のことですね。
人のためにお金を使えば、それが感謝や友情につながり、いつか自分に返ってくる可能性があります。
これが「生き金」といわれる所以です。
財布がポイントカードや領収証でパンパン
「お金が貯まらない」という人は、財布がポイントカードや領収証でパンパンになっていることが多いです。
逆にお金が貯まる人の財布は、いつも整然としているから不思議です。
これは「財布を大切にすればお金持ちになれる」といった迷信じみた考え方ではありません。
財布がポイントカードや領収証でいっぱいになるということは、それだけお金の管理に意識が向いていないということ。
無数にあるポイントカードのポイント残高は、おそらく把握できていないでしょう。
また、自身の収入と支出についても把握していないはずです。
お金の管理ができている人は、必然的に財布もきちんと管理されています。
貯金するために必要な考え方
では、貯金をするためには、どのような考え方が必要なのでしょうか?
1つずつ解説していきますね。
家計を把握する
貯金をするためには、家計を把握することが大切です。
収入がどんどん増えていくなら放っておいても貯金できるでしょうが、多くの家庭はそうではないでしょう。
ですから、まずは収入がいくらで、出費がいくらで、どこに無駄遣いがあるのかを把握すること。
コストダウンできる方法があるならば、すぐに切り替えて節約することです。
無駄遣いの癖がある人は、まず自覚するところから始めましょう。
生活費・固定費をコストダウンする
家計簿を把握できたら、次は生活費と固定費のコストダウンです。
この2つをコストダウンできたら、そのぶんだけ月々の貯蓄額が増えますからね。
次のような大きいコストから順番に見直していきましょう。
- 家賃
- 住宅ローン・自動車ローン
- 保険料
- 携帯電話料金
- 自動車の維持費(駐車場代、ガソリン代など)
- インターネット料金
- 電気代・ガス代
引っ越せば家賃が安くなりますし、住宅ローンや自動車ローンは借り換えをすることで金利が下がるかもしれません。
その他の保険料や携帯電話料金についても、徹底的に見直してみましょう。
もっと安い方法が必ずありますから。
貯金の目的・目標をもつ
お金を貯めるためには、目的を持つことも大切です。
貯金の目的とは、たとえば次のようなものです。
- 家を買う
- 車を買う
- 海外旅行に行く
- 留学する
- 欲しいものを買う
- 起業する・フリーランスになる
- 恋人・配偶者へのプレゼントを買う
つまりは「何のためにお金を貯めるのか?」ということですね。
目的がハッキリしたら、必然的に貯金の目標もハッキリするでしょう。
目的と目標があれば、強いモチベーションが生まれます。
副業をしてみる
年収が低く、生活だけでいっぱいいっぱいの状態では、貯金が増えませんよね。
そんな人は、副業をして、収入を増やすことも考えていきましょう。
副業がうまくいけば、会社の給料プラスアルファの収入ができるからです。
ただし、就業規則の副業規定はよく確認してください。
就業規則に問題がなければ、次の記事を参考にして副業にチャレンジしていきましょう。
平均的な貯蓄額
世間一般の人は、どれくらい貯金をしているものなのでしょうか?
世の中の平均値も気になりますよね。
ここでは平均貯蓄額のデータを紹介します。
2人以上の世帯の平均貯蓄額は約1,800万円
総務省統計局が行った調査によると、2人以上の世帯の平均貯蓄額は次のようになるそうです。
二人以上の世帯における2015年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は1805万円で、前年に比べ7万円(0.4%)の増加となり、3年連続の増加となった。
貯蓄保有世帯全体を二分する中央値は1054万円(前年1052万円)となった。
中略
このうち勤労者世帯(二人以上の世帯に占める割合51.2%)についてみると、貯蓄現在高(平均値)は1309万円で、前年に比べ19万円、1.5%の増加となり、貯蓄保有世帯の中央値は761万円(前年741万円)となった。
引用元:2015年・家計調査報告(総務省統計局)
ちなみに「1,805万円」という平均貯蓄額は、保有資産が比較的多いと思われる60歳以上の世帯も含んだ数字です。
勤労者世帯のみで計算すると、平均貯蓄額は1,309万円ですね。
あくまでも平均値ですから、貯蓄額の多い世帯が平均値を引き上げている可能性はありますが、参考にはなるでしょう。
現在の貯蓄は、これよりも多いでしょうか?
それとも少ないでしょうか?
一人暮らしの平均貯蓄額は822万円
金融広報中央委員会が行った調査によると、一人暮らしの平均貯蓄額は次のようになるそうです。
金融資産の保有額は、平均値は 822万円と前回(773万円)比増加した。また、中央値は、20万円(前回20万円)となった。
平均貯蓄額が822万円なのに、平均値が20万円というのは、貯金が多い人と少ない人の格差が凄まじい証拠ですね。
何もかもが自由な一人暮らしで堅実に貯金するのは難しいはずですが、ちゃんと貯めている人もいるんですね。
お金が貯まる習慣を身につけること
お金が貯まる人にはその習慣があり、お金が貯まらない人にもその習慣があります。
「お金が貯まるのは収入が多いからだ」と思いがちですが、お金が貯まる人は生活費を徹底的にコストダウンし、無駄遣いをしません。
その一方でお金が貯まらない人は、衝動買いをして、死に金を使って、家計に無頓着です。
貯金を増やすために、お金が貯まる習慣を身につけていきましょう。
ミラクリから一言
「あればあるだけ使ってしまう人」は、誰かに家計&資産管理を任せるのも手です。