「塩系男子」という言葉をご存知ですか?
塩系男子とは、2000年以前で言うところの「しょうゆ顔」、つまり顔のうすい男性のことです。
いま、この塩系男子が大人気なのだとか。
見た目は中性的なのに、ときに雄っぽくなる。
ゆる〜い服装を好み、ニッチな趣味を持っているような男性なのに、どことなく色気がある。
芸能人でいうと、星野源さんや綾野剛さん、菅田将暉さんあたりになるでしょう。
そんな塩系男子には、どのような特徴があるのでしょうか?
今回は、塩系男子について解説しますね。
塩系男子とは?
塩系男子とは、顔のうすい男性のこと。
男性でありながら、どこか中性的な香りのする、ともすれば「サブカル系」の香りまでするようなタイプです。
見るからに雄っぽい「オラオラ系」の真逆と言えるでしょう。
ファッション・髪型に特徴あり
塩系男子は、ファッションや髪型に特徴があります。
主なポイントは次のとおり。
- 無造作ヘア
- メガネが似合う
- ゆるめの着こなしが好み
- Vネック・セーター・カーディガンをさりげなく着る
- 清潔感がある
男性でありながら、見た目はゆる〜い感じ。
落ち着いたナチュラルファッションを好み、主張の強い格好はしない。
「控えめなおしゃれさん」と言えるでしょうか。
芸能人でいうと星野源さん、綾野剛さん
では、塩系男子を芸能人でたとえると、誰になるのでしょうか?
独断と偏見でまとめてみました。
- 星野源さん
- 菅田将暉さん
- 綾野剛さん
- 向井理さん
- 竹内涼真さん
- 松山ケンイチさん
- 加瀬亮さん
- 瑛太さん
- 長谷川博己さん
皆さん、どちらかと言うとうすい顔のイケメンですね。
どこか中性的な香りがするところも共通していると思います。
しょうゆ顔との違いは?
2000年以前には「しょうゆ顔(*反対語 ソース顔)」という表現もありましたが、それと塩系男子の違いは何なのでしょうか?
(ちなみにしょうゆ顔の代表とされていたのは、少年隊の東山紀之さんです。)
しょうゆ顔と塩系男子の意味合いは、ほぼ同じと思っていいでしょう。
どちらも顔のうすさを表す言葉だからです。
ただ、塩系男子のほうが服装や性格にまで突っ込んでいるので、より詳細だと言えます。
塩系男子の8つの特徴
では、塩系男子の特徴をもう少し具体的に見ていきましょう。
実は身近にも塩系男子がいるかも!?
色白であっさりした顔立ち
塩系男子は、色白であっさりした顔立ちをしています。
浅黒く日焼けしていて、ギラッとした、いかにも男らしい人の真逆ですね。
どちらかと言うとインドア派なので、日焼けすることのないまま大人になったのでしょう。
よほどのイケメンでもない限り、第一印象は薄いですが、よく見れば綺麗な顔をしています。
肌の美しさなんか、女性から「羨ましい…」と言われるほど。
ゆるい服装を好む
塩系男子は、ゆるい服装を好みます。
筋肉を強調したり、タイトすぎたり、奇抜な服装は好みではありません。
ジーンズはタイトでも、カーディガンを羽織ってルーズさを残す。
細身のジャケットを着たときは、あえてパンツをルーズにしてゆるさを残します。
そもそもファッションにはあまりこだわらないというタイプもいますが、中には「動きやすさを追求したらこうなった」という人も。
いずれにしても、落ち着いていて、且つ、動きやすい服装を好むのは間違いありません。
中性的な雰囲気を持っている
塩系男子は、中性的な雰囲気を持っています。
会社の同僚と飲んでいるときは、「うんうん」と相槌を打ちながら、相手が全てを吐き出せるまで寄り添います。
女友達が悩んでいるときは、人によっては勘違いしかねないほど近い距離感で優しく接するでしょう。
同性からも異性からも、「あなたには何でも話せる」と評されるほど。
とくに女性からは、「あなたの前では自然体でいられる」と言われているはずです。
包容力も抜群ですよ。
女友達が多い
塩系男子は、女友達が多い傾向があります。
女性の中には、「中性的な男性」に安心感を抱く方が一定数いるのでしょう。
雄っぽい男性の前では気を使うけれど、塩系男子の前では自然体でいられる。
女友達と同じように気兼ねなく接することができ、恋愛相談もできて、会社の不満だって、上司の悪口だって、遠慮なく話せる。
女性にとって、塩系男子は女友達と男友達のちょうど中間のような存在です。
「お互い恋愛に発展する可能性が低い(肉体関係はもってのほか)」という安心感があるのかもしれません。
まさに「男女の友情」ですね。
どちらかと言うと口数は少なめで、大人しい
塩系男子は、どちらかと言うと口数が少なめで、大人しい性格です。
それが中性的な雰囲気にもつながっているのでしょう。
決して無愛想なわけではありませんが、余分なことは喋らない。
あくまでも必要なときだけ、求められたときにだけ話すスタンスです。
とても温厚なので、周囲から「仏」とか、「悟っている」と言われているかも。
いざという時に雄っぽくなる
塩系男子は、いざという時に突然雄っぽくなります。
たとえば意中の女性と二人っきりになった途端、積極的に距離を縮める。
会社の重役が話をしているようなときでも、臆せず問題点を指摘し、周囲を驚かせます。
中性的な見た目からはおよそ想像がつかない大胆さに、思わず息を呑むでしょう。
そして、このようなギャップが謎の魅力につながっているのでしょうね。
いわゆる「ロールキャベツ系男子」がモテるのも、このギャップが原因です。
ニッチな趣味を持っている(サブカル系)
塩系男子は、ニッチな趣味を持っているサブカル系です。
ちょっと変わった漫画が好きだったり、マイナーなアイドルを応援していたり、休日はゲームに没頭していたり。
女性の趣味も変わっている場合が多いです。
ともすれば「おたくっぽい…」と言われかねない特質ですが、中性的な雰囲気を持つ塩系男子の場合は許容されます。
「興味のあること以外、興味がない」というスタンスだからこそ、あらゆる意味で自然体なのかもしれません。
どことなく色気がある
塩系男子には、不思議な色気があります。
「男っぽい!」という魅力ではなく、「イケメン!」という魅力でもない。
いつの間にかそこにいて、自分に寄り添ってくれる。
そんなところに言葉では言い表せない色気を感じる女性は多いようです。
それは男性も同様。
女性からは人気があり、男性からは人望があるでしょう。
塩顔男子がモテる理由は「身近さ」にあり
「塩系男子(塩顔男子)はモテる」と言われます。
冒頭で挙げたような菅田将暉さんや綾野剛さんがモテると言われたら、「そりゃそうだろうよ…」としか言えませんが、一般の塩系男子も人気があるようです。
その理由をぼくなりに考えてみると、「身近さ」にあるような気がします。
女性にとって、「誰が見てもイケメン」のような男性は近づきにくいし、肉食系男子はこわい。
でも、大人しくて、優しくて、そっと寄り添ってくれる塩系男子の前なら、自然体でいられそう。
女性の警戒を解いてしまう独特な雰囲気が、人気につながっているのでしょう。
ここまで書いて思いましたが、目指してなれるようなものではなさそうですね…はい…。
男性がなりたい顔ランキング!なんと「うすい顔」がズラリ
さて、男性は塩系男子のことをどう評価しているのでしょうか?
その傾向を知るために、オリコンが行った「男性がなりたい顔ランキング」をチェックしてみました。
10代〜50代の男性(500名)にアンケートを取ったところ、男性が憧れる顔は次のようになったそうです。
第9回 男性が選ぶ“なりたい顔”ランキングTOP10
- 殿堂入り:福山雅治
- 第1位:竹内涼真
- 第2位:竹野内豊
- 第3位:ディーン・フジオカ
- 第4位:妻夫木聡
- 第5位:高橋一生
- 第6位:木村拓哉
- 第7位:坂口健太郎
- 第8位:福士蒼汰
- 第9位:佐藤健
- 第10位:玉木宏
引用元:オリコン・ニュース
なんと!
「うすい顔」の男性が多数ランクインしていますね。
逆にいうと、「THE・男」というような方はわずかです。
現代の男性は、塩顔(しょうゆ顔)に憧れているということでしょうか。
気が付けばそこにいる、塩系男子の魅力
塩系男子は、男性にとっても、女性にとっても、「気が付けばそこにいる人」だと思います。
決して主張はせず、控えめなのに、なぜか側にいて欲しくなる。
飽きもせず自分の話を聞いてくれて、それを誰かにバラすようなこともないので、信頼できる。
インパクトこそありませんが、いつの間にか自分にとって重要な存在になっているでしょう。
一言では形容しづらい塩系男子は、付き合えば付き合うほど魅力がわかる、そんな存在です。
ミラクリから一言
噛めば噛むほど味がでるタイプですね。