お金が無いときに飲み会に誘われたら、焦りますよね。
それが友達からの誘いならまだしも、上司や取引先からの誘いは断りづらいと思います。
飲み会にかかる費用は、1回5,000円弱。
二次会や三次会に参加すれば20,000円程度の出費になるでしょうから、金欠のときはどうにかして断りたいものです。
断るのが難しければ、せめて激安チェーン店や割引クーポンを利用して、節約したいですよね。
今回は、金欠時に飲み会に誘われたときの対処法を紹介します。
上手な断り方もあわせて紹介しますので、人間関係に配慮しつつ、うまく切り抜けてくださいね。
飲み会にはお金がかかる
飲み会にはお金がかかります。
たとえば2人でディナーをするとき、食事だけなら3,000円〜5,000円で済みますが、そこにお酒が加わると一気に5,000円〜10,000円程度の出費になりますよね。
給料日後の居酒屋は混み合っているのに、給料日前は閑散としている理由は、それだけお金がかかるからです。
平均予算は約4,500円
では、飲み会にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ここでキリンホールディングスの調査データを紹介します。
ちなみにこの調査は、20歳以上の男女、13,096名を対象に行われました。
職場の人とお酒を飲みにいくときの予算は?
- 2004年:4,562円
- 2005年:4,626円
- 2006年:4,811円
- 2007年:4,851円
- 2008年:4,668円
- 2009年:4,530円
引用元:キリンホールディングス
飲み会には、だいたい4,500円程度かかるようですね。
お店のランクや飲酒量にもよりますが、ぼくの経験から考えても納得です。
定食屋さんの食事が800円〜1,000円程度であることを思えば、飲み会は出費はやはり高額です。
二次会・三次会に参加するとさらに出費がかさむ
飲み会の費用は1回4,500円程度ですが、それだけでは済みませんよね。
お酒が好きな人たちは、ほぼ必ず二次会や三次会にくり出すからです。
二次会や三次会には、次のようなお店を選ぶのではないでしょうか?
- ショットバー
- ガールズバー
- キャバクラ・クラブ
- ラウンジ・スナック
- ラーメン屋
ラーメン屋を除き、すべて居酒屋よりも高額なお店ですよね。
ですから二次会や三次会に参加した場合、さらに10,000円〜15,000円程度は必要になるでしょう。
さて、金欠時に飲み会に誘われたら、どうすれば良いのでしょうか?
金欠時に飲み会に誘われたときの対処法
金欠のときに飲み会に誘われたら、困りますよね。
断るのは簡単ですが、そうはいかない場合もあるでしょう。
どうにかして節約するか、お金をつくるかを判断してください。
まずは参加・不参加を明確にする
金欠であろうとなかろうと、まずは飲み会の参加・不参加を明確にすることが大切です。
出欠をギリギリまで保留し、最後の最後で断るような行いは、信頼関係を壊しかねませんからね。
まずは誘われた飲み会について、次のようによく吟味してみましょう。
- 参加するべきか
- 断るべきか
- 無理をしてでも参加する価値はあるのか
飲み会に参加できるなら、とくに問題はありません。
もし断るなら、後述する「上手な断り方」を参考にしてくださいね。
また、「無理をしてでも参加する価値はあるのか?」の答えが「ある」だった場合は、どうにかして出費を抑えるか、お金をつくるかで対処してください。
飲み会の場所を激安チェーン店にしてもらう
お金が無いときは、飲み会を激安チェーン店にしてもらいましょう。
あらかじめ居酒屋が予約されている場合は気を遣うかもしれませんが、支払いのときに困るよりもマシですよね。
たとえば「鳥貴族」のような、全品280円で楽しめる激安店もあります。
しかも近年の激安店は「安かろう悪かろう」ではなく、充分なクオリティーですから、満足感が低下する心配もありません。
割引クーポンを使う
お金が無いときは、割引クーポンをうまく活用しましょう。
割引クーポンは、金欠時だけではなく、いつも意識したい節約方法ですね。
割引クーポンは、次のようなところで配布されていますので、お店を予約する前にチェックしてみてください。
- ホットペッパー
- ぐるなび
- その他グルメサイト
- お店の専用スマホアプリ
- マイレージクラブ提携特典
ぼくの知り合いは、お店を選ぶときに「割引クーポンのあるお店」で絞り込んでいるそうです。
たしかに彼は、いつも「ドリンク1杯無料」「食事代10%オフ」などの割引クーポンを使用しています。
通常よりも安くお得に食事ができるなら、それに越したことはありませんよね。
クレジットカード払いにする
金欠なのに、飲み会を断れない場合もあるでしょう。
たとえば重要な取引先の接待だったり、厳しい上司のお誘いのような場合ですね。
そんなときは、クレジットカード払いを活用してください。
クレジットカードは、支払いを1ヶ月〜1ヶ月半後にできる魔法のカードです。
割り勘にする場合はクレジットカード払いが難しいかもしれませんが、幹事を申し出れば大丈夫です。
みんなから現金を集め、支払いはクレジットカードにすれば、手元の現金が増えて、支出を遅らせられます。
お金を借りる
手持ちの現金がないなら、知り合いにお金を借りるのも選択肢の1つです。
知り合いとは、次のような人たちですね。
- 家族
- 同僚
- 飲み会の参加者
ただ、知り合いからの借金は信頼関係を壊しかねません。
ですから、きちんと返済しなかったり、返済期日に遅れたり、何度もお金を借りるようなことはやめましょう。
「親しき仲にも礼儀あり」を忘れず、給料が入ったらすぐに返済してください。
お金をつくる
お金が無いなら、お金をつくることも考えましょう。
サラリーマンは会社の給料だけで生活をやりくりしがちですが、できることはたくさんあります。
たとえば自宅にある不要品をヤフオクやメルカリなどで売ること。
ブランドものやアンティークものなら、予想外の高額で売れる可能性があります。
また、勤め先の就業規則に問題がないなら、副業で稼ぐという方法も。
ランサーズやクラウドワークスといったサービスを使えば、営業しなくても仕事を受注できる可能性がありますよ。
詳しくは次の記事で。
飲み会の上手な断り方
さて、金欠時に誘われた飲み会を断るときは、相手にどのような理由を伝えれば良いのでしょうか?
下手な嘘をついたり、バレバレの言い訳をしたら信頼関係を壊しかねませんからね。
おすすめの断り方は、次のようなものです。
- 体調不良になってしまった
- 家族(嫁・子供)が風邪を引いた
- ペットの世話を頼まれている
- ドクターストップがかかっている
- 実家から両親が遊びに来ている
- 友人の結婚式の打ち合わせがある
- ローンの返済で家計が厳しい
飲み会を断る理由を考えるときは、誰かの不幸を利用したり、事故や病気を偽ったりするのは止めましょう。
たとえ無事に飲み会を断れたとしても、自身の良心に傷がつきますから。
また、嘘がバレたときに誘ってくれた相手との関係が崩れるような断り方もやめましょう。
たとえば共通の知人を利用した嘘や、誰かを陥れかねない理由ですね。
飲み会を断るときは、あくまでも「自分」にまつわる理由を考えてください。
「断られたことに怒る人」もいる!冷静に見極めましょう
お金が無いときは、飲み会を断るのが一番です。
無理をする必要はありませんし、借金をしてまで参加すべき飲み会は稀ですからね。
でも、世の中には誘いを断られたことにあからさま嫌悪感を示したり、怒る人もいますので、誘ってくれた相手を冷静に見極めることが大切です。
最後に、飲み会を断ったときに言われがちな2つのセリフを紹介しますね。
俺の誘いを断るなんて生意気だ!
「俺の誘いを断るなんて生意気だ!」というのは、目上から言われやすいセリフですね。
自分の誘いは絶対だと信じてやまない上司や先輩、または業界のお偉いさんに言われる可能性があります。
普段から高圧的だったり、偉そうな人からのお誘いにはくれぐれも注意しましょう。
もし断るなら、「ドクターストップがかかっている」の理由がおすすめです。
俺達の飲み会には3,000円の価値もないのか!
「俺達の飲み会には3,000円の価値もないのか!」というのは、意外にも若手から言われやすいセリフです。
たとえば会社の若手集団とか、自称「これから先の業界を背負う若手」とか。
いわゆる「意識高い系」の人たちは、自分たちが参加する飲み会には絶対的な価値があると考えているため、不参加の人に対して「意識が低い」という烙印を押しがちです。
つまり、何を置いてでも自分たちを優先すべきだと考えているのです。
ですから、彼らへの断り方は「家族(嫁・子供)が風邪を引いた」などの致し方ないものが良いでしょう。
お金が無くなる生活習慣も見直しましょう
飲み会に参加できないほど金欠になる、その原因は必ずどこかにあるはず。
ですから、生活習慣も見直していきましょう。
無駄遣いや、意図しない浪費がどこかにあるはずですから。
「お金が無い人の特徴」に当てはまっていませんでしょうか?
ミラクリから一言
飲み会の多くは、単なる「おつきあい」であることが多いです。