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【昼寝の効果】NASAも認めた昼寝のメリット・デメリット・最適な時間・やり方のまとめ

「昼寝の効果」が見直されているようですね。

以前までは「昼寝は怠け者のやること」とされていたのに、今では仕事の生産性を高めるものとして認められているのだとか。

しかも、あの「NASA」や世界的な企業も昼寝の重要性を認めているというのですから驚きです。

適度な昼寝は認知能力や注意力を高め、睡眠不足の解消にもつながりますよ。

今回は、気になる昼寝についてまとめてみました。

昼寝のメリット・デメリット、最適な時間、効果的なやり方について紹介します。

昼寝のメリット・デメリット

まずは昼寝のメリットとデメリットをまとめていきましょう。

昼寝にはメリットしかないように思えますが、実は「寝すぎ」は病気の原因になるようです。

眠気・睡眠不足を解消できる

眠気の最もわかりやすいメリットは、眠気と睡眠不足の解消でしょう。

眠気があるとき、10〜15分寝るだけで頭がスッキリしますよね。

また、慢性的な睡眠不足のときも日中の眠気に襲われるものですが、昼寝で調整できます。

つまり睡眠時間の補完にも役立つのです。

理想的な睡眠時間については、以下の記事をご覧ください。

仕事の生産性・認知能力・注意力が高まる

昼寝によって頭がシャキッとすると、仕事の生産性が高まると言われています。

これは昼寝を実践する人たちの体験談かと思いきや、実はちゃんとしたデータがあるのです。

ここで1995年にNASA(アメリカ航空宇宙局)が行った研究結果を紹介しますね。

Referring to a 1995 study from Nasa, which he co-authored, NTSB member and fatigue expert Mark Rosekind said that a 26-minute nap would improve performance by 34% and alertness by 54%.

引用元:BBC NEWS

イギリスのBBC NEWSの記事によると、26分間の昼寝をした結果、認知能力が34%、注意力が54%も上昇したことがNASAの研究でわかっています。

この効果が判明して以降、NASAは宇宙飛行士に昼寝や仮眠を勧めているそうです。

1時間以上の昼寝は病気のリスクを高める

昼寝には、メリットがある一方でデメリットもあります。

ナショナル・ジオグラフィックの記事によると、1時間以上の昼寝は病気のリスクを高めるそうです。

シエスタ中に長い昼寝をとる習慣がある人では、シエスタでも昼寝をしない人に比べて心筋梗塞や脳梗塞などによる死亡危険率が高くなる。

特に昼寝の長さが大事で、昼寝が1時間を超えると死亡危険率が急増し、2時間のグループでは昼寝をしない人の約5倍にまで高まるなどの調査結果がある。

(中略)

逆に30分以内の短めの昼寝をするグループでは、心筋梗塞や認知症の発症リスクが低いことも分かっている。

引用元:ナショナル・ジオグラフィック

スペインを中心に、世界30ヶ国以上でシエスタ(siesta)という昼寝休憩が習慣化されていますが、寝過ぎは禁物なようですね。

さらに長過ぎる昼寝によって、認知症の発症率も2倍になるそうです。

睡眠と健康の関係性については、以下の記事をご覧ください。

最適な昼寝は30分以内

昼寝は健康にも、仕事の生産性を高めるためにも効果的ですが、寝過ぎには注意したほうが良さそうですね。

「1時間くらいは昼寝したい」と思うかもしれませんが、30分以内に留めたほうが良いでしょう。

なぜならNASAの研究でも、ナショナル・ジオグラフィックの記事でも、30分以内の昼寝の効果が認められているからです。

会社の昼休みは1時間程度あるでしょうから、20〜30分でランチを食べて、15〜30分を昼寝にあてるのが良いと思います。

効果的な昼寝のやり方

それでは次に、効果的な昼寝のやり方を紹介します。

たとえ15〜30分の昼寝でも、やり方に注意すれば最大限の効果が得られますよ。

昼寝の前にコーヒーを飲む

昼寝の前にコーヒーを飲みましょう。

するとちょうど15分〜30分後にカフェインの効果があらわれ、スッキリ目覚められるからです。

カフェインには意識を覚醒させる作用がありますので、夜の就寝前に飲むのは禁物ですが、午後の仕事を控えた昼寝には効果的。

午後からもハイパフォーマンスで働くためにも、うまくカフェインを取り入れましょう。

ちなみに紅茶でも、日本茶でも、カフェインが含まれる飲料であればOKです。

ランチの食べ過ぎ・炭水化物と糖分の摂りすぎを避ける

昼寝をするときは、ランチの食べ過ぎと、炭水化物と糖分の摂りすぎに注意しましょう。

食べ過ぎによって胃腸に負担がかかると、消化作業におわれ、昼寝の質が下がってしまうからです。

たとえばランチのご飯を大盛りにしたとき、午後からぼ〜〜っとしてしまいますよね。

炭水化物や糖質の消化には膨大なエネルギーを必要としますので、できるだけ控えめにしてください。

午後からの仕事のためにも、昼寝のためにも、体調管理のためにも、食べ過ぎは禁物です。

睡眠の質を上げる方法については、以下の記事でも紹介していますよ。

想像力を必要とする企業ほど昼寝を推奨している

最近では、昼寝を推奨する企業も増えているようです。

具体的な企業名を調べてみました。

  • NIKE
  • Google
  • Apple
  • Microsoft
  • Amazon

やはりクリエイティブというか、アイディアを必要とする企業が多いですよね。

これらの世界的に有名な企業では、仮眠スペースを確保したり、安眠マシンを設置するなどして、社員に昼寝を勧めているそうです。

昼寝を好んだ著名人も多い

有名人や歴史的な著名人にも、昼寝を好んだ人が多いみたいですよ。

たとえば以下のような人たちです。

  • ウィンストン・チャーチル
  • ナポレオン・ボナパルト
  • ジョン・F・ケネディー
  • サルバドール・ダリ
  • トーマス・エジソン
  • スティーブ・ジョブズ

発明家のトーマス・エジソンは、1日の睡眠時間こそ4時間ほどでしたが、そのかわり1日に2回も昼寝をしていたのだとか。

やはり重要な決断を下す立場にある人、脳をフル回転させて仕事をする人、発想力を必要とする人ほど、睡眠を大切にしていたようです。

健康管理のためにも昼寝は効果的

仕事が忙しくて、短時間睡眠が続くこともあるでしょう。

不安なことや心配なことがあって、うまく眠れないこともあるでしょう。

そんなときこそ昼寝を取り入れてみてください。

昼寝だけで睡眠不足が解消されることはありませんが、解消の助けにはなるはずです。

また、健康管理や仕事の生産性の面から考えても、昼寝をうまく取り入れるに越したことはありません。

ぜひ実践してみてくださいね!

睡眠に関する記事は他にもあります!

睡眠についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてくださいね。

ミラクリから一言

昼寝上手は、お仕事上手!

トシノリ
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