メンタル

【何もかもがうまくいかない】つらい状況から立ち直る10の方法

人間関係、仕事、恋愛など、何もかもがうまくいかない。

理想的な状況からはかけ離れすぎていて、もうどうしようもない。

どれだけポジティブに生きている人にも、そんな八方塞がりなときが何度か訪れると思います。

何をしてもうまくいかないという、つらく苦しい状況から抜け出すためには、どうすれば良いのでしょうか?

今日明日で状況を好転させることは難しいですが、そのきっかけだけでも掴みたいですよね。

今回は、何もかもがうまくいかない状況から立ち直る方法を紹介します。

記事の後半で2,000名に対して行われた「人生の満足度アンケート」も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

何もかもがうまくいかない状況から立ち直る10の方法

何もかもがうまくいかない。

やることなすこと失敗ばかり。

そんな状況は誰にでもあると思います。

つらく苦しい状況から脱出するためには、どうすれば良いのでしょうか?

本当にうまくいっていないのか?を冷静に考える

まずは「本当にうまくいっていないのか?」を冷静に考えましょう。

視野が狭くなっているせいで、結果がネガティブに見えているだけの可能性があるからです。

次のような項目を冷静に見直してみましょう。

  • 本当にうまくいっていないのか?
  • 期待値が高すぎるのか

仕事、恋愛、人間関係など、問題のテーマは違えど、およそ上記2つの項目を分析すれば現状把握ができるはず。

本当にうまくいっていないなら別の対策を、期待値が高すぎるだけなら目標設定を見直してみましょう。

うまくいかない原因を分析する

何もかもがうまくいっていないときは、その原因を分析することも大切です。

冷静に分析すると、次のような原因が浮き彫りになるでしょう。

  • 人間関係の問題
  • 実力不足
  • 体調不良(不摂生)
  • タイミングの悪さ
  • 人目を気にしすぎている
  • 失敗に対する恐れ
  • 理想が高すぎる

問題の原因がわかれば、あとは対策をするだけ。

ただ漠然と「うまくいかない…」と考えていたときよりも、行動が明確になります。

苦しくて逃げ出したくなる状況を前向きに捉える

何もかもがうまくいっていない状況から立ち直るためには、できるだけ前向き(ポジティブ)に考えることも大切です。

「それができれば苦労しないよ…」という声が聞こえてきそうですが、ポジティブ思考は日々の鍛錬で培われるもの。

それはサッカー日本代表の本田圭佑選手を見てもわかります。

本田圭佑選手がプロフェッショナル仕事の流儀(2014年)に出演したとき、次のようなことを述べていました。

ぼくが壁にぶつかった時に自分に言い聞かせるのは、これを体験できるのは世界で俺しかいない。

この状況下における人間はこの66億人の中でぼくだけなんですよね。

こんな貴重なことはない。

目一杯やりきれと。

目一杯生きろと。

困難な状況に陥ったら、その状況を楽しむために自分に言い聞かせているそうです。

おそらく自然体でいるとストレスやプレッシャーに負けてしまうので、ポジティブな考え方を日々鍛えているのでしょう。

この鍛錬は一般人にも応用できます。

根拠のない不安(思い込み)を捨てる

何もかもがうまくいっていない状況から立ち直るためには、根拠のない不安を捨てることも大切。

不安を「思い込み」に言い換えてもいいかもしれませんね。

根拠のない不安とは、次のようなものです。

  • 良いことのあとには必ず悪いことが起こる
  • 幸せは長く続かない
  • 絶望してこそ一人前の大人
  • 人生には希望がない

昔から伝わる格言とか、成長過程で教わる名言ではありますが、実はどれも根拠がありませんよね。

ずっと幸せな人だっていますし、絶望せずとも幸福な人は必ずいるのですから、わざわざ負のスパイラルに足を踏み入れる必要はありません。

押し付けがましい上司にそのような考え方を植え付けられるケースもあります。

他者との比較をやめる

何もかもがうまくいっていない状況から立ち直るためには、他者との比較をやめることです。

他者との比較は取っ掛かりのモチベーションにはなりますが、長い目で見ると心が疲弊する原因になるからです。

おそらく次のような項目は、知らず知らずのうちに人と比較しているでしょう。

  • 友だちの数
  • 既婚者か、未婚か
  • 恋人との関係性
  • 年収
  • 仕事の地位
  • フォロワー・いいねの数
  • 会社からの評価
  • 幸福度

人に勝ったからといって優れているわけではありませんし、負けたからといって劣っているわけでもない。

そう考えたら、他者との比較なんて無駄以外のなにものでもないのです。

コントロールできることだけに目を向ける

何もかもがうまくいっていない状況から立ち直るためには、コントロールできることだけに目を向けること。

たとえば次のようなものです。

  • 自分自身の考え方・あり方
  • 毎日の行動
  • 生活習慣
  • これからの未来
  • 今日やるべきこと
  • 好きなこと・やりたいこと
  • ストレスから身を守る

「人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる」という格言は、大切なことが端的に表現されていますよね。

自分自身だけに集中できれば、余分なストレスはなくなります。

ストレスが溜まっていないか、次の記事でぜひチェックを。

「死なない程度の失敗がメンタルを強くする」ことを知る

何もかもがうまくいっていない状況から立ち直るためには、失敗が己を強くすると再認識することです。

失敗は恥ずかしいことではなく、悪いものでもない。

むしろ果敢に挑戦したからこそ失敗するのですから、たとえ周囲から笑われたとしても、自分自身を褒めてあげてください。

「失敗は成功のもと」だと言い聞かせてください。

失敗を揶揄するような人がいたら、挑戦することの尊さを知らないのかと笑い飛ばしてください。

死なない程度の失敗がメンタルを強くするのですから。

自分と向き合うチャンスだと捉える

何もかもがうまくいかない状況になったら、自分と向き合うチャンスだと捉えてください。

つまり「内省するとき」だということですね。

前向きな言葉の数々で人を救ってきた美輪明宏さんは、次のような名言を残しています。

人生、いくら扉をたたいても開かないことがある。

その時は、神様が自分の内容を肥やすために与えてくれた時間だと思って、知識を育てたりして中身を膨らませることにあててみることね。

ダメなときはダメなのだから、すぐに切り替えて、知識を増やしなさいということですね。

「教養を増やす」ということも、内省的な行動の1つです。

とくに読書は効果的。

思い切って休んでみる

何もかもがうまくいかないときは、思い切って休んでみましょう。

物事がうまく進まないときは、どうしても視野が狭くなり、感情的になり、ネガティブになり、心配や恐怖に襲われるものだからです。

いわば「頭から湯気がでている状態」ですね。

ですから、気持ちを切り替えるために休みを取ること。

有給休暇を取って家でゆっくりしたり、何もしない時間を過ごすのも良いでしょう。

そうすることで気持ちがリフレッシュされると、主観的なときには気づかなかった解決策が見つかるかもしれません。

好きなことだけをやる

何もかもがうまくいかない状況から立ち直るためには、好きなことだけをやるのも効果的。

「やることなすこと失敗ばかり」というようなときは、直感力や感度が鈍っているので、それを蘇らせることが大切だからです。

そのためには次のようなことをやり、日々の満足感を高めるのが近道です。

  • 大好物を食べる
  • 好きな人に会いに行く
  • 趣味に没頭する
  • 好きな仕事をする
  • 旅行に出かける
  • 大好きなブランドの服を着る

楽しんでいるときほど人間の潜在能力が発揮される瞬間はありませんよね。

好きなことをやって、感度を磨いていきましょう。

絶望する前に知っておきたい「現状維持バイアス」のこと

意識の高いビジネスマンの間では「現状維持=怠惰」とされていますが、そもそも人間には現状を維持する機能が備わっています。

人間の恒常性(ホメオスタシス)という機能が、心理的・身体的な変化を抑制すること。

心理学の分野では、これを「現状維持バイアス」と呼んでいます。

わかりやすい例でいうと、心では「ダイエットをしたい」と思っているのに、つい何かを食べてしまうのは、太ったままの自分を維持しようとしているからです。

つまり現状を変えようとするときは、目標を達成するためのアクセルと、現状維持のブレーキを同時に踏んでいるような状態になってしまう。

これは驚愕の事実ですよね…。

「目標を達成できないのが正常な状態」だと知っておけば、気持ちが楽になるはずです。

心のブレーキに気づいたら、自分を信じることが大切

心のブレーキに気づいたときは、自分を信じるしかありません。

生半可な決意ではなく、「覚悟」を持って邁進すること。

先ほど紹介した本田圭佑選手がそうしていたように、「絶対できる、楽しめ、やるんだ」とくり返し自分に言い聞かせることです。

そうしているうちに、心のブレーキが外れ、アクセルが全開になります。

人生の満足度アンケート

それでは参考までに、世間一般の人生の満足度を見ていきましょう。

ここではPGF生命が行った「人生の満足度に関する調査(2016)」を参考にします。

この調査は、全国の20~79歳の男女2,000名を対象に行われました。

「人生に満足している」は46.2%

人生の満足度は、次のような数値になったそうです。

『人生の総合的な満足度』を聞いたところ、「満足している」は46.2%、「満足していない」は24.8%、「どちらとも言えない」は29.1%となり、これまでの人生に満足している人のほうが多い結果となりました。

引用元:PGF生命

ちなみに、男性よりも女性のほうが人生の満足度は10ポイントも高いそうです。

人生に満足している(46.2%)の数値が高いのか、低いのかは意見が分かれるでしょうが、個人的には低いと思いました。

「満足していない」と「どちらとも言えない」を合計すると、53.9%ですからね。

人生の満足度を向上させる趣味は、旅行・グルメ・音楽など

人生の満足度を向上させる趣味を聞いたところ、次のような結果になったそうです。

『人生の満足度を向上させていると思う趣味・レジャー』を聞いたところ、「旅行」が最も多く52.9%、次いで、「グルメ」が37.3%、「音楽」が29.7%、「ドラマ・映画」が25.6%、「スポーツ」が20.3%で続きました。

引用元:PGF生命

旅行やグルメ、音楽や映画が上位のようですね。

非日常を感じさせてくれる体験、五感がフル回転するような刺激的な経験とも言えるでしょうか。

そう考えると、何もかもがうまくいかないときほど、リフレッシュの時間をいかに確保するかが重要になりそうですね。

物事がうまくいかないときは飛躍のチャンスです

人生がうまくいかないときは、とことん落ち込むでしょう。

絶望的な気分になり、しばらく立ち直れないかもしれません。

でも、どん底にいるときは飛躍のチャンスです。

ぼくは2013年にうつ病になり、会社を辞めました。

家族がいるのに無収入になり、罪悪感にさいなまれましたが、何とか立ち直ってフリーランスになりました。

会社組織にうまく適応できなかったおかげで、自分に合った働き方を手に入れることができたのです。

あのときの絶望感は二度と経験したくありませんが、人生を変える1つのきっかけになったのは間違いありません。

打ちのめされたときは、タダで起き上がらないこと。

「この苦労の元を取ってやる」くらいの気概でいてください!

ミラクリから一言

苦労にも見返りを求めましょう。

トシノリ
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