「男女の友情は存在すると思う?」」
「絶対に存在する!」
「いや、男は本能的な生き物だから、下心なしの関係はありえない!」
この記事をご覧になっている方は、そんな議論を一度はしたことがあるでしょう。
男女の友情と恋愛の境界線は、たしかに曖昧なもの。
友情が成立するかどうかは時と場合によって異なりますし、相手によっても異なります。
答えのない議論に精を出すよりも、自分なりの考え方を見つけることが大切ですよ。
そんなわけで今回は、男女の友情について、大人たちの本音を紹介します。
今の自分にあった考え方を見つけてくださいね!
男女の友情とは?
男女の友情とは、異性間の友情のこと。
見返りを期待せず、下心も持たず、相手のことを思いやれる関係性のことです。
男女の友情という概念が生まれたのは最近
実は、男女の友情という概念が生まれたのは、ごく最近のことだそうです。
ハフィントンポストに、心理療法士のカリーヌ・グランヴァル氏の言葉が紹介されていました。
「50年前には、男女の友情はまだ存在していませんでした。なぜなら男女は交わる機会がなく、学校も共学ではなく、女性は働いていなかったからです。ですからわりと最近の現象なのです」
引用元:ハフィントンポスト
なるほど。
ということは、人類はまだ男女の友情を模索している最中なんですね。
多くの人が思い悩むのも無理はないでしょう。
男性と女性で考え方が違う
男女の友情については、男性と女性で考え方が違うようです。
ざっくり分類すると、以下のようになります。
- 女性=現実的=比較的割り切るのが上手
- 男性=情熱的=割り切るのが下手
女性は友達と彼氏をはっきり区別できる場合が多いですが、男性は真逆。
「友達であっても女性には変わりない」と考えていることが多いので、お互いの気持ちにズレが生じてしまいます。
男女の友情は成立するか否か?男性・女性の本音をまとめてみた
さて、男女の友情は成立するのでしょうか? それとも成立しないのでしょうか?
そのヒントを得るために、いろんな人にアンケートを取ってみました。
ここでは、大人たちの本音を紹介しますね。
成立する派
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「事実、20年以上仲良くしている男友達がいる。(30代/女性)」
「恋愛関係(肉体関係)になりそうな時期もあったけど、その後はいい友達のまま。(30代/女性)」
「異性の友達に下心を抱いたことがない。(40代/男性)」
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「成立する派」の人たちは、相手のことを純粋に友達として見ているようです。
友達だから、恋仲になるとか、キスをするとか、ましてやSEXをするなんて考えは浮かばない。
恋愛に発展しそうになっても、友達関係を壊したくないから自重する。
そうやって末永い関係を築いているようです。
成立しない派
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「基本的に女性は恋愛対象として見る。(20代/男性)」
「どれだけ仲良しでも、下心は捨てきれない。(20代/女性)」
「自分は友達だと思っていても、相手もそうとは限らない。(40代/女性)」
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「成立しない派」の人たちは、基本的に「男女間には下心がつきもの」と考えているようです。
これもある意味大人な考え方と言えるでしょう。
なかには「そもそも性的魅力を感じない人とは友達になれない」と言う人までいました。
もしかしたら付き合えるかも? 肉体関係が生まれるかも?
そんなチャンスを伺いながらの友達関係は、ドキドキするものです。
時と場合による派
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「なぜか下心が湧かない異性もいる。(40代/女性)」
「最初は友達だと思っていたけど、周囲に内緒で会っていたから、おそらく恋愛感情があったのだと思う。(30代/女性)」
「『SEXをしたことがある親友』もいる。(20代/男性)」
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「時と場合による派」の人たちは、一概には言えないと考えているようです。
友達というだけでなぜか下心が湧かない場合もあるし、肉体関係になったのに親友になる場合もある。
また、自分でも気づかないうちに恋愛感情が芽生えていたケースもありました。
なかには「肉体関係のあるほうが本音を話しやすい」と言う人も。
このあたりは、まさに人それぞれですね。
相手による派
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「お互いに恋愛感情がなければ友情は成立する。(30代/男性)」
「同性のような感覚で接することのできる人となら友情は成立する。(40代/女性)」
「相手がオープンな関係を望んでいるなら、肉体関係があっても友情は成立する。(30代/女性)」
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「相手による派」の人たちは、友情と恋愛の境界線がはっきりしている模様。
「自分は友達には恋をしない」という強い自信を持っています。
おそらく感情の切り分けが上手なタイプなのでしょう。
お互いに割り切った考え方をできるなら友達になれると、ドライに考えているようです。
彼氏(彼女)がいるか、既婚かどうかで異なる派
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「相手に彼氏(彼女)がいない、もしくは結婚していなければ友情は続く。(20代/女性)」
「相手が嫉妬深いパートナーと付き合っている場合、友達関係を続けるのは難しい。(20代/男性)」
「『自分がいるのに、なぜ異性と遊ぶの?』と恋人に心配され、友達と会えなくなったことがある。(40代/女性)」
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「彼氏(彼女)がいるか、既婚かどうかで異なる派」の人たちは、男女の友情は「状況次第」と考えているようです。
自分たちは友達のつもりでも、周りはそう見ないかもしれない。
彼氏(彼女)がいれば嫉妬されるかもしれないし、既婚者なら不倫と見なされるかも。
そう考えると、友達でいるのは適切ではない。
そんな空気が読めるタイプです。
個人的にしっくりきた男女の友情の定義は「ヤレるのにヤラない関係」
ここでひとつだけ余談を。
ぼくがしっくりきた男女の友情の定義は、「ヤレるのにヤラない関係」です。
つまり、相手に性的魅力を感じていながらも、決して手は出さない間柄ですね。
どこで見かけた言葉か忘れましたが、これは言い得て妙だと思いました。
「女友達に下心をもってしまうなんて…」
「男友達のことを『好き』と思ってはいけないの…?」
そんなふうに堅苦しく考えず、それも人間だと割り切りましょう!
男女の友情が成立する条件
さて、男女の友情はどんなときに成立するのでしょうか?
先ほどの「男女の友情は成立する派」の人たちに、意見を聞いてみました。
お互いに自立している
1つめは、お互いに自立していること。
言い換えれば、「依存関係ではない」ということですね。
寂しいときに心の隙間を埋め合ったり、ストレスを解消するために利用しあったり。
そんな「共依存」のような関係では、単なる馴れ合いですよね。
あくまでもお互いに自立していて、自分の人生を生きている。
そんな人同士が出会ったときに、男女の友情は成立するのです。
何でも打ち明けられる
2つめは、お互いに何でも打ち明けられること。
過去の辛い出来事も、コンプレックスも、トラウマも。
好きな人のことも、彼氏(彼女)のことも、失恋のことも、全部打ち明けられる。
異性の友達なのに、格好つける必要がなく、ありのままでいられる。
そんな状態になれたら、男女の友情と言えるでしょう。
相手を思いやる気持ちがある
3つめは、相手を思いやる気持ちがあること。
思いやりがあれば、自ずと以下のようなスタンスになるでしょう。
- 絶対に相手を傷つけない
- 恋愛感情(下心)はあっても決して手を出さない
- キスやSEXは絶対にしない
- 過ちを犯してしまったら、ちゃんと謝罪する
大切な友達だからこそ、絶対に傷つけない。
万が一過ちを犯してしまったら、そのことから逃げず、ちゃんと向き合う。
その気持ちがあれば異性でも親友になれます。
友人関係であることをオープンにできる
4つめは、友人関係であることをオープンにできることです。
意外にありがちなのは、親しい友人だと言いながら、こそこそ会うこと。
そんなことをするのは、どちらかに下心があったり、やましい気持ちがあるからですよね。
友達であるなら、それを公言できるはず。
彼氏(彼女)がいても、結婚していても、そこにやましさがなければ堂々と交流できるでしょう。
嫉妬深い人にも説明できるはずです。
男女の友情は存在する?アンケートで本音が明らかに!
さて、世間の人は男女の友情について、どう考えているのでしょうか?
気になったので調べてみました。
「恋愛jp」が312名の男女にアンケートを取ったところ、「ある」「ない」の割合は以下のようになったそうです。
「男女の友情」はあると思う?
*男性へのアンケート
- ある:80.8%
- ない:19.2%
*女性へのアンケート
- ある:76.3%
- ない:23.7%
引用元:excite News
なんと、男女ともに約8割の人が「男女の友情はある」と回答しています。
本当に友情が成立しているのか、はたまた自分がそう思い込んでいるだけなのかは別問題ですが、少なくとも男女間の友情を信じている人が多いのは事実でしょう。
あぁ…なんだかホッとした…。
ぼくは「下心のない男なんかいないよ」とか、「男は女友達を友達と思ってない」とか言われ続けてきたもので…。笑
友情と恋愛の線引きは曖昧なもの!人間愛こそが大切
友情と恋愛の線引きって難しいですよね。
「友達として好き」なのか、「男(女)として好き」なのかは時として曖昧ですし、「大切な人」という定義も人によってまちまちですから。
そう考えると、難しく考えすぎる必要はないのかも。
人として大事ならそれでいいですし、恋愛感情が芽生えたならそれでもいい。
もちろん、友達として割り切れるならそれも良しです。
大切なのは人間愛ですから!
*異性の友達が自分のことを好きかどうかチェックしたい方は、以下の記事をチェックしてくださいね。
ミラクリから一言
男女の友情って、考えれば考えるほど頭がこんがらがる。