お金の使い方が上手い人になりたいですよね。
お金の使い方が下手だと、どんどんお金が出ていき、貯蓄もなかなか増えません。
逆に「お金持ち」と呼ばれる人たちは、使ったお金がいつか自分に返ってくるように考えているもの。
ギャンブルなどの刹那的なところにはお金を使わず、もっと大切なところに資源を集中させています。
そうしているうちに、お金がどんどん増えていきます。
今回は、お金の使い方が上手い人の特徴を紹介しますね。
記事の後半では、世間一般の実態についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
お金の使い方には上手い、下手がある
お金の使い方には、上手い、下手があります。
これは正解のあるものではなく、数値化できるものでもありませんので、表面的にはわかりづらいですが、確実にあります。
やはりお金持ちの人はお金の使い方が上手い。
逆にいつもお金に困っている人はお金の使い方が下手です。
どうせなら上手にお金を使えるようになり、資産を増やしたいですよね。
本記事では、賢くお金を使える「お金に好かれる人」の特徴を紹介します。
お金の使い方が上手い人の特徴
それでは、お金の使い方が上手い人の特徴を紹介しますね。
お金に好かれる人はどんな使い方をしているのでしょうか?
お金を使うときの判断基準がシンプル
お金の使い方が上手い人は、お金を使うときの判断基準がシンプルで、決して複雑には考えません。
その判断基準とは、次のようなものです。
- 好きか、嫌いか
- 必要か、不要か
- 早いか、遅いか
- 得か、損か
- 一般品か、限定品か
- 底値か、バブルか
つまり嫌いなものや不要なものを購入したり、価値のないものに手を出したり、不当に高いものは買わないということですね。
「損得勘定」は下品なものとして語られがちですが、お金持ちほど損得勘定の鋭い人はいません。
そして、長期的であれ、短期的であれ、自分だけが損をするようなことには絶対にお金を使いません。
そのために出費に対する判断基準を磨いているのです。
常に費用対効果を考えている
お金の使い方が上手い人は、費用対効果を考えています。
つまり「出費に見合ったリターンを得られるのか?」をちゃんと考えている、ということですね。
ぼくの知り合いの資産家は、消耗品については徹底的に節約(コストダウン)するのに、家電製品についてはどれだけ高くても購入しています。
その理由を聞くと、消耗品は値段と品質が比例しないので、安いほうがいい。
家電製品は値段と品質が比例するので、良いものを購入すれば時間を節約できる、とのことでした。
彼らが費用対効果を判断するときの基準は、お金、時間、人の3つです。
必要なコストと不要なコストが明確
お金の使い方が上手い人は、必要なコストと不要なコストを明確にし、必要なものだけに資源を集中させています。
必要なコストの具体例をまとめてみました。
- 食費
- 生活必需品
- 会食(接待)
- 事業への投資
- 人への投資
- 仕事の経費
- 投資
- 節税
これらについては惜しみなくお金を使うということですね。
逆に、不要なコストとはどんなものなのでしょうか?
具体例をまとめてみました。
- お付き合いの飲み会
- ギャンブル
- 必要のない消耗品
- 乗らない高級車
- 高すぎる飲食店
- 不当に高い食品
- 仕事上の無駄な経費
とくに得るものがないというか、その場限りの出費ですよね。
お金の使い方が上手い人は、瞬間的な見返りしかないもの、不当に高いものは「無駄」とみなします。
見栄をはるためだけの出費はしない
お金の使い方が上手い人は、見栄をはるためだけの出費はしません。
たとえば次のようなものです。
- 食事代を奢る
- 飲み会の費用を毎回負担する
- 高級車・ブランド物を買う
- タワーマンションに住む
- 毎日のように夜の街を飲み歩く
お金持ちは豪快で、誰に対しても奢るイメージですが、実はそうではなく、実は打ち合わせのコーヒー代をきっちり割り勘にする人も多いのです。
数百円に対する意識が高いからこそ、資産を増やしていけるのでしょう。
必要なお金だけを所持している
お金の使い方が上手い人は、いつも必要なお金だけを所持しています。
これ見よがしにぶ厚い財布を持ち、そこに札束を入れるようなことはしません。
どれだけ倹約家であろうとも、財布にお金があれば使ってしまうのが人間ですよね。
無駄なお金を使わないためには、必要なお金だけを持ち、自制することが大切です。
クレジットカードを多用する
お金の使い方が上手い人は、クレジットカードを多用しています。
クレジットカードはポイントやマイルが貯まったり、提携店で割引されるぶん、現金払いよりもメリットがあるからです。
また、実際の支払いを1ヶ月〜1ヶ月半後に延ばせるので、キャッシュフロー的にもお得。
逆に「いつもニコニコ現金払い」という慣習にとらわれている人は、小さな損を積み重ねています。
自己投資に惜しみなくお金を使う
お金の使い方が上手い人は、自己投資に惜しみなくお金を使っています。
自己投資とは、たとえば次のようなものです。
- スポーツジム(体力)
- 食事(健康)
- 読書(教養)
- スキンケア(美容)
- 仕事(スキル)
- 語学(知識)
- 会食(人脈)
- 趣味(静養)
要は自分を磨くための投資ですね。
健康になれば仕事を頑張れますし、美容に力を入れることで魅力的な容姿になれば、人あたりも良くなります。
知識や教養がより良い人生に寄与することは、言うまでもないでしょう。
自己投資は、最もハイリターンの投資と言えます。
ちなみに自己投資に熱心なのは、お金持ちの共通点でもあります。
お金の使い方が下手な人の特徴
では、お金の使い方が下手な人にはどのような特徴があるのでしょうか?
主なポイントをまとめてみました。
- 自己投資よりも、刹那的なことにお金を使う
- 安物買いの銭失い
- 必要ではないところにお金を使う
- ギャンブル・嗜好品にお金をつぎこむ
- 家計簿をつけていない
- 手元にあるぶんだけお金を使う
収入と支出のバランスを把握しておらず、出費に対する判断基準もバラバラ。
それゆえにお酒やギャンブル、あるいは不要なものにお金を浪費し、本当に必要なところに使うお金がなくなってしまう。
そんな状態ではいつまでもお金が増えませんよね。
まずは家計簿をつけてみて、無駄遣いがないかを分析してみましょう。
もし夫婦で家計管理の役割を話し合っていないなら、これを気に話し合ってみてください。
世間一般のお金の使い方に関する実態調査
それでは次に、世間一般のお金の使い方の実態を紹介しますね。
マネーフォワードという会社が行った調査がとても参考になりました。
10代~70代のマネーフォワードの利用者男女2,827名を対象に行われた調査を見ると、世間の実態がわかってきます。
よくお金を使う項目は「住宅」「旅行」「自己投資」など
「最もお金を使ったことはなんですか?」と質問したところ、次のような結果になったそうです。
全体の約4割近くの人が、「住宅」「旅行」「趣味娯楽」にお金を使ったという結果になりました。
*中略
2014年と比較して、2015年に支出が増えた項目に関しては、「教養・教育費」「趣味娯楽」という回答が合わせて3割近くなり、自己投資などにお金を使っているという傾向がみられました。
引用元:マネーフォワード
やはり「住宅」「旅行」「趣味娯楽」への出費が多いようですね。
同じ調査によると、約4人に1人(25%)が1回あたり100万円以上もお金を使っているのだとか。
また、前年に比べて「教養・教育費」「趣味娯楽」への出費が増加し、自己投資に対する意識が高まっているのも特徴的でした。
月々の貯蓄額は平均1万円〜1.5万円
「月間平均貯蓄額はいくらでしたか?」と質問したところ、次のような結果が得られたそうです。
月の平均貯蓄額は、およそ3人に1人は月1万~1万5,000円未満を貯金。
一方で、貯金をしていない人(月の平均貯蓄額が0円)の割合は全体の12%であり、全体の8割以上の人が貯金をしているという傾向がみられました。
引用元:マネーフォワード
月々の貯蓄額は平均1万円〜1.5万円とのこと。
年間にすると12万円〜18万円くらいですね。
これを多いと見るか少ないと見るかは意見が分かれるでしょうが、個人的には給料が上がりにくい昨今において、ちゃんと貯蓄をしているだけでも偉いと思います。
そろそろ節約に限界を感じている人は、副業で稼ぐことにも着目してください。
お金の貯まる人は「仕組み」でお金を貯めている
お金の貯まる人は、お金の使い方が上手い。
それは間違いありませんが、「仕組み」もうまく利用しているようです。
仕組みとは、次のようなものです。
- 給料日にすぐ貯蓄をする(先取り貯金)
- 給料から天引で貯金する(財形貯蓄)
- 学資保険などを活用する
- 老後の資金や緊急時のお金を積み立てている
自分の意志だけに頼っていると、つい貯金をサボったり、貯めていたお金を使い果たしてしまう可能性がありますよね。
でも、仕組みをうまく利用すれば、自分でも気づかない間にお金が貯まっていきます。
まずは上手にお金を使える人になり、少しずつ資産を増やしていきましょう。
お金が貯まる人の特徴は、次の記事で紹介しています。
ミラクリから一言
お金の使い方が上手い人は、何かとスマートです。