ぼくは今フリーランスですが、株式会社を設立するにあたって「お金を稼ぐこと」の意味をあらためて考えなおしています。個人事業主であれば「とりあえず自分が食っていければOK」ぐらいに考えていたのですが、会社を経営するとなると、それだけではいかないところがあるからです。
今のところ社員を雇う予定はありませんよ。
しかし化粧品やメディア事業を中心に、しっかりとお金を稼ぐことによって事業に再投資して、会社を成長させる、ただそれだけを考えています。
「お金を稼ぐ力」について考えた結果が、なかなか衝撃的でした!
自分がやりたいこと、好きなことをやる
「やりたいことをやれ」「好きな仕事をやれ」とはよく言われることです。
これはね、きれい事に見えて正しいんですよ。なぜなら嫌々やっている仕事と、好きな仕事では発揮できるエネルギーがまったく違うからです。
「お金のため」に嫌な仕事を我慢することが、どれだけ辛いことかはSNSを見れば分かるでしょう(笑) お金を稼ぐため、生きていくためとはいえ、どこか一つでも「この仕事が好き」だと思えなければ続きません。
富とは楽しめることの副産物
高城剛さんの有料メルマガに、興味深い研究結果が取り上げられていました。
1960 年~1980年に米国の心理学者スラリー・プロトニックが、ビジネス・スクールの卒業生1500人を対象に行った調査では、「今すぐ夢を追いかけるか、それとも、まず先に経済的な安定に役立つ職業を選ぶか」という質問をぶつけたところ、83%は「経済的な安定を確保してから夢を追いかける」と回答し、「すぐに夢を追い、お金のことは後で考える」と回答したのは17%だけでした。
それから20年後、夢だった仕事を選んだ卒業生255人のうち、100人が大富豪になっており、収入第一で仕事を選んだ卒業生1245人のうち、最終的に大富豪になっていたのはわずか1人だったそうです。
スラリー・プロトニックは、「大きな富をつかんだMBAたちの圧倒的多数は心から夢中になれる仕事に全身全霊で取り組んだ人々である。富はむしろ真に楽しめるなにかに専心したことの副産物だろう」と研究結果を結んでいます。
引用元:高城未来研究所「Future Report」Vol.196
「お金を追う人」と「楽しいことを追う人」では、20年後に大富豪になる確率が桁違い、この結果からも、自分が楽しめることを追った方が良いことが分かります。
逆説的ですが「お金を稼ぐためには、楽しめることを追う」ってことですね。
相反するようなことだけど、ココ間違ったらヤバいですね!
マーケット感覚
お金を稼ぐためには、市場で評価される必要があります。
「好きなこと、やりたいことをやれ」と言っても、自室で地道にやっているだけでは評価されないんですよ。
今はインターネット上がありますので、自室から自分の仕事を公開することもできますし、実際ぼくもこのブログやTwitterがあることによってお仕事を頂いています。しかし、評価されるためには「求められるもの(ニーズ)」をしっかりと掴む必要があります。
(たまに「やりたいことをやっていたら仕事になった」というケースもありますが、それはやりたいこととニーズがマッチしていた強運なケースか、当人が無意識にやっていたことを言語化できていないだけですから、あまり気にしないで。。◯)
数字・収益が先行する状況は危険
フリーランスならお金は欲しいですよ。
売上・利益がでて、自分の給料が増えればうれしいし、ほかにもブログの数字(PV)が伸びればうれしいです…。
でもね、数字と収益が先行する状況は危険ですよ!
最近ブログの世界でもSEOがお上手で「数ヶ月で◯◯万PV、収益◯◯万円を達成しました!」みたいなことを見かけ、その結果としては本当に素晴らしいと思います。
GoogleのBotをうまく攻略して、数字を伸ばす、これはすごいです。
ただ設立から期間の浅いブログは、ファンが少ないんですね。
そんな記事を書いてる方のTwitterのフォロワーや、RSS登録数、Facebookページのファン数を見てみると、ファンが少ないことが多く、つまりは本来の数字のポテンシャルとしては低いのに、数字だけが肥大化している状態ですよ。
基本的にはじっくりとファンを獲得していくことが大事です。
じっくりとファンを作る
ビジネスでも同じです。
しっかりとした商品群、サービス、取引先の基盤を作らずに、一社(一商品)だけでバーーーーン!とあがった利益は徹底的に疑うことです。
市場のニーズを掴んで、地道にファンを作る。
そうすることで基礎体力があがっていきます。
人からの信頼力
まーーー人からの信頼力は大事ですよね。
ビジネス界隈では「仕事がデキる人になるには?」みたいなハウツーが人気ですが、「仕事がデキる嫌な奴」なら「仕事はそこそこでも良い奴」に仕事が集まるのは必然ですから…ホントに。
スキルさえあれば誰にも頭を下げなくていい…
そんなことを言う人がいますが、それは幻想ですよ。どこまでいっても仕事は人間関係ですから、人と上手に付き合う必要があります。
人脈は量よりも質
とは言うものの…
ぼくは人付き合いが上手ではありません…(笑)
でも大丈夫。
人脈は量よりも質ですから、その時期に自分にとって必要な人をしっかりと見極めればいいです。そして逆に自分からも相手に何かを提供する、お互いにギブアンドテイクじゃないと、関係は絶対に長続きしません。
自分よりもお金を持った人にプレゼントしたり、食事をおごることはできないかもしれません。
でもお会いしたときに楽しい話をする、仕事の情報を一つでも提供する、ときには普段は逆らわれることが無い立場の人に、あえて生意気に振る舞ってみる(コレ、実は喜ばれます…w)
等価交換ができる、質の高い人脈をつくりましょー。
非社交的なりに丁寧にお付き合いする
これは完全に自己正当化です(笑)
非社交的でもいいと思うんですよ。なぜならたいていの大人は社交的なわけですから、非社交的だったほうが「なんなんだ…コイツは…」みたいなカタチで印象に残るじゃないですか?(笑)
実は相手の印象に残ることは重要です。
その場ではテンポよく会話した人の顔、後々思い出せないことってよくありませんか?
入口として非社交的ではあっても、話が上手ではなくても、マメではなくても、非社交的なりに丁寧な人付き合いをすれば大丈夫です。
金、カネ、かね…。
守銭奴みたいですが…。
それだけ今はお金に対して真剣に向き合おうと考えています。
フツーであれば目をそらしたくなるし、「お金じゃない」とか言ってみたいじゃないですか?
でも今のぼくにとってはお金はツールとして絶対に必要なんですよ…w だってやりたい仕事がイッパイあるし、イメージも沢山あるからです。
「好きなこと、やりたいこと」「マーケット感覚」「人からの信頼力」
この3つだね、コレコレ。
ミラクリから一言
お仕事ください!w