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【夫婦仲が子供に与える影響】子供がすくすく育つ夫婦関係とは?

「夫婦仲は子供にも影響を与える」

「子供の将来は家庭環境で決まる」

そんな噂を聞いたことはありませんか?

たしかに夫婦仲が良いに越したことはありませんし、そのほうが子供がすくすく育つのも間違いないでしょう。

トラブルをよく起こす子供が、家庭に問題を抱えているケースは多いですからね。

でも、夫婦仲の悪さが子供にどう影響するのか、いまいち釈然としません。

今回は、あらゆる調査データを交えつつ、夫婦仲が子供に与える影響について考えていきます。

可愛い子供がすくすく育つ家庭環境を作っていきましょう。

夫婦の不仲が子供に与える影響

まずは夫婦の不仲が子供に与える影響を確認していきます。

「不良少年の両親は…」「離婚している家庭は…」など、いろんな説がありますが、まずは客観的なデータを見ていきましょう。

夫婦の不仲は子供の結婚感に影響を与える

法政大学が興味深い調査を実施しました。

現代の晩婚化、未婚化を案じた法政大学の研究チームは、東京在住の大学生、約400名に対して家庭環境に関するアンケートを行い、それを分析しました。

すると次のような結果が得られたそうです。

親がそろって2人で外出しないこと、そしてけんかをすることが、子どもの結婚への希望を妨げている可能性が指摘された。

中略

親が不仲でいることは、子どもにとって、将来のパートナーとの関係へのイメージを消極的なものにしかねない。

親は子どもにとって、異性関係のロールモデルであるといえるほど、影響を与えうる存在なのかもしれない。

引用元:定位家族の親夫婦の関係性が若者の結婚への態度に与えうる影響(法政大学)

子供の結婚感に両親の関係が影響するのは、当然といえば当然かもしれません。

子供にとって夫婦のロールモデルは、ほぼ両親だけですからね。

両親の離婚によって子供の肥満リスクが上昇する

ノルウェーの研究チームによると、両親の離婚は子供の肥満度に影響するそうです。

その調査結果を引用しますね。

ノルウェーの小学3年生3166人の身長、体重、胴囲を測定し、測定データを両親の婚姻関係と比較対照する調査を行った結果、離婚した両親の子どもは、離婚していない両親の子どもに比べて過体重になる確率が1.54倍高くなると研究チームは結論付けた。

引用元:AFP

参考サイト:NCBI

両親の離婚が子供の肥満につながる原因は明らかにされていませんが、おそらくストレスによる過食や精神疾患が影響するのでしょう。

円満な家庭環境は子供の体重にも影響する

ノルウェーの別の研究チームによると、円満な家庭環境は子供の体重にも影響するそうです。

両親と一緒に食事をする子供と、そうでない子供とでは、過体重になる確率に大きな差異が見られたのだとか。

以下に引用します。

ノルウェーの研究チームが欧州8か国の子ども7915人を対象に行った調査では、両親と一緒に朝食や夕食を取る子どもは、そうでない子どもより過体重になる確率が低いことが示唆された。

 両親と一緒に朝食を取る回数が1週間に5~7回の子どもは、1週間に2~4回以下の子どもに比べて、過体重になる確率が40%低いと研究チームは結論付けている。

 また、両親と一緒に夕食を取る回数が1週間に5~7回の子どもは、回数がそれより少ない子どもに比べて、過体重になる確率が30%低いという。

引用元:AFP

参考サイト:OXFORD

夫婦仲が良ければ、子供との関係も良好である可能性が高いですよね。

すると、必然的にみんなで食事をするのがあたり前になると思います。

家族でコミュニケーションを取りながらの食事は、知らず知らずのうちに心に安心感を与え、それが体重にも影響するのでしょう。

家庭環境の悪さが虐待につながる可能性もある

内閣府が虐待が行われた家庭を調査したところ、次のような傾向が見られたそうです。

虐待が行われた家庭の状況としては、ひとり親家庭が31.8%、親族・近隣等からの孤立が23.6%、経済的困難が30.8%、就労の不安定が14.0%という結果でした

引用元:家庭、地域の変容と子どもへの影響(内閣府)

虐待が行われる家庭には、母子家庭(父子家庭)や孤立、経済的困難や就労の不安定といった特徴があるのだとか。

これは夫婦仲というよりも親と子供の関係性ですから、無関係に思えるかもしれません。

ですが、夫婦仲がも虐待の原因の1つになるのは間違いないでしょう。

夫婦仲が引きこもり、うつ病、問題行動などの原因になる可能性も

ここまでは客観的なデータをもとに、夫婦仲が子供に与える影響について確認してきました。

やはり家庭内の空気感は、子供に身体的・精神的な影響を与えるようですね。

しかしながら、子供への影響はまだまだありますよ。

たとえば次のようなものです。

  • 異性に対する諦め
  • 不安症
  • 引きこもり
  • うつ病などの精神疾患
  • 問題行動(非行)
  • 不登校
  • 自傷行為
  • 破壊行動

上記に関する科学的データはまだありませんが、いずれ明らかにされるでしょう。

何らかの問題を起こす子供が、家庭にも問題を抱えているケースをよく目にするからです。

夫婦仲は、夫婦だけの問題ではありません。

夫婦仲が悪くなる原因

では、どのようなことが原因で夫婦仲が悪くなるのでしょうか?

「ケンカするほど仲がいい」と言われますが、夫婦喧嘩ができるうちはまだマシですよね。

次のようなことが原因で夫婦関係が冷え切ってしまうと、改善することが困難になり、最悪の場合は離婚(破局)につながってしまいます。

  • 価値観の違い
  • 態度の悪さ
  • 子供の教育に関する意見の相違
  • 育児と家事の分担
  • 収入・貯金への不満
  • スキンシップの減少
  • 夜の夫婦生活の減少
  • 不倫(浮気)

最初は小さかった火種が徐々に大火事になる。

それが夫婦関係が破綻になるまでの流れです。

まだ問題が小さいうちに解決し、円満な関係を作っていきましょう。

夫婦仲が冷え切ってしまう原因と対策は、次の記事でも解説していますよ。

夫婦円満でいるための習慣

それでは次に、夫婦円満でいるための習慣を紹介しますね。

ぼくの周りにいる円満な夫婦は、次のような習慣を大切にしています。

  • 1日の終わりに感謝を伝える
  • 挨拶を欠かさずする
  • 家に帰りたくなる環境を作る
  • ポジティブな会話を心がける
  • パパ&ママの前に、男性&女性であることを忘れない
  • 誕生日や結婚記念日にプレゼントを贈る

どれも大切なことですが、そうわかっていながら怠ってしまいがちだと思います。

夫婦円満な知人のなかには、「夫婦喧嘩をしたときのルール」を設定している人も。

ムカッとしたら部屋を出て冷静になったり、筆談を取り入れたり、喧嘩をするごとに子供のために貯金をしたり。

すばらしい取り組みだと思います。

良好な関係を築くためのルールならば、前向きになれますよね。

夫婦仲を改善する方法は、次の記事でも解説していますよ。

とくにパパは要注意!育児も不仲の原因になる

考えたくはないことですが、育児が不仲の原因になることもあります。

たとえば一生懸命育児をしている奥さんを尻目に、旦那さんが全く手伝わないようなこと。

逆に奥さんが育児や教育に神経質すぎて、よく揉めるケースもありますよね。

イクメンや専業主夫が珍しくなくなりましたが、夫婦の揉め事の原因は昔とそう変わりません。

また、奥さんの愛情を全て持っていかれた旦那さんが、子供に嫉妬するケースもあるでしょう。

そんなときに、夫婦は不仲になりやすいもの。

ですから、育児期間中はとくにお互いの理解を大切にすることです。

イライラしがちなときも、夜泣きが続いて憔悴したときも、相手を思いやること。

パートナーのことが放ったらかしになるほど余裕がない状況であれば、すぐに手伝ってあげてください。

良い夫婦関係を築いていきましょう。

夫婦の問題に関する記事

結婚生活がそれなりに長くなると、いろんな問題に直面しますよね。

次の記事も参考にしてください!

ミラクリから一言

夫婦仲が子供にも影響するならば、努力できるはず。

トシノリ
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