夫婦喧嘩をしたときって、本当に気まずいですよね。
いつもなら楽しく会話する食事の時間がシーン…。
寝室でもコミュニケーションのきっかけがつかめない…。
沈黙する時間が増えるほど、夫婦の溝は深まるばかりですよね。
どんな夫婦でもケンカはするものですが、どう対処するかで関係性が変わってきます。
今回は夫婦喧嘩の原因と対処法、または絶対にやってはいけないNG言動を紹介します。
ぜひ夫婦関係の改善に役立ててくださいね。
夫婦がケンカする原因
夫婦喧嘩が始まるきっかけは、人によって様々だと思います。
ですが、夫婦喧嘩の原因は、次の3つに集約されるでしょう。
- 批判・否定する
- 考え方を押し付ける
- 無視する
「批判・否定する」は、自分のことを棚に上げて、パートナーのことを否定する行為です。
また、「考え方を押し付ける」は、「あなたはこうするべきだ」といった一方的な考え方を強要することですね。
最後の「無視する」は、そもそもパートナーに無関心であることを体現するような行為だと言えるでしょう。
夫婦仲を悪化させやすいこと
夫婦喧嘩の原因について、まだイメージできていないかもしれません。
夫婦仲を悪化させやすいのは、具体的に次のようなことです。
- 性格や趣味が合わない
- 家事や育児を手伝わない
- 子育てについての意見が合わない
- 旦那がギャンブルばかりしている
- 家族に内緒で借金をしていた
- たばこ・酒・夜遊びがひどい
- 信頼を損なう嘘をついてしまった
- 不倫(浮気)
男性も、女性も、これらのことで怒りに火がついたら、もう止められません。
感謝が不足しているときほど不仲になりやすい
夫婦仲がギスギスしやすいのは、感謝が不足しているときです。
つまりパートナーに「ありがとう」を伝えていないとき。
感謝を伝えるよりも、できていないことを指摘し、不足な点を責め立てる。
これでは夫婦の溝は深まるばかりです。
旦那さんの行動にすぐイラッとする、または奥さんの言葉に腹が立って仕方がないときは、相手に感謝できているかどうか振り返ってみましょう。
いわゆる「仮面夫婦」になる前に。
夫婦喧嘩をしたときの対処法
それでは夫婦喧嘩をしたときの対処法を紹介していきますね。
どのようにすれば気まずい夫婦関係を改善できるのでしょうか?
冷静になるまでクールダウンする
夫婦喧嘩がはじまったら、まずは冷静になるまでクールダウンしましょう。
感情的になって物事がうまく進んだり、人間関係が深まった経験はないはずです。
相手の嫌なところを誇張して責め立てたり、過去のことを蒸し返す前に、その場を立ち去ってください。
クールダウンするためには、次のようなことが有効です。
- お茶を飲む
- 外出する
- ランニングしてくる
- お風呂に入る
- 一晩過ごす
反論したくなる気持ちをぐっとこらえて、まずは冷静になってくださいね。
言い負かすよりも、聞く姿勢を大切にする
夫婦喧嘩のときこそ、聞く姿勢を大切にしましょう。
これは夫婦関係にかぎりませんが、ケンカした相手は言い負かしたくなるものです。
ですが、パートナーを言い負かしたところで、夫婦関係は悪化するだけですよね。
まずは相手の言い分を聞き、それに対する答えを用意すること。
冷静に話し合えば、誤解しているところや行き違いがハッキリするはずです。
夫婦円満な人たちは、言うよりも「聞く」を大切にしています。
ケンカしている間も日常生活は維持する
夫婦喧嘩の最中であっても、日常生活は維持してください。
あまりにも感情的になりすぎて家を飛び出したり、実家に帰るようなことは止めましょう。
お互いの物理的な距離が離れるほど、解決からは遠ざかるからです。
たとえ相手が無視したとしても、ちゃんと挨拶してください。
そして、時間を作って話し合ってください。
まずは自分自身の悪かったところを認め、謝罪する
せっかくクールダウンしたのに、いざ話し合いを始めたら批判の応酬になっては意味がありません。
まずは自分自身の非を認めて、相手に謝罪してください。
100%相手が悪いことなんて、ほとんどないのですから。
旦那さんの責任が大きかったとしても、乱暴な言い方を謝罪する。
奥さんの不始末だったとしても、協力しなかったことを謝罪するのです。
謝罪からスタートすれば、相手も警戒をとき、話を聞く姿勢になるでしょう。
相手と向き合って話し合う(メール・LINEはNG)
夫婦喧嘩を解決したいなら、向き合って話すのが基本です。
相手の表情を気にしなくても良いぶん、ついメールやLINEを選んでしまうかもしれません。
人によっては、口頭よりも文章のほうがうまく表現できる場合もあるでしょう。
ですが、ケンカしているときほどメールの文面は激しくなりがちですし、誤解も生まれます。
本当はそこまで怒っていないのに過剰に受け止められたり、些細な一文で激昂させてしまったり。
人間関係が悪化したときこそ、相手の目を見て話してください。
ケンカがヒートアップしたときにやってはいけないNG言動
夫婦喧嘩がヒートアップしたとき、絶対にやってはいけないNG言動がいくつかあります。
ぼく自身の失敗も含めて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
相手の話を聞かずに反論する
相手の話を聞かずに反論するのは、言語道断です。
まだ奥さんが話しているところにかぶせるように反論する。
旦那さんの弁解を遮るように批判する。
一方的に話そうとすればするほど、夫婦の距離感は離れていきます。
NGワードは、次のようなものです。
- だから〜
- そうは言ってない
- 説明になってない
- そんなことはどうだっていい
- いやいや…
過去の話を持ち出す
ケンカをきっかけにして、過去の話を持ち出すのもNGです。
だって、今回の件とは関係ないのですから。
過去の件も関係しているならまだしも、無関係な出来事を蒸し返すのは、相手を言い負かしたいからにほかなりません。
たとえば無駄遣いについて怒られていたのに、急に食事のマナーを注意されたら嫌ですよね。
はぐらかしたり、笑い話にする
とくに男性に多いようですが、真剣に話し合っているときにはぐらかしたり、笑い話にするのはやめましょう。
ぼくの友人に、いつも明るく陽気な男性がいます。
彼は3年ほど前に離婚してしまいましたが、その原因はなんと「真面目に話し合ってくれないから」だったそうです。
相手を傷つけまいと、ケンカになったときでも明るく振る舞い、心情を打ち明けなかったがゆえに、奥さんからの信頼を損なったのだとか。
信頼関係を作るためには、正直に話し合うのが一番ですね。
心にもない謝罪をする
相手が怒っているときに心にもない謝罪をすると、火に油を注ぎます。
自分が悪いとは思っていない人の謝罪って、心に響くどころか、むしろ腹が立ちますよね。
たとえば次のような謝罪です。
- はいはい〜ごめんなさい
- また私が悪いんでしょ?
- 悪うござんした
- すいませんね〜なんか
これらの心ない謝罪は、相手をまた怒らせることになりかねません。
時計をチラチラ確認する
「早く終わらないから〜」といった態度で、時計をチラチラ確認するのもやめましょう。
相手から見れば、話に興味がないことがまるわかりだからです。
「結婚したことを後悔している」と言う
いくら感情的だからといって、結婚自体を後悔しているような言い草はパートナーの心を傷つけます。
これは本当に気をつけてくださいね…。
咄嗟にでた言葉だとわかっていながら、言われたほうには「本当は幸せじゃないんだ…」という思いが残るからです。
実はぼくも夫婦喧嘩の最中に言いそうになったことがあります。
ハッと我にかえって事なきを得ましたが、取り返しの付かないことになるところでした。
あからさまにスルーする
相手の話をあからさまにスルーするのもやめましょう。
ここであらためて整理すると、夫婦喧嘩の原因は「批判・否定する」「考え方を押し付ける」「無視する」の3つです。
無視から始まった夫婦喧嘩を、さらなる無視で悪化させるなんて笑えませんよね…。
スルーされるくらいなら、反論されるほうがまだマシです。
ちゃんと不平不満を吐き出すことも夫婦円満の秘訣
「ケンカするほど仲が良い」と言いますが、それは本当だと思います。
冷え切った夫婦ほど、ケンカにもなりませんからね。
そう考えると、ちゃんと不平不満を吐き出すことも、夫婦円満の秘訣と言えるでしょう。
ぼくたち夫婦もたまにケンカをしますが、いつも妻への理解不足を痛感させられますね。
夫婦喧嘩を推奨はしませんが、激しく言い合ったからこそ、わかりあえることもあると思いますよ。
でも、関係は必ず修復してくださいね!
夫婦関係に悩んだときに読みたい記事
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ミラクリから一言
長い長い結婚生活に、ケンカはつきものですから。