集団に馴染めないのは、結構なビハインドですよね。
みんなと一緒にいるのに孤独を感じる習性があったり、群れとは違う方向に歩くクセがあると、人と衝突することも多いでしょう。
いやですよね、大変ですよね、そんな人生。
でも、最近になって「集団に馴染めない人」が生きていく方法がなんとなくわかってきたんです。
集団に馴染むのが苦手な人の特徴
集団に馴染むのが苦手な人って、どんな感じなんでしょうか?
ぼくが思うポイントをいくつか挙げてみます。
自分勝手・プライドが高い
自分が思った通りにしか行動しない人って、嫌われますよね。
「納得するまでやりません!」とか言っちゃうような人でしょうか。
そんな自分勝手な人を分析していくと、必ず謎のプライドがあるものです。
しかも、そのプライドの壁がぶ厚くて、どこに扉があるのかわからないんです。
好き嫌いがハッキリしている
好き嫌いがハッキリしている、つまり自分の価値観が明確な人も、集団では浮いてしまいますよね。
最近では「嫌われることを恐れない」「自分にウソをつかない」みたいなのが流行っているようですが、「たまには自分にウソをつけ」と言いたくなる人がいますよね。
好き嫌いがあるのは自由なんですけど、趣味嗜好を押し付けられるのは面倒です。
忍耐力がない
人間関係は、えてして我慢が大切ですよね。
とくに仕事は自分だけの意向では進められないものですから、ときには顧客の要求に応えるために、自分のこだわりを諦めることもあると思います。
会社組織であれば、理不尽なことを我慢したり、専務の自慢話をじっと聞くことも仕事のうちだったり。
ところが忍耐力がない人は、我慢して人に合わせることができません。
干渉されるのが嫌い
人に干渉されるのが好きじゃない人も、集団から孤立しがちですよね。
やはり会社の人間関係でも、近所付き合いでも、ある程度の干渉は潤滑油になります。
週末は何をしていたのか、昨日はどんな食事をしたのか、そんな情報を交換することは、人となりを知ることと同義ですから。
プライベートな情報を隠す謎めいた人は、やっぱり敬遠されてしまいます。
では、「集団に馴染めない人」にはなくて、「人付き合いがうまい人」にあるものって、一体なんなのでしょうか?
人付き合いがうまい人がもつ「最適化能力」
最近気づいたんですけど、人付き合いがうまい人って、どうやら最適化能力があるみたいです。
最適化能力がある人とは…。
「冷蔵庫にある食材で美味しいチャーハンを作れる人」のことです。
つまり、どんな環境に放り込まれても、上手に生きていける人のこと。
「適応能力がある」とも言えますよね。
最適化能力がある人は、ときに自分の存在を消して、またあるときは色濃く表現して、集団に合わせていきます。
「今日はギトギトの中華でも食べに行くか?」と部長に言われたら、お世辞でもなんでもなく、「いいっすね!」と心から言えてしまう。
これは本当にすごい能力だと思います。
ちなみぼくには、この能力が備わっていないようです。
では、集団に馴染めない人は、1人で生きていくしかないのでしょうか?
孤立しがちな人がもつ「こだわり」
集団に馴染めなければ、孤立しちゃいますよね。
孤立しがちな人とは…。
「チャーハンを作るために好きな食材を買いに行く人」です。
つまり、冷蔵庫にちゃんとベーコンがあるのに、「チャーハンはやっぱりチャーシューだろ」と言って買いに行ってしまう人。
やっと帰ってきたと思えば、チャーシューを煮込みはじめ、実際に食べられるのは明日だという。
「こだわり」と表現すればカッコいいけど、実際はワガママすぎるだろ…って感じですよね。
集団に馴染めず、孤立しがちな人は、大なり小なりこの要素があると思います。
この先どうやって生きていけば良いのでしょうか?
集団に馴染めない人は「創造」するしかない
集団に馴染めない人は、結局のところ、創造するしかないと思うんです。
だって、誰かが用意した冷蔵庫の食材じゃ満足できないんですから。
- 仕事を創る
- 環境を創る
- 人間関係を創る
- 組織を創る
そう、与えられたものじゃなくて、自分で選択して、自分で創りあげるプロセスこそが、「集団に馴染めない人」にとって重要なんですよね。
創造するためには、働き方を見直すことも大切だと思います。
会社員でいるのか、フリーランスになるのか、起業するのか。
独立にはリスクが伴いますが、居心地の良い環境を作りやすいことだけは確かだと思います。
馴染む努力をするよりも、居心地のいい環境を自らつくること
もし今の環境に馴染めなければ、思い切って飛び出してみるといいですよ。
ハッキリ言って転職には勇気が必要ですし、独立は決死の覚悟かもしれません。ぼくも実際そうでした。
でも、集団に馴染めない人は、いくら環境に馴染む努力をしても息苦しさがつのるばかり。
居心地のいい環境を自ら創らないかぎり、その苦しさは解消できないように思います。
新規事業にチャレンジしたって、「この指と〜まれ」で集団を作っても良いじゃないですか。
集団に合わせられないなら、どれだけ合わせる努力をしてもズレてしまうのなら、いっそのこと自分で創ってしまえばいい。
少しは生きやすくなるはずです。
ミラクリから一言
13年も会社員をやったのに、馴染めませんでしたから。