小林敏徳のコラム

「好きな人の見つけ方」を教えます

お世話になっている方から、ある人を紹介された。

彼はネット広告の代理店をやっていて、業界ではそれなりに知られる人物らしい。なるほど。名刺交換のときから堂々としていて、声もでかい。レモンサワーの飲み方も豪快で、いかにも営業マンという感じだ。

でも、ゾワゾワした。

酒が進むにつれて、彼は仕事のことを語りだした。どの企業と取引していて、どれだけの売上があるのか。ぼくからすれば何度も聞いた名前と、一度も聞いたことがない数字だった。やはり、すごい人物である。

でも、ゾワゾワした。

彼はぼくとも取引がしたいという。かるく億を超える売上を持つ彼が、なぜぼくと取引したがるのかは理解できなかったが、仕事はできそうだし、前向きに考えることにした。

でも、ゾワゾワした。

取引を進めるにつれて、彼の言動に違和感を覚えるようになった。簡単に言うと、乱暴で下品なのだ。仕事の話はそこそこに、抱いた女性の話や、落としたい女性の話をはじめる。それが毎度だ。

心のどこかで感じていた「ゾワゾワ」を、はっきり認識するようになった。

まぁいい。仕事さえしてくれれば。そう思っていたが、彼は仕事も乱暴だった。明らかに使い回しとわかる見積書をだしてきて、「どうします?」と連絡がある。よくこれで営業が務まるなと思うほど酷かった。

それでも取引は進め、ある女性誌に広告を打つことにした。

彼が送ってきた広告の原案を見ると、ぼくの要望とはまったく違っていて、彼に電話すると、「そうでしたっけ?」の態度。さすがにイライラしたが、まだ我慢した。

やめておけばよかった。

ここまで読んでおわかりでしょうが、彼に対する「ゾワゾワ」は当たっていました。なんとなく下品な臭いを感じていたし、顔つきや口調からもいや〜な感じがする。

それなのに、「お世話になっている方の紹介だから」「仕事になるから」という理由で付き合いを続けてしまいました。損得勘定に負けた、ということですかね。

「第一印象は3〜5秒で決まる」という説がありますが、ぼくは結構これを信じていて、初期の「ゾワゾワ」という名の違和感を、かなり信用しているところがあります。

率直に言って、「会った瞬間に、なんとなくわかる」と思っています。

逆に言うと、好きな人には「ゾワゾワ」がない。むしろ昔から知っているような感覚で、自然に仲良くなっていきます。会う頻度は関係ありません。社交辞令も必要としません。

「いつから仲良くなったの?」と聞かれたら、お互いに「覚えてない」と言うほど自然です。

違和感を覚えた人とはうまく距離をとって、自然な人と付き合う。それを積み重ねれば、結果的にいい人が周りに集まるでしょう。

ミラクリから一言

というわけで「好きな人」とは、「ゾワゾワしない人」でした。

トシノリ
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