小林敏徳のコラム

収入ゼロになって、「お金の不安の正体」がわかった

無職になって、収入がゼロになった

とある理由から、会社を辞めてプラプラした時期があった。

はじめは楽しかった。何時に起きようが勝手だし、午前中にゲームをしようが、一日中ネットを見ていようが怒られはしない。あれを「しなきゃ」、これを「しなきゃ」もない。当時は一人暮らしだったから、なおさらである。

だが、すぐにある不安に襲われた。「お金の不安」だ。

会社を辞めてすぐは、お金の不安を感じづらい。なぜかというと、前月働いた分の給料が今まで通り振り込まれるため、キャッシュフローも今まで通りだと錯覚するからだ。

でも本当は違う。収入はゼロだ。

来月から困るのは明らかである。今月使ったお金が、来月補填されることはない。今月使ったクレジットカードは、たとえ資金が目減りしていようとも、1円単位まで正確に、無慈悲に引き落とされる。

お金の不安を背負うと、人生は過酷になる

一度お金の不安を背負うと、人生は過酷になる。買い物は恐怖でしかなくなり、外出するのも怖くなる。誰かと一緒にいても心からは楽しめないし、風呂でも、布団の中でも、頭の中は「チャリン」でいっぱいだ。

もしかすると共感する方もいるかもしれないが、お金の不安を抱えているときは、コンビニを利用する人は皆「セレブ」に見える。自動販売機でコーヒーを買う人は皆「成功者」に見える。

明らかに割高なものを買うのは、懐に余裕がある証拠だからだ。

収入が途絶えた数ヶ月後、なんとか仕事を始めたが、満足には稼げない。あいかわらず生活に困る状態だ。むしろ潤沢にあった時間を労働に奪われた分、貧乏になった気もした。

どうしたものか。

お金の不安の正体は「痛み」

1年くらい経った頃だろうか。お金の不安の正体がわかった。ある日突然、天からの啓示のように言葉が降りてきた。

お金の不安の正体は、「社会から見放された感覚による痛み」だ。

自分という存在が社会から見放されたこと。大切にされなかったこと。無価値なもののように扱われ、自分でも自覚したこと。そういった痛みである。

こうしている今も、大変な人はたくさんいる

「勝手に無職になったくせして何言ってんだ」と言われるかもしれないが、まぁいい。当時の事情は書かないでおく。でもできれば、収入がなくなり、お金にビクビクしながら生きた人間の叫びを、少しだけでも覚えてほしい。

本当は「お金が全てではない」ってかっこよく言いたいよ。「成長こそすべて」って言いたいよ。でも最低限の生活すらままならない状況になったら、そうも言っていられないんだよ。

わかったか、日本よ。

こうしている今もブルブル震えている人はいるし、すでにギブアップした人もいる。「みんなでなんとか持ちこたえましょう」では到底解決できない現実を抱えている。

早くしてくれ。

ミラクリから一言

補償・給付、早く!

トシノリ
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