小林敏徳のコラム

リスクに「過敏な人」と、「鈍感な人」の違い

リスクに過敏な人と、鈍感な人がいる。

リスクに過敏な人

リスクに過敏な人は、とても慎重だ。

たとえば旅行に行くとなれば、最悪の事態を想定し、二重、三重の予防線を張る。

知り合いの話をしよう。

彼女は体のどこかが痛くなったら、まず「生死に関わる病気のリスク」を疑う。ネットで予備知識を入れ、文献を読み、あらゆる可能性を探る。それから病院にいって診察を受けるが、診察結果もよく疑う。「医者が疾患を見落とすリスク」も想定しているからだ。

彼女は健康だ。普段から手洗いうがいを欠かさず、体を動かすことにも余念がない。肌艶もよく、食欲もある。

明らかに健康で、明らかにストレスフルだ。

リスクに過敏な人は、ストレスをほぼ自分で引き受ける

リスクに過敏な人は、ストレスをほぼ自分で引き受ける場合が多い。

食事に行く際は必ず予約をし、いざという時に備えてセカンドオプションも準備しておく。

あらゆる保険をかけ、それにかかる時間やコストは自身で負担する。

ただ、周りにストレスが一切ないわけではない。

彼らのあまりにも過敏な話を聞いて不安になったり、セカンドオプションの準備のために待たされることもあるからだ。

リスクに鈍感な人

一方、リスクに鈍感な人もいる。

たとえばこの記事を書いている時点では、コロナウィルスが世界中で猛威をふるい、東京都を始めとする各都道府県が外出自粛を要請したのだが、それでもあいかわらず外を出歩く人はいるし、マスクをしない人もいる。

個人的に東京都の外出自粛は衝撃的で、ロックダウン(都市閉鎖)すら想像させた。ゴーストタウンのような様を想像したが、渋谷の風景をニュースで見るかぎり、「いつもよりは、少ない…かな?」というレベルだった。

中にはどうしても外せない仕事のある方や、”不要不急”とはとてもいえない個人的な緊急事態が発生した方や、”自粛”を過小に受け止めた方もいるだろうが、それでも街は平常運転に近く見えた。

ちょっと前に、マスクをしない人に、マスクをしない理由を尋ねたことがある。

答えは「いける、いける」だった。

リスクに鈍感な人は、ストレスを周りに負担させる

リスクに鈍感な人は、ストレスを周りに負担させる場合が多い。

たとえばウィルス対策として推奨されるマスクは、自身の感染を防止するとともに、人に感染させないのも大きな目的だが、リスクに鈍感な人は「私は大丈夫」と考える。そして「仮に感染ったとしても私が苦しむだけだから、自己責任でしょ?」と。

「いける、いける」で街を歩き、「いける、いける」で周りに近づくのだ。

”病は気から”というから、楽観的な考えがときに人智を超えることも否定しないが、その楽観的な考えで周りにストレスを与えているのは自覚したほうがいいだろう。

こまめに、裏付けのある情報を集め、自分なりに考える

リスクに過敏か、鈍感か。

どちらがいいかではない。

「できるだけこまめに、裏付けのある情報を収集して、何がベストか自分なりに考え、準備する」

その姿勢がいま求められる。

ミラクリから一言

外には出られないのだから、自分なりに考えるいい機会。

トシノリ
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