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従来のうつ病とは異なる「新型うつ病」の特徴と種類について

うつ病といえば、憂うつな状態から抜け出せない状態が、ずっと続くイメージですよね。

しかし、最近では従来とは異なるタイプの「新型うつ病」が増加傾向にあるようです。

新型うつ病にはどのようなタイプの病があるのでしょうか?

その原因と効果的な対策を含めて、詳しく解説していきます。

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新型うつ病は数種類ある

新型うつ病には数種類のタイプに分類されています。ここでは以下の6つのタイプを紹介します。

  • 非定型うつ病
  • 逃避型うつ病
  • 未熟型うつ病
  • ディスチミア親和型うつ病
  • 冬季うつ病
  • 仮面うつ病

いずれも従来のうつ病とは、症状、原因、治療法などが異なります。抑うつ状態になる点では同じですが、全く別の病であることを理解しておきましょう。

都合の悪いことに直面したときだけに発症する非定型うつ病

非定型うつ病は、新型うつ病の代表的なタイプ。

本人にとって都合の悪いことに対面したときだけに発症し、楽しいことがあると元気になる病です。

症状自体は嘘ではないため、本人が苦しいことは事実ですが、周囲からは「都合のいい人」に見えてしまいます。

日常生活に支障をきたすレベルの症状がでる

非定型うつ病になると、以下のように周囲とのトラブルを起こしやすくなります。

  • 気まぐれで、ワガママばかりいう
  • 集中力がなくなる
  • 思考力がなくなる
  • 疲労感を感じる
  • 人からの注意などに過剰に反応する
  • 仕事や嫌なことをサボりやすい
  • なんでも人のせいにする、うつ病も人のせいにする
  • 責任ある仕事をしたくない
  • うつ病であることをオープンにする
  • 過眠、朝起きれない
  • 過食
  • 感情をコントロールできず、理由なく泣いたりする
  • 自殺を考えたり死への恐怖を感じる
  • 買い物やアルコールなどへ依存する

これらの症状が、ちょっとしたストレスをきっかけに表面化するのもひとつの特徴です。

誰しもストレスを感じたときには、心身になんらかの変化が生じます。ぼくの場合は、気分が落ち込むことに加えて、不眠や食欲低下、動悸など身体への症状もでてきます。

ストレスに敏感な人がなりやすい

この非定型うつ病になりやすい人には、以下のような傾向が見られます。

  • 小さなことでストレスを感じる
  • 他人からどう見られているかを気にしすぎる
  • 人から叱られたり批判された経験が少ない
  • 失敗することに慣れていない

簡単に言うと、ストレスに弱い人です。

幼い頃から叱られることなく、失敗もしてこなかった人が、仕事をし始めた途端に怒鳴られたり、大きなトラブルを抱えたときに、ストレスに耐えるのは難しいでしょう。

ぼくが学生の頃は、先生は怖い存在でした。ゲンコツをくらったこともありますし、むしろ叱られない日が珍しいほどでした。失敗だってむちゃくちゃしましたよ。そのお陰か、会社の誰かに叱り飛ばされても、まったく動じることはありませんでした。

性格は後天的に得られるものなので、育ってきた環境の影響は大きいと言えます。

ゆっくりと静養することが一番の対策

非定型うつ病に有効な対策は、以下の通りです。

  • ゆっくりと静養する
  • 細かく規則やルール、目標を設定して守る
  • ストレスを発散させる、気分転換をする
  • 身体を動かす、運動する

まずはゆっくりと静養することが一番。

徐々に回復してきた段階で、生活リズムを変え、運動などをスタートしていきましょう。そのためには周囲の協力も必要不可欠です。

非定型うつ病については、以下の記事でより詳しく解説しています。

仕事が嫌になると気分が落ち込む逃避型うつ病

逃避型うつ病は、仕事が嫌になると気分が落ち込むタイプ。

抑うつ状態に陥り、出社を拒否する一方で、プライベートの趣味には活発に取り組むため、周囲からは「サボり」と思われやすい傾向にあります。

ぼくも仕事で大変な目にあい、出社が嫌になった経験は何度もありますので、現実逃避したくなる気持ちはなんとなくわかります。

ストレスに敏感な人がなりやすい

逃避型うつ病の症状は、以下の通り。

  • 連休明けや月曜日によく欠勤する
  • 会社の近くに来ると不安がおさまらず出社できない
  • 身体がだるい、倦怠感
  • 週末は活発に行動する
  • 評価に対して過剰反応をする
  • 反省や自責がない
  • 自己愛が強く、プライドを守るのに必死になる
  • 転職を避け、休職期間満了まで留まろうとする
  • 自らは診察を受けようとしない
  • 過食
  • アルコール、ギャンブルに依存しやすい

逃避型うつ病の対策として、初期には薬物療法も多少の効果があると言われていますが、最善の方法ではありません。

休職すれば短期間で症状がよくなるものの、復職するとまた症状が出始めてしまうため、原因となった仕事内容や人間関係の問題を解決するしかありません。

経営者・上司・部下・同僚の協力が必要不可欠

会社の問題を、たったひとりで解決するのは難しいでしょう。

でも、上司や同僚などの理解を得ることができれば、問題を取り除くことができるかもしれません。

薬物療法で症状が緩和されても、根本的な改善にはなりませんので、まずは会社に今の症状や原因を打ち明けることが大切です。

ぼくがうつ病を上司に打ち明けたとき、不安や恥ずかしさでいっぱいでした。

しかし、不安とは裏腹に、うつ病への理解を得ることができ、全力でサポートしてくださいました。結果的にその会社を退職しましたが、今でも感謝しています。

あのままうつ病であることを隠したまま仕事を続けていたら、もっと取り返しのつかないことになっていたでしょう。

病を打ち明けることは勇気が必要です。

でも、健康な身体を取り戻し、仕事を続けていくための勇気であると考えるようにしてください。

重い責任に適応できないときに発症する未熟型うつ病

未熟型うつ病は、幼少期から過保護にされてきた人がなりやすい病です。

仕事の挫折や責任ある立場に適応できず、抑うつ状態に陥ってしまうのです。

過保護で育った人がなりやすい

これは本人ではなく、親の責任ですが、過保護ではストレス耐性が身につきません。

仕事のトラブルなどに直面したとき、すぐに心が折れてしまうのは無理もないでしょう。

ぼくが子供の頃には、欲しいものは何でも手に入れている同級生もいましたよ。

誕生日やクリスマスでもないのに、新しいゲームやプラモデルを次々に買ってもらっているのを見て、羨ましいなぁと思っていました。現代では、ぼくの幼少期以上に子供中心の生活をしているご家庭が多いように思います。

過保護な環境で育ち、ストレスを受けた経験が少なければ、社会に出てから大変な思いをするのは当然かもしれません。

自由奔放な人もなりやすい

未熟型うつ病になりやすい人には、次のような傾向があります。

  • 末っ子、一人っ子
  • 甘やかされて育った
  • 思春期などにあまり葛藤することなく成長した
  • 普段は社交的で協調性がある
  • 自己中心的な考え方
  • 人に依存しやすい

つまり「自由奔放な人」ですよね。

誰からも行動を制限されることなく、わがままを聞いてもらっていた人が、急に役割やルールに縛られると、大きなストレスを感じるでしょう。

ストレスに対処した経験もないので、どんどん自分を追い詰めてしまうのも無理はありません。

症状は不安・焦燥感・イライラ・不眠等

症状としては、以下のようなものがあります。

  • 不安感や焦燥感でいっぱいになる
  • イライラする
  • 他人に対して攻撃的になる
  • 眠れない
  • 食欲が低下する
  • 性欲が低下する
  • 突発的に自殺未遂をする
  • 入院時など保護される環境では軽い躁状態になる
  • 休職中は回復し、復職すると抑うつ状態に陥る

未熟型うつ病は、抑うつ状態だけでなく、躁状態にもなる特徴があります。

気分の浮き沈みがあるぶん、周囲でサポートする人は大変な思いをするでしょう。

効果的な対策は環境の改善

未熟型うつ病の対策として最も効果的な対策は、環境を改善することです。

仕事内容や人間関係など、まずは原因を洗い出しましょう。

本人が挫折を感じた原因を見つけ出し、会社の協力のもとで環境を整えることが大切です。

場合によっては、仕事の担当を変える、または部署異動も必要かもしれません。

「会社で無視されています(20代・女性)」と相談されたときに答えたこと

うつ病に固執しやすいディスチミア親和型うつ病

「うつ病」という病にやたらと固執するのは、ディスチミア親和型うつ病の特徴です。

ちょっとでもプレッシャーを感じると、うつ病の診断書をもらうために、自ら進んで診察を受けようとします。診断書をもらえば、プレッシャーから逃れるために休職することも可能だからです。

失敗に抵抗がある人がなりやすい

むしろうつ病を歓迎するかのような行動は、周囲からは不可解に映るでしょう。

しかし、ディスチミア親和型うつ病を患う人の傾向を知ると、少し納得がいきます。

  • 人格形成が未熟なまま成長した
  • 過保護な環境で育った
  • 自己愛が強い
  • 叱られることに不慣れで対応できない
  • 失敗することに大きな抵抗や恐れがある

自己愛が強い人は、恥をかく失敗を恐れがちです。

ちょっとプレッシャーがかかると、うつ病を盾にして逃げたくなるのは当然かもしれません。

無気力・不安感・自傷行為等の症状がでる

ディスチミア親和型うつ病の症状には、次のようなものがあります。

  • 無気力、憂鬱
  • 感情の起伏が激しい
  • 身体がだるい
  • 常に不安感がある
  • 仕事に熱心ではない
  • 引きこもる
  • 衝動的に自傷行為をする
  • 他人のせいにする、うつ病の原因も他人のせい
  • うつ病に抵抗がなく固執する
  • 周囲に迷惑をかけていることが理解できない

プレッシャーの原因を、できるだけ他人のせいにし、自分を守ろうとする傾向にあります。

うつ病も「プレッシャーを避けるためのツール」にしている可能性も否定はできません。

心理療法が効果的

ディスチミア親和型うつ病には、心理療法が効果的です。

休養や薬の治療では良い効果は得られないことが多く、慢性化させる可能性もありますので、医師とよく相談してください。

ディスチミア親和型うつ病を患うと、すべてを人の責任にしたくなるものですから、まずは心理療法で偏った考え方を補正していくことが大切です。

医師によっては「自称うつ」と呼ぶこともあるほど、ディスチミア親和型うつ病は厄介です。

治療するための情報も万全ではありませんので、できるかぎり専門家と相談しながら対策をしていきましょう。

秋から冬にかけて抑うつ状態になる冬季うつ病

秋から冬にかけて患者が増加するのが、冬季うつ病です。

「本当にそんな病気あるの?」と疑いたくなりますが、秋に発症し、春には回復しますが、2年以上も同じような状態を繰り返す重い病です。

過眠・過食・無気力等の症状がでる

冬季うつ病の症状としては、次のようなものがあります。

  • 過眠、眠気がとれない
  • 過食、肥満
  • 疲れやすい
  • 無気力、落ち込みやすい
  • 起きたくても起きることができない

冬場に起きたくても起きられない経験は誰にでもあるかもれませんが、冬季うつ病の場合は、布団から起き上がれないレベルです。

日光にあたる時間の不足とストレスが原因

冬季うつ病の原因として考えられているのは、日光にあたる時間の不足です。

人間は、植物の「光合成」と同じく、日光を浴びることで体内時計を正常に保つことができます。しかし、日照時間が短い冬場は、体内時計が狂いがちになり、結果的にうつ病を発症してしまうのです。

また、ストレスも冬季うつ病の原因になります。

ストレスは、自律神経の働きを大きく狂わせてしまいます。その結果、いくら寝ても眠気が取れない、または逆に不眠になるなど、生活リズムを大きく崩してしまうのです。

規則正しい生活が一番の対策

冬季うつ病の対策には、規則正しい生活が一番です。

早寝早起きをし、日中はできるだけ太陽の光を浴びるようにしましょう。ちゃんと決まった時間に通勤する、またはウォーキングをするだけでも全然違います。

また、3食きっちりと食べること、運動をすることでも、自律神経の乱れを改善していきましょう。

しっかりと対策すれば回復する病なので、我慢して放置しないようにしてください。

身体的な症状が強く現れる仮面うつ病

内面的な症状はあまり目立ちませんが、身体的な症状が強く現れるのが仮面うつ病です。

従来のうつ病は「抑うつ症状」を伴いますが、仮面うつ病には内面的な症状がそれほどありません。本人に病の自覚がなく、周囲もなかなか気付けない点で、厄介なタイプのうつ病です。

仮面をかぶっているかのように表情を失い、鬱症状が見えにくいため、誤診を受ける可能性があるほどです。

頭痛・腹痛・下痢・食欲不振等の症状がでる

仮面うつ病の症状には、次のようなものがあります。

  • 頭痛、腹痛
  • 身体がだるい
  • 下痢、便秘、頻尿
  • 肩凝り、めまい
  • 睡眠障害
  • 食欲不振
  • 不安を感じる

うつ病なのに、心よりも身体への症状ばかりが悪化するのは不思議ですよね。

身体的な症状だけの状態で、うつ病を自覚するのは大変ですが、放置しないように注意してください。

真面目で完璧主義の人がなりやすい

仮面うつ病になりやすい人の傾向は、次の通り。

  • 真面目
  • 完璧主義
  • 責任感が強い
  • 他人との衝突を避ける

従来のうつ病になりやすい人の傾向と、よく似ています。

身体的、精神的な不調を感じているので、「これで休んだら人に迷惑がかかる」と思い、余計に頑張ってしまう人は、本当に真面目だと思います。

しかし、そのような真面目さがうつ病を悪化させる側面があることは覚えておきましょう。

「疲れた」「誰かに頼りたい」と思うことだってあるはずです。

抗うつ薬が効果的

仮面うつ病と診断された場合、抗うつ薬が効果的だと言われています。

診察を受けることに抵抗があるかもしれませんが、身体の痛みや睡眠不足などがいつまでも治らない場合は、うつ病を疑う必要があります。

しっかりと休養し、専門の医師によるカウンセリングも受けましょう。そして、うつ病であることをきちんと受け入れて、抑えこんでしまったストレスを発散できるようにしましょう。

新型うつ病は病であるが、甘えてばかりではいけない

新型うつ病は、周囲からは理解しにくいところもありますが、苦しみを伴う病であることは間違いありません。

しかし、うつ病を盾にして、周囲に甘える傾向があるのも事実です。

まずはゆっくり静養し、気分転換をすることが大切ですが、動けるようになった段階からは前向きな対策が必要です。

回復のプロセスで周囲とぶつかることがあるかもしれませんが、根気強く治していきましょう。

新型うつ病に負けないでください。

 - 症状と傾向

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