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本田圭佑:プロフェッショナル仕事の流儀:この世に天才などいない

 

サッカー日本代表でACミラン所属の本田圭佑選手が「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演されていました。

そこで語ったイタリア移籍の裏側や、苦難の中で考えていたことがとても重要な事ばかりだったので、番組の内容を書き起こして紹介します。(前後編に分かれ、下記に前編のリンクがあります!)

 

番組名:プロフェッショナル 仕事の流儀

放映日:2014.6.9(月) 22:00〜

出演者:本田圭佑(プロサッカー選手)

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前編はこちら

本田圭佑:プロフェッショナル仕事の流儀(前編):凡人が世界一を目指すこと .

 

 

批判されるのは期待されている証拠でもある

今を闘う全ての人に

〜本田圭佑が初めてロングインタビューに応じたのは3年前(2011年)

 

自分はまだまだやれると。もっともっとすごいスピードで成長していけると思ってるんで。これから2年後にはどこにいても(プレーしていても)おかしくないとぼくは思ってるんで、必ずやりますよ。

 

〜苦難に満ちた時間を過ごすことになった本田のイタリア移籍。皮肉にも入団会見が最もスポットライトを浴びた瞬間となった。

 

自分の中のリトルホンダに聞いたんだ。「度のクラブでプレーしたいんだ?」と。

彼はこう答えた。「ぼくはACミランでプレーしたい」と。

 

イタリアでの苦悩は想定内。「不安」とはまた違う。

〜期待は失望へと変わり、ブーイングを浴びせられるまでになった。シーズン途中の4月半ば、本田が異例のロングインタビューに応じた。そして胸の内を明かした。

 

そうですね。自分自身にとっては、想定内の部分が多かったので、当然ながらこの移籍を決断した時も「うまくいかないだろうな」っていう部分も分かっていてこっち(イタリア)に来ましたし。実際に来てみて、数字という面では本当に結果が出せなくて、ミランの選手、そして10番として何も貢献できてないと言われても何も言い返すことは出来ないんですけど。

 

でも大事なのは、それを残すためのプロセスというか、手応えというのがぼくにとっては大事で。その感覚は日に日に良くなっています。なので、悔しい思いはしつつ、我慢はしつつも、不安というのとはまた違うかなと思います。

 

一つだけ想定外だったのはメディアからの痛烈な批判

〜試合翌日の紙面には辛辣な言葉が踊った。

 

想像以上とすれば、イタリアメディアの書き方ですよね。

イタリア語の勉強もしてまして、勉強の材料で「新聞」っていうのも素材として先生が持ってきてくれた。その新聞には(自分に対して)良いことが書かれていなかったので、先生も「これ持ってきていいかな?」と気にはしてくれてたんですけど。どうせ悪いコト書いてるんだろ??いいから読み上げてくれと言ったら、案の定なかなか書きよるなと・・・(苦笑)

 

気持ちよくはないですよ。

 

気持ちよくはないですけど、反面嬉しい気持ちもある。だってそうじゃないですか。一試合、二試合ダメで叩かれるんですよ?すごい自分に求めてるものが高いんだなと思うわけですよ。だってぼくに期待してなかったらぼくのことを批判する必要もないんですよ。

 

無視しときゃいいんですから。

 

本田圭佑4

 

 

言葉よりも雄弁なものは「ゴール」という結果

もっとも雄弁なゴールという結果が欲しかった

〜本田はあくまで新参者。パスが入らず孤立する場面が目についた。

 

まずは味方との意思疎通ができてないなと。

当然ですよね。来て一ヶ月、二ヶ月でお互いのことが分かるわけがないので。一日も早く本田とはこういうプレイヤーだと、そしてぼくも皆のプレイを理解する。そのためにはコミュニケーションをまず意識していました。

 

〜入団当初のコミュニケーションは英語だった。それから三ヶ月、本田はイタリア語習得のギアをあげていた。

 

まずはしっかりと自分がこうしたいということを伝える。そして話を聞く。そこでどう自分の意見を飲み込んでもらえるか。飲み込むためには相手の要求を聞かないといけないのか。その交渉事を、練習前、練習後、試合前、試合後、試合中、練習中にチャンスが有ればやる。

 

ただ、こういう交渉事が全てうまく行くタイミングはゴールを決めた後なんですよ。

 

シンプルなんですよ。

海外の人はその辺りが日本人よりもシンプルで、プロセスよりも結果を見る。ぼくはそれが分かってたから、なんとかゴールが欲しかった。

 

もう一人の自分と対話し、苦難に立ち向かう

〜背番号10を背負いながら結果を出せない本田は、戦犯のひとりとして槍玉に挙げられた。「苦手な右サイドではなく、自分が活かせるトップ下をやらせて欲しい!」と監督に訴えたが、聞き入れられなかった。本田に「らしくない」感情が芽生えた。

 

「出たい(ACミランから移籍したい」というか、出るのは選択肢の一つかな?と正直考えたこともあります。やはり状況が状況だったのもあるし、やはり自分のことを理解してもらえないのであれば、出て行くのも一つかなと考えたことがあります。

 

ただまぁそこで自問自答が始まるのが本田圭佑。

もう一人の本田圭佑が「それは違う」と言い始めるわけですよ。「お前は逃げている」「今まではそうじゃなかっただろ」と。

 

自分自身にある責任だと思います。

当然ながらぼくは10番を選んだ責任があると思っています。それは「この格好良い番号を付けたい」とは別の要素だと思うんです。

 

大人だからこそ発生するような責任、無責任なことはしたくないし。

 

〜自らの責任を果たすために、本田がとった行動はシンプルだった。それは監督と徹底的に話し合うこと。

 

監督の部屋に今の段階で5〜6回行ってるんですけど、その度に良くなっています。

例えば最初は「右サイドに張れ。中に入るな」と言っていたのに、うまくいかないから今度は「中に入れ」と言い出した。ぼくはそれでいいと思った。

 

でもネガティブに考えようと思ったら「(以前と)言ってること違うやんけ!」ってことになるんですよ。でもネガティブに考える必要はないから、ぼくはしっかりと受け止めて、それなら俺は次の試合はもっと良くなるよと。

 

ぼくが疑いながらプレーしてる時っていうのはうまくいってないんでしょうね。それはサラリーマンだろうが、どこにいても同じだと思うんですよね。上司の言ってることをダウトしてると、どうしても生産性が上がらない。それをクリアにするためには上司とコミュニケーションを取って、自分で納得するしか無いんですよ。

 

「力み」はゴールが欲しいという強い気持ちからくるもの

〜そして、待ちわびたゴールの瞬間が訪れた。しかし、イタリア代表バロテッリからのお膳立て(パス)を外してしまった。

 

自然現象だと思うんですよ。

ゴールを取りたいがゆえの力みって。その思いが強ければ強いほど力むわけですから。だから、言い換えれば力みたくなければゴールは必要ないと思えばいいわけですから。でもそれは違うと思ってるんで。別に逃げたいわけじゃないんで。批判されたくないのであれば移籍しなければいいんで。だから批判されに行ってるんです。

 

それだけゴールが欲しいんだということを自分で再確認できたんです。

 

だからいいんです。

それだったらもっと行ってチャンスに絡んでシュート10本打てばいい。10本打ったら1本は入るやろと。そんな感覚です。

 

ぼくはバロテッリのパスを外しましたけど、心のなかで笑ってたんですよ。「これ外すか?ホンダ!」って。みんなぼくがすごい泣きそうになってると思ってたかもしれないですが、結構冷静でした。

 

冷静になる時間がありましたからね。

 

 

本田圭佑5

 

 

何度打ちのめされても立ち向かうのが本田圭佑

雑誌の取材で「初ゴール宣言」をした二日後、有言実行の初ゴール

〜ジェノア戦。チームは前半、幸先よく先制。だがその後は防戦を強いられ、苦しい展開となった。劣勢の最中、本田にチャンスがおとずれる。

 

縦パスに抜け出し、相手をかわして、勝利を決定づける値千金のゴール。新聞での宣言通り有言実行してみせた。

 

 

あのシーンは、そこまで考える余裕が無かったんですけど。パッとボールがきて、パッと走ってた感覚だったんで。ただ最後のシーンだけはハッキリ覚えてて、取られるかな?と思ったんですよ。ディフェンス間に合うかな?と思ったんですよ。

 

ラッキーというか、クリアミスしてくれて、ぼくの強い意志がそうさせたんだとすれば、それは嬉しいなと思いますけど。

 

誰もが持つ「生きる力」を伝えたい

追い込まれたら人間、死に物狂いで頑張るもんですよ。

 

例えば、動物も泳ぎ方なんて知らなくても、水の中に放り込まれたら必死で泳ぐんです。だって死ぬもん。生きる力っていうのは、そういう潜在能力を秘めてるんです。やったことがないことが、できてしまうぐらいのものが。だから自分ができないと思ってることは、出来る可能性がありますよということを、ぼくは伝えたいです。

 

この世に、天才などいない

基本的にはですよ。

ゼロとは言わないですけど、天才なんてこの世の中にほぼいないと思います。才能の差は若干なりともあるということも認めます。ただ若干でしょ??ということをぼくは言いたい。

 

ライオンとね、格闘するわけじゃない。馬と競争するわけじゃない。

 

あいつが別の生き物だ、アイツだからだ!という考え方は、馬やライオンにすればいい。そんな天と地がひっくり返るほどの差は無いでしょ?って。だからぼくよりも才能がある選手に、ぼくは勝ってきたし。なぜならそんな差はなかったんですよ。

 

でも、その差を大きなものと見るか、超えられるものと見るかは自分次第。みんな自分の限界を決めてしまって、挑戦することをやめてしまう。だから「夢は叶わない」なんてことになってしまうんです。

 

 

本田圭佑6

 

 

まずは大きな夢を持ってください

子どもたちに「夢は叶う」ではなく、「大きな夢を持ってください」と伝える理由

「 夢が叶う」とは、ぼくは子どもたちに言ったことがないですよ。

 

「大きな夢を持ってください」と子どもたちに言います。なぜそれを言うか。「絶対に叶う」なんてぼくは言ったことは一度もない。ただ、頑張れば叶う可能性はあるわけです。そして頑張るかどうかは自分で決められるんです。

 

だから叶える可能性があるか、無いかは自分で決められるんです。頑張るか、頑張らないか。夢を叶える可能性があるかどうかは、あなた次第ですよと。

 

常にチャンスは本人にある。ただ、頑張るつもりがないのなら、夢なんて叶うわけがない。

 

ぼくはどんな人にも、どんな位置にいる人にもチャンスはあると思う。それを目指すかどうかは、明日からじゃなくて、今日決めるんです。やれることは今日から始めるんです。

 

〜初ゴール後の練習中に左足首を捻挫。腫れがひどく、しばらく試合を欠場することとなった。ビッグクラブの一員として一歩を踏み出したところの、まさかの落とし穴だった。

 

今までの試練が試練すぎて、足首ひねったぐらいでは試練だとは思ってなくて。歩いてたら石ころが落ちてたぐらいの感覚で。蹴飛ばしてしまえばそれで終わりです。

 

〜チームでの存在感は明らかに変わりつつあった。練習中、戯れるチームメイトに物申す姿もあった。

 

(チームのエースの)カカとバロテッリと友だちになりたいとは思ってないですからね。仲は悪く無いですよ。仲は良いですよ。でも、あやかりたいなんて思ったこと無いし。いい意味で「普通に抜いてやろう」と思ってるだけですよ。

 

カカがバロンドール(ヨーロッパ最優秀選手)を獲ったことがあるなら、俺だって不可能じゃないと思ってますよ。すごいですけどね。カカやバロテッリのような身体能力は、ぼくには残念ながら無いですけどね。

 

だから彼らのような豪快なゴールは今後も決められるか、分からないですけど、ただ彼らが持ってないものを持ってるという自負があるので、それを最大限に活かせば世界一に到達できるんだということを、今までやってきや自分を信じて、その信念を貫いていきたいです。

 

ブラジルワールドカップに向けて

この時間がない中で、やれることは限られてるわけです。一番大事なのは、今までやってきたメンバーがどれだけそろうか。そして、そのメンバーがどれだけのコンディションで臨めるか。そして、自分たちが定めた目標をどれだけ信じられるか。この3つだと思うんですよ。

 

もう全世界をね。

「まさか・・・」と言わせることが、ぼくの一つのターゲットですから。それをずっと思い描いてきたわけですから。

 

あとはそれを(ゴールの外に)外すんじゃなくて、ネットの中にボールを飛ばすだけだと。それはぼくが蹴ろうが、人が蹴ろうが良いんですけど、チームとして思い描いたことを具現化するだけです。

 

プロフェッショナルとは?

(この質問に対して)全然準備してないですよ(苦笑)

ちょっと考えさせてください(苦笑)

 

うん。いきます。

 

自分がしている仕事に対して真摯であること。即ち一生懸命であること。真面目であること。

 

それがぼくが考えるプロフェッショナル。真面目というだけで十分プロフェッショナルだと思います。

 

 

今回のミラクリ:未来へのヒント

・人に才能の差はあっても、天と地がひっくり返るほどのものじゃない

・夢の実現に対して頑張るかどうかは自分で決められる。限界を勝手に決めないこと

・自分がやっていることに対して真面目であることがプロフェッショナル

 - フリーランス

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