ミラクリ

鬱から成功するブログ

本田圭佑:プロフェッショナル仕事の流儀:凡人が世界一を目指すこと

 

サッカー日本代表でACミラン所属の本田圭佑選手が「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演されていました。

そこで語ったイタリア移籍の裏側や、苦難の中で考えていたことがとても重要な事ばかりだったので、番組の内容を書き起こして紹介します。(前後編に分かれ、本文下に後編のリンクがあります!)

 

番組名:プロフェッショナル 仕事の流儀

放映日:2014.6.2(月) 22時〜

出演者:本田圭佑(プロサッカー選手)

本田圭佑(2014年6月2日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

main2

スポンサーリンク

全てのことを前向きに捉える本田圭佑選手

奇跡を信じますか?

あるんかな?と思う一方で、ぼくは奇跡はないと言い切りたい。

その意味は、奇跡を起こすのはあくまでも自分の行動だと思ってて、偶然ではないので。いかにも奇跡と言うと、何か偶然で物事が起こったかのような言い方なのですが、そこは必然だったと考えるべきだと思うんですね。

 

弱点は伸びしろの証

〜中東オマーンで行われた最終予戦。猛暑に体力を奪われた本田はミスを連発した。勝負どころでバテている選手が世界一になれるはずがない。それが石垣島合宿を張ると決めた理由だった。

 

肝心なときにゴール前行った時にバテてるわけですよ。それがぼく悔しくて。終盤、相手が疲れてきてても、自分も疲れてくるわけじゃないですか。でもぼくには、余分なエナジーがあって楽しめるぐらいの体力をつけたいし。

 

(これからの走り込み合宿がハードだから)とりあえず救急車だけは呼んどいてもらえますか?(笑)プロフェッショナル史上、撮影中に倒れた人いますか??第一人者になりますよ(笑)

 

〜(走りこみ合宿で)限界はとうに超えている。だがその顔には笑みさえ浮かんだ。

 

なんだってできる。やろうと思えばね。

 

〜自分の弱点から決して目を背けない。揺るぎない信念がある。

 

課題は、まだまだ伸びる証。

この間言われました。「うらやましい。なんでそんなに課題ばっか見つかるん??」って。「アホ!別に見つけたくて見つけてるわけじゃないわ!」って。確かにアホみたいに課題が見つかってくるから、ホンマにね。世界に誇れることが見つかりました。課題の多さです。世界で一番課題が多いと思います。

 

その伸びしろに(可能性を)感じてるんですよ。そこをまだまだ伸びるって。なぜなら俺は体力がないから。

 

小さい頃からぼくは体力なかったんですよ。それがコンプレックスでした。それを克服した時、自分の成長だけが満足なんで、自分のコンプレックスを人に言うのが全然恥ずかしくない。それがスタートなんですよ。

 

(石垣島 走り込み合宿の)10日間ですべてが変わるわけじゃない。でもその10日間でその後のすべてを変えるキッカケにするんですよ。

参考:本田圭佑に学ぶ:「成長する人」と「成長しない人」の決定的な差.

 

本田圭佑3

 

凡人がメッシやクリスティアーノと張り合うこと

無限の可能性を信じて突き進む

〜石垣島合宿最終日。ファンサービスとして、現地の子供たちを集めて即席のサッカー教室を行った。大雨の中でも中止せず、小さい子供が相手でも本田が手を抜くことはない。

 

子供の頃というのは、みなさんも経験したかなと思うんですけど、うまくいかなくて傷ついたりとか、どちらかと言ったらそっちの方が多いと思うんですよ。できた喜びを感じた時よりも。ぼく自身もそうでしたから。でも「いつかは勝つ」と、そういうような考えで練習に励んでましたし。

 

無限の可能性を信じて、諦めずに、夢をしっかりと自分の中心に据えて、自分の道をね、誰にも左右されずに突き進んでほしいなと思います。

 

〜サッカー教室を終えて。参加した子どもたちに。

 

お前らがプロになる頃まで俺がプロでいるかは分からんけど。まぁでも石垣島初のJリーガー、そして海外選手。期待してるから!みんなありがとう。がんばれよ!何でもできるぞ、お前らの年齢だったら。夢は大きく持てよ。

 

「凡人」が世界一を目指すこと

〜(サッカー専門誌の取材で)「あなたほど自分に厳しい人に会ったことがない」と(ロシアの所属チームの)監督が言っていました。あなたの一日のスケジュールはどうなっているのですか?

 

面白く無いと思いますよ。練習して、ご飯食べて、寝るだけです。睡眠時間は7〜8時間です。

 

お話したように、ぼくはこういう人間です。ぼくはただトロフィーが欲しくて、サッカー人生のことだけを考えてきました。トレーニングにも、規則正しい生活が必要ならば、それを実行するだけです。不真面目な事はせずに。それがぼくの生き方です。

 

〜夢に生きる

 

凡人なんですよ。

凡人がメッシやクリスティアーノと張り合おうと思ったら、毎日鬱(うつ)ですよ。すごい本当に色々、すごい考えるから。いかに暗闇にいるか。かなりの変人やと思います。でもそれぐらいギリギリのところで戦ってるという見方もできると思うんですよ。ちょっとでも良くなりたいと。

 

「この苦悩を体験できるのは全世界66億人の中で俺しかいない」

〜ブラジルワールドカップの前哨戦となるコンフェデレーションズカップ2013に乗り込んだ。

 

コンフェデレーションズカップでしっかりと自分のプレーが出来れば、ほとんどのビッグクラブは(選手のスカウトで)見に来てると思いますし、ぼくにとってもかなりのビッグチャンスですよね。優勝を狙いに行くというのは間違いないし。そしたらこの番組が出来上がってる頃(2014年6月)には、「まさかほんまにそのクラブでプレーしてるねんな」ってことになってると思います。

 

〜そんな本田に熱い視線を送る人物がいた。

 

目に止めたのはゲーム終盤までイタリアを苦しめた本田の体力。課題克服のために走り続けてきた日々は、決して無駄ではなかった。ブロンゼッティ氏の情報は、ACミランの成功経営責任者アドリアーノ・ガッリアーニ氏に伝えられた。ACミランはイタリアリーグ優勝18回、ヨーロッパチャンピオン7回という輝かしい実績を誇るビッグクラブだ。

 

移籍市場が開くと、(本田が当時所属していた)ロシアのCSKAモスクワと交渉を開始。2013年の7月末には早くも移籍確実と報じられた。だがその2ヶ月後、本田はまだロシアにいた。移籍交渉は土壇場で決裂。契約切れになる冬まで足止めを食らうことになった。

 

〜鬼気迫る雰囲気で常に練習に取り組んできた本田が時に見せる表情は、心なしか沈んでいるように見えた。

 

いや、がっかりしましたよ。

だけどがっかりする暇はないですよね。「あかんかったな」と。「じゃあしゃあないな」っていう感じですよね。ぼくの場合は困難と向き合ってる時間が長いのか、それを楽しめないようじゃ人生やっていけないと思うんですよね。

 

だからぼくが壁にぶつかった時に自分に言い聞かせるのは、「これを体験できるのは世界で俺しかいない。この状況下における人間はこの66億人の中でぼくだけなんですよね。こんな貴重なことはない。」「目一杯やりきれと。」「目一杯生きろと。」

参考:「自分らしくやっていくしかやり方を知らない」本田圭佑:コロンビア戦翌日会見を聞いて熱くなった!.

 

本田圭佑

 

幾多の苦難にもめげず、ACミラン移籍を勝ち取った

課題を克服することで長所に変える、そしてACミラン移籍決定

〜落ち込むどころか、新たな課題克服に着手しているという

 

やはりゴールに迫るカタチだと思うんですよね。

ぼくがゴールを獲るパターンていうのが、ある程度限定されてて。フリーキックだったりミドルシュートだったり。そこに「右足」というものだったり、いくつかそういう新しいプレースタイル、色々と相手が嫌がるようなことに関してはトライしてみたいなと。

 

〜2013年11月、その成果を試す絶好の機会訪れた。世界ランク5位の競合。ベルギーとの親善試合。

 

後半8分、本田は値千金の勝ち越しゴール。日本代表では初となる「右足」での得点だった。自ら課題を見出し、それを克服することで長所に変える。それが世界一を目指す本田の戦い方だ。

 

〜2014年月からはどちらのチームでプレーするのでしょうか?何を基準にそのチームを選んだのでしょうか?

 

(決定してないので)ちょっとまだ言えないんですけど、ある程度みんなが予想しているところじゃないかなと思います。自分に対する熱を感じたので、一番必要とされてるクラブに行きたいと思っていたので。頑張ります。

 

いつもハラハラ・ドキドキしていたいし、挑戦者でありたい

〜ACミランの背番号「10」を背負うことについて。

 

番号なんてプレーする上で関係ないという人もいるかもしれないですけど。ACミランほどの歴史あるクラブにおいては、番号の重みというのはやはりあって。少なくとも歴代の「10」番を付けた選手というのはぼく自身知ってましたし。なおかつ自分の好きな番号を背負ってプレーしてみたいというのは、移籍してすぐ思いましたね。

 

〜そこにためらいや躊躇は無かったのですか?

 

ええ。

当然ながら批判をされたくなかったり、重圧を背負いたくなければ行動しないことが一番なんですね。でもそういうのは好きじゃないし、やはりハラハラ・ドキドキしてたいし、それが悔しい時があろうとも、常に挑戦者でありたい。

 

それが自分らしくあるために重要な事だし、どうせサッカーをやるんであれば刺激のある10番で、なおかつビッグクラブでプレーしてみたいという気持ちが、自分の中では強かったですね。

 

〜シーズン途中である冬の移籍は、チームに馴染めないリスクも高い。ましてやワールドカップ前のこの時期に調子を落とせばサッカー人生を大きく狂わしかねない。しかしそれらを乗り越えなければ世界一など夢のまた夢だ。

 

限界を作るな。一歩先へ。一歩先へ。

 

〜(移籍会見で)多くの人がホンダは未来にサムライ精神を運んでくると言っているが、サムライ精神とは何か?

 

ぼくはサムライに会ったことがないんだ。サムライ精神が本当にあるのかどうかも分からない。しかし日本男子は、決して諦めず、強い精神力を持ち、規律を重んじるもの。ぼく自身にもそれはある。その精神をピッチ上でも見えていきたい。

参考:本田圭佑選手に学べ!「試練」は目標を持った人にしか訪れない.

 

本田圭佑2

 

実現したACミラン移籍の先にもまた苦難:でも諦めない!

「ミッション・インポッシブル」な状況をエネルギーに変える

〜本田が胸の内を明かした。(いまの移籍フィーバーについて)

 

あくまでもミランパワーですよ。(自分自身への熱では無い。)ぼくからしたら結構冷静で、「何を騒いでんねん」っていうのはある。どうでもいいよね。ここからどうやって本田が入ったことでチームを変化させられるのかという部分が唯一のポイントで、一番大事。

 

〜ACミランは、名門らしからぬ戦いぶりで、前半戦を終えて20チーム中13位。背番号10を背負う本田に名門再建というとてつもない期待がのしかかっていた。

 

正直に今の自分お考えを言うと、すごい厳しいミッションを課せられてるなと考えていて、まぁがっかりされるしかないですね。がっかりされるのは分かってるから。期待されているわけですから。「あぁその程度か」と。

 

その可能性は高いですよね。ぼくのクオリティはそのレベルやから、まだ。こういう問題を分かっててきてるわけですから。ミッション・インポッシブルでしょ。これをうまいこと力に変えていきたいですね。どうせならね。でもいい感じでワクワクしてますよ。

 

〜移籍当初に指揮していたアレグッリ監督は、本田のデビュー戦後に成績不振で解任。セードルフ新監督が就任した。

 

新監督がいい仕事しているなと思う部分があって、チームの和というのをしつこく重視しているなと感じますね。選手としてのぼくができることは、いわゆる勝ちたいという気持ちだったり、チームスポーツの良さをぼくの「個」をもって全体にインフルエンスさせていければ自ずと結果はついてくるという信念で、ブレずにやっていきたい。

 

〜最後の最後でチームメイトとの呼吸が合わない部分について

 

プレーしていて全てにおいてまだ違和感があります。

 

フィットしている感じはどの部分においても無い。例えばボールにも慣れていない感じであったり、サンシーロ(ホームスタジアム)にも手こずっている。あとは味方の動きっていうのが分かりにくい部分がありますよね。その感覚をよく知ろうという努力は可能な限りでしていたつもりではあるんですけどね。

 

自分の弱さは克服できない。毎日それに打ち勝つしか無い

〜弱い自分を打ち負かす

 

常に最初は弱い自分を倒すことから始まるんで。弱い自分が日常から現れない日は無いんで。どんな練習をやってても、それが一生懸命やる練習であれば弱い自分は毎日でてきます。

 

だから解決されることではないですよ。そういう毎日に弱い自分と戦って、信念がちょっとずつ太くなっていくんですよね。それとの格闘をやらないことには、強い信念は磨かれてこないですから。

 

〜本田にとって重要な岐路となる試合が近づいていた。チームの勝利に貢献できない背番号「10」に存在意義はない。だがカリアリ戦の終了間際にアシストを記録し、チームの勝利に初めて貢献。崖っぷちで踏みとどまった。

 

〜(移籍当初は)「ミッション・インポッシブル」だということでおっしゃっていましたけど、今のところそれが「ポッシブル」に変わりつつあるのでは?

 

まぁ先は長いですからね。

ひとつひとつ課題をクリアしていって、悪いところは改善していく。さらに一番大事なのはミスすることを恐れないということでしょうね。年齢を重ねるごとに求められてくるのは「安定」だったりするじゃないですか。

 

そのバランスは取れる選手でありたいとは思うんですけど、でもミスを恐れずに、時には若手みたいなミスをするようなチャレンジもできる姿勢。そういうものが成長するポイントじゃないかと思うんですよね。

 

だからその辺はバランスよくいきたいなとは思っています。

 

 

後編はこちら

本田圭佑:プロフェッショナル仕事の流儀:この世に天才などいない.

 

今回のミラクリ:未来へのヒント

・何においても「運頼み」にせず、自分のプロセスを大事にする姿勢がすばらしい

・「夢と現実」への向き合い方はもっと研究されてもいいところだと強く感じた

・弱さは克服できないからこそ、それに勝ち続ける行動が大事

 - フリーランス

記事下アドセンス

記事下アドセンス

RELATED ENTRY

-関連記事-

no image
「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由(杉本宏之)」が刺さりすぎた!
逃げろ
逃げろ、そして「自分の社会」をつくって生き延びろ。

    「逃げるな!」 そう言われて育った人が多いでしょうが、逃げるという選択肢を知らないと大変なことになります。苦しい状況にあっても粘り続 …

ジェフ・ベゾス
なぜ経営者の考えは朝令暮改なのか?

  会社勤めの時は経営者の考え方がコロコロ変わることに辟易し、「言ってたことと違う」「朝令暮改は悪」「一貫性がない」などと批判もしていたものです。でも …

本田圭佑5
本田圭佑:プロフェッショナル仕事の流儀:この世に天才などいない

  サッカー日本代表でACミラン所属の本田圭佑選手が「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演されていました。 そこで語ったイタリア移籍の裏側や、苦難の中 …

フリーランス
安心しろ! あなたは才能が無いからこそ、フリーランスになるのだ。

    「フリーランス」と言えば、「何か特殊な才能があった人」「専門スキルを持っている人」というイメージがありますが、実はそんなことはありま …

スクリーンショット 2014-04-27 09.20.31
起業家(藤田晋)「孤独、憂鬱、怒り、それを3つ足してもはるかに上回る希望」に共感

  サイバーエージェント代表の藤田晋さんの著書「起業家」がおもしろかったです。 これは起業家として仕事をする人以外の人も、一度読んでみたほうがいいです …

孤独
月20日間も孤独! ひとりで仕事する人が教える「ぼっち」の重要性

    久しぶりに過去3ヶ月間のスケジュールを解析してみました。 すると月に「20日間は孤独に仕事」をしており、残り「10日は会食・打ち合わ …

ベッド・イン
異色の地下セクシーアイドル「ベッド・イン」が色々ヤバイ!

  90年代、そうバブル時代を思わせる地下セクシーアイドルの「ベッド・イン」をご存知ですか!?   服装から髪型、PVの演出、Twitter …

writer
その道20年以上の作家に聞いた「好きなことを仕事にする」ということ

「大好きなデザインの仕事で食べていきたいのですが、不安ばかり大きくなっています。どうすれば踏み出せるでしょうか?」 こんなメッセージをいただきました。ありがとう …

好きな仕事で生きていく諦める
「好きな仕事で生きていく」なんか、もう諦めなさい。

    「”好きな仕事で生きていく”なんか、もう諦めなさい。」   今までにそんなことを何度か言われてきた。 ぼくとしては「好きな …

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です