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【居場所がない人の心理と対処法】居場所がないと思ったとき楽になる考え方とは?

「ここには居場所がない…」

そう感じたことはありませんか?

居場所がないと感じると、一気に居心地が悪くなりますよね。

そして居心地が悪いと、他の所に行きたくなるものです。

家族、学校、会社、コミュニティなど。

今いる環境になじめない場合は、どうすればいいのでしょうか?

そこで今回は、居場所がない人の心理的原因、対処法について解説します。

また、居場所がないと感じたとき楽になる考え方も紹介しますね。

「居場所がない」とは?

「居場所がない」とは、具体的にどういうことなのでしょうか?

イメージでは分かりますが、言葉にするのは難しいですよね。

個人的な定義を紹介します。

「居場所がない」からは「孤独(孤立)」を連想しますが、決してそうではありません。

「みんなと一緒にいるのに寂しい」が、居場所がないということです。

どんな時に居場所がないと感じる?

では、どんな時に居場所がないと感じるのでしょうか?

参考例を以下にまとめてみました。

  • 会社になじめないとき
  • 飲み会の途中にふと寂しくなったとき
  • 期待に応えられないとき
  • 人と喧嘩したとき
  • 思い通りの結果が出せないとき
  • 失敗ばかりのとき
  • 大切な人とすれ違っているとき

環境になじめない、あるいは物事や人間関係がうまくいかないときですね。

人生が充実していないとき、とも言えるでしょう。

「居場所がない」と感じる心理的原因

では、なぜ居場所がないと感じるのでしょうか?

ここからは、その心理的原因を紹介しますね。

ネガティブなセルフイメージを持っている

居場所がないと感じるのは、ネガティブなセルフイメージを持っているからです。

ネガティブなセルフイメージとは、以下のようなものです。

  • 私は人に好かれたためしがない
  • 自分は性格が悪い
  • 人見知りだ
  • 口下手である
  • どうせ人を失望させる

つまり、「自分には価値がない」と思い込んでいるということですね。

そのような状態では、環境になじめないのも無理はありません。

自己肯定感が低い

居場所がないと感じるのは、自己肯定感が低いからでもあります。

自己肯定感(セルフエスティーム)とは、自己価値に関する感覚のこと。

「自分はかけがいのない存在だ」と信じられる感覚です。

自己肯定感が低いと、どこへ行っても気後れしてしまいます。

「私は愛される資格がない」と思い込んでいる

居場所がないと感じる人は、「私は愛される資格がない」と思い込んでいます。

愛される資格がないのだから、慕われるわけがない。

友達ができるはずはないし、人目を引く存在になれるはずもない。

少しばかりキツい表現になりますが、自ら居場所を手放しているとも言えますね。

人間関係に関するトラウマがある

居場所がないと感じるのは、人間関係に関するトラウマのせいかもしれません。

以下のような経験がありませんか?

  • いじめ
  • 裏切り
  • 失恋
  • 嫌われた

その出来事が衝撃的であればあるほど、心の傷は深くなります。

そして無意識に、現在の行動に影響を与えるのです。

期待に応えられず、消極的になっている

人の期待に応えられず、消極的になっているときも居場所を見失いがちです。

たとえば上司から任された仕事で大失敗したとき、「合わせる顔がない」と言いますよね。

期待を裏切ってしまったときは惨めな気持ちになります。

「居場所がない」と思ったとき楽になる考え方

「居場所がない」というのは、あくまでも自分自身の感覚です。

人に言われたのでなければ、考えを変えるだけで解消できるかもしれませんよね。

ここでは、居場所がないと思ったとき楽になる考え方を紹介します。

他人は自分が思うほど、自分のことを気にしていない

これは金言ですよ。

「そうかな〜?」と思うでしょうか。

では、自分に置き換えて考えてみましょう。

昨日の上司の服装を覚えているでしょうか?

友達の髪型や持ち物が変わったことにすぐ気付けるでしょうか?

多くの場合「No」だと思います。

そう、他人は自分が思うほど、自分のことを気にしていないのです。

誰にでも浮き沈みはある

これも大切な考え方です。

SNSを見たり、テレビを見ると、自分以外はみんな成功者のように思えますが、実はそうではないのです。

自分の人生がうまくいっていない時ほど、人の人生はまぶしく映るものですよ。

浮き沈みは誰にでもあるのです。

万人に好かれる人間は存在しない

これは今一度認識したい言葉ですね。

万人に好かれる人間は存在しない。

それはつまり、「誰しも、誰かには嫌われる」ということですね。

たとえば完全な善人がいたとしても、見る人が見れば「嘘くさい」になります。

好かれキャラの人だって、誰かには「ああいうタイプは苦手」と言われているのです。

ここだけが世界ではない

これも今一度認識したい言葉ですね。

人生に息詰まると、人は極端に視野が狭くなります。

「会社を辞めることはできない…」

「付き合いを止めることはできない…」

そんなセリフからも分かるように、視野が狭くなると、選択肢も狭めてしまいます。

でも、一歩外に出れば別の世界が広がっていますよ。

転職、引っ越し、移動、付き合う人を変える…など。

選択肢はいくらでもあるのです。

人に原因があることは、人のせいにしていい

人に原因のあることまで、自分で背負う必要はありません。

人のせいであることは、人のせいにしていいのです。

もちろん自分を省みることは大切ですが、しんどい時ぐらい責任を手放そうじゃないですか。

仕事の失敗、トラブル、いざこざ、すれ違い…など。

人のせいにできることはさっと片付けて、心をスッキリさせましょう。

居場所を作るための対処法

さて、居場所を作るためにはどうすればいいのでしょうか?

できれば安心できる、居心地のいい場所を作りたいですよね。

ここでは、その対処法を紹介します。

セルフイメージをポジティブに改善する

まずは先ほど説明した「セルフイメージ」を改善しましょう。

改善例は以下のとおりです。

  • 人から好かれたためしがない → 個性的である
  • 自分は性格が悪い → 自然体で正直
  • 人見知りだ → 思慮深いところがある
  • 口下手である → 本音しか言わない
  • どうせ人を失望させる → 期待に応えることもある

辛い経験があっても、トラウマになった過去があっても、ポジティブに解釈するのです。

頭で考えるだけでは難しいので、↑のように紙に書き出してください。

考えを強引に書き換え、それを何度も眺めれば、少しずつ変わってきますよ。

得意分野を披露する

居場所を作るためにも、ぜひ人に得意分野を披露してみてください。

雑学、ゲーム、芸能、学問…など、何でも構いません。

自分の得意分野を披露すれば、思わぬ評価が得られるかもしれませんし、共通の趣味を持つ人と出会えるかもしれませんよ。

ネットで発信し、つながりを作る

先ほどの話とリンクしますが、つながりを作るためにはネットの発信も重要です。

ブログやSNSに好きなことを投稿すれば、次第に共鳴する人が集まりますよ。

ぼくの知人にも、ネットで人生を変えた人がたくさんいます。

みんな口々に、「こんな事に人が集まるなんて、思いもしなかった」と笑いながら言っています。

*ブログを本気で始めたいなら、専門家に相談するのも手ですよ。

他者との比較をやめる

「居場所がない」というのは、あくまでも自分自身の感覚です。

多くの場合、本当に孤立しているわけではありませんよね。

では、なぜ居場所がないと感じるかというと、他者と比較しているからです。

「あの人は自分より好かれている…」

「あの人は自分より成功している…」

そんな思いが孤独を感じさせるのです。

人のことはもういいじゃないですか。

自分の人生に集中しましょうよ!

定期的に「一人の時間」を作り、頭と心を整理する

居場所を作るためには、健康的な心理状態が欠かせません。

ですから、定期的に「一人の時間」を作り、頭と心を整理しましょう。

誰にも気を使わずに、好きなことに没頭してください。

すっぴんでも、パジャマでも構いませんし、一人で出かけても構いません。

心身ともに充電できれば、それでいいのです。

水島広子さんの著書「「自分の居場所がない」と感じたときに読む本」に、以下のように書かれていました。

自分の心が平和だと、「あの人は話しやすい。感じが良い」と思われる。

引用元:「自分の居場所がない」と感じたときに読む本(水島広子)

これも金言だと思います。

家族や親友を大切にする

居場所がないと感じるなら、まずは自分の原点を大切にしましょう。

家族や親友の存在です。

大切に思う人をもっと大切にすれば、居場所を実感できますよ。

「帰る場所がある」と思えたら、もっと思い切って挑戦できるはずです。

笑顔と挨拶をより意識する

居場所を作るためには、声をかけてもらいやすい人間であることも大切です。

そのためには笑顔と挨拶ですね。

この2つができるだけで人間関係は円滑になりますよ。

難しい顔で黙っている人に話しかけようなんて、誰も思いませんから。

身近な人との接点を増やす

居場所を作るためにも、今まで以上に身近な人との接点を増やしましょう。

参考例は以下のとおりです。

  • 同僚とランチに行く
  • 上司と飲みに行く
  • ママ友の家に遊びに行く
  • 関係者とお茶をする
  • 尊敬する人と食事をする

SNSもそうですが、「多くの人に認められたい」と思うほど心は疲弊していきます。

逆に身近な人を大切にし、そこから和を広げていけば、居場所は強固になりますよ。

居場所は必ずある。まだ気づいていないだけで!

何度か言いましたが、「居場所がない」は、あくまでも自分自身の感覚です。

多くの場合、本当に孤立しているわけではありません。

考えを変えるだけで解消できる場合もありますし、具体的に行動することで改善できる場合もあります。

居場所は必ずありますよ。

社会生活にはなじめなかったのに、ネットの世界になじんだ人もいるじゃないですか。

それも立派な居場所です。

どうか、これ以上苦しまずに、自分の居場所を見出してくださいね!

*「ダメな自分が許せない」もあわせて改善していきましょう。

ミラクリから一言

居場所はある。必ず。

トシノリ
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