人間関係

【キレやすい人の10の特徴】すぐキレる人の上手な扱い方とは?

キレやすい人が身近にいると、困りますよね。

下手なことは言えないし、機嫌を損ねるようなこともできない…。

ちょっとでもあの人の気に障ると、ヒステリックに怒りだすからなぁ…。

そんな過剰に気を使わなければならない人間関係は、誰にとってもストレスフルです。

キレやすい人は、頭に血が上ったら理性がきかなくなる厄介者。

プライドが高く、せっかちなことに加えて、複雑な性格の持ち主でもあります。

そのような人とうまく付き合うためには、「キレるのは性格のせいだ」という前提を持ち、ほどほどに立てるか、適度な距離を保ちましょう。

今回は、キレやすい人の特徴と、すぐキレる人の上手な扱い方を紹介します。

キレやすいとは?

キレるとは、突然怒ったり、見境がなくなったりすること。

つまりキレやすいとは、頭に血が上りやすい(短気)ということです。

「些細なことですぐキレる」というような言い方をします。

「キレる」と「怒る」は微妙に違う

「キレる」と「怒る」は、微妙に異なります。

以下に両者の違いまとめてみました。

  • 怒る:コントロール可能
  • キレる:コントロール不能(衝動的)

「怒る」は、自分で感情を制御でき、周りの人がなだめることも可能な状態。

一方で「キレる」は、自分で感情を抑えられず、周りの人も手がつけられない状態です。

「キレたら手がつけられない」と言いますが、まさにそういう状態ですね。

キレやすい人の扱い方は難しい

キレやすい人の扱い方は、本当に難しいですよね。

正しいか間違っているかに関係なくキレるのですから、周りからは「腫れ物」のように扱われているはず。

機嫌を損ねないように注意しつつ、気を使っていることがバレないようにしなければなりません。

このような人が身近にいると、ストレスが溜まるでしょう。

キレやすい人の10の特徴

では、キレやすい人には、具体的にどんな特徴があるのでしょうか?

主なポイントをまとめてみました。

頭に血が上ったら理性がきかなくなる

キレやすい人は、頭に血が上ったら理性がきかなくなります。

怒りで我を忘れることは誰にでもありますが、その頻度が著しく多いのです。

「今日こそは大人しくしていよう…」と思っているのに、ふとした発言にイラッとしてしまう。

理性の鍵が外れてしまったら、もう手がつけられません。

熱しやすく冷めやすい

キレやすい人は、熱しやすく冷めやすいところもあります。

親友と白熱した議論を交わしたあと、何事もなかったかのように肩を組んでいる。

部下を思いっきり罵倒した次の瞬間には、落ち込んだ部下をはげましている。

瞬間湯沸かし器のようにキレたらすぐに冷静になるので、二重人格のように映るでしょう。

プライドが高い

キレやすい人は、プライドが高いところもあります。

プライドが高く、理想も高いからこそ、ちょっとしたことでイラッとするのです。

また、誰かに意見されることも極端に嫌います。

これも「自分の考えが絶対に正しい」というプライドからきているのでしょう。

せっかちで、すぐにイライラする

キレやすい人は、ほぼ例外なくせっかちです。

おっとりした性格なら、イライラすることはありませんからね。

居酒屋でドリンクが出てくるのが遅いと、すぐに「店長を出せ!」と言ったり。

予期せず高速道路が渋滞していたりすると、車内でブチギレるでしょう。

せっかちなせいで、周囲の人も迷惑を被ります。

複雑な性格の持ち主

キレやすい人は、複雑な性格の持ち主でもあります。

以下のような特性を、最低でも2つは持っているでしょう。

「ナルシストなのにコンプレックスが強い」とか、「自分に自身がないのに支配欲がある」といった相反する特性を持っている。

それゆえに現実を受け入れることができず、そのもやもやが「キレる」という形で表面化するのです。

キレやすい人に対して常識的な対応をしても、ほとんどはうまくいきません。

打たれ弱いから、過剰に防衛本能が働く

表面的にはそう見えませんが、すぐキレる人は打たれ弱いところがあります。

だからこそ過剰に防衛本能が働き、キレてしまうのです。

たとえば会議でプレゼンしている最中に、上司に指摘されたとしましょう。

その瞬間に「だったらあなたがやればいいじゃないですか!」とキレるのは、防衛本能の表れ。

言い負かされたくない、恥をかきたくない、失敗したくないという気持ちが、「キレる」という行為に集約されているのです。

すぐにキレるのは、自分を守るためなのかもしれませんよ。

性格が細かすぎるせいで、許せないことが多い

すぐにキレる人は、非常に細かい性格をしています。

以下のようなことには、とくにこだわるでしょう。

  • 常識
  • モラル
  • 正義
  • 時間
  • 理想
  • 美意識

飲食店ですぐに文句を言ったり、店員さんに腹を立てるのは、自分の中に「かくあるべき」という理想があるから。

美意識も高いので、人の書類の作り方ひとつにもストレスを感じます。

そのストレスを自分で処理しきれないときに、キレてしまうのです。

怒ることで人よりも優位になろうとする

すぐキレる人は、怒ることで人よりも優位になろうとします。

大きな声で言いたいことを言ったほうが得だと本能的にわかっているからです。

たとえば会社でも、物静かで真面目な人よりも、豪快で声の大きい人のほうに注目が集まりますよね。

テレビ局もたった数件のクレームを気にして、番組の方向性を変えると言います。

それが正しいかどうか、その人が優秀かどうかに関係なく、人は声の大きい方に注目してしまうものなのです。

人を選んでキレる小心者

キレやすい人は、実は人を選んでキレています。

前述しましたが、実は打たれ弱い性格であるため、言い負かされそうな人には絶対に手を出しません。

選ぶのは、簡単に言い負かせる人か、実力が同等くらいの人。

このような選別をしている時点で、実は小心者と言えるでしょう。

(この特徴は、口が悪い人とも共通しています。)

実は自己嫌悪に苛まれている

キレやすい人は、実は自己嫌悪に苛まれています。

あたりまえですが、事あるごとに怒りを爆発させ、周囲の人から疎まれるのが好きな人などいません。

心の中では、以下のように考えているのです。

  • もうキレたくない
  • 相手の言い分のほうが正しい
  • みんなに煙たがられているのはわかっている
  • 人のアドバイスを素直に聞きたい
  • もっと優しくなりたい
  • 嫌われたくない

本当はキレたくないのに、感情を抑えることができない。

人のアドバイスに耳を傾けたいのに、いざその時になると拒絶してしまう。

それこそがキレやすい人が抱える苦悩です。

キレやすい人の上手な扱い方

キレやすい人は気難しいので、できれば近づきたくないですよね。

でも、会社の上司や家族がそうだった場合、縁を切るわけにもいかないでしょう。

ということでここからは、キレやすい人の上手な扱い方を紹介します。

「キレるのは性格のせいだ」という前提を持つ

まずは、「キレるのは性格のせいだ」という前提を持ちましょう。

つまり、「あの人がキレるのは自分のせいではない」と考えることです。

そうしなければ、怒られるたびに自己嫌悪に陥り、自信をなくしてしまいますよ。

気持ちを楽にするためにも、相手にこっそりレッテルを貼ってください。

決して否定せず、ほどほどに立てる

キレやすい人とうまく付き合うためには、決して否定せず、ほどほどに立てること。

キレやすい人は否定されることを何よりも嫌いますし、かと言って肯定しすぎると増長します。

ですから、「ん?」と思っても笑顔で受け流し、「すごいですね」「さすがです」のような言葉でかるく肯定しましょう。

否定語を使わないだけで、キレやすい人の反応はグンと変わりますよ。

揉めそうになったら、冷静に、丁寧語で、事実関係を整理する

キレやすい人と揉めそうになったら、冷静に、丁寧語で、事実関係を整理しましょう。

「言った、言わない」の議論は、たいてい声の大きいほうが勝つもの。

モラルや正義のような答えのない議論に関しても同様です。

ですから、トラブルがあったときは、どんなことを言われても冷静でいてください。

「まずは最初から整理しましょう」

「ここでAさんがこう指示しました。それにBさんはこう対処しました。間違いないですね?」

こんな具合で対処していけば、キレやすい人もすぐにクールダウンするでしょう。

適度な距離を保つ

キレやすい人の存在がストレスになっているなら、適度な距離を保つのも手ですよ。

縁を切れるならそうするのが理想ですが、無理ならせめて心のシャッターだけでも下ろしてください。

人間関係のストレスは少しずつ心を蝕みますので、早めに対処しましょう。

適度な距離感で接していれば、攻撃されることはなくなります。

精神腫瘍科の医師が語る、キレやすい原因とは?

「キレやすい人が増えている」ということが盛んに言われるようになりました。

若者をはじめ、中高年世代にもすぐキレる人が一定数いるとのこと。

その原因は、どうやら「脳」にあるみたいですよ。

聖路加国際病院・精神腫瘍科の保坂隆氏は、「(脳の)前頭前野が未発達であること」がキレる原因だと語っています。

そのメカニズムを以下に引用しますね。

人間の脳には前頭前野という部位があり、ここが物事全体を把握して、欲望や感情を抑える働きをしている。

腹が立つことがあっても、ここは大人の対応をしよう、というような判断を下すのがこの部分。

(*中略)

脳は使えば使うほど発達するが、使わなければ発達しない。

したがって、子供の頃、我慢や抑制をせずに育つと、この部分の発育が弱くなる。

引用元:プレジデント・オンライン

上記を要約すると、我慢することを知らずに育った人は、感情を抑制する力が乏しいということですね。

もっとわかりやすく言うと、空気を読めない人になるということです。

キレやすい原因が脳にあるなら、周りの人がどうにかするのは難しいでしょう。

まずは自分の身を守りつつ、その人が成長するよう根気強く接することが重要です。

キレやすい人には決して対抗しないこと!

キレやすい人への対処法として、最も大切なのは決して対抗しないことです。

「やられたらやり返す」の精神では、一向に解決しませんよ。

キレやすい人に対抗したところで、さらに激しく罵倒されるだけ。

万が一逆恨みでもされたら、事あるごとにターゲットにされるでしょう。

ですから、ほどほどに立てるか、適度な距離を保つこと。

揉めそうになったら、冷静に対処してくださいね!

*空気が読めない人の特徴は、以下の記事をご覧ください。

ミラクリから一言

キレやすい人って、何をどうしてもキレますよね。

トシノリ
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