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【発達障害の体験談】家族に対しても攻撃的だった子供が大人になるまで

小学校2年生のときに、「発達障害の可能性がある」と診断された女性の体験談を紹介しています。

機嫌を損ねると、幼児だった妹や弟も攻撃してしまい、学校の先生の言うこともきかない。

そんな攻撃的な子供が大人になるまでには、どんな苦労があったのでしょうか。

もうすぐ成人というところまで成長するためには、家族をはじめとする周囲のサポートが必要不可欠だったそうです。

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体験談を語ってくれた人

体験談を語ってくれた方:Tさん(10代・女性・専門学校生)

家族構成:両親、妹、弟

発達障害になった時期:小学校2年生のとき

小学校2年生のときに発達障害と診断された

私は専門学校に通っており、もうすぐ20歳になる者です。

よろしくお願いします。

私は小学2年生の頃に、両親に連れられて支援センターへ行き、発達障害の可能性があると診断されました。

診断結果によると、完全に発達障害とは断定できないけれど、その可能性がある。

いわゆる「グレーゾーン」だったそうです。

生活していく上で発達障害が支障になることはあまりありません。

今でも感情のコントロールに苦しむことはありますが、できるだけ気にしないようにしています。

成長が遅く、協調性がなかった幼稚園時代

私には双子の妹と弟がいます。

2つ年下の妹と弟が生まれてから、母と父は育児にてんてこ舞いになり、私のことは放ったらかしになり、私は次第に1人で遊ぶようになりました。

積み木で遊びだしたら一人の世界に入ってしまい、泣き叫んだりはしない。

自分で言うのもなんですが、手のかからない子だったようです。

話し始めるのが遅かったそうですが、両親は「成長には個人差がある」といって、そこまで気にかけなかったそうです。

その後、3歳頃には会話ができるようになり、幼稚園にも通いはじめました。

幼稚園でも相変わらず、お友だちと遊ぶより一人遊びが大好きだったようです。

絵を書いたり、本を読んだりすることが多く、積極的にお友だちを作るような感じではありませんでした。

逆に、自分が一生懸命に絵を描いているのを邪魔されると、ものすごい剣幕で怒ったりして、お友だちと揉め事になることが多かったそうです。

機嫌が悪いと妹と弟を家から追い出そうとする、激しい性格

それは家でも同じでした。

両親には、妹と弟よりも自分を優先してもらわなくては気がすまなくなり、事あるごとに感情を爆発させていたそうです。

ですから、両親はいつも私に注意を払わなくてはいけなかったと言います。

あるとき両親が話し合い、「双子にかかりっきりで放ったらかしにしているのが原因なんじゃないか」という結論になったそうです。

その後、両親は私に優しくしてくれたのですが、当時の私はあまりにもひどかった。

私は覚えていませんが、大人の力をもってしても制御できない状態だったそうです。

機嫌のいい時は下の子達を可愛がり、よく一緒に遊んであげるのだけれど、機嫌が悪くなると怒って家を追い出そうとする。

そんなわがまま放題の私に対する我慢が限界に達し、ある時から母によく叱られるようになりました。

「私だけのお母さんでいて欲しいのに、いつも妹弟の味方をする、ひどい!」

叱られる理由が理解できない私は、そんなことをよく思っていました。

みんなと同じことを学ぶ状況が嫌になり、学校に行けなくなった

小学校に通いだしてからは、別の問題がでてきました。

なぜだかわかりませんが、学校の授業が細かく区切られていることに納得がいかず、ストレスを抱えるようになったのです。

私は算数と理科の実験が好きで、もっと続けたいのに、チャイムが鳴るとやめなくてはいけない。

そして好きではない体育や書道をしなければならないのが、どうしても嫌だったのです。

先生になぜ途中でやめなくてはいけないのかと質問しても、それは決まりごとだとか、好きなことだけではなく不得意なことも学ばなくてはいけないだとか、納得できないことばかり言われました。

そして、ついに学校に行くことさえも嫌になりました。

みんなと同じことをしなければ怒られるため、腹が立ってどうしようもなくなることばかりたったからです。

この時期は、2日ほど学校に行ったら3日休む。

そんなことの繰り返しでした。

発達障害支援センターで診察をしてもらった

両親は、そんな私のことを学校の先生とよく相談していたようです。

機嫌の悪いときは聞き分けができなくなること、自分の思い通りにならないと怒り出すこと、納得できないことはやらないこと、など。

他の生徒とは明らかな違いがあるため、支援センターに相談したほうがいいのではないか、と言われたそうです。

また、非常勤のカウンセラーに相談したときも、支援センターでの相談を勧められたそうです。

そんなわけで発達障害支援センターへ行ってみたところ、「発達障害の可能性がある」と診断されてしまいました。

支援センターで治療を続け、症状が少しずつ改善

両親はとてもショックだったようですが、「発達障害は改善できる」ということがわかり、少しだけ安心したそうです。

発達障害であることがわかったことで、それまで叱ってでも学校へ行かせようとしたことを反省し、学校や親しい友人などに私の症状を説明して、協力を仰いでくれました。

それからは、学校の先生に何かを無理強いされることはなくなりました。

授業を聞いていられなくなったら、支援学級や保健室に行かせてくれました。

両親は幼稚園の延長保育や学童などを利用して、私が妹や弟たちと一緒に過ごす時間を極力減らしてくれました。

また、近所の発達障害支援センターに週2回ほど通い、大好きな先生とたくさん話をしたり、一緒に遊んだりしました。

地道な治療を続けていくに連れて、あまり気がすすまないことにも着手できるようになってきました。

多少の我慢ができるようになったのだと思います。

コミュニケーション能力などの問題はあるけれど、前向きに生きていく

周囲のみなさんの協力のおかげで、私は中学にも進学できました。

高校にも進学でき、問題なく学生生活を送ることができました。

そして、専門学校にも進学できました。

今でも得意・不得意が極端だったり、人間関係の問題を起こしがちだったり、コミュニケーション能力に問題があったり。

相手の気持ちを読み取るのが下手だったり、人が悲しんでいるときの感情が理解できなかったり。

いろんな欠点があります。

発達障害の症状は今でもまだありますが、そこまで大きな問題にはなっていません。

これから就職活動をしていくなかで、発達障害が重荷にならないか心配ではありますが、なんとか前向きに頑張っていきたいと思います。

まとめ:大人も発達障害になる可能性がある

小学校2年生のときに発達障害と診断された、Tさんの体験談でした。

「発達障害の可能性がある」という曖昧な診断だったようですが、症状を見る限り、発達障害である可能性が高いですよね。

比較的早く発達障害に気づけたこと、周囲の協力を得られたことで、20歳を目前に控えた今では社会生活に問題がないレベルまで改善しているようです。

発達障害というネーミングからは「子供の病気」を連想しがちですが、実はそうではありません。

自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害が、大人になってから急に顔を出すケースもあるようです。

ちなみに発達障害になる人の割合は、およそ1%〜10%ほど。

先天的な特性であるため、具体的な治療法はまだ見つかっていません。

発達障害の特性を生かせる仕事を見つけること

発達障害の人は、仕事をする上で困難にぶつかるでしょう。

会社組織のなかで人間関係に苦労したり、遅刻や欠勤が多かったり、ルールを守れなかったりして、同僚から疎まれることもあるかもしれません。

ぼくの知り合いにも発達障害の人が何人かいますが、彼らも一時的に多大な苦労をしたようです。

でも、今ではその特性を生かせる仕事を見つけ、いきいきと働いていますよ。

たとえば次のような仕事です。

  • 編集者、ライター
  • プログラマー
  • デザイナー
  • イラストレーター
  • 起業家、フリーランス

発達障害という精神疾患は、よく言えば人と違った視点をもたらしますので、ユニークな視点が要求される職種を見つけるといいでしょう。

いろんなトラブルがあったとしても、仕事で結果を出せれば社会生活も楽しくなるはず。

会社員を辞めてフリーランスになる、というのも選択肢の1つです。

ミラクリから一言

発達障害の知人たちは、みんなユニークです。

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